2016年8月22日 報道関係各位 ツーリズムEXPOジャパン推進室 「インバウンド」、「地方創生」、「人材育成」、「ユニバーサルツーリズム」 これからの日本の観光の未来を担う注目取組の数々が勢揃い! 第 2 回ジャパン・ツーリズム・アワード 各賞決定! -飛騨高山国際誘客協議会が大賞を受賞取組名「官民協働での外国人観光客の誘致・受入」 公益社団法人日本観光振興協会と、一般社団法人日本旅行業協会は「ツーリズムEXPOジャパン 2016」 【会期:2016 年 9 月 22 日(木・祝)~25 日(日)】の開催に先立ち、「第 2 回ジャパン・ツーリズム・アワード」 (審査委員長:本保芳明 首都大学東京特任教授 東京工業大学特任教授)の各賞を決定しました。 大賞は、「飛騨高山国際誘客協議会」の「官民協働での外国人観光客の誘致・受入」が受賞しました。「日本 の地域におけるインバウンドへの取り組みの先駆的なモデルで、地道かつ息の長い取り組みが外国人観光客 をひきつけており、周辺地域も巻き込んだプロモーションでさらなる拡大が期待できる」、といった点が高く評価 されました。 今年の受賞した各団体の取組の傾向としては、大賞の「飛騨高山国際誘客協議会」にみられるような、2020 年に向け更に盛り上がりを見せる「インバウンド」をはじめ、地方の魅力をツーリズム事業を通じて発掘するとと もに、それらの取組を地域活性に繋げていく「地方創生」、障害のある方が旅行をより楽しんで頂く取組である 「ユニバーサルツーリズム」といった特長あるテーマが見られました。 また、審査の視点として「先駆性・発展性」、「持続性」、「社会性」をポイントとした結果、「持続性」の観点から 長年にわたり実績を積み重ねることでブランド化したテーマや人材育成に関する取組の受賞も目立ちました。 ジャパン・ツーリズム・アワードは、「ツーリズム EXPO ジャパン」とのシナジー効果により、国内・海外の団体・ 組織・企業の持続可能で優れた取組を表彰することで、ツーリズム業界の発展・拡大に寄与することを目指して おり、募集は国内・訪日領域、海外領域、UNWTO(国連世界観光機関) 部門※の 3 つのカテゴリーとし、連続 応募および連続受賞を可とすることにより応募取組の継続性・発展性を重視しています。 第 2 回目となる本年度は第 1 回を上回る総数 158 件(2015 年第 1 回は 133 件)の応募をいただき、最も応募 が多かったのは国内・訪日領域ツーリズムビジネス部門の 54 件でした。 各受賞者については別紙をご覧下さい。 表彰式は本年 9 月 22 日(木・祝)のツーリズムEXPOジャパン 2016 開会式に続いて執り行います。 ※UNWTO 部門賞:UNWTO と連携し、観光業の責任ある持続可能な発展のための重要な規範である 「世界観光倫理憲章」の趣旨に沿った活動を対象 本件に関するお問い合わせ 第 2 回ジャパン・ツーリズム・アワードについて ・・・・ 事業担当 石井雅郎 ツーリズム EXPO ジャパン 2016 全般について ・・・ 広報担当:石井悦子 電話:03-5510-2004 E-mail:[email protected] 1 第 2 回ジャパン・ツーリズム・アワード受賞者 (別紙) ◆大賞(1 点) 飛騨高山国際誘客協議会 <2 年連続受賞/第 1 回部門賞受賞> 取組内容・評価ポイント 「官民協働での外国人観光客の誘致・受入」(国内・訪日領域 地域マネジメント部門) 日本の地域におけるインバウンドへの取り組みの先駆的なモデル。地道かつ息の長い取 組が外国人観光客をひきつけている。周辺地域も巻き込んだプロモーションでさらなる拡 大が期待できる。 外国人観光客で賑わう古い町並み <国内・訪日領域> ◆領域優秀賞(2 点) 団体名 クラブツーリズム株式会社 一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー ◆ツーリズムビジネス部門 取組内容・評価ポイント 「世界初!視覚障がい者 夢の自動車運転体験ツアーの実現」 (ツーリズムビジネス部門) 視覚障がい者の「自動車の運転をしてみたい」という夢をかなえた取組。ユニバーサルツーリズ ムの発展への大きな一歩となっている。さらなる拡大を期待。 「沖縄県めんそ~れ~沖縄観光学習教材」(地域マネジメント部門) 観光立県沖縄県での将来の観光人材育成プログラム。将来を担う子供たちへの観光教育に着 眼して、継続的に取り組んでいることを評価。 部門賞(9 点) 団体名 取組内容・評価ポイント 一般社団法人 座間味村ホエールウォッチング協会 「ホエールウォッチング」 25 年にわたりクジラを含め自然環境の保護活動を行うとともに多くのお客様に楽しんでいただい ている持続的観光のビジネスモデル。 エコツアーふくみみ 「家族連れで楽しむ石垣島の自然体験ツアー」 自然と観光との共生をしながら自然学習まで実施しているエコツーリズムは高く評価できる。 全日本空輸株式会社 「Tastes of JAPAN by ANA」 航空会社の資産を活用して日本各地の魅力を発信して効果的なプロモーションとなっている。 【2 年連続応募】 株式会社日本旅行 『「トムソーヤクラブ」による子供だけの自然体験ツアーへの取組み』 子供向けアウトドアプログラムの先駆的な取り組みで、継続的に実施すると同時に、地域とも強く 連携していることを高く評価。 「燕三条 工場の祭典」実行委員会 「燕三条 工場の祭典」 産業観光を地域同志で連携し旅行者が自由に参加して見学できる仕組みづくりを顧客目線で開 発し、商品化を進めたことを高く評価。 新潟総踊り祭実行委員会 「にいがた総おどり」 踊りをコンテンツとして地域の新しいブランド化を目指す良い事例となっている。 株式会社ジェイティービー <2 年連続受賞> 『JTB の交流文化事業を象徴する「JTB 交流文化賞」』 地域資源を発掘して再構築しようとする観光地域づくりの表彰を通じて、交流事業を深化してい る取り組みを評価できる。 日の丸自動車興業株式会社 『訪日観光客受入れを視野に入れた 2 階建てオープンバス「スカイバス」の先駆的運行と新しい 都市観光ビジネスの開拓』 2 階建てバスは利用者にとって新たな東京の発見につながっており、同時に乗降自由なバスの 運行は外国人観光客へ質の高い観光を提供している。【2 年連続応募】 株式会社はとバス 「訪日外国人対象、通訳案内士ガイドによる東京および東京近郊の観光バスでの案内」 都内定期観光バスの老舗であり外国人観光客を含め多くのお客様に東京の魅力を提供してい る。【2 年連続応募】 2 ◆ツーリズムビジネス部門 奨励賞(2 点) 団体名 取組内容・評価ポイント 株式会社ツアー・ステーション 「祭礼行事」の本質に触れる「着地型観光」と「発地型観光」の2WAY ツーリズム 祭りを含め地域の伝統文化を継承するために、着地型プログラムを造成し、国内外に発信をしよ うとする姿勢を高く評価、さらなる継続を期待。【2 年連続応募】 鶴雅ホールディング株式会社 『鶴雅グループが取り組む「鶴雅観光人材養成講座」事業』 地域観光発展のために、地域の観光人材育成を自ら継続的に行っていることを高く評価、さらな る継続を期待。 ◆地域マネジメント部門 部門賞(6 点) 団体名 取組内容・評価ポイント 長野―新潟スノーリゾートアライアンス 実行委員会 「スキー観光客等誘致推進事業」 ターゲット国に直接働きかけるプロモーションはファンづくりに成功、飲食店など地域を巻き込ん だ取り組みが新たな魅力を形成している。 NPO 法人 神岡・町づくりネットワーク 「レールマウンテンバイク Gattan Go‼(ガッタンゴー‼)」 廃線を再利用して周辺地域の魅力を体験できるプログラムは周辺地区の観光需要の拡大にも つながっている。【2 年連続応募】 一般社団法人 九州観光推進機構 『「九州オルレ」の取り組み』 済州島観光をモデルとしたオルレは地域を歩いて楽しむことで新たな価値を創造しており、韓国 からの訪日客だけでなく日本人にも支持されている。【2 年連続応募】 スタービレッジ阿智誘客促進協議会 <2 年連続受賞> 「『日本一の星空』スタービレッジ阿智の取組」 星空を観光資源化し魅力ある商品に磨き上げ、来客数の伸びも極めて高く宿泊需要の向上に寄 与している。 一般財団法人 真庭観光連盟 「バイオマスツアー真庭」 一般的には観光資源にはならないことを素材として交流の対象にしたことで、町に新たな価値を 創造した点を評価。 株式会社ちいおりアライアンス 「三好市東祖谷落合滞在型観光まちづくり事業」 限界集落を観光資源として活用し、持続可能な観光ビジネスにする姿勢を高く評価。 ◆プロモーション部門 部門賞(4 点) 団体名 取組内容・評価ポイント 公益社団法人和歌山県観光連盟 「週末は聖地へ ~時忘れの旅~。」 高野山をキラーコンテンツとして、女性にターゲットを絞り徹底した商品化を実現。 株式会社 JTB パブリッシング 「国内外の人々と旅行者を繋いで 32 年・通巻 5000 号達成、旅行情報誌『るるぶ』の地域活性化 に関する取り組み」 長年にわたり国内外の旅先での情報を発信している「るるぶ」が、観光産業のみならず地域の 活性化につながった。今後の新たな発展を期待。 株式会社 i.JTB 『訪日外国人向け宿泊・ツアー予約サイト「JAPANiCAN.com」における地域誘客プロモーショ ン』 訪日客向けの予約サイトを活用して日本各地のプロモーションを図り、誘客に貢献している。 山陰・山陽花めぐり街道協議会 「山陰・山陽花めぐり街道」 花をテーマに広域で官・民・異業種が連携して取り組んでおり、熱意が伝わってくる。 3 <海外領域> ◆領域優秀賞(1 点) 団体名 取組内容・評価ポイント 「JAL ホノルルマラソン 需要創造への取組み」 オフ期におけるハワイの需要喚起に大きな役割を果たし、圧倒的な持続性を示している。日本 のみならずハワイのツーリズム産業への貢献も大きい。 日本航空株式会社 ◆ツーリズムビジネス部門 部門賞(4 点) 団体名 取組内容・評価ポイント KNT-CT ホールディングス株式会社 『「まつりインハワイ」の取組』 36年にわたり日本とハワイの交流イベントを創出していることを評価。 株式会社日本旅行 「ジャパンウィーク®による国際交流人口拡大の取組み」 (公財)国際親善協会と連携し、29年に渡り欧州を中心として各国・都市との交流を推進、相互 理解にも貢献していることを高く評価。 株式会社 JTB コーポーレートセールス (新宿第五事業部 国際協力事業推進 チーム) 「国際協力支援事業における援助国への観光地域づくり支援」 ODA の一環として、長年培ってきた観光交流の知見を支援国に伝授して、観光経済の発展に 寄与している。 ルワンダ開発局 「ルワンダにおけるマウンテンゴリラ保護活動及び地域振興事業」 マウンテンゴリラの保護活動を通じて観光資源の確保に努め、自国への誘客につなげている。 ◆プロモーション部門 部門賞(3 点) 団体名 取組内容・評価ポイント 南部アフリカ地域観光機構 (RETOSA:Reginal Tourism Organization for Southern Africa) 「日本人観光客誘致に向けた南部アフリカ 15 ヶ国の取り組み」 日本人観光客の新たなデスティネーションとするため共同してプロモーションを実施している点 を評価。 ニュージーランド政府観光局 「100% Pure New Zealand」 適切なマーケティングにより自国の魅力を見事に発信、旅行会社との連携も成果を上げ、デス ティネーションプロモーションの手本となっている。 台湾観光局 「鉄道をキーワードとした日本と台湾の双方向交流拡大に向けた取組」 日本・台湾双方の鉄道をテーマに双方向交流のプロモーションを実現し、成果を上げている。 <UNWTO部門賞>(1 点) 団体名 KNT-CT ホールディングス 株式会社 取組内容・評価ポイント 長年にわたりバリアフリー旅行に取り組み、「ユニバーサルツーリズム」を推進していることをは じめ、イベント参加型ツアーの先駆けである「まつりインハワイ」実施により国際交流の場を作り 上げるなど持続性に優れた様々な取組を行っている点を評価。 【2 年連続応募】 <ツーリズム EXPO ジャパン2016特別賞>(2 点) 団体名 取組内容・評価ポイント フランス観光開発機構 「フランスへの日本人旅行需要回復に向けた取り組み」(海外領域 ツーリズムビジネス部門) 緊急の観光課題に対する取り組みとして評価できる。着実な需要回復を期待している。 三井不動産株式会社 「日本橋案内所における地域活性化とインバウンド観光受入拡大について」 (国内・訪日領域 地域マネジメント部門) 地域デベロッパーが観光案内所を運営することで、外国人への日本文化の理解促進を図って いる点を評価。 4
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