関係府省が連携し、飲酒運転違反者に対して、 刑罰に加え教育・治療

内閣総理大臣
警察庁長官
法務大臣
厚生労働大臣
殿
殿
殿
殿
関係府省が連携し、飲酒運転違反者に対して、
刑罰に加え教育・治療プログラムへの参加を求める要望書
要望の趣旨
関係府省が連携し、飲酒運転違反者に対して、刑罰に加え教育・治療プログラムへの参
加を求めるための法制度の新設及び、道路交通法や刑事手続規則等を改正する法案を要望
致します。
要望の理由
日本では飲酒運転に対する厳罰化が進む一方で、飲酒運転事故件数が下げ止まり傾向に
なっています。このことは、法律による厳罰化だけでは飲酒運転を防止することが困難で
あることを示しています。その困難の理由として、長徹二氏は、常習飲酒運転者の多くは
厳罰化の効果が比較的弱いアルコール依存症及びその予備軍である可能性が高いことを挙
げています。したがって、飲酒運転撲滅のためには、飲酒運転違反者に教育・治療プログ
ラムへの参加を求めることが不可欠です。
アメリカではすでに、
「DUI(Driving Under the Influence)コート」と呼ばれる飲酒運
転に特化した簡易裁判所を設立し、刑罰に加え教育・治療プログラムへの参加を求めてい
ます。特にカリフォルニア州では DUI プログラム(教育・治療)を修了しないかぎり免許
の再交付を受けられない制度を用いており、飲酒運転の再犯率が約 30%減少したと
DeYoung 氏は報告しています。さらに DUI プログラムに税金は使われておらず、すべての
費用を違反者に負担させるために国の財政的負担は軽いと言えます。
国民の生命と安全が飲酒運転により日々脅かされている今、日本にも、関係府省が連携
し、飲酒運転再犯防止のため教育・治療プログラムへの参加を求める法制度の新設及び、
道路交通法や刑事手続規則等を改正する法案を要望致します。
氏
名
住所
呼びかけ人 アルコール問題対策委員会委員長 新藤利一 [email protected] http://alteki.com/
郵送先 001-0017 北海道札幌市北区北十七条西 4-2-20 北海道大学前郵便局留め
新藤利一 宛 090-1384-5112(封筒表紙には 090-1384-5112 の明記もお願い致します。)
※本署名用紙はアルコール問題対策委員会委員長新藤利一が直接関係府省の大臣や警察庁長官へ手渡しするためのものであり、それ以外の目的で使用しません。