矢巾町個人住宅取得資金利子補給金交付要綱 (目的) 第1条 この告示

矢巾町個人住宅取得資金利子補給金交付要綱
(目的)
第 1 条 こ の 告 示 は 、 ま ち ・ ひ と ・ し ご と 創 生 法 ( 平 成 26 年 法 律 第 136 号 )
に基づく矢巾町まち・ひと・しごと創生総合戦略(以下「総合戦略」とい
う。)に基づき、矢巾町内に定住を希望する者(以下「定住希望者」とい
う。)が、金融機関が行う住宅建設資金貸付事業又は住宅改修資金貸付事
業(以下「貸付事業」という。)を利用する場合に、町が予算の範囲内で
利 子 補 給 金 を 交 付 す る こ と に よ り 、定 住 希 望 者 の 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 り 、
もって定住人口の増加に寄与することを目的とする。
(定義)
第 2 条 こ の 告 示 に お い て 、次 の 各 号 に 掲 げ る 用 語 の 意 義 は 、当 該 各 号 に 定
めるところによる。
(1 ) 定 住 生 活 の 本 拠 と し て 町 内 に 住 所 を 有 し 、10 年 以 上 居 住 す る こ と
をいう。
(2 ) 個 人 住 宅 取 得 資 金 個 人 が 、 居 住 す る 住 宅 の 取 得 を 目 的 と し た 住 宅
の新築、購入又は改修に係る資金をいう。
(3 ) 金 融 機 関 別 表 に 定 め る 金 融 機 関 を い う 。
(4 ) 住 宅 購 入 者 等 町 内 で 自 ら が 居 住 す る 住 宅 の 新 築 、購 入 又 は 改 修 を
行う定住希望者をいう。
(5 ) 貸 付 金 貸 付 事 業 に よ る 住 宅 ロ ー ン 又 は リ フ ォ ー ム ロ ー ン を い う 。
(6 ) 借 受 者 住 宅 購 入 者 等 で あ っ て 、 平 成 28 年 4 月 1 日 時 点 に お い て
町 内 の 賃 貸 住 宅 又 は 町 外 に 居 住 し 、か つ 、こ の 告 示 に 基 づ く 利 子 補 給 金
の交付を受けたことがない者で、貸付金を借受けるものをいう。
(利子補給の実施、対象及び期間)
第 3 条 町 は 、町 内 に お け る 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 住 宅( 以 下「 対
象 住 宅 」と い う 。)の 新 築 、購 入 又 は 改 修 を 目 的 と し た 金 融 機 関 に よ る 貸
付金の借受者に対して予算の範囲内において利子補給金を交付するもの
とする。
(1 ) 一 戸 建 て の 住 宅 に あ っ て は 、住 宅 の 用 途 に 供 す る 部 分 の 床 面 積 が 5 0
平 方 メ ー ト ル 以 上 の も の( 住 宅 の 用 途 以 外 の 用 途 に 供 す る 部 分 の 床 面 積
が 総 床 面 積 の 2 分 の 1 を 超 え る も の を 除 く 。)で あ り 、独 立 し て 生 活 を
営むことができるもの
(2 ) 一 戸 建 て の 住 宅 で 区 分 所 有 権( 建 物 の 区 分 所 有 等 に 関 す る 法 律( 昭
和 37 年 法 律 第 69 号 )第 2 条 第 1 項 に 規 定 す る も の を い う 。)が 設 定 さ
れ て い る も の 又 は マ ン シ ョ ン( マ ン シ ョ ン の 管 理 の 適 正 化 の 推 進 に 関 す
る 法 律( 平 成 12 年 法 律 第 149 号 )第 2 条 第 1 号 に 規 定 す る も の を い う 。)
に あ っ て は 、住 宅 購 入 者 等 の 専 有 部 分( 建 物 の 区 分 所 有 等 に 関 す る 法 律
第 2 条 第 3 項 に 規 定 す る も の を い う 。) の う ち 住 宅 の 用 途 に 供 す る 部 分
が 5 0平 方 メ ー ト ル 以 上 で あ り 、 独 立 し て 生 活 を 営 む こ と が で き る も の
(3 ) 購 入 済 み 中 古 住 宅 の 改 修 に あ っ て は 、購 入 日 か ら 起 算 し て 1 年 以 内
に 行 わ れ る も の で 、か つ 、改 修 後 の 状 態 が 第 1 号 又 は 第 2 号 の 規 定 に 合
致するもの
(4 ) 借 受 者 本 人 が 第 6 条 に よ る 申 請 の 日 に お い て 現 に 居 住 又 は 所 有 す る
住宅(以下「既存住宅」という。)の改修にあっては、改修後の既存住
宅に借受者のほか3親等以内の直系血族又は直系姻族のうち新たに2世
代以上の者が同居するもので、かつ、改修後の状態が第1号又は第2号
の規定に合致するもの
2 利 子 補 給 の 期 間 は 、住 宅 ロ ー ン に あ っ て は 融 資 の 実 行 を し た 日( 以 下「 融
資 実 行 日 」 と い う 。 ) の 属 す る 月 か ら 起 算 し て 60 月 と し 、 リ フ ォ ー ム ロ
ー ン に あ っ て は 融 資 実 行 日 の 属 す る 月 か ら 起 算 し て 36 月 と す る 。た だ し 、
融 資 実 行 日 に お い て 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 に は 、期 間 を そ れ
ぞ れ 24 月 延 長 す る こ と が で き る 。
(1 ) 借 受 者 の 同 一 世 帯 に 中 学 生 以 下 の 者 が い る 場 合
(2 ) 借 受 者 の 同 一 世 帯 に 妊 娠 中 の 者 が い る 場 合
(3 ) 対 象 住 宅 に 借 受 者 本 人 、 父 母 、 祖 父 母 、 子 、 孫 そ の 他 の 世 代 の う ち
3世代以上の者が同居する場合
(4 ) 借 受 者 が 婚 姻 の 日( 民 法( 明 治 29 年 法 律 第 89 号 )第 739 条 第 1 号
に 規 定 す る 届 出 が 受 理 さ れ た 日 を い う 。)か ら 起 算 し て 5 年 以 内 で あ る
場合
(5 ) 対 象 住 宅 の 建 築 又 は 改 修 を 町 内 に 事 業 所 を 有 す る 者 が 行 う 場 合
3
貸 付 金 が 次 の 各 号 の い ず れ か に 該 当 す る 場 合 に は 、利 子 補 給 金 の 交 付 を
行わないものとする。
(1 ) 申 請 日 の 前 年 に お い て 地 方 税 法 (昭 和 25 年 法 律 第 226 号 )第 5 条 第 2
項 第 1 号 に 掲 げ る 市 町 村 民 税 (特 別 区 が 同 法 第 1 条 第 2 項 の 規 定 に よ っ
て 課 す る 同 法 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 掲 げ る 税 を 含 む 。)の 滞 納 が あ る 者 に
対する貸付けである場合
(2 ) 住 宅 の 新 築 、 購 入 又 は 改 修 を 含 ま な い 貸 付 け で あ る 場 合
(3 ) 独 立 行 政 法 人 住 宅 金 融 支 援 機 構 の 長 期 固 定 金 利 住 宅 ロ ー ン 又 は 災 害
復興住宅融資である場合
(4 ) 既 存 の 住 宅 ロ ー ン 等 の 借 り 換 え に 相 当 す る 貸 付 け で あ る 場 合
(5 ) 既 存 住 宅 の 建 替 え に 対 す る 貸 付 け で あ る 場 合
(6 ) 対 象 住 宅 が 共 有 名 義 で あ る 場 合 に お い て 、借 受 者 の 持 分 が 2 分 の 1
未満である場合
(7 ) 主 た る 債 務 者 が 借 受 者 以 外 の 者 で あ る 場 合
(8 ) 借 受 者 が 矢 巾 町 生 活 再 建 住 宅 支 援 事 業 補 助 金 交 付 要 綱 ( 平 成 24 年
矢巾町告示第9号)に基づく利子補給補助金を受けている場合
4 前項第5号の規定は、建替えの対象となる住宅に借受者本人のほか 3親
等以内の直系血族又は直系姻族のうち新たに2世代以上の者が同居する場
合にあっては適用しない。
5 第 3 項 第 6 号 に お い て 、2 人 の 借 受 者 の 持 分 が 2 分 の 1 ず つ で あ る 場 合
に あ っ て は 、町 は 1 人 の 借 受 者 に 対 し て の み 利 子 補 給 を 行 う こ と が で き る 。
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同一の借受者が2以上の貸付金に対する利子補給を受けることはできな
いものとする。
(貸付金の額及び返済期間)
第 4 条 貸 付 金 の 額 は 、 住 宅 の 新 築 又 は 購 入 に あ っ て は 2 0 0万 円 以 上 と し 、
購 入 済 み 中 古 住 宅 の 改 修 に あ っ て は 100万 円 以 上 と す る 。
2 貸 付 金 の 返 済 期 間 は 、住 宅 の 新 築 又 は 購 入 に あ っ て は 5 年 以 上 と し 、購
入済み中古住宅の改修にあっては3年以上とする。
(利子補給金の額)
第 5 条 利 子 補 給 金 の 額 は 、 予 算 の 範 囲 内 で 一 の 年 度 当 た り 20 万 円 を 上 限
と し て 、毎 年 1 月 1 日 か ら 1 2月 3 1日 ま で の 期 間 に お い て 、借 受 者 が 前 条 に
規定する額に対して支払うべき利子の額とする。
(利子補給の承認申請)
第6条 利子補給を受けようとする借受者(以下「申請者」という。)は、
個 人 住 宅 取 得 資 金 利 子 補 給 承 認 申 請 書 を 提 出 し て 、事 前 に 町 長 の 承 認 を 得
な け れ ば な ら な い 。た だ し 、町 長 が 特 別 の 理 由 が あ る と 認 め た 場 合 は 、貸
付けの決定後において承認を受けることができる。
(承認の通知)
第 7 条 町 長 は 、前 条 の 承 認 申 請 に つ い て 適 当 と 認 め た と き は 、 個 人 住 宅 取
得資金利子補給承認通知書により申請者に通知するものとする。
(承認の取消及び変更)
第 8 条 申 請 者 は 、前 条 の 承 認 を 受 け た 後 に お い て 、利 子 補 給 を 辞 退 し た と
き そ の 他 の 理 由 に よ り 承 認 を 取 り 消 す 必 要 が 生 じ た と き は 、速 や か に 個 人
住宅取得資金利子補給取消願を町長に提出しなければならない。
2 申 請 者 は 、前 条 の 承 認 を 受 け た 後 に お い て 、申 請 内 容 に 変 更 が 生 じ た と
き は 、速 や か に 個 人 住 宅 取 得 資 金 利 子 補 給 変 更 承 認 申 請 書 を 町 長 に 提 出 し
なければならない。
3 町 長 は 、第 1 項 の 個 人 住 宅 取 得 資 金 利 子 補 給 取 消 願 又 は 前 項 の 個 人 住 宅
取 得 資 金 利 子 補 給 変 更 承 認 申 請 に つ い て 適 当 と 認 め た と き は 、個 人 住 宅 取
得資金利子補給取消・変更承認書により申請者に通知するものとする。
(利子補給金の請求)
第9条 申請者は、利子補給金の交付を請求しようとする場合は、原則とし
て毎年度1月4日から1月末日までに、個人住宅取得資金利子補給金交付
請求書に第5条に規定する期間における貸付金返済履歴を証明する書類を
付して町長に提出するものとする。
2 前項の請求は、金融機関が申請者の委任に基づき行うことができる。
(利子補給金の交付)
第 10 条 町 長 は 、 前 条 の 請 求 書 を 受 理 し た と き は 、 そ の 内 容 を 審 査 し 、 適
合すると認めたときは、当該年度内に利子補給金を交付するものとする。
(利子補給の停止)
第 11 条
町長は、利子補給の期間内に申請者に次の各号のいずれかに該当
す る 事 実 が あ っ た 場 合 、そ の 他 町 長 が 特 に 必 要 と 認 め る 場 合 は 、そ の 事 実
が 発 生 し た 時 点 を も っ て 利 子 補 給 金 の 交 付 を 停 止 し 、以 後 の 利 子 補 給 を 行
わない措置を講じることができる。
(1 ) 毎 年 1 2月 末 日 時 点 に お い て 貸 付 金 の 返 済 が 停 止 し て い る 場 合
(2 ) 地 方 税 法 第 5 条 第 2 項 第 1 号 に 掲 げ る 市 町 村 民 税 (特 別 区 が 同 法 第
1条第2項の規定によって課する同法第5条第2項第1号に掲げる税を
含 む 。 )の 滞 納 が あ っ た 場 合
(3 ) 貸 付 金 の 完 済 を 行 っ た 場 合
(4 ) 対 象 住 宅 の 居 住 以 外 の 目 的 へ の 転 用 を 行 っ た 場 合
(5 )
(6 )
対象住宅の第三者への譲渡又は貸付けを行った場合
対 象 住 宅 の 工 事 完 了 後 、正 当 な 理 由 が な く 当 該 住 宅 へ の 転 居 が 3 月
以上遅れた場合
(7 ) 矢 巾 町 生 活 再 建 住 宅 支 援 事 業 補 助 金 交 付 要 綱 に 基 づ く 利 子 補 給 補 助
金の交付を受けた場合
2 前 項 の 場 合 に お い て 、町 長 は 悪 質 と 認 め た と き は 、 申 請 者 に 対 し 交 付 済
み利子補給金相当額の返還を命ずることができる。
(町による調査)
第 12 条 町 長 は 、 前 条 第 1 項 各 号 に 規 定 す る 行 為 の 有 無 を 調 査 す る た め 、
申請者又は金融機関に対して必要な事項の報告を求めることができる。
(金融機関との契約)
第 13 条 こ の 告 示 に 定 め る 利 子 補 給 金 交 付 の 実 施 に つ い て は 、 町 長 が 金 融
機関と契約を締結するものとする。
(施行の細目)
第14条 この告示に定めるもののほか、必要な事項は、別に定める。
附 則
(施行期日)
1 こ の 告 示 は 、 平 成 2 8年 8 月 20 日 か ら 施 行 す る 。
(経過措置)
2
こ の 告 示 の 施 行 の 際 現 に 貸 付 金 の 契 約 を 締 結 し て い る も の は 、平 成 28 年
4 月 1 日 か ら 平 成 28 年 9 月 30 日 ま で に 当 該 契 約 を 締 結 し た も の に 限 り 、
この告示の適用があるものとみなして第6条の例により申請することがで
きる。この場合において、本則中「金融機関」とあるのは、「岩手銀行、
北日本銀行、東北銀行及び盛岡信用金庫の本店及び支店並びに岩手中央農
業協同組合の本所及び支所」と読替えて適用する。
3 町 長 は 、前 項 の 規 定 に よ り 申 請 が あ っ た 場 合 は 、第 7 条 の 例 に よ り 承 認
をすることができる。
(この告示の失効)
4
こ の 告 示 は 、 平 成 3 6年 3 月 3 1日 限 り で 、 そ の 効 力 を 失 う 。 た だ し 、 同 日
ま で に 行 わ れ た 第 6 条 に 規 定 す る 申 請 に 係 る 事 案 に つ い て は 、同 日 後 も な
おその効力を有する。
別表(第2条関係)
金融機関名
岩手銀行矢巾支店
岩手銀行流通センター支店
北日本銀行矢巾支店
北日本銀行流通センター支店
東北銀行矢巾支店
東北銀行流通センター支店
盛岡信用金庫矢巾支店
岩手中央農業協同組合矢巾支所