宇治川の未来を見守る目

魅せる!
現場
現場を支える人々編
宇治川が育んだ自然を見守る
ダムと自然との調和のために
∼天ヶ瀬ダム再開発生物調査業務∼
宇治川の未来を
見守る目
天ケ瀬ダム再開発事業に伴い影響を
受けると予測される生物及び重要な
生息場所について、モニタリング調
査を実施
日本工営株式会社 大阪支店
環境グループ
すぎ ま ともはる
すぎやま
も
課長補佐 杉山 智治
41歳(2016年現在)
小さいけど宇治川の
特徴的な生き物だよ!
天ケ瀬ダム直下の渓谷、観月橋のフリソデワンド、
向島のヨシ原など、貴重な環境が宇治川には身近に
数多く存在する。
数多く存在する
人々の生命・生活を守る天ケ瀬ダム再開発事業では、
自然を守る取組みも進められている。
この取組みに貢献し、豊かな自然を次の世代に受け
この取組みに貢献し
豊かな自然を次の世代に受け
渡すべく、様々な視点からモニタリングを行う。
ダム直下
山裾が迫る渓谷。中上流域に棲む魚等がみられ、釣りスポット
としても人気。秋は紅葉が美しく、ヤマセミも棲む豊かな河辺。
のざき
ざき
ひろみち
野嵜
弘道
宇治川流域には、これまでの長い歴
史の中での人の営みによって紡がれ
てきた文化財が数多くあります。
また、その文化や生活を支えてきた
自然が今なお保たれている場所でも
あります。
塔の島
宇治橋から上流に浮かぶ塔の島を臨む。平等院など歴史的景観
が維持され、観光客や地域の人々の憩いの場として親しまれる。
多くの人々に愛されてきた宇治川の
自然を保全できるように、務めてい
きたいと思います。
宇治川には
色んな生き物が
が
暮らしてるんだ。
観月橋下流
左岸に形成されたフリソデワンドは、宇治川で
は稀な砂質のワンド。砂地を好む魚類や稚仔魚
にとって重要な場所である。
いのうえ
たいき
井上
太樹
しばはら
とも
芝原
知
少しでも自然環境に配慮した仕事がし
たいと思い建設コンサルタントの道を
選びました。
まだまだ半人前で、自分がしたことが
どれほど社会や環境の役に立っている
かわかりませんが、日々精進したいと
思います
思います。
天ケ瀬ダムは地元に近い現場で親しみ
があります。身近な環境に関わること
ができ、うれしく思います。
調査が早く終わった日は、宇治観光を
するなど仕事(?)を満喫しています!
開発と環境保全とのバランスを取ること
の難しさを感じながら、日々業務に取り
組んでいます。
★天ケ瀬ダムおすすめポイント!
天ケ瀬ダムの周辺に「シリブカガシ」
というドングリの仲間の樹木が生育し
ています。ドングリのお尻の部分が凹
んでいるのが特徴です。
京都では生育が限られており、希少な
生育地です。なんとドングリは生でも
食べられます。
向島
左岸の河川敷には、広大なヨシ原が広がる。ツバメ、ヨシキリ、
カヤネズミ等の多様な生物の良好な棲み家となる。
次回は、天ヶ瀬ダム再開発施工技術資料作成業務の(株)建設技術研究所です。お楽しみに!