資料5-1 科研費に対する需要の推計(第5期科学技術基本計画期末)

科研費に対する需要の推計(第5期科学技術基本計画期末)
資料5-1
推計パターン
応募件数の
伸び率(年)
A-1
1.8%
現状維持
(「主要種目」全体26.5%)
現状維持
(「主要種目」全体69.9%)
2455億円
【+182億円、8%】
A-2
1.8%
各「重点種目」30%達成
〃
2588億円
【+315億円、14%】
A-3
1.8%
「主要種目」全体30%達成
〃
2760億円
【+488億円、21%】
A-4
1.8%
〃
各「主要種目」80%以上
3123億円
【+850億円、37%】
B-1
3.9%
現状維持
現状維持
2683億円
【+411億円、18%】
B-2
3.9%
各「重点種目」30%
〃
2831億円
【+559億円、25%】
B-3
3.9%
「主要種目」全体30%達成
〃
3022億円
【+749億円、33%】
B-4
3.9%
〃
各「主要種目」80%以上
3424億円
【+1151億円、51%】
採択率の向上
充足率の向上
平成32年度需要額推計
【対平成27年度比】
(参考)政府研究開発投資に関する基本計画の目標(26兆円)に関し、平成27年度科学技術関係予算(4.1兆円)を基
準に毎年同率の伸び率により達成すると仮定すると、年率8%の増加が必要となる(この場合、平成32年度の
必要額が6.1兆円となる)。
→年率8%で科研費の予算が伸びると仮定した場合、平成32年度需要額は3340億円【+1067億円、47%】
需要の推計における設定条件
別紙1
○ 第5期科学技術基本計画において、基本計画期間(H28~32年度)中に必要となる政府研究開発投
資の数値目標が26兆円とされたことを踏まえ、基本計画期間終期における科研費の需要額を推計。
【条件1】応募件数の増加
・科研費の応募は増加傾向にあり、H24~27の3年間で年率3.9%、H12~27の15年間で年率1.8%の増
→年率3.9%で増加した場合(H27:99,475件 → H32:120,446件)
→年率1.8%で増加した場合(H27:99,475件 → H32:108,756件)
【条件2】採択率の向上
・基本計画において採択率30%の達成目標が掲げられている
→採択件数の多い「基盤研究(B・C)」、「若手研究(B)」を「重点種目」とし、優先的に採択率30%とした
場合
→「主要種目」*について平均採択率30%とした場合(「基盤研究(S)」15%、「基盤研究(A)」25%、「基盤研究(B)」
30%、「基盤研究(C)」35%、「若手研究(A)」25%、「若手研究(B)」35%、他種目は平成27年度同水準)
【条件3】充足率の向上
・科研費の充足率は70%前後の水準にとどまっており、円滑な研究遂行に支障を来たしかねない状況
→各「主要種目」について80%以上とした場合(平成27年度実績で80%を超えている「特別推進研究」「新学術領域研究」
を除く各種目の充足率を80%とする)
※主要種目:「特別推進研究」、「新学術領域研究」、「基盤研究(S)」、「基盤研究(A)」、「基盤研究(B)」、「基盤研究(C)」、「挑戦的萌芽研
究」、「若手研究(A)」、「若手研究(B)」及び「研究活動スタート支援」(「特設分野研究基金」及び「国際共同研究加速基金」によるものを
除く)。
別紙2
平成27年度科研費(新規)採択率・充足率の現状
応募件数
特別推進研究
採択件数
採択率(%)
充足率(%)
106
14
13.2
86.0
6,342
1,016
16.0
81.4
基盤研究(S)
661
87
13.2
76.7
基盤研究(A)
2,585
597
23.1
70.0
基盤研究(B)
11,396
2,638
23.1
69.2
基盤研究(C)
36,843
10,975
29.8
73.9
挑戦的萌芽研究
16,757
3,952
23.6
57.9
若手研究(A)
1,736
389
22.4
63.8
若手研究(B)
19,272
5,771
29.9
62.4
3,777
943
25.0
77.4
99,475
26,382
26.5
69.9
新学術領域研究
(研究領域提案型)
研究活動スタート支援
全体
年度
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
採択率
21.3
22.1
20.3
22.6
22.2
28.5
28.3
27.3
26.9
26.5
充足率
76.8
75.7
76.9
75.4
75.2
78.1
75.7
74.1
69.2
69.9
別紙3
応募件数・採択率の推移①(高位推計)
140,000
60%
120,446
24年度から27年度(3年間)の平均伸び率 3.9%
新規応募件数(件)
120,000
50%
100,000
40%
目標とのギャップは8ポイント
=約9,800件(※)
80,000
30%
60,000
21.9% 20%
40,000
※ 28年度以降の採択率は、採択件数が、27年度と同数と仮定して試算。
また、応募件数の推計値に対して、採択率30%で採択した場合の採択
件数と、採択率の推計値で採択した場合の採択件数との差を試算。
10%
20,000
0
H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 H27年 H28年 H29年 H30年 H31年 H32年
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
応募件数計 77,979 83,548 79,433 80,394 78,679 89,568 94,440 91,773 96,372 96,565 89,097 91,737 88,808 93,888 96,528 99,475 103,355 107,386 111,574 115,925 120,446
平均採択率 21.4%
20.8%
22.4%
21.1%
22.2%
21.3%
21.3%
22.1%
20.3%
22.6%
22.2%
28.5%
28.3%
27.3%
26.9%
26.5%
25.5%
24.6%
23.6%
22.8%
21.9%
0%
応募件数・採択率の推移②(低位推計)
140,000
60%
120,000
108,756
12年度から27年度(15年間)の平均伸び率 1.8%
50%
新規応募件数(件)
100,000
40%
目標とのギャップは6ポイント
=約6,200件(※)
80,000
30%
60,000
24.3%
20%
40,000
※ 28年度以降の採択率は、採択件数が、27年度と同数と仮定して試算。
また、応募件数の推計値に対して、採択率30%で採択した場合の採択
件数と、採択率の推計値で採択した場合の採択件数との差を試算。
10%
20,000
0
H12年 H13年 H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 H27年 H28年 H29年 H30年 H31年 H32年
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
度
0%
応募件数計 77,979 83,548 79,433 80,394 78,679 89,568 94,440 91,773 96,372 96,565 89,097 91,737 88,808 93,888 96,528 99,475 101,266 103,088 104,944 106,833 108,756
平均採択率 21.4%
20.8%
22.4%
21.1%
22.2%
21.3%
21.3%
22.1%
20.3%
22.6%
22.2%
28.5%
28.3%
27.3%
26.9%
26.5%
26.1%
25.6%
25.1%
24.7%
24.3%
5