高 校 生 の 志 望 校 リ ス ト に 入 る に は

高 校 生の志 望 校
リスト に 入 る
には?
高 校 生はいつ、どのよう な 点 を 重 視
して 志 望 校 を 決 め ているのか?
独 自 調 査 を 交 え て 考 え てみたい。
かけは何なのか。
アンケートでは保護者や教員、
知人からの情報がきっかけだった
高2・7月、8月も1つの山だ。
せる働きかけが必要だろう。
た」という回答もあった。入学前
出身大で、話を聞いて興味を持っ
ていた大学」
「中学の塾の先生の
アとして小学校に来た学生が通っ
人に1人強( ・3%)がすでに
が第1志望を考え始めており、4
は、在学生や卒業生の存在や働き
に大学を認知してもらうために
も多く、すでに8・1%の高校生
めた時期は、
「高校入学前」が最
示したものだ。第1志望を考え始
考え始めた時期、決定した時期を
試の結果が返却されることも影響
数値が高いのは、夏休み直後の模
高3・1月が多い。高3・ 月の
8月、センター試験の結果が出る
第1志望を決めた時期は、高3・
第1志望を決めている。
志望校決定に影響を持つのは、
かけもポイントになりそうだ。
は決めている状況。特に看護・医
していると考えられる。
母親、高校の先生の順で高い【グ
教 員の影 響 が 大 きいと
答 え た 生 徒の多 く は 女 子
誰に相 談 し て?
療技術系、教員養成系など、希望
回答者の ・6%が高校入学前
5
母親
高校の先生
父親
友達や先輩
塾・予備校の先生
兄弟、姉妹
その他
相談していない・
自分で決めた
未回答・その他
保護者に
相談する
友達と話す
先輩の話を聞く
進学情報サイト
で調べる
塾・予備校の
先生に相談する
進 学 情 報 誌を
読む
大学の公式ホーム
ページで調べる
高校の先生に
相談する
大 学 案 内 を 読む
るという手もある。
はオリジナルプログラムを提供す
校事例のように、重点校について
りすべきだろう。今回紹介した高
対象を絞ったり、内容を見直した
く。欲しい学生を集めるためには、
は縮小する予定だ」という声も聞
り、出願に結びつきにくい。今後
ベント感覚での参加者も多くな
一方、一部の大学からは、
「イ
高校生の心に響いているようだ。
う声も多く、関係者の生の声が、
後の自分をイメージできた」とい
た」
「先輩方との座談会で、入学
長の話に感動して第1志望に決め
していた」という意見のほか、
「学
業の内容が、学びたいことと一致
の様子を確かめられた」
「模擬授
点として、
「大学の雰囲気や先輩
が最も高い【グラフ3】
。よかった
は、
「オープンキャンパスに参加」
大学情報の収集に役立ったもの
オ ー プ ン キャン パス 時 の
生の声 が 生 徒の心 に 響 く
決 定 打 は?
詳しく伝える必要があるだろう。
は、教育内容、入試情報を教員に
生の募集に力を入れている大学
に女子において多かった。女子学
相談が役立ったと答えた者は、特
いるようだ。また、高校教員への
ラフ2】
。母親については、資格
2月
1月
月
月
月
9月
8月
7月
6月
25
か ら 第1 志 望 を 考 え 始 め て い た
10
オープンキャン
パスに参加
*複数回答
5月
10
10
月 高
15
20
3月
35
現 役 大 学 生に聞いた
出願校決定までの変遷
【 高1 】明 治 学 院 大 ↓【 高2 】変 更 なし ↓
【 高3・1学 期 】変 更なし↓【 高3・2学 期 】
変 更 なし ↓【 出 願 校 】① 明 治 学 院 大 ② 獨
協大③武蔵大④國學院大⑤日本大 ▼第
1志 望を決めたのは高1のとき。中 学の先
輩から「 英 語 教 育に力を入れている大 学だ
から 、英 語が好 きならおす すめだよ 」と 教
えてもらったのがきっかけでした。オープン
キャンパスにも参加し、雰囲気が自分に合っ
ている と 感 じたので 第1 志 望 に 。併 願 大
も 、すべてオープンキャンパスに参 加して雰
囲気を確かめたうえで受験を決めました。
(明治学院大/法学部/男子)
【 高1 】
一橋 大・社 会 ↓【 高2 】変 更 なし ↓
【 高3・1学 期 】東 京 学 芸 大・教 育 ↓【 高3・
2学 期 】変 更 なし↓【 出 願 校 】① 東 京 学 芸
大・教 育 ② 早 稲 田 大・教 育 ③ 明 治 大・文 ④
専 修 大・文 ▼第1志 望を決めたのは高3
の1 学 期 。志 望 校 選 びで 重 視 し たのは 、
「 入 試 難 易 度 」と「 奨 学 金 制 度の有 無 」で
す。チャレンジ校 、実 力 相 応 校 、安 全 校など
4つのレベルに分けて 、学 費 免 除のある 大
学を調べ、進 学 情 報サイトで実 際にその大
学に通う 先 輩のコメントをチェックして、出
願 校 を 決 めました 。周 囲の意 見は特に参
考にしませんでした。
(東京学芸大/教育学部/男子)
【 高1】① 大 阪 大・薬 ② 徳 島 大・薬 ↓【 高2】
① 大 阪 薬 科 大・薬 ② 神 戸 薬 科 大・薬 ↓【 高
3・1学 期 】変 更 なし ↓【 高3・2学 期 】①
神 戸 薬 科 大・薬 ② 摂 南 大・薬 ↓【 出 願 校 】
①神戸薬科大・薬②摂南大・薬③神戸学院
大・薬 ④ 武 庫 川 女 子 大・薬 ⑤ 兵 庫 医 療 大・
薬 ⑥ 大 阪 大 谷 大・薬 ▼高 校 入 学 前から
薬 剤 師 志 望でした。最 初は総 合 大 学の薬
学 部 をめざしていましたが、母 親から「 薬
科 大 学のほうが設 備が整っていて 、勉 強に
集 中できるのでは 」というアドバイスを 受
け、高2から薬 科 大 学に第1志 望を変 更し
ました。国 家 試 験 合 格 率の高 さを 参 考に
しながら、最終的に6校出願しました。
(武庫川女子大/薬学部/女子)
【 高1 】未 定 ↓【 高2 】未 定 ↓【 高3・1 学
期 】① 愛 知 淑 徳 大・心 理 ② 愛 知 学 院 大・心
身 科 学 ↓【 高3・2学 期 】変 更なし↓【 出 願
校 】愛 知 淑 徳 大・創 造 表 現 ▼志 望 校を考
え始めたのは高3の1学 期 。自 分の学 力に
見 合った大 学の中で、
できるだけ知 名 度の
高い大 学 を 選 びました 。インターネットで
調べ、先 生 と 話し 合いながら 、自 分の学 力
に合った難易度の大学を絞りこみました。
(愛知淑徳大/創造表現学部/男子)
【 高1 】未 定 ↓【 高2 】未 定 ↓【 高3・1 学
期 】近 畿 大・経 営 ↓【 高3・2学 期 】変 更 な
し↓【 出 願 校 】近 畿 大・経 営 ▼志 望 校 を
考え始めたのは高3に進級してから。
「サー
ビスや観 光について学べる大 学 」
「 自 宅から
通える 」
「 学 力が見 合っている 」という 点 を
考 慮して決めました。オープンキャンパスに
参 加したり 、卒 業 後の進 路や 就 職の状 況
について、詳しく調べて検討しました。
(近畿大/経営学部/女子)
【 高1】① 東 北 大・工② 横 浜 国 立 大・理工↓
【 高2 】変 更 なし↓【 高3・1学 期 】① 東 北
大・工② 信 州 大・工↓【 高3・2学 期 】変 更
なし↓【 出 願 校 】① 信 州 大・工② 東 京 理 科
大・理Ⅱ ▼学 びたい学 問 内 容は高1から
決まっていたので、入 試 科 目( 配 点 )
と学 費
を も とに志 望 校 を 検 討しました 。第1 志
望 を 決める際に参 考になったのはオープン
キャンパスです 。在 学 生に話 を 聞 き 、直 感
的に「この大 学がいい」と感じたので、志 望
しました。志望校決定に関しては自分1人
で決めました。
(東京理科大/理学部第二部/男子)
【 高1】武 蔵 野 大・教 育 ↓【 高2】変 更 なし
↓【 高3・1学 期 】① 武 蔵 野 大・教 育 ② 明 星
大・教 育 ↓【 高3・2学 期 】① ② 変 更 なし 、
③ 敬 愛 大・国 際 ↓【 出 願 校 】① ② ③ 変 更な
し ▼高 校 入 学 前から小 学 校の先 生 をめ
ざしていたので、高1の時 点で第1志 望は
決 まっていました。特に参 考にしたのは志
望 大に進 学した先 輩の話です。
「 小学校教
員 を め ざ す な ら 、この 大 学 はおす す めだ
よ」といろいろアドバイスを 受けました。第
1志 望はずっと 変 わりませんでした 、高3
に進 級してから併 願 大を調べ、最 終 的に3
つの大学を受験しました。
(敬愛大/国際学部/女子)
【 高1】① 椙 山 女 学 園 大・生 活 科 学 ② 金 城
学院大・生活環境③名古屋女子大・家政↓
【 高2 】変 更 なし↓【 高3・1学 期 】変 更 な
し↓【 高3・2学 期 】変 更 なし↓【 出 願 校 】
椙 山 女 学 園 大・生 活 科 学 ▼
「 学びたい内
容を学べる学 部があること」を基 準に自 宅
から通学できる大学を選びました。志望校
選びで最も参考になったのはオープンキャン
パスです。指定校推薦で受験しました。
(椙山女学園大/生活科学部/女子)
文/本間学
*
「Benesseマナビジョンブック大学生特派員アンケート」
より
(進研アド調べ) *①②③…は志望順位を表す
と 答 え た ケ ー ス が2 割 程 度 あ っ
数値を累計すると高2・8月の時
た。また、
「教育支援のボランティ
点で半数を超える生徒( ・4%)
志 望 校 決 定 までの
高 校 生の行 動 を 知 る
いつ ?
高 2の8月 に は 約 半 数 が
志 望 校の検 討 を 始 め る
*複数回答
する職業に必要な資格が取れる学
左の
【グラフ1】は、第1志望を
51
部を志望する高校生は早い。こう
27
12
20
30
2月
30
40
1月
月
~【グラフ2】志望校決定に影響が大きかった人物は?
~【グラフ3】大学情報を集める際に、実際に行って役に立ったことは?
月
月
9月
8月
7月
6月
5月
月 高
3月
2月
1月
月
月
40
■ 最も役に立ったもの ■ 2番目に役に立ったもの
50
(%)
(%)
60
月
9月
8月
7月
6月
入学前
月 高1
5月
2
10 11 12
4
10 11 12
4
10 11 12
~【グラフ1】第1志望を考え始めた時期、決定した時期
22
2016 8-9
2016 8-9
23
進路選択に大きな影響力を持つ「母親」
志望校決定の大きな後押しになるオープンキャンパス
した生徒の志望校リストに入るに
8.0
3
や就職に関する助言を参考にして
2.0
が、そもそも大学を認知するきっ
10.0
0
0
累積27.3%が
第1志望を
決定
累積8.1%が
第1志望を
決定
12.0
4
0
累積45.0%が
第1志望を
決定
は、高校入学前から大学を認知さ
4.0
累積67.0%が
第1志望を
決定
■ 第1志望校を考え始めた時期 ■ 第1志望校を決めた時期
14.0
累積33.9%が
第1志望を
決定
累積14.4%が
第1志望を
決定
6.0
How to
(%)
高2・8月までに、4人に1人が第1志望を決めている
特集●高校 の 進 路 指 導 の「今」
*いずれも
「Benesseマナビジョンブック大学生特派員アンケート」
( 2016年4月実施、対象:現役大学生)
を基に作成
80
付けられるのか」を重視している
どもの希望」
「進学先で何を身に
大学生活の具体的なイメージが伝
くわかった」といった意見が多く、
大きな影響力を持つ保護者や教員に
自校の魅力をどう伝えるか?
保護者
わる内容が評価されていた。
役に立った情報源は、
上位から「大
%)
、
「進
・7%と一番高く、
「キャリア
る。
「自立・就職のサポート」が
知りたいと感じたことを示してい
【グラフ2】は、保護者がもっと
自 立のた めのサ ポ ー ト を
具体的に知らせる
ことがわかる。
また、自ら大学情報を集めたと
答えた保護者は %にのぼった。
【グラフ1】は、保護者が子ども
学案内・パンフレット」
( %)
、「大
自ら大学情報を集める
保 護 者 が 8割 以 上
の志望校選びで何を重視している
学のホームページ」
(
学相談会やオープンキャンパス」
( %)
、「進学情報誌」
( %)だっ
た。大学案内のよかった点は、
「在
ジュールや内容、頻度について知
ガイダンス、就職セミナーのスケ
る。
「学納金・奨学金 」
「資格」に
ついては中堅校・進路多様校で、「学
び」
「教育 施 設」は超進学校・進学
また、高校教員が生徒から受け
校で特に関心が高い傾向がある。
【グラフ3】
は高校を訪れた大学
その他
社会への
貢献度
学びの大変さ
学問の面白さ
学納金・奨学金
向き不向き、
適性
取得できる
資格・免許
学ぶ内容
将来就きたい
どの声があった。
ローがあるのか知りたかった」な
るが、教育学部ではないのでフォ
りたかった」
「教職をめざしてい
たときのサポート体制について知
ては、
「一人暮らしのため、困っ
かった。その他のサポートについ
学生の声から学生生活がイメージ
0
仕事とのつながり
答えた割合は男子で %、女子で
なったとき自立できるか不安」と
校生の保護者で「子どもが大人に
ベネッセの 調査によれば、高
*1
学びの
を内
深容
め
10
受験に必要な
教科・科目
・1%だった。サポート内容を
58
学生生活の
サポート
20
る相談は、進路多様校では「仕事
10
関係者に、高校教員が聞きたいこ
20
とのつながり」
、超進学校では「学
30
とを高校の進学実績の区分別にま
■ 超進学校 ■ 進学校 ■ 中堅校 ■ 進路多様校
50
をより高めることが重要だろう。
を注ぐだけでなく、自校の教育力
学になるためには、入試広報に力
高校教員から生徒に勧められる大
心に響く形で伝えられるからだ。
魅力を後輩の高校生や高校教員の
ている学生は、自分が通う大学の
る。満足度の高い学生生活を送っ
きるような学生を育てる必要があ
大学は母校で胸を張って報告で
生の姿は進路指導の成果なのだ。
から見れば、大学で活躍する卒業
ようとする高校もある。高校教員
実施し、進路指導の改善につなげ
校のように卒業生の満足度調査を
組みだ。事例で取り上げた坂戸高
指導用資料に掲載したりする取り
輩に語ったり、受験体験談を進路
内容や大学生活について母校の後
生が現在通っている大学の学びの
り組みが増えている。例えば卒業
卒業生とのつながりを活用した取
近年、高校の進路指導において、
卒 業 生の声 が
大 学 の 評 価 につ な が る
め、確実に周知する必要がある。
受験生に与える影響が大きいた
かがえる。特に入試科目の変更は
知識が追いついていないことがう
入試方式に、高校教員、高校生の
の進学校や中堅校では多様化する
い【グラフ4】
。ボリュームゾーン
頼につながると考えられる。
詳しく伝えることが、保護者の信
49
学びの
サポート
自立・就職のサポート
40
他の項目では区分により差があ
50
その他
留学制度
先輩の勧め
70
48
りたかった」というような声が多
*複数回答
できた」
「キャンパスの様子がよ
~【グラフ2】説明会参加や大学案内を読んだ後、
もっと知りたいと思ったことは?
(%)
40
ぶ内容」
、進学校・中堅校では「受
60
その他
~【グラフ4】生徒が「学部・学科」を検討、決定する際、
どのような相談を受けることが多いか?
70
大学の歴史
80
部活・サークル
に関すること
留学等、
海外交流
キャンパスの
雰囲気
教員の
研究実績
生活面の
施設・設備
90
教育方針
具体的な
授業内容
教育面の
施設・設備
資格取得に
関すること
学納金・奨学金
在学生の様子
生徒から受ける相談内容で最も
多いのは「受験に必要な教科・科目」
とめたものだ。
「入試に関するこ
進学実績により
情 報ニー ズ は 異 な る 傾 向
46
保護者は自立サポートに関する
情報をもっと知りたがっている
保護者・兄弟姉妹、親戚の母校
塾・予備校の勧め
ゼミ・研究室の内容
大学院進学率
高校の先生の勧め
クラブ・サークル活動
奨学金
教育理念・建学の精神
キャリア・就職支援
知名度
就職状況
入試科目・入試方式
学費が安い
大学の雰囲気
施設・設備の充実
自宅から通学できる
大学で学べる学問内容
取得できる資格
難易度と学力の合致
子どもの希望
0
10
験に必要な教科・科目」が最も多
20
46
85
かを示している。保護者は主に
「子
10
高校教員
20
30
と」がどの区分でも最も高いが、
*複数回答
(%)
60
44
30
0
学び方や
カリキュラム
貴校の卒業生
の状況
就職実績に
関すること
入試に
関すること
0
現 役 大 学 生に聞いた
出願校決定までの変遷
【 高1】横 浜 国 立 大・理工↓【 高2】① 群 馬
大・医 ② 横 浜 市 立 大・医 ↓【 高3・1学 期 】
変 更なし↓【 高3・2学 期 】① 横 浜 市 立 大・
医 ② 群 馬 大・医 ↓【 出 願 校 】① 横 浜 市 立
大・医 ② 慶 應 義 塾 大・理工 ▼国 公 立 大の
医 学 部 医 学 科が第1志 望 。併 願 する私 立
大は自 宅から 通 学でき 、知 名 度のある 大
学を選びました。医学部志望を固めたのは
高2から。第1志 望 決 定に際しては「 同じ
勉 強をするのなら、目 標を高 く 掲 げ、そこ
をめざしてがんばったほうがよい」という母
親からのアドバイスを参考にしました。
(横浜市立大/医学部/男子)
【 高1】埼 玉 医 科 大・保 健 医 療 ↓【 高2】変
更 なし ↓【 高3・1 学 期 】変 更 なし ↓【 高
3・2学 期 】変 更なし↓【 出 願 校 】変 更なし
▼「 自 宅から 通 学できる 」
「臨床検査技師
の資 格 を 取 得できる 」を 基 準に大 学 を 選
びました。進 路 選 択には「 あなたは化 学や
数 学が得 意 だから 、臨 床 検 査 技 師の資 格
が取れる大 学はどうかな?」という 母のア
ドバイスが影響しました。
(埼玉医科大/保健医療学部/男子)
【 高1】①明治大・文 、②立教大・社会↓【 高
2 】変 更 なし ↓【 高3・1学 期 】明 治 大・文
↓【 高3・2学 期 】学 習 院 大・文 ↓【 出 願 校 】
学 習 院 大・文 ▼志 望 校 、学 部は高1から
決めていましたが、「 心 理 学を学べる」以外
に希 望がなかったので 、知 名 度が高 く 、自
宅から通える大 学という基 準で選んでいま
した。高3の秋 、担 任から別の大 学の指 定
校 推 薦 を 勧められ 、希 望に合 致 する 大 学
だったので、志望校を変更しました。
(学習院大/文学部/女子)
【 高1】音楽系の専門学校↓【 高2】観光系
の専 門 学 校 ↓【 高3・1学 期 】① 明 海 大・ホ
スピタリティ・ツーリズム② 東 京 未 来 大・モ
チベーション行 動 科 学 ↓【 高3・2学 期 】①
神 奈 川 大・法 ② 日 本 大・文 理 ↓【 出 願 校 】
①日本大②神奈川大③東京未来大 ▼高
2まで 専 門 学 校 進 学 希 望 。高3で 大 学 進
学に切り替え、大学のパンフレットを取り寄
せて学べる学 問 分 野を比 較しました。学 年
主 任の先 生から「 きみがずっと 続けている
ボランティアについて学べたり、実 践できた
りする学 部がある」とアドバイスを受け、大
学と学部を決めました。
(日本大/文理学部/男子)
【 高1 】未 定 ↓【 高2 】未 定 ↓【 高3・1 学
期 】① 滋 賀 県 立 大 ② 同 志 社 大 ↓【 高3・2
学 期 】① 奈 良 女 子 大 ② 同 志 社 大 ↓【 出 願
校 】① 奈 良 女 子 大 ② 同 志 社 大 ③ 関 西 大
④ 龍 谷 大 ⑤ 京 都 文 教 大 ▼志 望 校 を 考
え 始 めたのは 高3になってから 。また 、高
3・2学 期に第1志 望 を 変 更しています 。
変 更のきっかけは、「 あなたの性 格には、奈
良 女 子 大のほうが合っているかも 」という
担 任 のアドバイスでした 。併 願 す る 私 立
大は、第1志 望 と 同じ 入 試 科 目で 受 験で
き 、受 験 日 程 が重 な ら ないこと を 条 件 に
選びました。
(奈良女子大/生活環境学部/女子)
【 高1 】大 阪 市 立 大 ↓【 高2 】変 更 なし ↓
【 高3・1学 期 】① 大 阪 市 立 大 ② 同 志 社 女
子 大 ↓【 高3・2 学 期 】変 更 なし ↓【 出 願
校 】① 大 阪 市 立 大 ② 同 志 社 女 子 大 ③ 神 戸
女 子 大 ④ 甲 南 女 子 大 ▼志 望 校の条 件は
「 苦 手な数 学を個 別 試 験で課していない大
学 」でした。学 校に掲 示してあった偏 差 値
の表と模 試の結 果を参 考に志 望 校を選び
ました。志 望 校の決 定に際しては、母 親の
助言も考慮しました。
(同志社女子大/看護学部/女子)
【 高1 】お茶の水 女 子 大・社 会 ↓【 高2 】宇
都 宮 大・国 際 ↓【 高3・1 学 期 】東 京 外 語
大・国 際 社 会 ↓【 高3・2 学 期 】東 京 外 語
大・言 語 文 化 ↓【 出 願 校 】① 東 京 外 語 大・
言語文化②群馬県立女子大・国際コミュ③
法 政 大・国 際 文 化 ④ 法 政 大・社 会 ⑤ 法 政
大・文⑥東京女子大・英語文学文化⑦武蔵
大・人文⑧昭和女子大・人間文化⑨清泉女
子 大・英 語 文 学 ▼国 際 関 係について学べ
ることを軸に志望校を考えました。学校行
事で法 政 大のキャリアデザイン学 部の先 輩
と交流する機会があり、大学の特徴を教え
てもらって、興 味が湧きました。尊 敬してい
た先 生が法 政 大 卒だったこともあり、志 望
校の一つとして考えるようになりました。
(法政大/社会学部/女子)
【 高1】静 岡 県 立 大・看 護 ↓【 高2】首 都 大
東 京・健 康 福 祉 ↓【 高3・1 学 期 】順 天 堂
大・保 健 看 護 ↓【 高3・2学 期 】変 更なし↓
【 出 願 校 】変 更 なし ▼高1から看 護が学
べる大 学を志 望していました。第1志 望を
決めた理 由は、大 学に附 属 病 院があり、少
人 数 教 育 で 丁 寧 な 指 導 が 受 けられる と
思ったからです 。オープンキャンパスと病 院
見 学で、雰 囲 気と設 備に魅 力を感じ、指 定
校推薦で受験しました。
( 順天 堂 大 / 保 健 看 護 学 部 / 女 子 )
24
2016 8-9
2016 8-9
25
40
50
~【グラフ1】子どもの志望校選びで、
保護者としてどんな点を重視したか?
50
■ 超進学校 ■ 進学校 ■ 中堅校 ■ 進路多様校
60
70
~【グラフ3】大学の担当者が貴校を訪れた際、
聞きたい・知りたいのは、
どのようなことか?
70
80
90
30
40
高校生の志望校リストに
入るには?
「子どもの希望優先」、
「何を身につけられるのか」を重視
(%)
最も知りたいことは「入試に関すること」
(%)
特集●高校 の 進 路 指 導 の「今」
*
「Benesseマナビジョンブック保護者アンケート」
( 2016年6月実施、対象:大学生の保護者)
を基に作成
*進研アド「高校教員調査」
( 2014年10月実施)
を基に作成。超進学校:n=80 進学校:n=162 中堅校:n=152 進路多様校:n=110
*1 東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所「子どもの生活と学びに関する親子調査 2015」(2015 年7~8月実施)
*
「Benesseマナビジョンブック大学生特派員アンケート」
より *①②③…は志望順位を表す
×
進路指導
高 校 生のリアルな 気 持 ち
・センター試験型のマーク模試を受
験し、大学を意識する。
・日々の学習だけでなく、入試に向
けた勉強を意識する。あるいは
「1
年 後は自 分だ」と考え、恐 怖や焦
りを感じる。
・先 輩ががんばる姿は後 輩たちに
刺激を与えている。
・入試や勉強法について、具体的な
ガイダンスをする高校もある。
・センター試 験 を 受 験した先 輩た
ちを見て、来 年は我が身と自 分に
置き換えて考え、焦りを感じる。
・ 月に受験した模試の結果返却
があり、5教科型模試における、全
国的な自分の位置を初めて知る。
・成 績が悪い場 合でも 、第一志 望を
変える者は少ない。自 分の位 置を
知ってモチベーションを高めている。
・進 路 講 演 会は大 学の在 学 生や 教 員 など を 招 く
ケースと外部講師に委託するケースがある。
・面接の練習開始も一部の高校でみられる。
・初めての5教科型模試。満足するような結果では
ないものの、
この時 点で志 望 校 変 更は考えない。志
望校は最大記入数の4校書く者が多い。
・次年度の履修科目選択に向け、今年度の大学別入
試情報を調べて、入試科目や難易度を確認する。
・推薦入試やAO入試を意識する生徒もいる。対策
をする生徒は小論文の勉強が中心。
・現在の学力を大学合格レベルまでもっていくことが
できるのか不安。文転をする者が出てくるのもこの
時期で、
この選択で後悔しないだろうか、と不安視
する声が多く挙がる。
・OC参加レポートを提出。クラスメイトの感想を聞
くなどして、進路意識を高める。
・秋に次年度の履修科目を決めるため、
どの科目に
すればよいか考え始める。
・夏休み明けから、推薦について指導する高校や、受
験に必 要な科 目を調べる時 間を設けるなど、進 路
指導の内容が受験に向けて具体的になってくる。
・OC参加校数はばらつきがあるが、第一志望への意
識の高さと反比例している
(第一志望が決まっている
場 合 、参 加 校 数は少ない。検 討 中の場 合は、
たくさ
ん参加する)
。
・大学案内やネットでは得られない大学の雰囲気や
個性をOCで確かめる。その結果、
プラス面・マイナ
ス面の両面がわかったという者が多い。
・夏 休みにO C に参 加するスケ
ジュールを立てる。志 望 校や学
問が決 まった 中で 行 く 大 学
を選定する。
・夏休みの学習目標を立てる。
・夏休みを前に三者面談を行
い、現状の成績を保護者を交
えて確認する。
・進路講演会では大学で学ぶ学問について指導する
高校が多い。高校生の自主性任せでは学問というも
のを理解できない。
・夏のOC参加に向け、大学のピックアップや、行って
何を見てくるかなど指導を受ける。
・進 学したい学 部・学 科をある程 度 決め、その学 部・
学科のある大学を探し、志望校として考え始める。
・大学で学べる学問を調べる
(系統・分野レベルまで)
。
・調べ方はホームルーム
(以下 H R )
などで担 任の指
導のもと、「 進路冊子などを利用する」「ワークに取
り組む」
「 外 部 講 師の講 演を聞く 」
「 担 任の裁 量で
HR中に解説する」などさまざまである。
・進路指導熱心な高校では、
さらに学びたい学問を
学べる学部・学科を調べさせる。そのため、大学の情
報を見る者もいる。
・文 理クラスに分かれ、時 間 割
は自 分の興 味に合った科 目が
中心となる。英語や数学など、
難 度が上がり 、要 求 される 学
習量も増え、
とまどう。
・学習意欲の高い生徒は日々の
学 習に加え 、受 験 を 意 識した
勉強を始める。
高校生の行動と気持ち
2 年 生
模試
(1月模試と
ドッキング判定)
入試ガイダンス
センター同日受験
模試
始業式
冬休み
期末テスト
三者面談
模試
(初めての
5教科型模試)
進路調査
進路講演会
科目選択決定
(入試科目・難易度)
確認
大学別入試情報
中間テスト
保護者会
面談
進路ガイダンス
始業式
オープンキャンパス
夏期講習
夏休み
オープンキャンパス
模試
(初めて志望校を記入)
終業式
保護者会・三者面談
期末テスト
入試ガイダンス
(仕組みなど)
科目選択指導
進路講演会
オープンキャンパス
参加準備
大学研究
(個別大学)
学問からの大学調べ
学部・学科研究
学問研究
(系統・分野) 中間テスト
保護者会・PTA総会
進路調査
始業式
行 事
高 校 生 のマイ ン ド カ レ ン ダ ー
1 年 生
高校生の行動と気持ち
・卒業後の進路について、自分
なりのイメージを 持っている
者も少なくない。
・
〝 大 学 進 学 〞と 聞 く と 反 射
的に思いつくのは
「センター試
験」
が多い。
・具体的になりたい職業を挙げる高校生もおり、医
療 系の資 格が必 要 な 職 業や教 師 などがその代 表
例 。中には大 学 進 学とはあまり結 びつかない職 業
(芸能人など)
に憧れる者もいる。
・初めての定期試験を経て、中学の定期試験との差
に驚いたという意見が多い。勉強法の確立の重要性
に気づく時期である。
・文理分けガイダンスを受けて学問研究を始める。
・しかし 、大 学 で 学ぶ 学 問 まで 関 心 は 向かず 、自
分の得 意 科 目・苦 手 科 目から 文 理 選 択 を 考 える
のが精一杯 。
・学 校からの課 題 もあって 半 数の
高 校 生がオープンキャンパス
(以下
に参加する。
OC)
・進学先として意識というより、大
学はどんなところかを体感するに
とどまる者が多い。
・OCに参加した者がいる一方で、部活動などが忙し
く、参加できなかった生徒もいる。
・大 学 研 究の課 題が出た際 使 うものは、
スマホ派・
PC派に分かれる。スマホは手軽でスクリーンショッ
トなどの機能により拡大できる点がよいらしい。
・進 学に対する意 識が高い生 徒の場 合 、得 意 科 目・
苦手科目だけでなく、将来の職業まで見据えて文
理を選択できている。
・
「 好き」「 学びたい」を軸に文理選択をする高校生
が多いが、「 数 学が苦 手だから文 系 」など消 去 法で
選ぶ者もいる。
・文理選択について学校からの指導があるが、
その内
容に対して生徒自身からは賛否両論。
・面談や講演がない場合でも、担任からの資料配付
などの進路指導はある。
・秋を中心に将来の仕事についての
講 演 会や指 導 を 行う 学 校が見ら
れる。
・進 路 多 様 校は職 業に、進 学 校は
研 究や学 問に特 化した講 演 内 容
が 多い。大 半 の 高 校 生 の 反 応 は
鈍いも のの 、刺 激 を 受 け る 生 徒
も。
・この時 期の学 習 面での不 安は、大 学 進 学に関 す
るものと 、日々の学 習のことに分かれる 。初 めて
大 学 受 験に向けた学 習が意 識 されるタイミング
であると 同 時に、勉 強のモチベーションに個 人 差
が見られる結 果に。
・センター試 験で大 学 受 験 を 意 識
す る 。受 験 した3 年 生 の 姿 を 見
て 、2年 後はあっという 間 だと 感
じ 、焦りを 覚えるなど 、自 分 事 と
して捉えている。
・将 来については何らかの意 思を持っており、
なりたい職 業が決まっている者はそれに向け
た進路を意識する。その一方で、学びたい学問
を決めつつも今後どうなるかはわからないと
考え、意思決定が暫定的な者もいる。
・いずれやって来る自分の受験が
「 不安 」、「 怖
い」という意見もある。
・秋と比べ、「 あと2年 」という自 覚は芽 生え
てきている。
学年末テスト
補習
春休み
・1月模試・2月模試のドッキング判定が戻り、
記述+
マークでのリアルな判定を知り、
ショックを受ける。
・自分がどういう大学をどういう入試で受験するかあ
る程度明確になる。志望校群を広げる高校生もいる。
・通 学 時 間や休み時 間 中に英 単 語の暗 記をするな
ど、受験勉強を始める。
・1年間を振り返り、点数をつけると高1時より低
い点数をつける者が多い。点数評価の分かれ目は勉
強にどれだけ取り組めたか。
・学校のHR、集会等で今後の指導
がある 。
一般 入 試 組 は 意 識 が高 ま
り、推薦・AO入試希望者との温度
差が出る。
・入試ガイダンスが行われ志望校の入
試に合わせた学習プランと入試日程
を見て受験スケジュールを立てる。
・多くの高校生がOCに参加する。
ただし、高1・2と比 較すると志 望
校候補だけに絞る傾向がある。
・予備校の夏期講習を受講し、既卒
生に混じって勉強することでレベル
の違いを感じて、刺激を受ける生徒
も少なくない。
・第一志望はすでに固まっている。
・夏休み中の学習は苦手克服、基礎固め、
センター対
策が中心。推薦入試を希望する高校生は評定平均
値が確定し、出願校を固める。
・計画を詰め込みすぎ、思うように勉強が進まない。
つい好きな教科ばかり勉強してしまい、苦手克服・基
礎固めにならない生徒も。
・この時期ほとんどの生徒は第一志望を書ける状態
になっている。実際の受験校を決めるのはこの時期
が多いよう。まだ決めかねている者は自分の学力を
現 実 的に見て注 意 深 く 検 討しており、夏までには
決めたいと考えている者が多い。
・4月 模 試の結 果 を 踏まえ 、志 望 校 群の追 加 を 考
え、夏のOC参加準備を行う。
・模試受験の際に記入する大学
を決めるため、難 易 度を意 識し
て志望校を選ぶ。
・この時 期には受 験する入 試 方
式を決めている。
・履修科目も入試科目に直結す
るものになるため、大 学 受 験へ
のやる気がかなり高まる。単 語
帳の持 ち 歩 きや勉 強 時 間の増
加など、行動に変化が表れる。
高校生の行動と気持ち
3 年 生
進 路 選 択に対 する
高 校 生 の 行 動 と 心の 動 き を
3年 間の学 校 行 事 と と もにまと め た 。
入 試 広 報 活 動の参 考にしていた だ き たい。
行 事
始業式
学問からの大学調べ 大学研究
(個別大学)
入試制度の種類・
スケジュール確認
進路調査
模試
保護者会・PTA総会
中間テスト
進路調査
オープンキャンパス参加準備
部活動引退
志望校調査
三者面談
推薦・AO指導
進路講演会
模試
終業式
保護者会・三者面談
オープンキャンパス
期末テスト
進路調査
模試
夏休み
夏期講習
推薦・AO対策
オープンキャンパス
始業式
推薦・AO
直前対策指導
入試ガイダンス
模試
面談
保護者会
中間テスト
模試
・
一般 入 試 志 望 者と推 薦 入 試 志 望 者の間で、
はっき
りと動き方が分かれ始める。
・ほとんどの高校では何かしらガイダンスや面談など
が行われており、
一般入試受験者は併願校を含めた
受験校を決定する。
・過 去 問 演 習を始めるが、学 習 範 囲や実 力が追いつ
かず、問題が解けずに落ち込む。大半の高校生が休
み明け以降の模 試の成 績が、既 卒 生が混じるため、
期待したほど上がらず、焦る。
・模 試の結 果を踏まえ、
三者 面 談で
出願校を検討、最終確認する。
・この時 点で志 望 校 を 再 検 討 する
生 徒はあまりおらず 、併 願 校 を 変
更するにとどまる。
・保護者と子どもの意見が食い違っ
た場 合 、子どもが親に合わせる傾
向がある。
・第一志望は一般入試、公募制推薦を両
方受験するという生徒も。
・模試の結果が思わしくなくても、難
志望校検討会議
(教員) 度の低い大 学に志 望を変えるよう勧
める指 導 をしている教 員は見 受けら
模試
れない。むしろ生徒が現役合格にこだ
わって、自主的に変えることも。
期末テスト
三者面談
冬休み
卒業式
進路報告
私立大対策
2次試験対策
・勉 強はセンター試 験 直 前にはセンター対 策に集 中
始業式
し、下旬になると受験校の過去問対策に集中。
・推薦合格組もセンターを受験するよう、教員の指
センター試験受験
導あり。
出願校検討会議
(教員)
・センター試験後の面談が多くの高校で実施されて
いる。
冬期講習
提出物や小テスト、定期テ
ストなどできる限り努力をし
て、評定平均値をなるべく
高く保つようにしています。
行 事
入学式
新入生・保護者
オリエンテーション
進路調査
保護者会・PTA総会
中間テスト
職業研究
学問研究
(文・理/系統・分野)
文理選択・進路調査
学部・学科研究 進路講演会
終業式
保護者会・三者面談
期末テスト
模試
オープンキャンパス
夏休み
夏期講習
オープンキャンパス
始業式
学問研究
(文・理)
文理選択
模擬授業
面談
保護者会
中間テスト
進路調査
(文・理)
模試
進路講演会
三者面談
期末テスト
冬休み
始業式
センター同日受験
文理選択決定
模試
学年末テスト
補習
・この時期に名前を知って
いる大学数は平均 校ほ
ど。有 名 校や地 元の大 学
の 名 前 のみにと ど まる 。
それぞれの大 学の特 徴は
さほど理解していない。
大学については、
自分たちで調べる
ので、似ている名
前の学部の違い
までははっきりとわ
からなかった…。
予想していた・聞いていた以
上によい印象を受けたり、反
対に違ったりと、資料ではわ
からないことがたくさんわかっ
た。大学生に個別に話が聞
けたところがよかったです。
進路調査が5月ごろにあ
り、第一志望を書きました。
各科目の勉強時間のウエ
イトの置き方についての指
導がありました。
オープンキャンパス参加校
は第1、
2志 望 校 の2大
学。過去問をもらいにいき
ました。
模試の志望大登録はA~
E判定まで出るようにした。
パンフレットを数多くみたの
と、偏差値を考慮。
面談で担任に模試の結果
を気にしすぎないようにと
言われた。
私は安全校でも短大でも現
役で進学したいが、母は「一
浪して第1志望校に行きなさ
い」
と言うので、半々です…。
・国公立大志望者も合格・不合格が確定、海外留学
や専門学校に路線変更する者もいる。
・不 合 格だった高 校 生で現 役にこだわる者は、3 月
入試を受験する。
・私 立 大 学 の 個 別 試 験 が 始 ま
る。現役生は入試期間中もさら
に実力が伸び続ける。
・私 立 大は2 月 中にほとんどの
結果が出そろい、不合格だった者
は3 月 入 試に出 願する。国 公立
大 志 望 者 は 私 大 の 結 果 がモチ
ベーションに大きく影響する。
・入試の出来に自信が持てず、浪人を決める生徒も
いるなど、気持ちが不安定な状態。
倍率が非常に高かったの
で、
できているのかできてい
ないのか、
また、
できていて
も大丈夫なのかまったくわ
からないような状態です。
オープンキャンパス参加は
宿題でした。
大学の、過去問の本がも
らえてよかったです。
卒業生からの、大学生活
や大学受験の体験談。
役に立った。自分もがんば
ろうと思った。
3年生を見て、
「2年後の自
分はあんなふうにがんばる
ことができるだろうか」
と不
安になった…。
秋の模試の成績からすると
志望校との距離は遠いも
のでしたが、志望校を変え
ようとは思いませんでした。
受験生の自覚はできたが、
何から手をつければいいの
かわからず、何もしないまま
終わってしまった・・・。
先輩たちは、大変なはずな
のに、
そういう素振りを表に
出さないで過ごしているか
らすごいなぁと思います。
11
幼稚園教論になりたい。
小さな子どもたちと仲良く
過ごしたいって思います♪
皆に笑顔を与えられる人
になりたい&幸せを与えた
いです。
自分の知っている大学は
東大、京大、東工大、東京
理科大、東洋大、埼玉大、
茨 城 大 、中 央 大 、東 京 農
大、早稲田、慶応、北海道
大、学習院、明治、上智、駒
澤、城西の17校です。
26
2016 8-9
2016 8-9
27
春休み
進路ガイダンス
15
(志望校は)決めたが、
もっ
といろんな所をみて慎重に
決めたい。
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
特集●高校 の 進 路 指 導 の「今」
*
「Benesseマナビジョンブック」高校生モニターや進研アド実施の進路講演会参加者への調査結果、高校の進路指導スケジュールなどを基に作成。フキダシ内は高校生モニターから寄せられたコメント
*行事の内容やスケジュールは目安です。実際は学校により異なります