平成28年8月19日 平坦部(佐賀県農業試験研究センター) 本年産水稲の生育状況(8月19日) 移植日 項目 草 丈 茎 数 葉 齢 年 次 品種 夢しずく 概 ㎝ 本/㎡ L 6月 17日 本 年 出穂期:8 月 16 日 平 年 出穂期:8 月 18 日 平年比(差) 況 平年より 2 日早い 気象:8 月 12 日から 18 日の気象 を平年と比較すると、気温は 1.7℃ 高く、日照時間は 139%と多く、降 水量は 90%と少なかった。 ヒノヒカリ 本 年 92.2 464 14.9 平 年 91.5 461 14.1 101 101 +0.8 平年比(差) 6月 20日 さがびより よりやや高く、「ヒノヒカリ」と「ヒヨク モチ」がほぼ平年並み。茎数は平 本 年 85.1 500 14.8 年と比べて「さがびより」が多く、 平 年 82.9 445 14.4 「ヒヨクモチ」がやや少ない。「ヒノ 103 112 +0.4 ヒカリ」は止葉が抽出し、平年より 平年比(差) ヒヨクモチ 生育:草丈は「さがびより」が平年 本 年 72.6 554 15.2 平 年 74.3 574 14.6 98 97 +0.6 平年比(差) 出葉数が 1 枚多い。「さがびより」 と「ヒヨクモチ」の葉齢は、平年より 進んでいる。 留意点 ○ 水管理については、稲が最も水を必要とする時期(穂ばらみ~穂揃い期)を迎えていることか ら、水をきらさないよう、潅水を行う(間断潅水もしくは浅水管理)。 ○ 本年は高温で推移しているため、紋枯病の発生に注意し、地域予察に努め海外飛来性 害虫と合わせて適正な防除を行う。すでに葉いもちの発生がみられるほ場では、穂ばらみ 期の防除を徹底する。 ○ 斑点米カメムシ類を中心とした防除の適期は、穂揃期の約 10 日後(乳熟期)である。 注)・「夢しずく」、「ヒノヒカリ」は 6 月 17 日移植<平年より 1 日早い>の稚苗(播種期 5/24,播種量 湿籾 180g/箱) 「さがびより」、「ヒヨクモチ」は 6 月 20 日移植の稚苗(播種期 5/25,播種量 湿籾 180g/箱) ・栽植密度: 「夢しずく」は条間 30 ㎝×株間 17 ㎝,19.6 株/㎡(65 株/坪) 「さがびより」は条間 30 ㎝×株間 20 ㎝,16.7 株/㎡(55 株/坪) 「ヒノヒカリ」「ヒヨクモチ」は条間 30 ㎝×株間 15 ㎝,22.2 株/㎡(73 株/坪) ・栽培管理:施肥法は県基準に準じ、防除他はセンターの慣行による。 ・平 年 値:過去7ヵ年(平成 21~27 年)の内最高と最低を除いた 5 ヵ年の平均値。 平成28年 稲作期間気象図 アメダス観測値(佐賀) 農業試験研究センター 作物栽培研究担当 40 35 最高気温 30 気 25 ( ) 平均気温 温 20 ℃ 最低気温 15 10 5 0 1 2 3 4 5 6 1 2 5月 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 7月 6月 4 5 6 1 2 3 8月 4 5 6 1 2 9月 3 4 5 6 1 10月 2 3 4 5 6 5 6 11月 80 70 60 日 照 時 間 50 ( ) h 40 30 20 10 0 1 2 3 4 5 6 1 5月 2 3 4 5 6 1 6月 2 3 4 5 6 1 2 7月 3 4 5 6 1 2 8月 3 4 5 6 1 2 9月 3 4 5 6 1 2 3 10月 4 11月 300 250 200 ( ) 降 水 量 150 ㎜ 100 50 0 1 2 3 5月 4 5 6 1 2 3 6月 4 5 6 1 2 3 4 7月 5 6 1 2 3 4 8月 5 6 1 2 3 4 9月 5 6 1 2 3 4 5 10月 6 1 2 3 4 11月 5 6
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