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平成28年8月17日
防
衛
省
稲田大臣のジブチ訪問(概要)
平成28年8月15日(月)
、稲田防衛大臣は、ジブチを訪問し、自衛隊派遣部隊視察を実
施するとともに、ゲレ大統領及びバードン国防大臣との会談、米軍基地キャンプ・レモニエの
視察等を実施したところ、概要は以下のとおり。
(1)派遣海賊対処行動部隊視察
稲田防衛大臣は、航空隊及び支援隊の活動拠点において、各部隊の活動状況について報告
を受けるとともに、活動拠点の各施設・設備を視察し運用状況等について確認した。また、
P-3Cに搭乗して監視任務の実施状況を確認するとともに、アデン湾洋上で任務に従事し
ている水上部隊の護衛艦と通信し、任務状況を確認した。
また、女性隊員を含む若手派遣隊員と懇談し、厳しい環境の下でも任務を完遂し、全員が
無事に帰国するよう期待する旨激励した。
(2)ゲレ大統領表敬
稲田防衛大臣から、海賊対処部隊に対するジブチ政府のこれまでの協力への謝意を表明し
た上で、先の南スーダン情勢悪化の際の邦人輸送を例としてジブチ拠点の有用性は高まって
いるとして、ジブチを拠点とする自衛隊の活動について、ジブチ政府の引き続きの支援を要
請した。ゲレ大統領からは、我が国の海賊対処を含む国際社会の取組みへの肯定的な評価が
示され、今後も支援を継続したい旨発言があった。
(3)バードン国防大臣との日・ジブチ防衛相会談
稲田防衛大臣から、自衛隊の海賊対処行動の開始以来、日・ジブチ関係が急速に進展して
いることを歓迎する旨述べた上で、ジブチにおける自衛隊の活動拠点の運用に関するジブチ
政府の支援に感謝を述べた。バードン国防大臣から、海賊対処行動をはじめとする日本の協
力について高い評価が伝えられるとともに、引き続き協力を進めていきたい旨発言があった。
また、稲田防衛大臣から、ジブチ側の要請に応え、ジブチ軍への支援として本年後半に陸
上自衛官を教官として派遣し、災害対処に必要な施設器材の操作教育等を実施する方向で調
整を行っている旨伝達した。
(4)米軍基地キャンプ・レモニエ視察
米軍基地キャンプ・レモニエを視察し、在ジブチ米軍の活動や施設の整備状況等について
説明を受けた。
派遣海賊対処行動部隊視察(活動拠点視察)
派遣海賊対処行動部隊視察(隊員への訓示)
派遣海賊対処行動部隊視察(P-3C搭乗)
派遣海賊対処行動部隊視察(隊員との懇談)
ゲレ大統領表敬
バードン国防大臣との会談