測量調査のための UAS 知っ得法律講習会(ご案内) ★本講習会は、測量調査で UAS を利用するにあたって、経営者や幹部社員(営業含む)として知 っておくべき UAS の特性、安全の確保方法、法的な規制や対応について議論します。 UAS を測量調査へ利用しようという試みは、2000 年後半から開始され、UAS に関する理解を 高めながら実利用可能な分野と方法を掴みつつあったところです。しかしながら、 昨年 4 月に UAV (無人航空機)が首相官邸屋上で発見されると、その危険性が問われるも、空の産業革命推進へ の要求の方が強く、法律の改正、施策の立案、技術マニュアルの作成、安全基準の作成など、急 速に多くの対応が図られたことは周知のところです。 UAS に対する技術的な理解が不十分な中での各種施策の急速な対応は、往々にして見落としが 有りがちな一方、経営的には、安全確保も含め、実利用可能な分野と方法が模索中である中にあ っても、競争原理に強いられて市場参入を余儀なくされるところかと推察されます。 このような状況を踏まえ、経営者・幹部社員として会社を守るために知っておくべき UAS の特 性、安全の確保方法、法的な規制の内容、事故が発生した場合の対応を議論します。 ■開催概要 日時: 2016 年 9 月 15 日(木) 13:00 ~ 17:00 場所: 測量年金会館/2階大会議室 東京都新宿区山吹町11−1 主催: UAS 測量調査協議会(ユー・アス) 共催:( 一社)全国測量設計業協会連合会、(公社)日本測量協会、(公財)日本測量調査技術協会 後援:国土交通省国土地理院 (予定) 、JUIDA|(一社)日本 UAS 産業振興協議会(予定) 参加費: 共催会員・後援関係者 15,000 円 共催会員・後援関係者以外 20,000 円 ■プログラム 司会) ユー・アス 幹事 土谷 学 13:00~13:10 開会の挨拶 ユー・アス 代表幹事 木村 誠之 13:10~14:10 これだけは知って欲しい初級者向け UAS の特性と安全性 ユー・アス 幹事 津留 宏介 落下して民家延焼 14:10~14:30 休憩 14;30~16:30 UAS を取り巻く法的な規制の内容と事故への対応 森・濱田松本法律事務所 弁護士 戸嶋 弁護士 有人機に衝突して墜落 浩二 林 浩美 16:30~16:55 質疑 道路に落下し 進行)ユー・アス 幹事 津留 宏介 自動車事故、 電線に接触・切断し停電 通行人怪我 16:55~17:00 閉会の挨拶 ユー・アス 幹事 吉永 新一郎 ===================================== 17:30~ 懇親会 測量年金会館1階 あるぱん 参加費 3,000 円 線路に落下し鉄道停止 ★安全に努めるのは当然。でも、 事故ったときのことも考えておこう! 法i,iiなどの整備により飛ばしたり、空撮画像iii,iv,vを公開したりする根拠ができた。 しかしながら、安全運用が根付くには時間を要する。 一方では、落下という特性を有するため、早急に対応が必要である。 新しき技術、新しい利用環境である。 見えないところが多く、思わぬ災禍を招く可能性はないか。 どこで、どのように飛ばし、空撮画像を公開する場合の留意点は理解できた。 飛行範囲の土地管理者vi,vii,viiiと周辺住民ix,x,xiとの間にトラブルが起きないようにしておくに は、どのようにすればよいか。 リチウムイオンバッテリは、可燃性が高く、運搬や保管時に発火させ、周囲に被害を与える可 能性がある。その対策は如何にxii。 航空法抵触 xiii,xiv 廃棄にも留意が必要なようである 。 •罰金 加害(対人・対物) そもそも事故が起きたときの責任の所在は、どうなるのだろう。 落下させた(自損、対物、対人) 。 •保険 裁判 •弁護士 行方不明になってしまった。 追及は困難であるが、原因は機体xv、あるいは電波を混線させた第三者という場合もある。 関連する資格xviや操縦に関する民間資格を取得していたり、公的機関などが公開している安全 基準を遵守していたり、技術基準を遵守していたりといった努力を払っているのだが、、、 。 リスクを予め把握し、対策を取っておく必要があるが、保険加入だけでよいのか。社内の安全 管理のあり方は如何に、 、 、 。 i 航空法の一部改正 ii 国会議事堂、内閣総理大臣官邸その他の国の重要な施設等及び外国公館等の周辺地域の上空における小型無人 機の飛行の禁止に関する法律案 iii 「ドローン」による撮影画像等のインターネット上での取り扱いにおけるガイドライン iv v 特定電気通信役務提供者の損賠請求責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律(プロバイダ責任法) 個人情報保護法 vi 民法 vii 道路法、道路交通法 viii 河川法 ix 迷惑防止条例 x 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律 xi 環境法(騒音防止) xii 消防法 xiii 廃棄法 xiv 資源の有効な利用の促進に関する法律 xv 製造物責任法 xvi 電波法 UAS!社長の悩み 「空の産業革命 UAS、国土交通省の i-Construction でも重要な位置付けになっていて、 ビジネスチャンスなのだが、、、」 数キロの機体だけど、結構、落としているという噂があるし、万が一事故でも起こされたら、 報道に叩かれでもしたら、会社は持ちこたえられるかな? そもそも事故を起こした場合、誰がどのように責任とるの? 操縦者、整備者、監視役、現場責任者、主任技師、担当役員、俺(社長) 専門の業者に撮影をお願いしていた場合は、どうなるの? 事故の規模にもよるけど、例えば、 人と接触して負傷、死亡、ペットや家畜、、、 民家・公共施設・重要施設・国宝建造物への衝突、破損、火災 自動車・バス・鉄道・新幹線・航空機との接触・事故、これらの二次災害 役所からの仕事で、国土交通省からの許可も得ているけど、住民、土地の所有者には、どこ まで許可を得ておくべきなんだろう? 許可を得ていなかった場合はどうなるんだろう? 災害対応もしたいけど。 感情を悪くした住民や役所の施策に反対する住民が、通報するかもしれない。 暴走して予定地区以外に飛んでいったり、それも国土交通省から許可を得ていなかった DID 地区だったりしたら、どう責められるのだろう? 見つけ出す前に第三者が触って火傷したり、火事を起こしたりすることもあるかな? でも、暴走って誰の責任だろう。 操縦者、整備者、メーカ、もしかしたら GPS ジャッマー(jammer、GPS 電波を妨害する機 器)の攻撃を受けたのかもしれない。 証明は難しいだろうが、全て会社が責任を取るのも納得いかない。裁判にでも持っ て行きたいが、 、 、 。 保険掛けているからいいっていう問題でもないよな。 リチウムイオンバッテリは可燃性が高いので、産業廃棄物として処理しなければならないと いうけど、担当者はちゃんとやってくれるかな。 ちゃんと処理せず輸送の途中で火事にでもなったら大変だ。でも、ちゃんと処理しなか ったからといって担当者に責任を取らせるわけにもいかない。 輸送する人間にも専門的な知識がいるな。 とにかく必要な資格は取らせ、地理院の安全基準にしたがった対応を取るように指示はする けど、これで責任を逃れられるわけでもないよな。 プライバシーの問題は、公開しなければいいと思うけど、 社員やアルバイトがおもしろがってネットに公開したらどうなるのだろう。 イヤー難しい。そうだ! 弁護士に聞いてみよう。道が開けるはずだ。
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