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マルチコプター部門の FAQ
ver 1.3
2016/07/22
このファイルでは「マルチコプター部門」の FAQ を記載します。各チームにこれだけは知っ
ておいてもらいたいという事項をまとめたものです。参加チームの皆さんは必ず目を通してく
ださい。
なお、各チームのリーダーは、レギュレーションおよびルールに関して疑問が生じた際には、
[email protected] までメールにて質問すること。レギュレーションおよびルールについて
の質問は 8/19(金)12:00 をもって打ち切り、これ以降の質問は原則として受付けません。
Q1. Rocking Wings についてもう少し詳しく説明して下さい。
飛行機の場合、翼を振る(Rocking Wings)では、エルロンを操作すると機軸を中心に機体は
回転しますが、マルチコプターの場合には機体を傾けると(例えば左に傾ける)、機体は左
の方向に移動します。傾ける時間が長ければ、また傾ける角度が大きければ移動量が大
きくなります。その動きを止めるには反対方向に傾けますが、今度は傾けた方向に機体は
移動します。すなわち、マルチコプターで Rocking Wings すると、機体は左右に移動するの
で、開始地点を十分に考えてマルチコプター飛行エリアをはみ出さないように注意してくだ
さい。又、判定がし易いように、大きな動作を行うようにプログラムしてください。
横方向に移動するイメージ図
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Q2. 機体審査の機体の保持装置(道具)について説明してください。
A. 飛行機タイプの場合には機体を壁側に向けて抑え、モーターをフル回転させて作動試
験を行うことが出来ますが、マルチコプターの場合にはプロペラが上向きについており、
また構造上、機体を保持することが難しいです。ルールでは機体を床に固定してとあり
ますが、必ずしもこの方法でなくても良い。例えば、機体を横に倒して、上の面を壁側
に向けて本体(あるいは脚部分)を抑えてフル回転できれば(機体構造の強度が十分
であることが必要です)、特別な保持装置(道具)は必要としません。
Q3. マルチコプター用のフィールドを詳しく説明してください。
A. 安全のためマルチコプター専用フィールドを、競技フィールドの中央部に設けます。
線は体育館施設の関係で引けませんので、三角ポストを適宜配置して分かりやすくし
ます。レイアウトは以下のようになります。
10m
箱1
4m
箱2
4m
z
箱4
9m
H
箱3
箱5
5m
2m
19m
また,投下場所の詳細は以下のようになります。投下場所の領域は全て同一(1m×
1m)です。また、斜め HOOD には浅い HOOD と深い HOOD があります。斜め HOOD
の場合、投下場所に対して箱の向きがあります。なお、垂直 HOOD、斜め HOOD の
作成方法に関しては、資料「HOOD・読み取り数字の作り方」を参照してください。
2
垂直 HOOD(箱 2、箱 3、箱 5)
浅い斜め HOOD(箱1)
深い斜め HOOD(箱 4)
Q4. 機体は自作であることとありますが、市販の部品(キットではないもの)を選定し、組み上
げたものは自作に含まれますか?
A. 市販のドローンの、例えば本体やアームなどのスペアーパーツが購入できますのでそ
れらを組み合わせれば本体が出来上がりますが、これは許可されません。更に、自作
用にも各種パーツがネットで入手でき、それらをうまく利用すれば機体本体を作ること
が出来ますが、これも許可されません。機体構造は全くの自作で、金属、カーボン、グ
ラスファイバー、プラスチック、航空ベニヤ等、材質は問いませんので、オリジナルなも
のを作ってください。
Q5. 空撮の数字を PC で読み取る補助者(複数人でも構わない)の位置について教えて下さ
い。
A.競技ルール 5.6.1 の図 2 ミッションイメージ図では補助者は操縦エリア外に立っていま
すが、操縦エリア内の左右の 2 ヵ所に変更します。理由は、空撮カメラによっては電波到
達距離の関係で出来るだけマルチコプターに近い距離が好ましいためです。PC の画像
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はプロジェクターを通して観衆に見えるようにするために PC(アナログ RGB D-Sub15 ピ
ン(VGA 端子)付)のものを準備するように指定しています。操縦者、補助者の両方
にプロジェクター画像が見えないような位置にスクリーンをセットします。左右対称の位置
になっていますが、会場のレイアウトの状態を見てどちらかに決めます。
Q6. 制御装置・フライトコントローラに〇〇は使用できますか。
A.制御装置・フライトコントローラに関しては、レギュレーションでは「制御装置も自作
が望ましいが、オープンソースの使用は認める。」と規定しています。そのため、オープ
ンソースに該当していない製品(例えば,ブラックボックス製品で中身の詳細が非公開
かつ加工できない等)を単純に搭載した機体はレギュレーション違反になります。ただ
し、この制御装置と機体との間に、自作の計算機を挟むことで、 ウィングロックなどが出
来るようにシステム構成することは可能ですので、その場合は「自作」範囲とします。オー
プンソースかどうかは参加者の方で調べてください。
Q7.
空撮用カメラの無線通信機器は認証シールの検査がありますか。
A.機体審査では日本の電波法に合致する機材を使用しているかを自己申告して頂
きます(※)。基本的には技術適合証明のシール等細部の確認は致しませんので、搭
載カメラを積み下ろしたりする作業は不要です。ただし、電波法適合性等に関して明ら
かな疑義生じる場合には、機体審査員が詳細な確認を行います。
Q8. 大会の資料に記載のある空撮用カメラですが、技術基準適合証明番号の認定は受け
ていますか.また,認定を受けていなくても使用可能でしょうか。
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A.大会事務局で確認をした製品には技術適合証明のマークが付いておりますが、並行
輸入品に関してはマークが無い(使用が電波法違反になる)可能性もありますので、ご注
意下さい。 同製品に限らず、電波法違反になる可能性がある無線機器の使用は認めら
れません。
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