十津川林業ニュー

第3号
2016年8月10日
「山にこだわる。
木にこだわる」
町村週報に更谷村長の寄稿
「十津川式基幹作業道」
開設・技術研修会(第1回)
を実施
昨年度の素材生産実績
は、約14,000立米
スターバックス
JR奈良駅旧駅舎店
オープン!
十津川林業ニュー
TOTSUKAWA FORESTRY NEWS
ウッドデザイン賞2015 受賞
十津川式林業6次産業化 十津川中学校
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株式会社 幕傳(愛知県名古屋市)
十津川村家具プロ
ェクト特集
「木にこだわる、山にこだわる」十津川村では、木工・家具づくりの振興を進めています。十津川村の木工・
家具は、村内で産出される「杉」「桧」という古来より日本の生活文化に溶け込んでいる馴染み深い木材の利
用にこだわっています。
木工・家具づくりの振興により、村の林業の循環によって生産される木材に、多くの人にふれていただくこ
木のある豊かな暮らし は、日々の生活や社会が彩ってくれます。そんな社会を目指す「第1回ウッドデザイン賞
とができます。十津川村で育った木を、生活の中で使っていただくことで、少しでも生活を豊かにするお手伝い
2015」の審査結果が11月13日に発表されました。
ができればと願っています。
結果は「コミュニティー部門」で 十津川式林業6次産業化 が、「建築部門」で 十津川中学校 の入賞が決定しま
これらの制作は、「十津川木工家具協議会」のメンバーを中心に、受注・製作が行われています。
した。「山しかない」十津川村がこれまで取り組んできた、山にこだわり、木にこだわった村づくりが外部の審査委
員に評価いただいたことに感謝です。林業再生の取組で、皆様の生活に彩りを添えれるよう、今後も十津川村は林業
昨年度は、村外からも多くの受注をいただき、家具デザイナー岩倉榮利氏デザインの「TOTSUKAWA
再生に全力で取り組んでまいります。
LIVING」のほか、オリジナル家具も併せて、遠くは、東京、名古屋方面にも納品させていだきました。
今回は、その一部を4ページに亘って御紹介します。
!1
第3号
2016年8月10日
株式会社 奥村組 高樹寮
撮影:(株)エスエス
東京都港区
撮影:(株)エスエス
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東京の南青山にある(株)奥村組様の社員寮「高樹寮」
のリノベーションに関わらせていただきました。
岩倉榮利氏デザインの「TOTSUKAWA LIVING」の象
徴的なマテリアルである木口面の集成「木レンガ」
の CENTER TABLE 、 KIZA SOFA 、 EASY CHAIR 。
十津川木工家具協議会オリジナルの、スチールと無垢材を
組み合わせたダイニングセット、対面式の配膳カウンター。
そのほか、玄関扉、壁・天井のルーバーも十津川のスギ
がふんだんに使われています。
空間全体がデザインされ、多くの無垢材が使われながら、
とても落ち着いた印象となっています。
撮影:(株)エスエス
撮影:(株)エスエス
!2
第3号
!
2016年8月10日
前栽小学校
奈良県天理市
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体験型1泊 森林環境ツアーを開催 1日目
!
旅の始まりは、橿原のイオンモールにある「木灯館」。集まったのは、奈良市、橿原市、大阪府から御家族、御友人、
スタッフ計15名で、バスに乗り込みいざ出発。
11月21日朝、バスで橿原を出発。天辻峠∼大塔を抜け2時間かけて十津川村へ。まずは、「谷瀬の吊り橋」。恐怖体
験の後は、五百瀬で原木しいたけを栽培している岡田しいたけ園で、自ら収穫し、炭火で焼いた採れたてのしいたけ
をおかずに昼食(ジューシーでした)。
昼食後は、なかなか見れない木材の伐採・搬出現場へ。初めて見る林業機械とその迫力に、子供達も親御さんたちも
興味津々。宿泊地の民宿やまとやさんで、おいしい食事と源泉掛け流し温泉で一日の疲れを癒し、一日目終了。
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天理市の前栽小学校の改築に伴い、図書室の家具製作に携わらせていただきました。
素材は全て十津川産のヒノキ材。書架、テーブル、椅子と、図書室全体の家具を制作させていただきました。た
くさんの方が利用する図書室が、ヒノキの清々しい香りで包まれる心地よい空間となりました。
子供達が、十津川の木に囲まれて真っ直ぐ育っていくことを、心から願っています。
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!
!3
第3号
2016年8月10日
シルクの杜 奈良県橿原市
2日目
!
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2日目。朝から、十津川の木材をふんだんに使った木造2階建て校舎「十津川中学校」を見学。鉄筋コンクリートでは
感じられない、校舎内の優しい空気を味わったあとは、山崎の木工家具加工場での木工体験。今回は作ったのは「時
計」。作業工程は、木材を機械やヤスリで好みの形に造形し、文字盤を飾り付け。思い思いの「時計」が完成し、子
供も大人も職員も大喜び。
その後、昴の郷のレストランで昼食を取った後は、果無集落までの世界遺小辺路ウォーク。約1時間、ゆっくり石畳
の上りを、子供達も頑張って歩きました。その後、バスでの帰路、子供達は熟睡でした。
今後も、「木に触れ合う」「山を感じる」「十津川を食らう」企画をしていきます。
!
!
橿原市が、健康づくり・学習・交流拠点施設として整備した「シルクの杜」市民サロンに十津川材の
家具を納品させていただきました。
「TOTSUKAWA LIVING」のテーブル、ベンチのほか、鉄とルーバーを組み合わせた壁面装飾、書架
も納めさせていただきました。ほのかに杉が香る落ち着いた空間となっています。
ゆ
の
りこど
園
愛知県清須市
十津川産ヒノキ材の、椅子とテーブルを制作させていただきました。
椅子を使用しないときは、スタッキングできるため、収納スペースを省略することができます。
また、テーブルは、半分に分割できるようになっていますので、少人数での利用も可能となっています。都市
部の子供達に木に触れてもらう機会を創出できたことは、とても意味のあることだと感じています。
!4
第3号
2016年8月10日
町
11 平成28年 5 月16日
村
週
報
(第三種郵便物認可)
第2959号
随 想
ゆ
く
司
馬
十 遼
津 太
川 郎
街 先
道 生
﹂ は
の 、
中 著
で 書
、 ﹁
十 街
津 道
川 を
力
に
対
し
一
種
の
独
立
を
保
ち
え
た
唯
一
山
郷
と
云
え
る
し
、
さ
ら
に
は
中
央
の
権
政
治
に
対
し
関
心
を
持
ち
続
け
た
唯
一
の
村
は
、
﹁
日
本
の
歴
史
の
中
で
、
中
央
の
道
路
は
い
た
る
と
こ
ろ
で
寸
断
し
集
落
は
土
砂
ダ
ム
3
カ
所
、
発
生
土
量
1
億
㎥
﹂
。
者
、
行
方
不
明
者
13
名
、
山
崩
れ
70
カ
所
、
紀
伊
半
島
大
水
害
が
再
び
襲
来
し
た
﹁
。
死
の
思
い
が
頭
か
ら
離
れ
な
か
っ
た
。
は
関
連
し
な
い
の
か
も
し
れ
な
い
が
、
そ
層
崩
壊
で
あ
り
、
山
の
手
入
れ
は
直
接
に
答
を
繰
り
返
し
た
。
多
く
の
山
崩
れ
は
深
こ
と
が
出
来
た
の
で
は
な
い
か
。
自
問
自
る の 精
。 民 神
の で
責 、
務 私
を は
果 ﹁
た 山
し を
て 守
い る
く ﹂
覚 と
悟 い
で う
あ 山
﹁
勇
ん
で
打
っ
て
出
る
﹂
と
い
う
十
津
川
あ
れ
か
ら
1
2
2
年
、
平
成
23
年
9
月
場
面
に
登
場
す
る
。
ら
ず
、
先
人
達
は
日
本
の
歴
史
の
様
々
な
深
く
厳
し
い
環
境
の
中
に
あ
る
に
も
関
わ
位
置
し
、
陸
の
孤
島
と
呼
ば
れ
る
ほ
ど
山
と
化
し
た
郷
土
の
復
興
に
立
ち
上
が
る
と
砂
量
2
億
㎥
﹂
。
先
人
た
ち
は
荒
涼
の
地
8
0
カ
所
、
土
砂
ダ
ム
37
カ
所
、
発
生
土
る
。
﹁
死
者
1
6
8
名
、
山
林
崩
壊
1
0
を
引
き
起
こ
し
た
。
明
治
の
大
水
害
で
あ
な
り
、
三
日
三
晩
降
り
続
い
た
雨
が
災
害
山
の
伐
採
に
よ
る
地
力
の
低
下
も
一
因
と
い
求
め
た
結
果
で
あ
っ
た
。
て
き
た
﹁
山
の
民
﹂
が
経
済
性
だ
け
を
追
つ
、
放
置
す
る
。
山
に
寄
り
添
っ
て
生
き
は
儲
か
ら
な
い
か
ら
ダ
メ
だ
﹂
と
言
い
放
下
す
る
の
を
指
を
く
わ
え
て
眺
め
、
﹁
山
で
あ
っ
た
。
た
だ
漫
然
と
木
材
価
格
が
低
村
に
仕
事
を
つ
く
り
、
山
を
守
っ
て
い
く
う
﹁
十
津
川
式
6
次
産
業
化
﹂
の
取
組
で
、
健
康
で
幸
福
に
暮
ら
し
て
い
た
だ
く
と
い
住
宅
や
家
具
と
し
て
使
っ
て
い
た
だ
き
、
を
、
都
市
住
民
の
ニ
ー
ズ
に
応
え
な
が
ら
中
で
生
産
さ
れ
る
木
材
と
い
う
自
然
素
材
十
津
川
町
で
あ
る
。
の
地
へ
移
住
し
、
開
拓
し
た
の
が
今
の
新
と
も
に
、
2
、
6
0
0
人
が
北
海
道
石
狩
か
っ
た
の
で
は
な
い
か
。
尊
い
命
を
守
る
れ
ば
、
こ
れ
ほ
ど
山
が
崩
れ
る
こ
と
は
な
を
持
ち
、
も
っ
と
山
の
手
入
れ
を
し
て
い
山
に
対
し
﹁
畏
敬
﹂
と
﹁
感
謝
の
念
﹂
を の 豊 こ
先 ﹁ 時 か と
人 安 代 に で
か
を 安 、
ら ﹂ 目 心 都
脈 し 指 し 市
々 た し て 住
と い 、
﹁ 暮 民
受 。 自 ら と
け
治 し 山
継
﹂ て 村
が
い の
と
れ
く
﹁
﹁ 民
て
が
伝 共 共
き
統 生 に
た
﹂ ﹂
我
が
十
津
川
村
は
紀
伊
半
島
の
中
央
に
随
想
「山にこだわる。
木にこだわる」
さら
奈良県町村会長・十津川村長
認
め
ら
れ
た
の
と
裏
腹
に
村
は
疲
弊
し
、
奇
し
く
も
、
村
の
林
業
は
瀕
死
の
状
況
そ
こ
で
今
、
我
々
は
、
林
業
の
循
環
の
あ 治 国 精
こ る と 事 神
の 。 伝 に か
行
統 関 ら
動
を わ 山
に
﹁ っ を
よ
安 て 伐
り
き 採
十
﹂ た し
津
し 歴 財
川
て 史 源
郷
も が を
士
ら あ 捻
が
う る 出
世
為 。
に
で 自 し
、
ね の に
誇
た 将 こ 過 り
。 来 の 疎 を
に 大 高 感
対 災 齢 じ
す 害 少 た
る 。 子 。
不 深 と
安 夜 い
の 眠 う
中 れ 課
で ぬ 題
思 中 、
い で そ
あ 、 の
ぐ 村 上
た
方
法
で
実
現
し
た
い
と
考
え
て
い
る
。
得
す
る
術
を
、
今
を
生
き
る
時
代
に
適
し
﹁
勇
ん
で
打
っ
て
出
る
﹂
と
い
う
十
津
川
たに
よし
更 谷 慈 禧
の
一
大
事
に
は
、
村
民
が
一
つ
に
な
り
、
事
に
よ
る
も
の
だ
っ
た
。
こ
の
よ
う
に
国
た
も
の
で
あ
り
、
村
民
が
自
ら
決
断
し
た
御
所
守
衛
を
朝
廷
へ
申
し
出
て
認
め
ら
れ
で
御
所
守
衛
を
6
年
間
勤
め
た
。
こ
れ
は
、
津
川
屋
敷
を
作
り
3
0
0
人
が
半
年
交
代
御
親
兵
と
な
り
、
﹁
京
詰
﹂
と
い
っ
て
十
団
結
し
、
支
え
合
う
姿
か
ら
、
不
撓
不
屈
も
崩
れ
る
わ
﹂
と
現
実
を
受
け
入
れ
一
致
で
、
﹁
こ
ん
な
山
に
住
ん
で
い
れ
ば
、
山
と
っ
た
。
村
民
の
、
不
自
由
な
生
活
の
中
も
村
長
室
に
泊
ま
り
込
み
復
旧
の
指
揮
を
場
に
泊
ま
り
込
み
復
旧
に
当
た
っ
た
。
私
を
得
な
が
ら
、
職
員
が
約
2
カ
月
間
、
役
る 十 る る
先 。 津 。
﹁ ﹂
。
人
川 山 我
達
式 に が
の
6 こ 村
行
次 だ の
っ
産 わ 責
て
業 る 務
き
の 。
た
木 は
ス に 林
﹁
タ こ 業
安
ー だ 再
ト わ 生
﹂
で る で
を
あ ﹂ あ
獲
。
ひ
い
て
は
地
球
環
境
を
守
る
こ
と
が
出
来
尊
い
命
を
守
る
こ
と
、
国
土
を
守
る
こ
と
、
め
る
こ
と
、
ラ
イ
フ
ラ
イ
ン
を
守
る
こ
と
、
あ
っ
た
。
﹁
山
を
守
る
こ
と
は
、
川
を
治
村
は
山
の
お
蔭
で
育
っ
た
林
業
立
村
で
万
㎥
も
成
長
し
て
い
る
。
も
と
も
と
こ
の
の
十
津
川
精
神
が
息
づ
い
て
い
る
こ
と
に
き
幕
末
、
京
都
御
所
の
守
衛
を
命
じ
ら
れ
例
え
て
い
る
。
の
山
郷
と
も
い
え
る
の
で
は
な
い
か
﹂
と
た 孤
国 。 立
、
、
県
ラ
、
イ
自
フ
衛
ラ
隊
イ
、
ン
警
も
察
完
全
皆
様
に
の
崩
支
壊
援
し
ま
で
が
山
林
で
あ
る
。
人
工
林
は
年
間
18
面
積
︵
6
7
2
㎢
︶
を
有
し
、
そ
の
96
%
十
津
川
村
は
村
と
し
て
は
日
本
一
広
い
!5
第3号
2016年8月10日
ZhaTHGQJk3MWD!e-E"
6月27日、28日に村有林で開設している十津川式基幹作業道の研修会を行いました。
基幹作業道とは、林道と森林作業道を補完する道で、十津川村の急峻な地形で開設する
ことを前提に考えられたものです。基本的に土構造で路体を作りますが、土構造では路体
が作れない場所には積極的に土木資材(補強土壁)を活用し幅員を確保し、強固な道を作
ります。
10t積みショートトラックの走行を想定しており、安全で効率良く森林づくりができ
る「十津川式基幹作業道」の整備を進め森林再生を促進します。
研修初日は開設現場で出来上がった道の視察研修を行いました。2日目は午前中役場で
講義、午後からはあいにくの雨の中でしたが、現場で実際に使用している資材の説明や資
材の組み立て等の研修を行いました。秋に第2回目の研修会を行い、渓流を超える工事の
方法や今回出来なかった補強土壁工の施工研修などを行う予定となっています。
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平成27年度の村内事業体による素材生産量は13,816m3となりました(間伐材8,499m3、皆伐材
4,673m3)。
これは平成26年度と比較して全体で28%の増となり、着実に村内から伐り出される木材の量が増え
てきています。言い換えれば、「山の仕事」が着実に増加していると言えます。
木材生産量を増加させるため、原木販売先力の強化が必要となっています。そのため、今年度、役
場職員を民間の木材商社へ出向させているほか、村内の人材育成に力を入れています。
また、造林コストの低減も山主に還元するためには必要ですので、伐採搬出と植栽を一括で発注す
る取組も村有林で行っています。さらに今年度は、村内でコンテナ苗の試験栽培も実施予定です。
今年度は、村有林の伐採量を増加し、更に原木の流れを太くしていくとともに、私有林の集約化施
業も推進することとしています。
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!6
第3号
2016年8月10日
89,=:68mtBIBVi5,>A
!
スターバックス奈良駅旧駅舎店
が、6月30日にオープンしまし
た。
バーカウンターのフロントパネ
ル、入口のプレートサイン、アー
トワークなどに十津川産のスギが
使われています。節のある木材が
とてもおしゃれにデザインされ、
店に溶け込んでいることが、林業
に携わるものとしてともて嬉しく
思うとともに、木材の可能性を改
めて感じました。
]vn[*(&%+)&'%n[3N¥Fs
&129568$"#!*,7095'4/&
森林認証とは、外部機関が適切に管理されている森林に対して認証、いわば お墨付き を与える
制度です。
村有林3,485haについて、日本独自の認証制度であった「SGEC」の森林認証を受けていましたが、
今年の6月23日に、「SGEC」は国際森林認証制度である「PEFC」と相互承認されることになりま
した。村有林について、この6月に更新審査を受け、SGEC及びPEFCの双方の認証を受けることが
できました。いわば 国際的なお墨付き をいただいたわけです。
世界的には違法伐採が問題となっている中で、東京オリンピックで使用される木材もこの認証を
受けたものでなければ使用できないこととなっています。国内においても今後、森林認証材の本格
的な流通の流れができてきてくる可能性もあります。
!7
第3号
2016年8月10日
山村と都市との共生を目指す
“まちデコール” “LIVING&DESIGHN”に出展
一次産業である林業の「植えて→育てて→伐って→植えて」という循環は、木材を使用する都市部の消費によって
成立しています。都市と山村が共に豊かに暮らしていく「共生」の時代を目指していくため、村では今年10月に大
阪で開催されるデザインイベント「まちデコール」と「LIVING & DESIGN」への出展を決定しました。
出展の詳細については、今後、大阪大学大学院、森林組合、木工家具協議会と連携して進めてまいります。
木灯館で木工体験開催
”スギの踏み台づくり”
6月19日に、イオンモール橿原内の「十津川の森 木灯館」で、今年度1回目の
木灯クラブを開催しました。以前からご要望のあった踏み台づくりです。70名の
参加をいただきました。
電動インパクトドライバーを使った木工は、初体験の方が多く、最初は恐る恐
るでしたが、皆様奇麗に仕上げることができ、大変喜んでいただけました。
「十津川の森 木灯館」年間を通じて、十津川の木に触れる森に触れるイベント
を企画しております。
お気軽にお越し下さい。
!
お問い合わせ先 十津川の森・木灯館(奈良県橿原市曲川町7丁目20番1号)
TEL:0744-46-9841/URL:http://www.kotoboshi.jp/about/
発行:十津川村役場農林課、十津川村森林組合、十津川村木材協同組合!
お問い合わせ先:十津川村役場農林課林業振興対策室 TEL0746-62-0005 FAX0746-62-0210
!8