すべての人間に平等に与えられているもの、それは「時間」です

すべての人間に平等に与えられているもの、それは「時間」です
日本でも、外国でも、どこでも一日は 24 時間です。お年寄りも中学生も赤ちゃんも、みんな 24 時間です。
どんなお金持ちでも一日で 24 時間以上を手に入れることはできません。
この、みんなに与えられている時間をどう使うかが問題なのです。だらだらと過ごしているとあっという間
の一日ですが、集中して取り組むと勉強や仕事がはかどって、残りの時間はゆったりと自由に過ごせ、一日が
長く感じられます。皆さんも経験したことがあるでしょう。一日 24 時間の中身をどのようなものにするかは、
私たち一人一人に任されているのです。この一日一日の積み重ねが一週間となり、一ヶ月となり、やがて一年
になりそれが自分の人生になっていくのです。自分に与えられた時間を有意義に生かしてほしいと思います。
さて、今のは、
「自分の時間」の話でしたが、時間には、もう一つ、
「みんなの時間」というのがあります。
私が集会でお話ししているときは、全校生徒 136 名分の時間を預かり、使っていることになります。学校は大
勢の人が一緒に時間を使うところです。集合するとき3分遅れれば、みんなの時間を3分ずつ無駄にしている
ことになります。忘れ物をして先生に注意されている時間、授業中におしゃべりをして周りの人に迷惑をかけ
た時間は、みんなの時間を奪っていることになります。みんなの時間を無駄に使ってはいけません。
自分の時間を大切にすることはもちろん、とりわけ「みんなの時間」を無駄にしないよう、時間を守って、
けじめのある生活をするようにしましょう。
(校長 坪坂 義嗣)