4~6月売上は前年同期比12.9%減の347 億5600 万円

<一般機械>
◇オークマ、4~6月売上は前年同期比 12.9%減の 347 億 5,600 万円
オークマが発表した 2017 年3月期第1四半期
オークマの連結業績(単位:億円)
(4~9月)連結業績によると、受注高は 364 億
4,800 万円(前年同期比 23.9%減)、売上高は 347
2,000
250
1,800
億 5,600 万円(12.9%減)、営業利益は 26 億 6,500
1,600
万円
(22.0%減)
、
経常利益は26 億2,400 万円
(25.0%
1,400
200
1,200
減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 14 億
150
1,000
800
800 万円(33.9%減)となった。
4~6月期の工作機械市場は、
北米は原油安およ
100
600
400
び海外経済の減速等により製造業の設備投資は停
200
滞したが、自動車および航空機関連の需要は底堅く
0
50
0
12
13
14
15
16予想
推移、欧州はユーロ安および金融緩和の継続によ
り、緩やかな回復が続いた。中国は、経済減速 ■オークマの業績
の影響により設備投資は低迷が続いたが、省人
化・無人化などの合理化を目的とする設備投資 売上高
営業利益
は底堅く推移したが、その他新興国は低迷が続 経常利益
いた。一方、国内は海外経済の減速および円高
純利益
16年4-6月
34,756
2,665
2,624
1,408
ちにより、設備投資の決定を遅らせる動きも見
られた。
営業利益
(単位:百万円)
15年4-5月
前年同期比
39,921
87.1
3,417
78.0
3,498
75.0
2,129
66.1
(セグメント売上高)
の進行等により、設備投資に慎重な動きが見ら 日本
れ、中小企業では、ものづくり補助金の採択待
売上高
米州
欧州
アジア・パシ
フィック
合 計
19,062
8,687
5,153
20,406
11,146
5,934
93.4
77.9
86.8
1,851
2,433
76.1
34,756
39,921
87.1
今後の工作機械市況は、海外経済の動向および為替の動向に影響を受けるものの、ものづくりの高度化お
よび IoT 等による生産革新の動きが世界中で進められていることから、高付加価値マシンの需要は底堅いと
見込まれる。
オークマでは、今夏に Aerospace Center of Excellence を本社ショールーム内に設立し、先行する米国・フ
ランスの同センターとの連携によりノウハウを蓄積し、
好調な航空機関連向けのソリューション強化を進め
ていく。コスト戦略面では、DS2(Dream Site2)の建設を進めながら、既存工場の生産性向上および物流
改革による合理化を進めていく。なお、業績見通しは据え置いた。