健康管理だより 株式会社 浜田運送 第63号 発行日:2016.8.1 リ ス ク 安 全 管 理 部 夏バテの原因と対策 高温多湿な日本の夏。体がだるくなってきた、食欲が出ない、夜なかなか寝付けない・・・ そんな症状が出てきたら夏バテのサインかもしれません。夏バテに負けずに元気に夏を乗り越 えるために、夏バテの原因と予防・対策方法について知っておきましょう。 1 冷房 人は5℃以上の温度差がある場所を出たり入ったりしていると、体温調節 をしている自律神経の働きが乱れ、さまざまな障害をもたらすといわれてい ます。その症状はさまざまで、全身のだるさ・頭痛・神経痛・関節痛・下痢 などの胃腸障害、女性の場合は生理不順にも影響します。 ★ 対策 〇 〇 〇 〇 エアコンの温度設定と外気との温度差を5℃以内に抑える。 冷風を直接身体に当てないように、羽織るものやひざ掛けを用意する。 外から戻ったら、汗をふき取る。 扇風機を上手に使い、冷気を無駄なく循環させる。(使い方によっては夏場でも エアコンのドライ設定と扇風機で過ごせる日もあり、エコと健康とを両立できる。) 2 睡眠 蒸し暑い夜、エアコンをつけたまま眠ってしまい、夏風邪をひいた経験はあり ませんか? 寝ている間は体温調節ができないため、可能であれば冷房は消した いものですが、そうもいきません。 ★ 対策 〇 睡眠後30分~1時間でエアコンが切れるようタイマーをセットするのも良い。 しかし、照り返しや放射熱のなごりなどにより、夜になってもなかなか気温 が下がらないときもあります。暑さで目が覚め、何度もタイマーをセットし なおし、挙句の果て睡眠不足になってしまった・・・そんな場合にはエアコ ンを28~29℃に設定して、ぐっすり眠る方が良いようです。 〇 眠れない時はシャワーより、39℃前後のぬるめのお風呂で身体を休めるの も効果があります。 3 食事 バランスのとれた規則的な食事は夏バテ防止に限らず大切なことだとわかってはいても、夏 場は口当たりの良いさっぱりした食事で済ませてしまうことが多くなります。そんな食事が続 くと体温調節に重要なビタミン・ミネラルが不足しがちになり、一層疲労感が増すという悪循 環に陥ってしまいます。 ★ 対策 〇 夏バテと一番関係が深いのは「ビタミンB1」です。ビタミンB1は食事か ら摂った糖質や脂肪がエネルギーに変わる時に必要で、不足するとエネル ギーを作れなくなり「疲労感」につながります。 〇 ビタミンB1を多く含む食品の代表格は、うなぎ・豚肉・レバーです。ハ ム・枝豆・大豆・とうもろこし・かれい・鯛・鰹・パイナップル・玄米・ パスタ・ライ麦パンも多く含みます。
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