様式 T-5AC 共同利用実施報告書(研究実績報告書) (特定共同研究(A)、特定共同研究(C)) 1.課題番号 2015-A01- (※2501) ※特定共同研究 A01 の場合、地震火山災害軽減研究課題番号を記入 2.研究課題名(和文、英文の両方をご記入ください) 和文:電磁気的地震先行現象の観測と統計評価による他種の先行現象との比較 英文:Comparison between electromagnetic precursory phenomena and other precursory phenomena based on the statistical significance level 3.研究代表者所属・氏名 東海大学海洋研究所・長尾年恭 (地震研究所担当教員名) 4.参加者の詳細と旅費使用概要(研究代表者を含む。必要に応じ行を追加すること) 氏名 所属・職名 出張先 出張期間 旅費支給の 有無 ※特定(A)のみ 鴨川 仁 東京学芸大学・准教授 東海大学海洋研究所 6 月 12-14 日 有 鈴木智幸 東京学芸大学・研究員 東海大学海洋研究所 11 月 14-15 日 有 鴨川 仁 東京学芸大学・准教授 金沢大学 12 月 1 日 有 東郷翔帆 東京学芸大学・大学院生 小笠原諸島 12 月 14-19 日 有 鴨川 仁 東京学芸大学・准教授 東海大学海洋研究所 1 月 9-10 日 有 鴨川 仁 東京学芸大学・准教授 東海大学海洋研究所 3 月 7-8 日 有 5.参加者が分担した役割(200-400 字程度で記入してください) 平成 26 年度から 2501 本体予算で開発を実施してきた VLF 帯パルス電磁波観測装置の試験観測装置 の新規設置(金沢大学)およびメンテナンスや、性能チェックのための比較観測(小笠原・父島)を実 施した。また従来の装置では電波の到来方向を求める事により波源位置の推定を行っていたが、今回開 発した装置は 100MHz サンプリングと極めて高速でデータを取得可能な事から、地震学と同様なシグ ナルの到達時間差を用いての予備的な波源位置測定ソフトウエアを開発した。 先行現象の統計的研究のため、GPS 地殻変動に含まれる異常変化の研究を実施した。内陸地震では M6以上、海陸境界地震では M6.5 以上、海域の地震については M7 以上の地震を対象として F3解を 用いた基線長変化の解析を実施した。 6.研究実績(論文タイトル、雑誌・学会・セミナー等の名称、謝辞への記載の有無) 長尾年恭, 鴨川 仁, 井筒 潤, 馬塲久紀, 成嶌友祐, 高村直也, 櫻田 哲生, 上原 宏, 東海大学方式 VLF 帯パルス電磁波観測装置の開発, ─地震先行現象の存在証明にむけて─, 東海大学海洋研究所 研究報告, 第37号, 29-36, 2016.(謝辞への記載有) Orhara, Y., M. Kamogawa, T. Kato and T. Nagao, Crustal Deformation Preceding Earthquakes with Magnitude of More Than 6 in Japan, Proc. International Symposium on GNSS 2015, Kyoto, Japan, 109-112, 2015. (謝辞への記載有) Kanaya, T., S. Togo, H. Nitta, Y. Orihara, J. Y. Liu, M. Kamogawa, Ionospheric disturbance possibly related to earthquake from the global data of GPS-TEC observation, Proc. International Symposium on GNSS 2015, Kyoto, Japan, 113-115, 2015. (謝辞への記載無) Kamogawa, M., Methodology for earthquake precursor study using GNSS data, Proc. International Symposium on GNSS 2015, Kyoto, Japan (November 16-19), 116-117, 2015. (謝辞への記載無)
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