霧島錦江湾国立公園 ∼登山者の皆様へ∼ 霧島は 「日本ジオパーク」に認定されています 霧島山は現在も活動が続いている活火山です。立入禁止(規制)区域を 設定していますので必ず守ってください。立入禁止(規制)を行ってい ない区域でも、火山災害時の危険があることをご承知いただき、登山 する場合は下記の注意事項を守ってください。 アバンダントしらとり郷土の森 注意事項 KIRISHIMA TREKKING MAP い い もりや ま (846m) 白鳥温泉下湯 霧島トレッキングマップ み 国道 県道 登山は自己責任が原則です。 ラジオ・携帯電話・コンパス等を携行し、 随時風向、 天候等 の情報等を収集 するようにしてください。 ● 地震や地鳴り、 鳴動等の異常を感じたときは、 慌てず速やかに下山してくだ さい。 ● 下記の情報欄等も必ずお読みください。 ● 入山前には登山届を出してください。 市・町道 高速 携帯トイレ販売所 ● ● こしき ろっ か ん の ん 利用できる登山道 入山規制中の登山道 登山をするにあたっての注意事項 携帯トイレ回収BOX 携帯トイレブース モーターサイレン 避 避難壕 だけ いけ 持っていこう。持って帰ろう。 しら とり ふ くり の 携帯トイレを 利用しましょう! やま どう いけ だけ ABLE PORT T PACK TOILE (1102m) 2015.□□ 現在 池巡り自然探勝路 と り や ま (1363m) 甑岳(1301m) 白鳥山 六観音堂 白鳥山北展望台 (1293m) 40分 か ら くに だけ ミヤマキリシマ群生 (つつじヶ丘) 白鳥山南登山口 し 霧島山麓湧水町観光協会 し もえ 至小林 2km えびの高原展望台 10分 川湯 丸尾自然探勝路 15分 えびのエコミュージアムセンター 1310m 硫黄山、大地獄、韓国岳分岐 (1350m) たか ち ほ のみね 避 避 至 韓国岳 至 霧島温泉 だけ A こ くり の だ け 栗野岳 (1102m) 霧島警察署 0995-47-2110 横川警察署 0995-72-0110 ● 霧島市消防局 0995-64-0119 な か TEL 0995‐57‐2505 + 近くの病院 霧島杉安病院 0995-57-1221 ● 鹿児島大学病院 霧島リハビリテーションセンター 0995-78-2538 えびの高原 ● 大浪池登山口 ▲獅子戸岳 ▲新燃岳 中岳 ▲ 高千穂峰 ▲ 新湯温泉 丸尾滝 ● 高千穂河原 ● みやま コンセール 道の駅 霧島 霧島神話の里公園 ● 霧島神宮 ● ←至 鹿児島空港方面 →至 宮崎 都城 方面 関平鉱泉販売所 ▲韓国岳 ●大浪池 霧島市観光案内所 霧島連山周遊バス ↓至 国分方面 JR日豊本線 丸尾 えびの高原 ↓ 丸 尾 ① 8:30 丸 尾 温 泉 8:31 硫 黄 谷 8:35 霧島いわさきホテル 8:38 新湯温泉入口 8:45 新 湯 展 望 台 8:46 大浪池登山口 8:50 新 床 展 望 台 8:53 つ つ じ ヶ 丘 8:55 えびの高原(着) 8:56 えびの高原(発) 9:00 つ つ じ ヶ 丘 9:01 新 床 展 望 台 9:03 大浪池登山口 9:06 新 湯 展 望 台 9:10 新湯温泉入口 9:11 新 湯 温 泉 9:12 新 湯 事 業 所 9:13 湯 之 野 温 泉 9:17 高 千 穂 河 原 9:29 湯之野温泉 新湯事業所 新 湯 温 泉 新湯温泉入口 霧島いわさきホテル 硫 黄 谷 丸 尾 温 泉 丸 尾 ② 10:30 10:31 10:35 10:38 10:45 10:46 10:50 10:53 10:55 10:56 11:00 11:01 11:03 11:06 11:10 11:11 11:12 11:13 11:17 11:29 高千穂河原 12:30 ↓ 高 千 穂 河 原 15:30 12:31 湯 之 野 温 泉 15:42 12:35 新 湯 事 業 所 15:46 12:38 新 湯 温 泉 15:47 12:45 新湯温泉入口 15:48 12:46 新 湯 展 望 台 15:49 12:50 大浪池登山口 15:53 12:53 新 床 展 望 台 15:56 12:55 つ つ じ ヶ 丘 15:58 12:56 えびの高原(着)15:59 13:00 えびの高原(発)16:00 13:01 つ つ じ ヶ 丘 16:01 13:03 新 床 展 望 台 16:03 13:06 大浪池登山口 16:06 13:10 新 湯 展 望 台 16:10 13:11 新湯温泉入口 16:11 13:12 霧島いわさきホテル 16:18 13:13 硫 黄 谷 16:21 13:17 丸 尾 温 泉 16:25 13:29 丸 尾 ② 16:26 13:41 霧 島 神 宮 駅 13:45 13:46 13:47 13:54 13:57 14:01 14:02 H26年4月1日∼ ∼心構え・マナー編∼ 登山道は事前に状況確認を行い、ゆとりのある計画をたてましょう。 う。 ●トイレは登山口ですませ、 山の中では携帯トイレを使いましょう。 ● 自分たちが出したゴミは必ず持ち帰りましょう。 ● 登山中は禁煙です。 ● 登山道では登ってくる人に道を譲りましょう。 ● 安全のため、 登山道からはずれないでください。 霧島ジオパーク 沢や火口へは下りないように。 イメージキャラクター「キリッチ」 ● 登山道の浸食を軽減するため、 ストックの先端にはキャップをつけましょう。 ● 自然のものは自然のままに。 花を摘んだり、動物を捕まえたりしないようにしましょう。 また、鹿に餌を与えたりしないように。 モーターサイレン 霧島山は活火山です。 ∼緊急時のサイレン吹鳴∼ ∼安全に大自然を満喫するために∼ ● ∼服装・持ち物編∼ 動きやすい服装を心がけ、ザックの中には食糧・警笛・ 懐中電灯・地形図・コンパス・携帯電話・ラジオ・携帯ト イレ等を入れておきましょう。 ● 山の天候は変わりやすく、 朝晩は冷え込むこともあり ますので、雨具や防寒具は必ず準備しましょう。 ● ※携帯電話は 一部通話できないエリアがあります。 霧島連山自然保護協議会 宮崎県と鹿児島県にまたがる20余りの火山の総称である 『霧島 山』 は、 34万年前に大噴火した加久藤カルデラの南縁にあります。 平 成23年1月26日、 新燃岳が約300年ぶりに激しく噴火し、 現在もな お火山活動が続いています。 トレッキングを安全に楽しむためにも、 新燃岳の活動状況や風向き等を事前にチェックしておきましょう。 新燃岳の噴火警戒レベルをチェック! 『噴火警戒レベル』 とは、噴火時の危険な範囲や必要な防災対応を5段階に区分したもので、 レ ベルに応じての防災対応が関係市町・気象庁によって取り決められています。登山前には必ず噴 火警戒レベルを確認し、立入りが規制されている場所へは絶対に立ち入らないようにしましょう。 予報・警報 対象範囲 噴火警報 居住地域及び それより火口側 火口周辺警報 噴火予報 レベル 登山者・入山者への防災対応 レベル5 避難 危険な居住地域からの避難等が必要。 レベル4避難準備 警戒が必要な居住地域での避難の準備等が必要。 火口から居住地域近くまで レベル3入山規制 登山禁止や入山規制などの立入規制等。 火口周辺 レベル2火口周辺規制 火口周辺への立入規制等。 火口内等 レベル1活火山であることに留意 状況に応じて火口内への立入規制等。 し ん も え <入山規制中> TEL 0995‐57‐1588 ! だ け だ け 中岳(1350m) 新燃岳(1421m) 都城市 霧島市観光案内所 ● お問い合わせ:いわさきバスネットワーク(国分営業所) ☎ 0995‐45‐6733 丸尾 1420m いけ ● 霧島連山周遊バス路線図・時刻表 霧島温泉市場 ● 霧島市観光協会 み ● Information 霧島「のったりおりたりマイ プラン」(バス1日乗車券)利 用対象路線です。詳しくはい わさきバスネットワーク㈱ に お問い合わせください。 いけ ! 緊急連絡先 栗野岳は、霧島山の中でも 初期にできた古い火山とされ ています。 野外美術館「霧島アートの 森」約200m先に「日本一の枕 木階段」がありその先に「登山 道入口」があります。 カシワの原生林、もみじ群 生地を通り、山頂からは韓国 岳や錦江湾に浮かぶ桜島など 大パノラマが望めます。 登山口は3カ所ありそれぞ れの周遊ルートを楽しめます。 毎日 運行 ほ のみ ね 天孫降臨の山として知ら れる霊峰・高千穂峰は、歴 史といい、山容といい、霧 島山の主峰の風格を十分に 備えています。 登山口は、高千穂河原ビ ジターセンターから鳥居を くぐって、古宮址まで参道 を歩いていき、古宮址で右 折して研究路を上がってい くと御鉢・高千穂峰の登山 道にたどりつきます。樹林を抜けると急な斜面が現れます。茶褐色の斜 面を登りきると、御鉢の頂上で、馬の背と呼ばれる火口縁を左方向へ進 みます。馬の背は幅が狭いので、強風や濃霧等の時は特に細心の注意を 払う必要があります。 馬の背から背門丘 (鞍部)に降りていくと高千穂峰山頂へ続く登山道へ 向かいます。山頂にたどりつくと、 天孫降臨伝説の 「天の逆鉾」 があります。 登山口から高千穂峰山頂まで斜面が多く、滑りやすくなっていますの で足元に注意を払い、また、落石等にも十分気をつけてください。 1km TEL 0995‐78‐2115 ち 高千穂峰 (1574m) (1132m) 霧島市観光協会 えびの高原キャンプ村 た か や たけ 避 15分 15分 だけ えびのエコミュージアムセンター に持ち帰ってください。 新燃岳は火山警戒レベル2で火口から 1km以内は立入規制区域となっています。 しん 霧島山最高峰の韓国岳に 登るルートはいくつかあり ますが、日本で高い位置に あり、美しい火口湖の大浪 池をめぐって山頂に立つコ ースから登山する方が、変 化に富んだトレッキングが 楽しめます。 大浪池登山口から火口の 縁まで40分ほど登り詰め ると、大浪池休憩所に到 着。近くの岩場から、眼下に水をたたえた大浪池、その正面にどっし りとした韓国岳を望むことができます。韓国岳への道は大浪池をちょ うど半周回り込んだ先に続いています。東回りでもほぼ距離は同じで、 いずれかを登路に、別ルートを帰路にたどればよいでしょう。 大浪池火口壁の最高点からいったん下り、避難小屋を経て急登、樹 木がなくなると、やがて韓国岳の山頂に達します。 ●使用済みのティッシュなども必ず一緒 こ だけ (JR栗野駅舎内) TEL 0995‐74‐5690 大浪池(1411m) 韓国岳(1700m) るゴミとして処分するか、登山口の『携 帯トイレ回収ボックス』 へ入れましょう。 (1429m) お お な みのい け 硫黄山北登山口 30分 携帯トイレブース だ け 携帯トイレ使用の際の注意事項 携帯トイレ販売所 携帯トイレ回収BOX か ら く に ●使用後のトイレは自宅へ持ち帰り燃え ※団体登山の方には 『簡易テント』 を 貸し出しています。 (1352m) 不動池 30 分 至えびの市 (1327m) おお はた いけ おお はた やま 1301m 60分 地図上で事前に場所を チェックしておきましょう! まるおかやま なか 白紫池 30 (1317m) 日本一の枕木階段 甑岳 六観音御池 い おうやま だけ えびのエコミュージアム センター近くの登山口か ら、時計回りに三つの火口 湖 ( 白紫池・六観音御池・不 動池 ) を廻る池巡りコース は、白鳥山山頂近くで急な 勾配はありますが、それぞ れの火口湖の表情を楽しみ ながら、約2時間で一周で きるトレッキングコースで す。白鳥山の山頂部には直 径約600m の浅い火口があり、南には桜島が見える展望が開け、韓国岳の 山容もまじかに見ることかできます。初夏の新緑やミヤマキリシマ、秋に は紅葉が楽しめ、生育する植物も多様です。 不動池北側の分岐から片道約60分の甑岳登山もできます。甑岳の火口内 にはススキの草原が広がり、中央部は南九州ではめずらしい低層湿原とな っており、食虫植物のモウセンゴケが観察できます。頂上手前は急勾配で 狭い登山道となりますので、迷わないように気を付ける必要があります。 白鳥山 1363m えびのエコミュージアム センター TEL 0984‐33‐3002 こ し き だ け 登山者による排泄物の処理が深刻な問題となっています。自然 の分解力を超える量の排泄物が放置されることは山の環境に悪 影響であるばかりか、他の登山者へ不快感を与えます。 また、登山 道から離れた茂みに入ることで貴重な植物を踏みつけたり、遭難 の危険もあります。 携帯トイレを使うことで、霧島の美しい自然を守ることができ ます。登山者のマナーとして、あとに訪れる登山者への思いやりと して、 ご協力をお願いします。 い け ▼ ▼ ▼ し ら びゃく し お お な み のい け 火山に関する災害情報(警報)を、新燃岳火 口から5 km 以内の住民、観光客、宿泊施設等 へ迅速かつ確実に伝達し、防災対応を的確に 行うことにより、被害の発生を防止することを 目的として、新燃岳周辺(霧島市側)に5基設 置されています。 このモーターサイレンは、火山活動の活発化 に伴う噴石、火砕流、火山泥流等により、住民 等に危害が及ぶ可能性があり、危険を回避する ため緊急性がある場合に鳴らします。 ※モ ーター サイ レンが聞こえな くて も、危 険 を 感じたら下山し てください。 ※モ ーター サイ レンの可聴範囲 は半径約 2.5 km 以内です。 <入山規制中> 平成23年(2011年)1月26日、江戸時 代中期の「享保噴火」 (1716∼17年)か ら約300年ぶりに噴火が始まった新燃 岳は、その時、火口縁上約2000mもの 噴煙を上げました。この噴火は25時間 続き、翌27日には爆発的噴火も起きは じめました。 2月1日には、人的被害こそ なかったものの、3kmを超える離れた場所に2ヶ所、直径約80cmの火山弾 が落下し、落下点には直径8m深さ2mの穴が開きました。周辺のホテルや 住宅などでは衝撃波によりガラス窓が割れるなどの被害も発生しました。 偏西風の影響もあり、中岳や高千穂峰、更には、宮崎県都城市・高原町な どに火山灰や軽石などが厚く堆積しました。 今では、新燃岳火口湖は溶岩湖でふさがれてコバルトブルーに輝く火口 湖は見ることができません。 また、中岳中腹のミヤマキリシマ群生地や新燃 岳に通じる登山道のミツバツツジのトンネルなどが見られましたが、今回 の噴火で生育が危惧されています。今後、火山活動による植生遷移のサイク ルも観察できるフィールドになるものと思われます。 現在も新燃岳・中岳・獅子戸岳・大幡山は入山規制が続いており、登山は 禁止されています。 いずれ沈静化し、 また登山ができることを夢見る登山愛好家の方も多く、 ま た、自然と共生共存する多くの地域住民もそのことを強く望んでやみません。 A ※ …中岳中腹探勝路は開放されています 。 登山に関するお問い合わせ先 (一財)自然公園財団 高千穂河原ビジターセンター 0995‐57‐2505 (一財)自然公園財団 えびのエコミュージアムセンター 0984‐33‐3002 (公社)霧島市観光協会 0995‐78‐2115 えびの市観光協会 0984‐35‐3838 霧島市観光案内所 0995‐57‐1588 霧島市観光課 0995‐45‐5111 登山ガイドに関するお問い合わせ先 霧島市ふるさとガイドクラブ 0995‐57‐1588(霧島市観光案内所内)
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