ステート・カレッジ・オブ・フロリダ理事会、全ての大学新任教員の

日本学術振興会ワシントン研究連絡センター
ステート・カレッジ・オブ・フロリダ理事会、全ての大学新任教員の契約期間
を 1 年とすることを決定(6 月 23 日)
ステート・カレッジ・オブ・フロリダ(State College of Florida:SCF)の理事会は 6
月 21 日、先に提示されていた全ての新任大学教員に対する契約期間を 3 年とするという
動議を撤回し、契約期間を 1 年とすることを決定した。
SCF は、2015 年秋に継続契約となるテニュア制度を廃止しており、今回の理事会によ
る決定により、大学教員の間では、学問の自由及び雇用確保に対する懸念がさらに高まっ
ている。
具体的に今回の決定により、SCF 教員は、雇用開始後の最初の 5 年間は 1 年毎に契約
を更新し、5 年連続して一定の期待に適う業績を残した場合、3 年契約の申請が可能とな
る。
同大学理事のエリック・ロビンソン氏(Eric Robinson)は、3 年契約に対する懸念を
表明する大学教員の意見を地元の新聞で読んだため、1 年契約とする動議を提示したと発
言しているが、大学教員側は、3 年契約は短すぎるとの懸念を表明したのであり、理事の
発言は教員側の意見を歪曲したものであると反論している。
Inside Higher ED, Shrinking Job Security
https://www.insidehighered.com/news/2016/06/23/state-college-florida-replaces-threeyear-contracts-professors-one-year-contracts