第 7 回 日本歯科衛生教育学会総会・学術大会開催のご案内 大 会 長 遠藤 圭子 副 大 会 長 近藤 圭子 実行委員長 小原 由紀 本年 12 月 10 日・11 日に,東京医科歯科大学において第 7 回日本歯科衛生教育学会総会・学術大会を開 催することとなりました. 歯科衛生士を取り巻く環境は大きく変化しています.平成 27 年の歯科衛生士法の一部改正は,歯科衛生 士が歯科医師と連携を図って協働し,さらに他職種と連携していくことを問われていると実感します.国民 の歯科衛生ニーズが多様化する中で歯科衛生士が他の職種の方々と協働する場が増えている現状で,私たち 教員は,どのような人材を養成し,社会に送り出すかを見直す機会ともなりました. これからの教育には歯科衛生士の活動内容,場による違いなどを考慮することが不可欠です.そのため, 2015 年に提示された全国歯科衛生士教育協議会作成「歯科衛生学教育コア・カリキュラム─ 教育内容ガイ ドライン」改訂版歯科衛生学教育コア・カリキュラムは大切な参考資料となっています.歯科衛生学教育の 課題は,専門職としての自覚をもって,社会で活躍できる人材を育てることであり,学生自身が課題を見つ け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断,行動し,よりよく問題を解決する資質や能力の養成です.現在は 歯科診療所で働く歯科衛生士が約 90%を占めていますので,その人たちが地域にも目をむけて,他の職種 と連携・協働し,人びとの健康づくりに携わることこそが歯科衛生士の存在意義になるはずです.歯科関連 職種内だけでなく,他分野の専門職の方々とも協働できる実践能力を身につけることを視野に入れた教育に ついて検討することが必要と考えました. そこで,メインテーマを「歯科衛生学の未来に向けて ─ チームアプローチ力を育む学び ─」としました. 特別講演Ⅰは「本物のプロフェッショナルを育成する専門職連携教育(IPE)」 ,教育講演は「食べる機能」 と関連して,生理学視点からの講演と臨床的視点で摂食嚥下にかかわるものです. さらに,多職種連携教育を推進するために必要なことを確認するために,シンポジウムを行います.シン ポジストは看護師,言語聴覚士,歯科衛生士として活躍する 3 名の先生をお招きし,それぞれの立場からの 提言をお願いしました. 多職種連携に参画し,歯科衛生分野からアプローチできる人材を養成するために,皆様と議論を深めたい と思います. 学びの地にある本学は,学術的な会合に適し,地の利もよいので,多くの皆様のご参加をお待ちしています. 1.会 期:平成 28 年 12 月 10 日(土),11 日(日) 2.大会テーマ:歯科衛生学の未来に向けて ─ チームアプローチ力を育む学び ─ 3.会 場:東京医科歯科大学 〒 113-8549 東京都文京区湯島 1-5-45 4.プログラム:12 月 10 日(土) (1)教育講演Ⅰ 「 『食べる楽しみ』を支援する」 古屋 純一先生 (東京医科歯科大学医歯学総合研究科地域福祉口腔保健衛生学分野教授) i 教育講演Ⅱ 「食べる機能を支えるしくみ」 杉本久美子先生(東京医科歯科大学名誉教授) ※教育講演Ⅰ・Ⅱは全衛協の講習会Ⅵとして読み替えます.講習会Ⅵのお申し込みに つきましては 9 月以降全衛協のホームページをご覧ください. (2)シンポジウム 「多職種連携教育推進のために」 コーディネーター:増田美恵子先生(中央医療健康大学校 歯科衛生学科) シ ン ポ ジ ス ト:川﨑つま子先生(東京医科歯科大学医学部附属病院看護部長) 「看護師の立場から」 :安原 幸美先生(広島大学病院 言語聴覚士) 「言語聴覚士の立場から」 :篠原 弓月先生(ハッピーリーブス 歯科衛生士) 「歯科衛生士の立場から」 12 月 11 日(日) (3)特別講演「本物のプロフェッショナルを育成する専門職連携教育(IPE)」 朝比奈真由美先生(千葉大学医学部附属病院総合医療教育研修センター准教授) (4)会員発表:口演発表,ポスター発表 (5)ランチョンセミナー:ご案内は日本歯科衛生学会雑誌第 7 巻第 2 号でお知らせします. (6)懇 親 会:12 月 10 日(土) 東京医科歯科大学 M&D タワー 26 階 ファカルティーラウンジ 5.会議等:下記会議を行う予定です. 12 月 9 日(金) 15:00 ~ 16:00 常任理事会 16:00 ~ 17:00 理事会 17:00 ~ 18:00 評議員会 6.一般演題募集(口演・ポスター発表) : (1)応募締切:平成 28 年 7 月 25 日(月)必着 ※ 締切厳守でお願いします. (2)発表形式:ご希望を尊重しますが,添えないことがあります.発表形式,日時ならびに プログラム編成は学会にご一任ください. (3)演題採否通知:演題の採否は学会にご一任ください. 演題の採否,発表形式,発表日時につきましては,発表者にメールまた は郵送にて通知します. 7.宿 泊:宿泊については各自でご準備をお願いします. ii
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