日本学術振興会ワシントン研究連絡センター NSF、官民パートナーシップの下でがん研究プロジェクト 3 件に 総額 500 万ドルを助成(6 月 13 日) 米国科学財団(National Science Foundation:NSF)は 6 月 13 日、がん研究プロジ ェクト 3 件に対する助成を発表した。本助成は、NSF と慈善プログラムのスタンドアッ プ・トゥー・キャンサー(Stand Up To Cancer:SU2C)、がん研究 V 財団(V Foundation for Cancer Research)、ラストガーテン財団(Lustgarten Foundation)、乳がん研究財 団(Breast Cancer Research Foundation)、及びブリストル・マイヤーズ・スクイブ社 (Bristol-Myers Squibb)の間での官民パートナーシップを通して行われる。 今回、総額 500 万ドルの助成を受給するプロジェクトは、①ロックフェラー大学 (Rockefeller University、ニューヨーク州)などが主導する「抗がん剤と動的多次元イ ン プ ッ ト の 組 み 合 わ せ に 関 す る 合 理 的 設 計 ( Rational design of anticancer drug combinations with dynamic multidimensional input )」、 ② ペ ン シ ル バ ニ ア 大 学 (University of Pennsylvania)などが主導する「膵臓がんに対する T 細胞を介した免疫 の解放(Liberating T-cell mediated immunity to pancreatic cancer)」、③スタンフォー ド大学(Stanford University、カリフォルニア州)などが主導する「治療を通したがん の 進 化 に 関 す る 遺 伝 的 ・ 後 成 的 ・ 免 疫 学 的 基 礎 ( The genetic, epigenetic and immunological underpinnings of cancer evolution through treatment) 」の 3 件で、ど れも、今日のがん治療における最も緊迫した課題に取り組むものとなっている。 National Science Foundation, Biophysics fights cancer http://www.nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=138782&WT.mc_id=USNSF_51&W T.mc_ev=click
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