新可燃ごみ処理施設整備・運営事業に係る 施工監理等業務委託 仕様書

新可燃ごみ処理施設整備・運営事業に係る
施工監理等業務委託
仕様書
平成 28 年7月
浅川清流環境組合
第1章 総則
第1節 一般事項
1.目的
本仕様書は、浅川清流環境組合(以下「発注者」という。)が発注する「新可燃ごみ処理施設整備・運
営事業」
(以下「本事業」という。
)における設計・施工監理業務及びこれに附随する業務の委託に適用す
る。
発注者が計画している本事業に関し、要求水準書等公募書類、事業者提案書、環境影響評価関係書類、
特定事業契約書(基本契約書、建設工事請負契約書、運営業務委託契約書)に基づき、受注者が、本事業
の選定事業者の業務の履行について、設計監理業務、施工監理業務及び財務状況監視業務等を実施する
とともに、工事請負者の業務の実施に伴い発生する様々な課題や契約上の疑義について専門的な知見に
よる適切な助言の発注者への提供並びに地方自治法に定める「契約の適正な履行を確保するため」に必
要な監理監督及び報告を行うことが本業務の目的である。
2.業務名称
新可燃ごみ処理施設整備・運営事業に係る施工監理等業務委託
3.履行場所
東京都日野市石田一丁目 210 番地の 2
4.履行期間
契約締結日から平成 32 年 3 月 31 日まで
5.適用範囲
本仕様書は、本業務の遂行にあたって基本的な内容を定めるものであり、本仕様書に明記されていな
い事項であっても、本業務の目的達成のために必要な資料及び書類、または業務の性質上必要と思われ
るものについては、受注者の責任においてすべて完備しなければならない。
なお、本仕様書に記載されていない事項は、国土交通省大臣官房官庁営繕部「建築工事監理業務委託
共通仕様書」及び国土交通省大臣官房官庁営繕部監修「建築工事監理指針」
・「機械設備工事監理指針」・
「電気設備工事監理指針」の最新年度版による。
6.疑義
本仕様書、記載事項及び業務遂行上で疑義が生じた場合、受注者は速やかに発注者と協議し、発注者
の発注意図を十分理解して、発注者の指示に従い業務を遂行するものとする。
7.業務内容の変更
発注者が必要と判断した場合に限り、発注者と受注者との協議により、業務内容を変更することがあ
る。
この業務内容の変更に伴う委託料等の変更については、発注者と受注者が別途協議の上、決定するも
のとする。
1
8.守秘義務
受注者は、本業務の遂行上知り得た事項については、第三者に漏洩しないこと。契約の解除及び期間
満了後においても同様とする。
9.身分の証明
受注者は、本業務の遂行にあたり、身分を証明できるものを絶えず携帯し、身分の証明を求められた
場合はそれを提示すること。
10.再委託の禁止
受注者は、発注者の承認なく本業務の処理を他人に委託しないこと。
11.関係法令等の遵守
受注者は、本業務の遂行にあたり、関係法令等を遵守すること。また、受注者は常に最新の法令等に
基づき、本業務を遂行すること。
12.関係官公庁及び関係機関等との協議
受注者は、関係官公庁及び関係機関等との協議を必要とするとき、または協議を求められた場合は誠
意をもってこれにあたり、この内容を遅滞なく発注者に報告しなければならない。また受注者は、発注
者が本工事を進めていく上で必要な関係法令、規制、その他による手続、申請届出等の課題への支援を
行い、関係官公庁及び関係機関等への対応に協力するものとする。
13.資料等の貸与
本業務の遂行上必要な資料の収集、調査、検討等は、原則として受注者が行うものであるが、現在発
注者が所有し、本業務に利用できる資料についてはこれを貸与する。
この場合、貸与を受けた資料については、そのリストを作成の上、発注者に提出し、本業務完了後に
速やかに全て返却するものとする。
14.協議及び議事録
受注者は、本業務の遂行にあたり、必要に応じて発注者と協議を行うとともに、関係官公庁及び関係
機関等にも照会を行い、目的達成に努めるものとする。 なお、受注者は、会議、打合せ及び協議の都度、
その内容に対する議事録を作成して、発注者の承諾を得るものとする。
15.情報セキュリティポリシーの遵守
本業務を履行するにあたって「日野市情報セキュリティポリシー」内の「外部委託における情報セキ
ュリティ遵守事項」を厳正に遵守すること。遵守するにあたり、遵守事項中「日野市」「市」は「組合」
に読み替えるものとする。また、個人情報等をはじめとする組合の情報資産の保護が適正に行われてい
ることを確認するため、組合の求めに応じて「情報保護に関する報告書」、「特定個人情報保護に関する
報告書」を提出すること。なお、
「外部委託における情報セキュリティ遵守事項」は日野市ホームページ
の入札情報から入手できる。
2
16.障害を理由とする不当な差別的取扱いの禁止及び合理的配慮の提供
本業務の履行にあたって、
「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(平成25年法律第65
号)
」に基づき、次の事項に留意すること。
(1)不当な差別的取扱いの禁止、合理的配慮の提供、その他障害者に対する適切な対応を行うこと。
また、適切な対応を行う場合には障害種別の特性について十分に留意すること。
(2)同法第11条の規定に基づき、関係府省庁の主務大臣が定めた対応指針に則り、障害者に対して
適切な対応を行うよう努めなければならない。
なお、
「不等な差別的取扱い」
、
「合理的配慮」及び「対応指針」は、内閣府ホームページの「障害
を理由とする差別の解消の推進」で確認できる。
17.環境により良い自動車利用
本契約の履行に当たって自動車を使用し、又は使用させる場合は、都民の健康と安全を確保する環境
に関する条例(平成12年東京都条例第215号)他、各県条例の規定に基づき、次の事項を遵守する
こと。
・ディーゼル車規制に適合する自動車であること。
・自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置
法(平成4年法律第70号)の対策地域内で登録可能な自動車利用に努めること。
なお、適合の確認のために、当該自動車の自動車検査証(車検証)、粒子状物質減少装置装着証明書
等の提示又は写の提出を求められた場合には、速やかに提示又は提出すること。
18.安全管理
調査等で工場に入るときには、施設及び設備の危険性及びメカニズムを十分確認したうえで業務に携
わるものとする。
19.業務の完了
受注者は、業務完了後速やかに業務完了届及び成果品を提出し、発注者の検査を受けなければならな
い。本業務は、発注者の検査合格をもって完了する。ただし、工事遅延に伴う業務期間の延長について
は、発注者と受注者による協議の上、変更することもある。ただし、原則として業務委託金額の変更は
行わないものとする。また、本業務に関する成果品の著作権は、全て発注者に帰属するものとする。
20.検査
受注者は業務完了後、所定の手続きを経て発注者の業務完了検査を受けるものとする。本業務は、発
注者の業務完了検査合格をもって完了とするが、納品後、成果品に記入漏れまたは不備、もしくは誤り
が発見された場合、受注者は責任を持って速やかにこれを訂正の上、納品するものとする。
また、受注者は、業務の完了を通知する時までに、本仕様書及び契約書等により義務付けられた、業
務報告書及び発注者が指示した書類等の整備を完了し、発注者に予め提出しておかなければならない。
21.支払い条件
契約後4回払いとする。ただし、各年度の支払い金額については協議のうえ決定する。
3
22.プロポーザル提案内容
受注者が「新可燃ごみ処理施設整備・運営事業に係る施工監理等業務事業者選定プロポーザル」にて
提案した内容について、本業務の遂行上必要と思われるものについては、協議の上行うものとする。
第2節 本業務の対象事業
1.事業名称
新可燃ごみ処理施設整備・運営事業
2.事業の概要
本事業は、日野市、国分寺市、小金井市の3市から排出される可燃ごみを処理し、それに伴い発生す
る熱エネルギーを有効活用して発電等を行う施設を建設するとともに、建設後 20 年間の運営を行うもの
である。
(1)施設の概要
ア
施設規模
228t/日(114t/日・炉×2基)
イ
処理方式
全連続燃焼式ストーカ炉
(2)事業期間
ア
設計・建設
平成 28 年 11 月から平成 32 年 3 月までの 3 年 5 ヶ月間
イ
運営期間
平成 32 年 4 月から平成 52 年 3 月までの 20 年間
第3節 業務の内容
1.設計監理業務
本事業の工事請負者に対し、要求水準書及び事業者提案書の内容を確実に実施設計図や施工図等に反
映させるための審査・指導等を行う。
2.施工監理業務
本事業の工事請負者に対し、要求水準書、事業者提案書の内容通りに工事が進められているかどうか
の審査、現場施工に関する安全監理、工程監理、品質監理等が適確に実施されているかの確認及び指導、
要求水準書記載の性能を発揮していること等の確認を行う。
3.事務補助業務
本事業における建設工事にかかわる対外的な協議の補佐や各種説明資料作成の補助等を行う。
4.SPC財務状況監視業務
本事業の運営業務の委託先である特別目的会社(以下「SPC」という。
)より基本契約に基づき提出
されるSPCの経営計画及び決算書類等の確認を行う。
(1)実施体制
受注者は、本業務を遂行するにあたって、経験を有する業務内容に精通した者を責任者として
定め、かつ業務の履行に必要な人員を配置する。
(2)成果品
財務状況に関する報告書(各年度毎 1 通)
4
5.SPC運営状況監視等事前準備業務
(1)運営監視マニュアル作成業務
SPCの運営実施状況を監視し、SPCが要求水準書及び特定事業契約に定められた業務を確
実に遂行しているかを確認するために必要となる運営監視マニュアルの作成等を行う。
(2)要求水準書に基づく各種計画書の審査の支援
要求水準書に基づいて事業者が作成する各種計画書の審査の支援を行う。
ア
実施体制
受注者は、本業務を遂行するにあたって、経験を有する業務内容に精通した者を責任者とし
て定め、かつ業務の履行に必要な人員を配置する。
イ 成果品
(ア)運営監視マニュアル
10 部
(イ)各種計画書審査報告書
10 部
5
第2章 特記事項
第1節 設計監理業務
本業務は、工事請負者が作成した実施設計図書に要求水準書等入札書類及び事業者提案書の内容を確実
に反映させるための審査をし、適切なる指導を行い、その結果を発注者に報告するものとする。
1.業務の内容
(1)業務の実施にあたり、関係法令等を遵守し、業務の円滑なる進捗を図ること。
(2)要求水準書等入札書類及び事業者提案書の内容を踏まえ、実施設計図書を審査すること。
(3)実施設計図書審査にあたっては、受注者は発注者の事業計画意図を実施設計図書に反映するよう
審査、指導すること。なお、審査する実施設計図書は次のとおりとする。
ア 土木関係(造成・外構等)実施設計図書
(設計計算含む)
イ 建築関係(意匠・構造・設備)実施設計図書 (
〃
)
ウ 建築機械設備関係実施設計図書
(
〃
)
エ 建築電気設備関係実施設計図書
(
〃
)
オ プラント機械設備関係実施設計図書
(
〃
)
カ プラント電気・計装設備関係実施設計図書
(
〃
)
(4)設計に関する各種関係機関に提出する書類の審査及び報告
(5)その他設計監理に必要な業務
2.定例打合せ及び会議
(1)定例打合せ及び会議を毎月 1 回以上、発注者の立会いのうえ行うものとし、工事請負者に改善指
示事項を的確に指示する。定例打合せ及び会議には総括責任者若しくは副総括責任者のいずれかは
必ず出席するものとする。
なお、上記の定例打合せ及び会議は「第2節
施工監理業務」の定例打合せ及び会議と合同で行
ってもよい。
(2)打合せ事項及び会議内容、改善指示事項等の結果は、議事録を作成し発注者に提出すること。
第2節 施工監理業務
本業務は、本施設が実施設計図書及び施工図等に適合していることを確認するとともに、本施設の質の
向上に努め、かつ建築基準法及び関係法令に基づいた施工監理を行うものとする。また、工事請負者が作
成した交付金申請図書及び実績報告書を審査し、適切な指導を行うと共に、現場工事着工後の土木、建築、
建築機械設備、建築電気設備、プラント機械設備、プラント電気・計装設備等の工事監理、施工検査(材料
検査、工場検査、工事検査、中間検査を含む)
、試運転及び性能試験立会い、竣工検査立会い等を行うこと。
1.業務内容
(1)交付金交付申請書等提出図書の審査及び報告
(2)製作承諾・施工承諾・検査要領等図書の審査及び報告
(3)現場監理(外業及び内業)及び報告
ア 施工計画、工事工程表の審査及び報告
イ 材料、仕上見本の検討・確認及び報告
ウ 現場の作業方法、仮設方法及び工事用機械器具等の確認及び報告
6
エ 施工及び施工検査(材料検査、工場検査、工事検査を含む)の立会い及び報告
オ 工事の安全衛生並びに災害及び公害防止に関する工事請負者の指導及び報告
カ 工事請負者による提出書類の審査及び報告
キ 工事施工に関する各種関係機関に提出する書類の審査及び報告
ク 中間及び竣工検査立会い並びに検査内容の記録及び報告
ケ 工事請負者の作成する竣工図、取扱説明書、試運転報告書、引渡性能試験報告書、単体機器試
験成績書、工事写真等完成図書の審査及び報告
コ 定例打合せ及び会議の実施
(4)工場検査立会(15 回以上)
工場検査立会の対象設備・機器は発注者との協議の上、決定する。また、国外の工場での検査立
会が必要となった場合は、旅費交通費等の経費について別途協議する。
また、国内工場での検査立会いの旅費交通費として、1,000,000 円(1 回 100,000 円×工場検査予
定回数 10 回)を参考見積書に含めること。ただし、この旅費交通費は、当組合の旅費に関する条例
による計算方法にて算出し、必要回数分を精算するものとする。
(5)試運転及び引渡性能試験の立会及び報告
引渡性能試験立会に際し、総括責任者、建築技術者、プラント機械設備技術者を各々3 人工以上配
置すること。
(6)出来高審査及び報告
2.定例打合せ及び会議
(1)定例打合せ及び会議を毎月 1 回以上、発注者の立会いのうえ行うものとし、工事請負者に改善指
示事項を的確に指示する。定例打合せ及び会議には総括責任者若しくは副総括責任者のいずれかは
必ず出席するものとする。
(2)一般現場打合せは、現場の施工状況により適切な時期に行うものとする。
(3)打合せ事項及び会議内容、検査立会い等の結果は、議事録を作成し発注者に提出すること。
第3節 事務補助業務
本業務は、発注者が行う本事業における建設工事にかかわる対外的な協議の補佐や各種説明資料作成の
補助等を行うものとする。
1.業務内容
(1)関係官庁等への各種協議資料作成補助
(2)各種調整会議・打合せ等への出席
(3)その他事業進捗に必要と思われる対応策等の企画立案補助
第4節 設計監理業務・施工監理業務・事務補助業務における共通事項
1.基本原則
本業務は、次の基本原則により行うものとする。
(1)受注者は、業務の開始前に業務計画書を作成・提出し、発注者の承諾を受けるものとする。
(2)原則として、受注者が定める副総括責任者(建築担当)又は建築技術者は、建築基準法第5条の6
に規定される工事監理者(1 級建築士)とし、発注者に対して速やかに監理技術者(「2.業務実施
7
体制 (1)監理技術者」を参照。
)の氏名等の報告を行うものとする。
(3)発注者、受注者の共同監理とし、受注者は発注者の業務の一部を担うものとする。
(4)受注者は、工事の問題点を把握し、発注者に対して適切な技術的助言を行うものとする。
(5)受注者は、工事現場に臨み、発注者の意を体して厳正に工事を監理するものとする。
(6)工事期間中、受注者は常に工事全般に係る疑義に応じられるよう、工事現場並びに要求水準書等
入札書類、事業者提案書、建設工事請負契約書及び実施設計図書等に精通し、工事の進捗を促進す
るものとする。
(7)受注者は、工事請負者への指示事項はすべて書面をもって行うものとし、発注者に速やかに報告
するものとする。
(8)受注者は、工事中及び工事竣工後、各工作物がおのおのの機能を本来の目的に沿って、充分果た
しうるよう円滑な指導を行うものとする。
2.業務実施体制
設計監理及び施工監理に係る、受注者の監理技術者及び資格、勤務条件は次によるものとする。ただ
し、副総括責任者(建築担当)又は建築技術者については、前項(2)のとおり、原則として建築基準法
第5条の6に規定される工事監理者とすること。
(1)監理技術者
ア 総括責任者(管理技術者)
1名
イ 副総括責任者(建築担当)
1名
ウ 副総括責任者(プラント担当)
1名
エ 土木技術者
1名
オ 建築技術者
1名
カ 建築技術者(構造担当者)
1名
キ 建築技術者(常駐監理者)
1名
ク 建築機械設備技術者
1名
ケ 建築電気設備技術者
1名
コ プラント機械設備技術者
1名
サ プラント電気・計装設備技術者
1名
シ 交付金申請担当技術者
1名
ス 照査技術者
1名
セ その他
なお、各工事担当者の下に副担当者をおくことができる。
(2)監理技術者の配置条件
ア 総括責任者、副総括責任者は受注者と直接的かつ恒常的な雇用関係にあるものとし、プロポー
ザル提案書類提出時点で雇用契約が3ヶ月以上経過したものであること。
イ 副総括責任者(建築担当)または建築技術者については、原則として建築基準法第5条の6に
規定される工事監理者とする。
ウ 前項(1)に示す、副総括責任者(建築担当)
、建築技術者、建築技術者(構造担当者)
、建築技
術者(常駐監理者)は、資格条件を満たす前提において兼務可とする。
エ 前項(1)に示す、副総括責任者(プラント担当)、プラント機械設備技術者は、資格条件を満
8
たす前提において兼務可とする。
オ 前項(1)に示す、建築機械設備技術者と建築電気設備技術者又は建築電気設備技術者とプラ
ント電気・計装設備技術者は、資格条件を満たす前提において兼務可とする。
カ 前項(1)に示す、交付金申請担当技術者は、他の各担当技術者と資格要件を満たす前提にお
いて兼務可とする。
キ 本項にて認める担当技術者の兼務は、2つの担当技術者の兼務を上限とする。
(3)監理技術者の勤務条件
設計監理業務は非常駐監理(重点監理)方式とし、施工監理業務は非常駐監理(重点監理)と常駐
監理(建築技術者)方式の併用で実施する。なお、建築技術者及びプラント機械設備技術者につい
ては、以下を勤務条件とする。
ア 建築技術者(常駐監理者)は、建築工事の躯体工事着工から建築工事完了までの期間を常駐監
理とする。
イ プラント機械設備技術者は、プラント機械設備の据付工事着工からプラント機械設備工事完了
までの期間を平均 10 工数/月程度で重点監理(現場勤務)を行う。
ウ 設計監理業務と施工監理業務の延べ人工数は、2,202 人工以上とする。
(4)資 格
監理技術者は以下の資格を有する者を配置すること。
ア 総括責任者(管理技術者)
ボイラー・タービン式発電設備付の全連続燃焼式焼却施設の施工監理実績(平成8年8月から
平成28年7月までに完了したもの)を複数件有し、技術士法で定める技術士(総合技術監理部
門又は衛生工学部門の廃棄物関係分野)の資格を有する者。
イ 副総括責任者 (建築担当)
土木建築建設業務の全体総括に当たる等、土木建築全体の監理を行うに必要な経験と、ボイラ
ー・タービン式発電設備付の全連続燃焼式焼却施設の施工監理実績を複数件有し、1 級建築士の資
格を有する者。
ウ 副総括責任者 (プラント担当)
プラント建設業務の全体総括に当たる等、プラント全体の監理を行うに必要な経験と、ボイラ
ー・タービン式発電設備付の全連続燃焼式焼却施設の施工監理実績を複数有し、技術士法で定め
る技術士(衛生工学部門の廃棄物関係分野又は機械部門)の資格を有する者。
エ 土木技術者
一般廃棄物処理施設の施工監理経験を有し、1 級土木施工監理技士の資格を有する者。
オ 建築技術者
ボイラー・タービン式発電設備付の全連続燃焼式焼却施設の施工監理実績を有し、1 級建築士の
資格を有する者。
カ 建築技術者(構造担当者)
ボイラー・タービン式発電設備付の全連続燃焼式焼却施設の施工監理実績を有し、構造設計 1
級建築士の資格を有する者。
キ 建築技術者(常駐監理者)
一般廃棄物処理施設の施工監理経験を有し、1 級建築士の資格を有する者。なお、建築技術者
(常駐監理者)は常駐開始2ヶ月前までに資格要件を満たす担当を選任して発注者に了解を得
9
るものとする。
ク 建築機械設備技術者
一般廃棄物処理施設の施工監理経験を有し、建築設備士又は 1 級管工事施工監理技師の資格を
有する者。
ケ 建築電気設備技術者
一般廃棄物処理施設の施工監理経験を有し、1級電気施工監理技士又は第3種電気主任技術者
の資格を有する者。
コ プラント機械設備技術者
ボイラー・タービン式発電設備付の全連続燃焼式焼却施設の施工監理実績を有し、技術士法で
定める技術士(衛生工学部門の廃棄物関係分野又は機械部門)又はボイラー・タービン主任技術
者の資格を有する者。
サ プラント電気・計装設備技術者
ボイラー・タービン式発電設備付の全連続燃焼式焼却施設の施工監理実績を複数件有し、技術
士法で定める技術士(衛生工学部門の廃棄物関係分野又は電気電子部門)又は第 3 種以上電気主
任技術者の資格を有する者。
シ 交付金申請担当技術者
一般廃棄物処理施設の施工監理業務において、循環型社会形成推進交付金申請等に係る実務経
験を有する者。
ス 照査技術者
ボイラー・タービン式発電設備付の全連続燃焼式焼却施設の施工監理実績(平成8年8月から
平成28年7月までに完了したもの)を複数件有し、技術士法で定める技術士(総合技術監理部
門又は衛生工学部門の廃棄物関係分野)の資格を有する者。
3.業務の分担
発注者と受注者の業務の分担は表-1に基づくものとする。
(1)立会及び作成
関係図書の内容通りに適正に実施又は施工されているか否かを立会い確認すること。また、本事
業の監理・監督において、必要な書類を作成する。
(2)調査及び審査
関係図書や施工、検査等について、適正に実施されているかを調査及び審査すること。
(3)報告
(1)及び(2)を行った件について、原則として書面により通知すること。
(4)承諾又は確認
工事請負者より提出された関係図書、受注者が(1)、
(2)及び(3)を行った件について、承諾
又は確認すること。
(5)手続
許認可届出等、各種必要な手続きを行うこと。
(6)調査
(4)及び(5)を必要とする事項等について、内容が適正であるか否かを調べること。
10
4.提出書類
受注者は、次の書類を提出し、発注者の承諾を得るものとする。
(1)着手時
ア 業務着手届
イ 業務工程表
ウ 業務計画届
エ 管理技術者及び照査技術者届
オ その他必要なもの
(2)進捗状況等の報告
受注者は、本業務の遂行にあたり、以下の書類を提出して進捗状況を月1回以上、発注者へ報告
すること。
ア 浅川清流環境組合提出書類基準に定める各種報告書等(施工監理日誌、監理技術者出面帳、定
例及び一般打合せ記録簿、指示書等)
イ その他必要なもの
(3)成果品
提出部数は原則2部とし、その他必要部数については発注者の指示に従い納品すること。
ア 業務完了届
イ 業務報告書(正本・副本各1部)
ウ 本仕様書に定める業務の履行報告書類
エ 設計・施工監理、品質管理、検査等に係る確認及び審査結果の報告書類
オ 議事録等協議資料
カ 上記報告書等の電子データ一式(CD-R・DVD-R 等)
キ その他必要なもの
5.現場監理事務所の貸与
受注者が使用する現場監理事務所及び机等の備品は発注者が提供するものとする。
11
表-1 設計・施工監理業務役割分担表
受注者
調査
及び
審査
報告
工事請負関係書類
○
施工計画書
工事工程表
関係官庁折衝
○
項目
立会
及び
作成
発注者
立会
及び
作成
備考
工事請負者
(資料作成)
調査
承諾
又は
確認
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
手続
○
地元折衝
○
○
注1,2
○
注1,2
実施設計図書
○
○
○
○
交付金申請書
○
○
○
○
○
○
建築確認申請書
○
○
○
○
○
○
関係官公庁等への申請及び届出等
○
○
○
○
○
○
設計施工打合せ議事録
○
○
○
○
工事日報及び月報
○
○
○
○
製作承諾図書及び施工図関係
○
○
○
○
○
施工要領書
○
○
○
○
○
検査要領書
○
○
○
○
材料検査簿
○
○
○
○
○
○
○
○
○
材料照査
材料検査
○
品質管理調査
○
注1,2
注1
○
○
品質管理試験
○
○
○
注1
工場検査
○
○
○
注1
工場検査報告書
○
○
工事立会い
○
○
○
○
注1
工事検査
○
○
○
注1
工事検査報告書
○
○
出来形及び出来高報告
○
○
出来形及び出来高検査
○
出来形及び出来高検査報告
○
○
○
○
設計変更等の報告
○
○
緊急処理
○
解体材、発生材処理
○
性能試験要領書
○
性能試験
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
注3
○
○
性能試験報告書
○
○
○
○
取扱説明書
○
○
○
○
試運転報告書
○
○
○
○
実績報告用資料等
○
○
○
○
工事目的物損害等
○
○
竣工図書
○
○
竣工検査
○
○
注1)必要に応じて、発注者が立会い等を行うものとする。
注2)必要に応じて、受注者も立会い等を行うものとする。
注3)事前協議とする。
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