VMware ESX 3.5

製 品 デ ー タシ ート
VMware ESX 3.5
サーバ、ストレージ、ネットワーク リソースの仮想化を実現
VMware ESX について
概 要
VMware® ESX 3.5 は、動的で自己最適化可能な IT イ
ンフラストラクチャを構築するための基盤を提供し
ます。VMware ESX は、プロセッサ、メモリ、ストレー
ジ、およびネットワーク リソースを複数の仮想マシ
ンに割り当てる、堅牢で本番環境で実証済みの仮想
化マシン レイヤーです。VMware ESX は、エンター
プライズ IT 環境で求められる最高レベルのパフォー
マンス、拡張性、堅牢性を提供します。
VMware® ESX は、動的で自己最適化可能な IT インフラストラクチャの
基盤を提供します。VMware ESX は、プロセッサ、メモリ、ストレージ、
およびネットワーク リソースを複数の仮想マシンに割り当てる、堅牢
で本番環境で実証済みの仮想化レイヤーです。VMware ESX は、エンター
プライズ IT 環境に求められる最高レベルのパフォーマンス、拡張性、
および堅牢性を提供します。
VMware ESXi 3.5 は、基本機能はすべて同じですが、ディスク占有量が
わずか 32 MB でサーバを統合できるように設計されています。このシ
メリット
ン アーキテクチャにより、比類のないセキュリティと信頼性が提供さ
•同一サーバ上で同時に稼動する多数の仮想マシン間
でハードウェア リソースを共有することにより、
ハードウェア使用率の向上、および設備コストと運
用コストの大幅な削減が可能
•高度なリソース管理、高可用性、およびセキュリティ
機能により、最もリソースを必要とするアプリケー
ションのサービス レベルを向上
れます。また、サーバ ファームウェアとの統合により、迅速かつ簡単
に導入することが可能です。
VMware ESX を企業で活用
企業は、VMware ESX を使用すると、仮想環境全体でリソースを共有
できるため、ハードウェアおよび運用コストを大幅に削減できます。
VMware ESX により、IT 管理者は次の項目を実現できます。
•本番環境におけるサーバの統合およびサーバ台数の抑制
拡張性と信頼性に優れた少数のエンタープライズ クラスのサーバに
仮想マシンを導入し、ソフトウェア アプリケーションを実行するこ
とにより、サーバ台数の増加を抑制します。
•先進的なビジネスの継続性保護を低コストで実現
アプリケーション
アプリケーション
オペレーティング
システム
オペレーティング
システム
費用対効果の高い仮想化ソリューションを使用することで、重要なア
プリケーションの高可用性を提供します。
•ソフトウェアのテストおよび開発の効率化
同一ハードウェア上での複数のオペレーティング システム、マルチ
ティア アプリケーションを使用した多種多様な開発、テスト、およ
びステージング環境を統合します。
•エンタープライズ デスクトップの保護と管理
VMware ESX
仮想マシン上がホストとして稼動し、シン クライアントや PC にアク
セスを提供する、標準的なエンタープライズ デスクトップ環境を提
ハードウェア
CPU
メモリ
NIC
供します。
ディスク
•レガシー アプリケーションの再ホスト
新しいハードウェア上で稼動する仮想マシンに、レガシー オペレー
ティング システムおよびレガシー ソフトウェア アプリケーションを
VMware ESX は、サーバ ストレージおよびネットワークを仮想化し、複数の
アプリケーションを同一の物理サーバ上の仮想マシンで実行します。
移行することで、信頼性が向上します。
V M WA R E E S X
VMware ESX の仕組み
VMware ESX はサーバ ハードウェア(ベアメタル)
に直接インストールされ、ハードウェアとオペ
レーティング システム間に堅牢な仮想化レイ
ヤーを展開します。また、物理サーバを安全で移
動可能な複数の仮想マシンにパーティション化
します。これらの仮想マシンは、同一の物理サー
製 品 デ ータシ ート
•CPU の仮想化
» ファイバ チャネル HBA の統合
VMware ESX は、インテリジェントなプロセス
ハードウェアのフォルト トレランスを維持
スケジュールと使用可能なプロセッサ間の
するとともに、多数の仮想マシン間でスト
ロード バランシングを使用し、仮想マシン処
レージ ネットワーク コンポーネントを共有
理の実行を管理します。
します。
•ストレージの仮想化
» ライトスルー I/O
高性能の共有ストレージを活用することによ
物理システム上で同じオペレーティング シ
バ上で同時に稼動できます。各仮想マシンは、そ
り仮想マシン ファイル ストレージを統合し、
ステムを実行しているときと同様に、仮想マ
れぞれプロセッサ、メモリ、ネットワーク、スト
管理性、柔軟性、および可用性を向上させます。
シンを回復することができます。
レージ、および BIOS で構成される完全なシステ
ムとして認識されるので、Windows®、Linux®、
Solaris®、NetWare® といったオペレーティング シ
ステムとソフトウェア アプリケーションを、変
更を加えることなく仮想マシンで実行できます。
物理サーバ リソースを多数の仮想マシン間で共
有することで、ハードウェアの使用率が向上し、
» 仮想ディスクファイル
» SAN ブート
仮想マシンは、それぞれの占有仮想ディスク
ブレード サーバおよびラック マウント型
ファイルを認識します。一方仮想マシン外で
サーバのディスクレス構成で VMware ESX イ
は、仮想ディスクは通常の大容量ファイルで
ンストールを実行することにより、ローカル
す。 他のファイル同様、簡単にコピー、移動、
接続されているサーバ ディスクを個別にバッ
アーカイブ、およびバックアップができます。
クアップする必要性を排除します。
設備コストを大幅に削減できます。ベアメタル
» VMFS クラスタ ファイル システム
•ネットワークの仮想化
アーキテクチャにより、各仮想マシンに割り当て
仮想ディスク ファイルを、ファイバ チャネ
物理マシンと同様に仮想マシンのネットワー
られたサーバ リソースを VMware ESX で完全に
ルや iSCSI SAN などの高性能共有ストレージ
クを構築します。単一の VMware ESX または複
管理し、ネイティブに近い仮想マシンのパフォー
に格納します。VMFS は、同一の仮想マシン
数の VMware ESX が設置されている環境におい
マンスおよびエンタープライズ クラスのスケー
ストレージに対して、複数の VMware ESX か
て、本番環境への導入またはテストや開発の
ラビリティを実現します。
らの高速な同時アクセスを可能にする、クラ
ための複雑なネットワークが構築可能です。
仮想マシンには、高可用性、リソース管理、およ
びセキュリティ機能が組み込まれ、ソフトウェア
アプリケーションに対し、静的な物理環境よりも
優れたサービス レベルを提供します。また、個々
の仮想マシンは仮想化レイヤーによって完全に
スタ ファイル システムです。仮想マシンは
ハードウェアに依存せず、サーバ間で移動可
能であるため、VMFS では 1 つのサーバに障
害が発生しても、複数のサーバ間でリソース
のバランシングができます。
分離されているため、1 つの仮想マシンでクラッ
» 論理ボリューム マネージャ
シュや構成エラーが発生しても、他の仮想マシン
柔軟で信頼性に優れた物理ストレージ アレ
へ影響しません。仮想マシンの分離には、ネット
イと VMFS 間の相互処理の管理を行います。
ワークやストレージなどの他のサーバのリソー
スの分離も含まれます。
VMware ESX の主な機能
アーキテクチャ
- 動的なボリュームのサイズ変更
複数のストレージ ディスクを単一の VMFS
ボリュームに統合します。LUN をサイズ変
更し、新しい LUN を VMFS ボリュームにす
ぐに追加できます。
» 仮想 NIC
仮想マシンと物理マシンを同じように使用で
きるよう、独自の IP と MAC アドレスがそれ
ぞれ割り当てられた 1 つ以上の仮想 NIC を、
各仮想マシンに対して構成します。
» 仮想スイッチ
仮想マシンを接続する仮想スイッチを使用し
て、 シ ミ ュ レ ー ト さ れ た ネ ッ ト ワ ー ク を
VMware ESX 内に作成します。
» 拡張ポート構成ポリシー
複 数 の 大 規 模 な ポ ー ト グ ル ー プ 全 体 に わ
たって単一の構成オブジェクトを使用するこ
とにより、ポート構成を簡素化します。 構
•ベアメタル アーキテクチャ
- ボリュームの再署名の自動化
成オブジェクトは、ポートを有効にするため
VMware ESX は、堅牢な仮想化レイヤーをサー
アレイ ベースのスナップショット テクノロ
に必要なすべての情報を指定します。この情
バ ハードウェアに直接インストールすること
ジーの使用を簡素化します。再署名すること
報とは、NIC チーミング ポリシー ( 仮想ス
で、ネイティブに近い仮想マシンのパフォー
で、スナップショット VMFS ボリュームを自
イッチごとでなくポートごと)、VLAN タグ
マンス、信頼性、および拡張性を実現します。
動的に認識します。
付け、レイヤー 2 セキュリティ、およびトラ
• 新機能: 最小限のディスク占有量
- 部分的なオンライン作業
VMware ESXi の 32MB のディスク占有量は、汎
い く つ か の LUN が 消 失 し た 場 合 で も、 ボ
用オペレーティング システムに比べ大幅に少
なく、これにより複雑さを軽減し、比類のな
いセキュリティと信頼性を提供します。
リュームは継続して機能します。
» Raw デバイス マッピング
オプションとして利用することにより、SAN
• 新機能: サーバ統合
上の LUN を仮想マシンに直接マッピングし
サーバ ハードウェアへの組み込みコンポーネ
て、アプリケーションのクラスタリング 1 お
ントとして提供される VMware ESXi により、
よびアレイ ベース スナップ ショット テクノ
簡単かつスピーディに仮想化を導入できます。
ロジーを利用可能にし、同時に VMFS の管理
性のメリットを利用できます。
1
Microsoft Clustering Services を利用するには、SAN LUN への直接アクセスが必要です。
フィック シェイピングです。
•VLAN
論理 LAN を物理 LAN 上にオーバーレイするこ
とで、ネットワーク トラフィックを切り離し、
セキュリティの確保と負荷の分散を行います。
VMware ESX VLAN は、他のベンダーでの標準
的な VLAN 実装と互換性があります。実際の
ケーブル配線やスイッチ設定を変更しなくて
も、ネットワーク構成を変更できます。
•新機能:ゲスト仮想マシンの IPv6 のサポート。
V M WA R E E S X
パフォーマンスとスケーラビリティ
VMware ESX は、比類のないパフォーマンスとス
ケーラビリティを提供します。VMware ESX を使
用すると、多くのリソースを必要とする本番アプ
リケーションの仮想化も可能となります。
•新機能:仮想マシンのパフォーマンスの向上
VMware ESX は、仮想マシンで実行する Citrix®、
Terminal®、Windows®、Services®、SQL Server®、
Oracle® などの大規模データベースのワーク
ロードに効果がある、新しいパフォーマンス
最適化機能を提供します。
» AMD 社 の Rapid Virtualization Indexing® な
ど、ハードウェアにネストされたページ テー
ブルのサポート。
» ゲスト OS のメモリ アクセスをさらに効率的
にする、大容量メモリ ページのサポート。
» TCP セグメント化オフロードやジャンボ フ
レーム機能など、ネットワーク I/O 処理にか
かる CPU オーバーヘッドを削減するネット
ワーク パフォーマンスの最適化。
» 準仮想化 Linux ゲスト OS のサポート
(Linux カーネル 2.6.21 以降)
。
•高度なメモリ管理
» メモリのオーバー コミットメント
複数の仮想マシンの合計メモリサイズを物理
サーバのメモリより大きくなるように構成し
• 電力管理の向上
•ハードウェアサポート
電力管理の向上により、データ センターの電
VMware ESX は、Dell、Fujitsu Siemens、HP、
力コストを削減します。CPU の使用が予定さ
IBM、NEC、Sun Microsystems、および Unisys 社
れていない場合、VMware ESX は低電力の「休
製の、業界をリードするラック、タワー、およ
止」状態になります。
びブレード サーバでの使用が保証されています。
•4-Way Virtual SMP
•ストレージサポート
1 台の仮想マシンで、最大 4 個の物理プロセッ
VMware ESX は、Dell、EMC、Fujitsu、Fujitsu
サを同時に使用できるようにします。VMware
Siemens、HP、Hitachi Data Systems、IBM、
ESX では、この独自の機能を 2 個のプロセッサ
NEC、Network Appliance、StorageTek、Sun
から 4 個のプロセッサに拡張しました。4-Way
Microsystems、および 3PAR 社製の、様々なスト
Virtual SMP® を使用することで、最もプロセッ
レージ システムでの使用が保証されています。
サを必要とするソフトウェア アプリケーショ
ンの仮想化が可能です。
•新機能: 仮想マシンの 64 GB の RAM サポート
仮想マシンが使用するメモリ上限を 64 GB に
拡張できます。
にすることができます。
» 透過的なページ共有
複数の仮想マシン間で、同一のメモリ ペー
ジを一度だけ格納することにより、使用可能
なメモリをより効率的に利用します。たとえ
ば、 い く つ か の 仮 想 マ シ ン で Windows
Server 2003 を実行している場合、同一のメ
モリ ページが多く発生します。透過的なペー
ジ共有では、これらの同一ページを 1 つのメ
モリに統合します。
» メモリのバルーニング
アイドル状態の仮想マシンからアクティブな
2
» 異機種混在のストレージ アレイ
異機種混在のさまざまなストレージ デバイス
を、同一の VMFS ボリュームで使用できます。
» NAS および iSCSI SAN のサポート
IT 環境の TCO(総所有コスト)を削減できます。
•新機能: 強力な物理サーバ システムのサポート
VMotion や VMware High Avaialability(HA)な
VMware ESX で は、 最 大 32 個 の 論 理 CPU と
どの高度な VMware Infrastructure 機能が、NAS
128GB の RAM を搭載した大規模サーバ システ
および iSCSI 環境で完全にサポートされます。
ムを、大規模なサーバ統合や災害復旧プロジェ
クトに活用します。
•パワーオン状態の仮想マシンを最大 128 台サ
ポート
最大 128 台のパワー オン状態の仮想マシンを
1 台の物理サーバ上でサポートし、エンタープ
ライズ クラスのサーバ統合およびサーバ台数
の抑制を可能にします。
て、メモリ使用率を向上させます。たとえば、 •柔軟な仮想スイッチ
8GB の物理メモリを搭載したサーバで稼動す より多くの仮想マシンに対応するために、仮
るすべての仮想マシンの合計メモリを 16GB
製 品 デ ータシ ート
» 4 GB ファイバ チャネル SAN のサポート
» 新機能:強力な物理サーバ システムのサポート
VMware ESX で SATA ローカル ストレージを
使用できます。
» 新機能:最新の高性能 10 GigE ネットワーク
カードのサポート
» 新機能:Infiniband テクノロジーのサポート
•オペレーティング システム
VMware ESX は、Windows、Linux、Solaris、Novell、
想スイッチの拡張ができます。仮想スイッチ
NetWare などの広範なオペレーティング システ
は、ポート数を 8 個から 1,016 個の範囲で任意
ムを変更せずに使用できる、唯一の仮想化プラッ
に設定して作成できます。また、最大 248 個
トフォームです。
の仮想スイッチを使用できます。
•Wake On LAN のサポート
使用されていない仮想マシンをスタンバイ モー
ドにすることで、より高い統合率を実現します。
•­新機能: NPIV 対応 HBA のサポート
NPIV 対応 HBA のサポートにより、個々の仮想マ
シンにワールドワイド名 (WWN) を割り当て、
SAN 管理ツールによる QoS 分析を可能にします。
相互運用性
» 新機能: 準仮想ゲスト OS として Ubuntu
7.04 の実行をサポート
•ソフトウェア アプリケーション
任意のソフトウェア アプリケーションを VMware
仮想マシンで実行します。
•他の仮想マシン フォーマットのサポート
VMware ESX では、VMware 以外の形式で作成さ
れ た 仮 想 マ シ ン も 実 行 で き ま す。 無 償 の
VMware Virtual Machine Converter を使用して、
Microsoft® Virtual Server と Virtual PC、 ま た は
仮想マシンに対して、メモリを動的に移行し
VMware ESX は、サーバ、ストレージ、オペレー
ます。メモリのバルーニングは、意図的にア
ティング システム、およびソフトウェア アプリ
イドル状態の仮想マシン内にメモリ圧力を加
ケーションの完全な IT スタック全体にわたって
え、そのマシンのページング領域を強制的に
最適化され、厳密なテストの後に認定された、エ
管理性
使用して、アクティブな仮想マシンにメモリ
ンタープライズ規模の標準化を可能にする唯一
を解放します。
VMware ESX の高度な管理性および操作性機能に
の仮想化製品です。
より、仮想化 IT 環境全体を管理できます。
Symantec® LiveState Recovery の仮想マシンを
VMware ESX で実行できます。
TCPセグメント化オフロードとジャンボ フレームは、一部のゲスト オペレーティング システムのみでサポートされます。詳細は、
リリース ノートを参照してください。
V M WA R E E S X
製 品 デ ータシ ート
• SMI-S 対応の管理インターフェイス
» ストレージ I/O トラフィックの優先順位の設定
• NIC チーミングの強化
標準の SMI-S に対応したストレージ管理ツールを
フェアシェアに基づいて I/O トラフィックの
各ネットワーク仮想マシンに、組み込み NIC
優先順位を決定することにより、重要な仮想
フェイルオーバーおよびロード バランシング
マシンが優先的にストレージ デバイスにア
を提供して、より優れたハードウェア可用性
クセスするようにします。
およびフォルト トレランス機能を提供します。
使用して、仮想ストレージを監視します。
•Virtual Infrastructure Client (VI Client)
共通のユーザー インターフェイスを使用して、
VMware ESX、 仮 想 マ シ ン、 お よ び VirtualCenter
» Network Traffic Shaper
Server ( オプション ) を管理します。
重要な仮想マシンが優先的にネットワークバ
•Virtual Infrastructure Web access
シンプルな Web インターフェイスを使用して
VMware ESX を管理します。
•仮想マシンのショートカット
Web ブラウザから仮想マシンへ直接アクセス
して、エンド ユーザーのセルフ ヘルプを可能
にします。
•リモート デバイス
席を離れることなく、デスクトップの CD-ROM を
使用して、サーバ上で稼動している仮想マシンに
ソフトウェアをインストールできます。
•Remote Command Line Interface (CLI)
VMware ESX のコマンド スクリプトが、実行
可能なリモート実行環境を通じて VMware ESXi
を管理します。
•エージェントを使用しない、CIM によるハード
ウェア管理
CIM(Common Information Model)は、
VirtualCenter または CIM 互換のサード パーティ
製ツールを通じて、ハードウェアの健全性と状
態を監視するためのプロトコルを提供します。
分散リソースの最適化
VMware ESX は、高度なリソース管理機能および
分散管理機能を提供します。
•仮想マシンのリソース管理
詳細な仮想マシンのリソース割り当てポリ
シーを定義して、ソフトウェア アプリケーショ
ンのサービス レベルを向上させます。CPU、
メモリ、ディスク、およびネットワーク帯域
幅のリソース共有について、最小値、最大値、
および比例配分を確立します。仮想マシンの
実 行 中 で も 割 り 当 て の 変 更 は 可 能 で す。 パ
フォーマンスのピーク時に対応するように、
アプリケーションのリソースを動的に増加す
ることができます。
ンド幅にアクセスするようにします。仮想マ
シンからのネットワーク トラフィックは、
フェア シェアに基づいて優先順位を決定す
る こ と が で き ま す。Network Traffic Shaper
は、仮想マシンのネットワーク トラフィッ
新しい NIC チーミング ポリシーでは、複数の
アクティブおよびスタンバイ アダプタを構成
できます。チーミング構成は、同じ仮想スイッ
チでもポート グループによって異なることが
あります。 グループごとに、同じチームに対
して異なるチーミング アルゴリズムを選択す
ることができます。
クを管理して、ピーク バンド幅、平均バン
•Microsoft® Cluster Service のサポート
ド幅、およびバースト サイズ制約に対応し
複数の物理ホスト間で、Microsoft® Windows
ます。
•リソース プール
VMware ESX で仮想化したハードウェア リソー
スを、統一論理リソースに統合して、仮想マ
シンに必要に応じて割り当てます。
オペレーティング システムを実行するクラス
タ化した仮想マシンをサポートします。
セキュリティ
セキュリティ機能により、仮想環境に保存された
データを保護します。
高可用性
•SAN セキュリティ プラクティスとの互換性
VMware ESX は、仮想マシンにデータ センター
セキュリティ ポリシーを LUN ゾーニングおよ
クラスの高可用性を提供します。
び LUN マスキングで実行します。
•共有ストレージ
•VLAN のタグ付け
仮想マシン ファイルをファイバ チャネルや
VLAN 上のネットワーク トラフィックのタグ付
iSCSI SAN、NAS などの共有ストレージに保存
けおよびフィルタリングにより、ネットワー
して、単一点障害を排除します。 SAN ミラー
ク セキュリティを強化します。
リングおよびレプリケーション機能を使用し
て、災害復旧サイトにおいて仮想ディスクの
コピーの更新を維持します。
•レイヤー 2 ネットワーク セキュリティ ポリシー
仮想マシンのセキュリティをイーサネット レ
イヤー上で実施します。ネットワーク トラ
•SAN の透過性
フィックのプロミスキャス モード スニフィン
仮想ディスク ファイルと同様の使いやすさと
グ、MAC アドレス変更、偽造ソース MAC 転
柔軟性を持つ、仮想マシンのネイティブ SAN
送を無効にします。
ストレージを使用できます。Raw デバイス マッ
ピングにより、
仮想マシンは標準 SAN LUN デー
タ ストアを使用できます。また、仮想ディス
VMware ESX の購入方法
購入方法の詳細については、次の Web サイトを
クファイル用の特別な VMFS フォーマットの
ご覧ください。
LUN も使用可能です。仮想マシン データのファ
http://www.vmware.com/jp/products/vi/buy.html
イル レベルのバックアップおよびレプリケー
ションの負荷を SAN ベースのユーティリティ
へ渡すことで軽減します。共有 SAN データス
トアを使用して、仮想および物理マシンのク
ラスタを簡単に構成し、費用対効果の高い高
可用性を実現します。
» CPU キャパシティの優先順位の設定
•組み込みストレージ アクセス マルチパス
CPU キ ャ パ シ テ ィ は、 フ ェ ア シ ェ ア (fair
SAN マ ル チ パ ス( フ ァ イ バ チ ャ ネ ル ま た は
share) に基づいて仮想マシンに割り当てら
iSCSI SAN)および NIC チーミング (NAS)によ
れ、CPU リソース制御により、必要な最小
り、共有ストレージの可用性を確保します。
製品仕様とシステム要件
製 品 の 仕 様 お よ び シ ス テ ム 要 件 に つ い て は、
VMware Infrastructure のインストール ガイドお
よびアップグレード ガイドをご覧ください。
•互換性ガイド:
» システム互換性ガイド: VMware ESX
» SAN 互換性ガイド: VMware ESX
レベルの CPU キャパシティを重要な仮想マ
シンに提供できます。
VMware, Inc. 3401 Hillview Ave. Palo Alto CA 94304 USA Tel 877-486-9273 Fax 650-427-5001 www.vmware.com
ヴイエムウェア株式会社 〒 105-0013 東京都港区浜松町 1-30-5 浜松町スクエア 13 F TEL: 03-4334-5600 FAX: 03-4334-5601 www.vmware.com/jp
©1998-2007VMware,Inc.Allrightsreserved. 本ソフトウェアは、米国特許(6,961,806、6,961,941、6,880,022、6,397,242、6,496,847、6,704,925、6,496,847、6,711,672、6,725,289、6,735,601、6,785,886、
6,789,156、6,795,966、6,944,699、7,069,413、7,082,598、7,089,377、7,111,086、7,111,145、7,117,481、7,149,843、7,155,558、7,222,221、7,260,815、7,260,820、7,268,683、7,275,136、7,277,998、7,277,999、
7,278,030、7,281,102、7,290,253)により保護されています。特許出願中。VMware、VMware ロゴ、VirtualSMP、および VMotion は、米国およびその他の地域における VMware,Inc. の登録
商標または商標です。ここに記載されている他のすべての名称ならびに製品についての商標は、それぞれの所有者の商標です。ItemNo:08Q2_VM_ESX_DS_JPN_A4_R1