学 校 名 登米市立東和中学校 校 長 名 牛渡 正哉 学 級 数 7学級 生 徒

学
校
名
登米市立東和中学校
校
長
名
牛渡
学
級
数
7学級
科
数学科
教
正哉
生
徒
数
149名
1 課題改善に向けた取組概要
(1)課題
① 基礎的・基本的な知識や技能を活用して課題を解決する力が不十分である。
② 自分の考えをまとめ,表現したり他に説明したりする力が不十分である。
(2)取組の概況
① 課題解決の道筋がわかる板書とノート指導の工夫。
ア 学力向上成果普及教員,櫻井ひろみ先生(登米市立米川小学校教諭)の講話を聞き,
「見
通しをもたせ,既習事項を生かした授業づくり」についての研修を行った。
イ 全ての教科で,板書とノート指導の工夫に力点を置いた校内研究に取り組み,授業改善
に取り組んだ。
ウ 課題解決に必要な既習事項を確認し黒板に提示するなど板書を工夫し,見通しをもって
課題解決に取り組むことができるようにした。
エ 授業後に学習の流れを振り返ることができるようにノートのまとめ方を工夫し,既習事
項を確認し,それらを活用しながら学習に取り組ませた。
② 自分の考えをまとめ,他に説明したり表現したりする力を伸ばすための取組
ア ノートや学習プリントに,自分なりの気付きを生かして問題解決の方法をかかせる場を
多く設定した。その際,既習事項と関連付け,これまで学習したことがらが使えないかを
考えさせ,見通しをもって課題に取り組ませるようにした。
イ ペア学習やグループ学習を通して,考えを深めさせる取組を行った。その際,机間支援
を行いながら,生徒の考えを見取り,それらを類型化して,比較,検討させることによっ
て考えを深めさせた。
ウ 生徒に発表させる場面では,数学の用語を用いて適切に表現することができるよう表現
方法についての指導を行った。
2 成果と今後の取組
(1)成果
① 課題解決の道筋がわかる板書とノート指導を工夫したことにより,次のような成果が見ら
れた。
ア 板書とノート指導を改善したことによって,課題解決の見通しがもてるようになり,基
礎的・基本的な知識や技能を活用して課題を解決する力を伸ばすことができた。
イ ノートの記入方法を工夫させることによって,ノートを読み返して,課題解決の方法や
手順を自分で確認する習慣が身に付き,課題や適用問題に意欲的に取り組む姿が見られる
ようになった。
② 自分の考えをまとめ,他に説明したり表現したりする場を多く設定したことにより,次の
ような成果が見られた。
ア 本時の課題解決に必要な既習事項をカード等にまとめて,黒板に提示しておくことによ
って,既習事項を活用しながら,自分の考えをまとめることができるようになった。
イ ノートや学習シートにまとめた各自の考え(自力解決)をもとにして,グループで話し
合ってホワイトボードにまとめ(集団解決),発表させたことによって,生徒の思考力,
表現力を高めることができた。
(2)今後の取組
① 個々の生徒やグループの考えを適切に見取り,それを効果的に生かしながら授業を展開し
ていく方法を検討し実践していく。
② 生徒の学力を的確に把握し,授業改善の成果を検証していく。
③ 本年度の取組を生かし,グループでの話合い等の言語活動に対する支援を充実させていく。