07. 仕様書

国際教養大学
中嶋記念図書館システム更新業務委託
仕
様
書
平成28年7月
公立大学法人 国際教養大学
目次
1 仕様書概要説明……………………………………………………………………………
1.1 システム更新の理由・目的…………………………………………………………
1.2 調達物品名及び構成内容……………………………………………………………
1.3 技術的要件の概要……………………………………………………………………
1.4 その他…………………………………………………………………………………
1.4.1 技術仕様等に関する留意事項………………………………………………
1.4.2 導入に関する留意事項………………………………………………………
1.4.3 その他の留意事項……………………………………………………………
2 調達物品に備えるべき技術的要件………………………………………………………
2.1 包括的要件……………………………………………………………………………
2.2 基本ソフトウェア……………………………………………………………………
2.2.1 全般的事項……………………………………………………………………
2.2.2 図書管理業務…………………………………………………………………
2.2.3 目録管理業務…………………………………………………………………
2.2.4 雑誌管理業務…………………………………………………………………
2.2.5 予算管理………………………………………………………………………
2.2.6 蔵書所在管理…………………………………………………………………
2.2.7 ILL 業務………………………………………………………………………
2.2.8 閲覧管理業務…………………………………………………………………
2.2.9 OPAC……………………………………………………………………………
2.2.10 利用者オンラインサービス………………………………………………
2.2.11 ポータル機能………………………………………………………………
2.2.12 蔵書管理業務………………………………………………………………
3 ハードウェアの性能・機能に関する要件………………………………………………
3.1 図書館業務用サーバ装置……………………………………………………………
3.1.1 図書館業務用サーバ…………………………………………………………
3.1.2 図書館 OPAC サーバ…………………………………………………………
3.1.3 図書館業務サーバ用ソフトウェア…………………………………………
3.1.4 図書館 OPAC サーバ用ソフトウェア………………………………………
3.2 その他サーバ…………………………………………………………………………
3.3 クライアント…………………………………………………………………………
3.3.1 デスクトップ業務端末………………………………………………………
3.3.2 ノートブック業務端末………………………………………………………
3.3.3 デスクトップカウンタ………………………………………………………
3.3.4 デスクトップ利用者検索端末………………………………………………
3.4 周辺機器………………………………………………………………………………
3.4.1 バーコードリーダ……………………………………………………………
3.4.2 レシートプリンタ……………………………………………………………
3.4.3 非接触型 IC カードリーダ/ライタ………………………………………
3.4.4 自動貸出返却装置(既設)…………………………………………………
3.4.5 ブックベリファイヤー………………………………………………………
3.4.6 ハンディーターミナル………………………………………………………
3.4.7 無断帯出防止装置……………………………………………………………
3.4.8 防犯カメラ……………………………………………………………………
3.4.9 プリンタ………………………………………………………………………
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4 調達物品にかかるその他の要件…………………………………………………………
4.1 システムの搬入、設置、配線、調整………………………………………………
4.2 データの移行…………………………………………………………………………
4.3 運用保守、ユーザ支援等……………………………………………………………
4.3.1 運用保守………………………………………………………………………
4.3.2 セキュリティ…………………………………………………………………
4.3.3 ユーザ支援……………………………………………………………………
4.3.4 その他…………………………………………………………………………
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1
仕様書概要説明
はじめに
本仕様書は、国際教養大学 中嶋記念図書館に設置する図書館システムについての
性能に関する基準を示すものである。
1.1
システム更新の理由・目的
本学、中嶋記念図書館は 24 時間 365 日開館しており学生教職員はいつでも利用す
ることができる。そのサービスの基盤として、平成 16 年 4 月に図書館システムを導
入し、技術の進歩と環境整備に合わせて業務全般の効率化、利用者サービスの充実に
努めてきた。
現在稼働中のシステムは平成 23 年 3 月にシステム更新を行い、導入より 5 年が経
過し、処理能力の低下やデータベース容量の圧迫などの課題を解決する必要に迫られ
ている。さらにシステムが動作しているサーバーOS(RedHadLinux Enterprise5)の
サポートが平成 29 年 3 月 31 日に終了することもあり、故障した際には図書館サービ
ス全体が休止する恐れが高い状況にある。
そこで、現行システムを見直し、より安全かつ高信頼性であり、利便性の高いサー
ビスを学内外に提供することを目的として今回の更新を計画するものである。
新たに導入するシステムでは、処理能力の改善と学外情報検索サービスとの連携強
化、研究図書館機能及び学習図書館機能の充実、利用者への図書館サービスの向上と
業務の効率化を目指すために実施するものである。
1.2
調達物品名及び構成内訳
図書館業務システム
1式
(構成内訳)
(1)
業務システムハードウェア 1 式
・業務用サーバ(ラックマウント)
・Web 用サーバ (ラックマウント)
・ラックコンソール(ラックマウント)
・高機能無停電電源装置(ラックマウント)
・クライアント
デスクトップ業務端末+バーコードリーダ
ノートブック業務端末+バーコードリーダ
デスクトップカウンタ+バーコードリーダ
デスクトップ利用者検索端末
・レシートプリンタ
・非接触型 IC カードリーダ/ライタ
・ブックベリファイヤー
・蔵書点検用ハンディーターミナル
・ネットワーク機器
ギガビットスイチングハブ 16 ポート
ギガビットスイチングハブ 8 ポート
・無断退出防止装置(入館者カウンタ含む)
・防犯カメラ
・バックアップ用外付けハードディスク
以上、据付、配線、調整を含む。
(2)
業務システムソフトウェア 1式
4
1台
1台
1台
1台
3台
2台
2台
4台
2台
2台
1台
5台
1台
3台
1式
1式
1台
1.3
技術的要件の概要
(1) 本調達物品に係る性能、機能及び技術等(以下「性能等」という)の要求要件(以下
「技術的要件」という)は 2 に示すとおりである。
(2) 技術的要件は全て必須の要求要件である。
(3) 必須の要求要件は本学が必要とする最低限の要求要件を示しており、入札機器の性能
等がこれを満たしていないとの判定がなされた場合には不合格となり、落札決定の対
象から除外する。
(4) 入札機器の性能等が技術的要件を満たしているか否かの判定は、本学技術審査職員が、
入札機器に係る技術的仕様を含む入札説明書で求める提出資料の内容を審査して行う。
1.4
その他
1.4.1
技術仕様等に関する留意事項
(1) 提案する機器及びソフトウェアは、原則として入札時点で製品化されていること。
(2) 入札時点で製品化されていない機器又はソフトウェアによって応札する場合には、技
術的要件を満たすこと及び納入期限までに製品化され納入できることを証明する書類
を添付すること。
1.4.2
導入に関する留意事項
(1) 導入スケジュールは、本学担当者と協議し、その指示に従うこと。
(2) 導入システムは、平成 29 年 2 月 1 日より運用を開始する。
(3) 搬入、据付、配線、調整、既存設備との接続に要する全ての費用は本導入に含むもの
とする。
(4) 機器類の設置については、プロテクター等で固定し、安定性・機能性・美観を維持す
ること。
1.4.3
その他の留意事項
(1) 既存プリンタを継続利用する。台数、機種は、以下の通りである。
・OKI 製プリンタ 機種:C811dn
1台
・EPSON 製プリンタ 機種:LP-S3000 1 台
(2) 自動貸出返却装置を継続利用するが、利用者カードの読取方式を磁気カード方式から
IC カード方式へ改造を行う事。台数、機種は以下のとおりである。
IDEC 製自動貸出返却装置
機種:PALS-RC
1台
2
調達物品に備えるべき技術的要件
2.1
包括的要件
(1) 図書館業務システムは、本学図書館の図書館業務に利用する。
(2) 全ての操作が Web ベースで利用可能なオープンシステムであること。基本 OS は Linux
であること。データベースについては、オープンで実績のあるものを使用すること。
(3) 本学図書館からオンラインで業務システムの運用を行えること。
(4) サーバは、既設の図書館内 LAN、ルータ等を通じて、本学の学内 LAN と接続し、
Internet(SINET)を介して、学内/学外利用者にサービスを提供できること。通信プロ
トコルは TCP/IP を使用すること。
(5) 国立情報学研究所の CAT/ILL に対応するシステムであること。また、多言語(UCS)
に対応するシステムであること。
(6) 本学固有の管理・運営内容を継続運用させるため、システムの部分的修正もしくはカ
スタマイズに応ずること。
5
(7) パッケージは、レベルアップなど機能追加を保守契約内で行なうものとする。但し適
用にあたっては、事前に確認をするものとする。
(8) 利用者情報、業務情報の保護対策が行われること。
(9) システム及び各ファイルの信頼性とセキュリティが十分考慮されており、特にいわゆ
るクラッカー等によるシステムへの侵入や攻撃、ウィルスの感染等の防止に万全を期
すること。
(10) システムは、データのバックアップやサーバメンテナンス時間帯等を除き終日稼
働できること。
(11) 全業務端末が同時に稼動でき、各業務が十分円滑に処理できるレスポンスが保証
されていること。運用期間を視野に入れスペックを確保すること。
(12) 現有のデータを含め、約 30 万冊相当の蔵書データ量に十分対応し、業務統計処理
の作業容量および各種ソフトウェアの登録に対して余裕を持って対応できること。
(13) DB サーバ内の検索応答時間について、書誌ヒット件数が 5000 件の場合、1 秒以内
の応答時間であること。
(14) 過去 5 年間に国公立大学(30 万冊以上の蔵書データ量)で下記の納入実績があり、
現在においても稼働しており、その納入実績(図書館名)を具体的に示すこと。
(15) 本学図書館で現在利用しているシステム(富士通製 iLiswave-J V2)からのデータ移
行実績があり、その移行実績(図書館名)を具体的に示すこと。
(16) 図書館システムデータのバックアップは同一 RDX メディアで最大 7 世代の管理を
行うこと。また災害時に備え RDX メディアを 2 式準備し 1 式を保管用媒体とするが、
6 ヶ月毎にメディアを交換、最大で 6 ヶ月前までのデータ復元を可能とすること。
2.2
基本ソフトウェア
2.2.1
全般的事項
(1) 提案システムは、入札時においてパッケージ化されていること。
(2) 基本的に、データはシステム全体で一元管理され、オンラインで即時更新されること。
更新されたデータは、必要な全ての業務システムで即時に利用できること。
(3) 一括してデータの作成、修正、削除を行う機能を有すること。
(4) 業務を行う担当者ごとに、利用できる業務の権限を設定する機能を有すること。
(5) システムを利用する際には、ID およびパスワードによる認証を行えること。また、設
定により、ID・パスワード入力を自動化し、デスクトップ上のアイコンをクリックす
るだけで担当業務の初期画面を表示できる機能も有すること。
(6) システムで使用する文字は、すべて国立情報学研究所が多言語対応目録システムで使
用する UCS 文字セットの仕様と同一であることとし、UTF-8 で参照可能であること。
(7) パラメータ、閲覧規則、スケジュール、コードの変更は業務運用中も行うことができ、
他の業務担当者に影響を与えることなく(修正内容を反映させる前に)管理者のみが変
更内容の動作確認が行えること。
(8) 1 台の業務用端末で、カウンタ/目録登録業務等、全ての業務を行えること。
(9) NDC 分類、LC 分類の両方を使用できること。
(10) 教職員、学生の Online Public Access Catalog(以下「OPAC」という)における
利用者認証は学内の統合認証基盤(株式会社ネットスプリングの LDAP 認証アプライ
アンスサーバ AXIOLE)と LDAP もしくは LDAPS で認証ができること。また、一般利用
者利用者は図書館システムローカルデータベースでの認証ができること。
2.2.1.1
操作性、ユーザインターフェース
(1) システムの管理等を除いて、業務アプリケーションの操作は全て Web ブラウザから起
動できると共に、ファンクションキーやポップアップメニューを用いて簡便に業務の
操作が行えること。
6
(2) 同一の値の繰り返し入力を極力避けられるようにすること。同じ値を取ることが多い
項目へのデフォルト値の設定を行えること。複本等類似したデータを作成する時、複
写、流用ができること。
(3) 重要なメッセージ(警告、異常発生告知等)は、業務担当者が見落とさないようにエラ
ー、ワーニング等メッセージの種類により色分けがされ、重要なメッセージはホップ
アップ等で通知する等、配慮すること。
(4) ファンクションキーの利用により、各業務・画面の機能処理が容易にできること。ま
た、ファンクションキーの割り当ては随時自由に変更が可能であること。
(5) 操作習熟者のために、マウスに持ちかえずにキーボードを使っての画面操作も可能と
する仕組みを提供すること。業務アプリケーションの操作において、コマンドを入力
することで画面操作や処理の実行を行なえること。
(6) 書誌、所蔵、発注、製本検索結果において、1 レコード/1 行で表示できること。書
誌は折り返し表示と切り替えられること。
(7) 複数画面の並列表示ができること。例えば貸出画面を開いた状態で予約画面を別画面
として同時に画面表示できること。
(8) 各業務画面において、検索結果一覧は Ctrl キーや Shift キーを用いて複数レコード
の選択が可能であること。
(9) どのような画面遷移を行ったかという履歴を画面上部に表示し、履歴をクリックする
ことで該当画面に直接戻ることも可能であること。
2.2.1.2
帳票、ラベル出力及びファイル入出力
(1) 各種帳票については EXCEL にて出力し印刷可能であること。
(2) 各種帳票データを標準的なデータ交換形式(CSV、TSV 等)でファイルに出力し、EXCEL
等で参照、利用可能であること。また、ダウンロードできること。
(3) 定型帳票とは別に、任意の条件を指定してデータを抽出し、前項と同様に、ファイル
出力とダウンロードできること。
(4) 利用者データ以外の一覧画面はその内容を CSV 形式や TSV 形式にファイル出力できる
こと。
(5) 利用者データの一覧情報については、個人情報保護の観点から CSV 出力ができないよ
うな仕組みがあること。また、CSV 出力を行う場合は利用目的の入力を必須とする運
用が選択可能であること。利用目的の入力を必須とした場合は、入力した利用目的や
データ出力を行った利用者の ID、出力件数、出力日時の出力履歴を参照可能であるこ
と。
(6) 利用者データ、所蔵データ、発注データ、検収データ、予算データ、製本データにつ
いて、標準的なデータ交換形式(CSV、TSV 等)で作成されたテキストデータファイルを
読み込み、データの新規登録及び修正を一括で行うことができること。
2.2.1.3
国立情報学研究所との連携
(1) 国立情報学研究所の CAT/ILL 対応していること。また、その最新機能に対応したシス
テムであり、契約期間の途中で機能変更があった場合、それに対応すること。
(2) NACSIS-CAT/ILL とローカルシステム側の処理との切換や連携が、シンプルでシームレ
スな操作で行えること。
(3) 国立情報学研究所のデータを本システムで画面表示、帳票出力及びテキストファイル
出力する場合に文字化けが生じないこと。
(4) あらかじめ登録した利用者 ID、パスワードにより、NACSIS-CAT/ILL に自動ログイン
する機能を有すること。
(5) 国立情報学研究所から提供される相殺データからローカルデータへの反映、支払状態
の管理が可能であること。また相殺レコードの検索や金額の参照が可能であること。
7
2.2.1.4
コード体系
(1) 各種コードは、提示する体系及び新旧対応関係に基づき変換が可能なこと。また、本
学固有コードについては、運用中の追加も柔軟に行え、件数に制限がないこと。
(2) 資料貼付済みの資料 ID バーコード・ラベルは、現行のものを使用しラベルの貼替を
必要としないこと。現行の資料 ID バーコードの規格は、CODE39 である。
(3) コード入力箇所は全てコード参照ダイアログを呼び出して選択入力が可能なこと。コ
ード参照ダイアログでは、コードおよびそれに対応するデコード一覧を表示し、選択
入力が行なえること。並びにコード参照ダイアログを表示せずに直接コード値を入力
することも出来ること。
(4) コード参照ダイアログでは、コード及びその意味(デコード値)で検索し選択が出来
ること。
2.2.2
図書管理業務
図書の発注、受入、支払、資料 ID の付与及び目録登録を行う。目録登録の詳細につい
ては 2.2.3 で述べる。
2.2.2.1
基本的要件
(1) 本学固有のコード(予算、書店等)については、新規作成、修正、削除ができること。
(2) 既存のレコード(NACSIS-CAT、発注/受入/所蔵データベース) を流用して発注及び
受入処理が可能であること。発注データの書誌を作成できること。
(3) 発注レコードがない場合でも、受入から処理が可能なこと。
(4) 購入対象データを用いて、既存のレコードに対し ISBN、書名、NCID での書誌、所蔵、
発注の重複チェックを行うことができること。チェックの結果は、書誌、所蔵、発注
の重複内容を一画面にて容易に確認できること。また、重複チェックの条件に所蔵部
署や所蔵館、発注部署、検収部署の条件を追加することも可能であること。
(5) マルチウィンドウ、マルチタスク処理機能を有すること。
2.2.2.2
発注処理
(1) 利用者オンラインサービスの購入希望図書で申し込まれたデータを取り込んで発注レ
コード作成画面に引き継ぐこと。
(2) 発注作業に必要なデータ項目の入力、修正、削除ができること。
(3) 発注データについて、発注区分、発注状態、支払状態、支払形態、検収有無の条件別
に、マスクをかけて修正を不可とするような制御が項目ごとに指定可能であること。
例えば、支払済の発注データの金額にマスクをかけて誤って修正されないような画面
となっていること。
(4) 発注データ入力時、発注区分(図書単行、図書継続、雑誌、寄贈等)毎に各項目に任
意のデフォルト値を設定できること。
(5) 和洋区分、受入区分、資産(備品消耗品)区分、書店、予算部署、及び発注レコード作
成日の論理演算による条件指定で、次の帳票及びファイルが出力できること。
① 発注リスト/発注票
② 継続図書リスト
③ 発注不能リスト
(6) 受入後に所蔵に反映する各種値(資料種別、所在、受入区分、貸出区分)を所蔵の種
別ごとに予めデフォルト値として設定できること。
(7) ローカルおよび NACSIS に書誌が存在しない資料の発注を行う場合、発注情報として
入力した書誌情報が、自動的に書誌データベースの書誌として、登録されること。ま
た、発注入力時に書誌入力画面に遷移し、正確な書誌を作成した後、発注を行なう機
8
能も提供すること。
(8) NACSIS の検索結果から書誌を指定して書誌ダウンロードとその書誌に対する発注デー
タの作成をワンクリックで行うことができること。
(9) 発注番号を自動付与して、発注データの管理が行えること。
(10) 発注時に指定した納品予定日を元に指定された猶予期間を超過するものを未着と
し、未着リストを出力できること。リストは、単行物と継続物を選択して出力できる
こと。
(11) 発注単位ごとに割引率、レートの処理ができること。
(12) 割引率、レートなどを任意に変更できる機能を有すること。
(13) 複本発注は、本学図書館の目録の書誌を流用できる機能を有すること。
(14) 継続図書、セット物(全集など)の発注処理ができること。継続資料については、
毎年発注情報を作成するのではなく、一度作成した発注情報を継続して利用できるこ
と。
2.2.2.3
受入処理
(1) 発注データを検索し、受入作業に必要なデータ項目の入力、修正、削除ができること。
また、受入データを新規に作成する際には、発注時に入力したデータを初期表示して
入力の手間を省くことができること。
(2) 受入(所蔵)データの入力時には、データの種類や状態によって、項目にマスクをか
けて修正を不可とするような制御が指定可能であること。例えば、支払済の受入デー
タの金額にマスクをかけて誤って修正されないような画面となっていること。
(3) 受入レコード作成時、資料 ID を付与できること。
(4) 受入処理時に、NACSIS にて該当の書誌を特定し、既存の書誌データを最新化すること
が可能であること。また、NACSIS から書誌をダウンロードする際には既存の書誌に対
してどの項目を上書きするのか、フィールド項目ごとに指定することができること。
更に、既存の書誌データに対し独自に追加した内容については、上書きをしないとい
った制御も可能であること。
(5) 1つの発注レコードから複数の受入レコードを作成できること。2件目以降の受入レ
コードを作成する場合は、初期値を直前に受け入れたレコードからコピーするか、発
注レコードからコピーするか設定で選択可能であること。また、その初期値は発注区
分や受け入れ担当者ごとに異なる設定とすることが可能であること。
(6) 目録登録が先行して行われた場合も、受入データを作成できること。
(7) 受入区分が「寄贈」であるものについては、寄贈者名を記録できること。また、寄贈
者名は、OPAC に反映しない設定ができること。
(8) 和洋区分、資産(備品消耗品)区分、書店、予算部署、及び発注日の掛け合わせによる
条件指定で、未着リストの帳票及びファイルが出力できること。
(9) 継続図書、セット物の受入処理ができること。管理データが複数年度に渡って管理で
きる機能を有すること。
(10) セットの書誌データで受入を行う際、各巻を個別に特定できるような版、巻次ご
との入力ができること。
(11) 継続図書の受入時に、固有のタイトルを持つ資料であれば、受入時に発注タイト
ルとは異なる書誌を作成しその書誌にリンクする受入情報として作成できること。ま
た、継続発注との整合性を損なうことなく、上記処理が実施できる事。
(12) 図書原簿(受入日範囲)・業者別の受入チェックリストが出力できること。
2.2.2.4
支払処理
(1) 受入レコードに基づき、納入者、予算部署、予算費目、予算細目、資産(備品消耗品)
9
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
区分、受入区分、支払区分、予算年度、所蔵区分、検収部署、納品書番号による条件
指定で、支払処理上一括して取扱う集合(以下「支払グループ」という)を作成できる
こと。また、支払グループ毎に支払明細書を出力できること。
支払グループ毎に金額等の集計ができること。
その他支払作業に必要なデータ項目の入力、修正、削除ができること。
内容、金額等が確定した支払グループには、「支払済」フラグを付与すること。
発注を経由しない受入データに支払処理を行えること。
特定データのみを支払対象として処理できること。
支払及び解除が受入データ 1 件ごとに設定できること。
支払グループを作成せず、書店からの請求書に基づき支払を行なうことが出来ること。
支払対象の選定においては、請求書に記載された一覧をもとに、支払済みの状態に1
点1点変更することが出来ること。変更時には、対象を検索し一覧表示した状態より、
まとめて支払済みへの変更処理も合わせて実施できる事。
2.2.2.5
物品管理
(1) 図書原簿を出力できること。図書原簿は受入日、管理区分、資料形態区分、受入区分、
費目などを出力し、登録番号の範囲指定により出力を可能とすること。
2.2.2.6
帳票出力(資料 ID シート)
資料 ID バーコード・ラベルを出力できること。
(1) 本学所定フォーマットの図書館名・資料 ID バーコードを指定のラベル(A4 3 列×10
行 サイズのカットシート紙を使用:メーカ エーワン 型番 72230)にカラー印刷がで
きること。
(2) 資料 ID バーコードは、NW7、CODE39 で印刷できること。
(3) 資料 ID 番号の条件を範囲指定して出力できること。
(4) 出力はシートの任意の位置から開始できること。
(5) オフラインでの出力機能を有すること。
2.2.2.7 統計処理
集計処理を行い、結果をファイル(CSV 形式)に出力できること。
統計帳票として以下の帳票が出力できること。
1 所属別身分別貸出冊数表(貸出日範囲)
2 所属別身分別貸出差数表(資料取扱区分)
3 蔵書統計
4 資料形態別蔵書冊数
2.2.3
目録管理業務
NACSIS-CAT に接続し、書誌登録及び所蔵登録を行うと共に、ダウンロードしたデータに
より本学蔵書目録データベースを構築する。併せて、これら一連の業務に伴う各種帳票出
力、統計処理等を行う。
2.2.3.1
目録登録の基本的要件
(1) NACSIS-CAT 及び本学蔵書目録データベース(以下「ローカル DB」という)に対して、
単一インターフェースによるシームレスな操作ができること。
(2) ローカル DB の様式は、書誌データ、所蔵データとも、NACSIS-CAT 総合目録データベ
ースのフィールド定義に準拠していると判断されること。NACSIS-CAT フィールドに追
加、修正等があった場合に、対処可能であること。また、本学固有の書誌フィールド
を随時追加し管理可能であること。
10
(3) 最後にレコード更新したメンバーをログイン ID 等で辿れること。
(4) ローカル DB 上では、書誌情報レコードに対して、複数の所蔵情報レコードがリンク
できること。
(5) ローカル DB 上の任意の書誌レコードの詳細情報を参照しながら、同じ NCID を持つ
NACSIS 書誌レコードをワンクリックで呼び出し、並べて表示できること。
(6) 発注又は受入の段階で NACSIS-CAT からダウンロードしておいた書誌データ、所蔵デー
タ及び支払額・納入者・検収日を含む会計情報を流用できること。
(7) 入力処理中のキャンセルができること。
(8) ISBN 検索時には、データベース上に登録されている実データ値にかかわらず、検索キ
ーとして 10 桁と 13 桁どちらで検索をおこなってもヒットすること。
(9) 集合、多巻物、物理レベルでの書誌の階層管理ができること。
(10) 書名典拠、著者名典拠の管理ができること。
(11) 複数書誌を統合する処理が簡便な操作でできること。
(12) 所蔵に複数の書誌がリンクする合綴本のデータ管理が可能であること。
また、リンクするどの書誌からも直接リンク所蔵が参照できること。
2.2.3.2
書誌・所蔵の登録
(1) NACSIS-CAT に接続し、書誌登録及び所蔵登録を行うと同時に、ローカル DB を構築で
きること。
(2) NACSIS-CAT の書誌レコードから、全てのフィールドをダウンロードできること。
(3) CATP プロトコルを使用し、図書書誌データを NACSIS-CAT から一括ダウンロードがで
きること。
(4) NACSIS-CAT の書誌 ID により、書誌レコードダウンロードの重複をチェックすること。
はじめてダウンロードする場合は、ローカル DB に新規に登録されること。重複した
場合、予め設定された規則に従い書誌の各フィールド(TR,AL 等)に上書や追加書き
を自動で判断し、更新すること。
(5) NACSIS-CAT の書誌をダウンロードする際に、既存書誌に独自に入力した値を有効とす
るか、ダウンロードした最新の内容に更新するかを、フィールドごとに設定すること
が可能であること。
(6) NACSIS-CAT の書誌をダウンロードする際に、リンク関係のある典拠や書誌も同時にダ
ウンロード可能であること。また、リンク関係のある全レコードをダウンロードする
のではなく、リンク先の範囲を限定してダウンロードできること。
(7) NACSIS-CAT によらない、ローカル DB 独自の書誌及び所蔵情報登録ができること。そ
の際、ローカル DB 内書誌レコードの流用入力、NACSIS-CAT の書誌レコードを流用し
た書誌レコードの新規作成も可能であること。
(8) ローカル DB に取り込まれたデータからは、自動的にインデックスが作成され、検索
が出来ること。
(9) ISBN,NCID 等が記載されていないローカル書誌/典拠を予め任意に指定して、NACSISCAT より書誌/典拠を上書きダウンロードが可能であること。
(10) 所蔵を他の書誌に付替える処理が可能であること。付替える際には、一括で全て
の所蔵を付替えるのではなく、個別に付替え対象とする所蔵を選択することが可能で
あること。
(11)
複本の所蔵登録は同一書誌データへの所蔵追加として行うこと。
(12)
目録画面から受入処理ができること。
(13) 受入データに展示期間を設定し、展示期間内は利用者への貸出をさせないといっ
た制御が可能であること。また、指定された展示期間が過ぎた場合は自動的に展示状
態を解除することも可能なこと。
(14)
書誌、所蔵それぞれのデータについて、OPAC に反映しない業務用のコメントを書
11
き込める項目を複数有すること。
(15)
検索用のインデックスを作成する規則を変更可能なこと。例えば、タイトル検索
を実装する場合に、書誌のどの項目をタイトルキーとして切り出すか指定をすること
が出来ること。
(16)
所蔵の登録番号は自動採番が可能であること。また、登録番号と別にバーコード
用の資料 ID も設定可能であること。登録番号を自動採番する際には、抜け番号がな
いように採番できること。
(17)
下記のシステムが提供する電子ジャーナルおよび電子ブックの書誌データの取り
込みが可能であること。
・ 360LINK (SerialsSolutions)
・ SFX (ExLibris)
・ Lib.pro (i-Neo)
・ NetLibrary(EBSCO)
・ Ebrary (SerialsSolutions)
2.2.3.3
書誌・所蔵の自動登録
(1) 書誌及び受入情報を元に作成された CSV 形式のアップロードファイルにより、国立情
報学研究所へ所蔵情報を一括アップロードすることが可能なこと。またアップロード
後は、所蔵付与の対象となった NACSIS 書誌を自動でダウンロードできること。
登録対象のアップロードファイルは、所蔵部署・所蔵区分・受入区分・登録番号・請
求記号・登録日・受入日等、任意の所蔵項目で条件を指定して作成可能であること。
(2) 書誌及び雑誌受入情報(以下「一括所蔵」という)を元に作成された CSV 形式のアッ
プロードファイルにより、国立情報学研究所へ一括所蔵情報を一括アップロードする
ことが可能なこと。またアップロード後は、一括所蔵付与の対象となった NACSIS 書
誌を自動でダウンロードできること。
登録対象のアップロードファイルは、所蔵館・所蔵部署・配置場所・登録日等、任意
の一括所蔵項目で条件を指定して作成可能であること。
(3) 発注データを元に作成された CSV 形式のファイルにより、NACSIS から書誌を一括でダ
ウンロードを行い、該当の書誌を最新化することが可能なこと。その際、対象の発注
データは発注部署、発注 ID、登録日、発注済日等任意の発注データ項目を条件として
指定可能であること。
(4) ローカルに登録された所蔵情報を元に国立情報学研究所の所蔵情報を一括で追加・修
正する機能(自動修正処理)を有すること。
(5) アップロードファイルは追加・修正・削除可能であること。
(6) アップロード対象の CSV ファイルは複数の形式(列の数や項目の順序)に対応し、取り
込み時に画面からどのフォーマットでの取り込みを行うか選択が可能であること。
(7) NACSIS-CAT に自動登録を行い、登録できなかったものについてはエラー結果を出力す
るとともに、処理単位を最後まで実行すること。また、実行結果のログをCSV形式
で出力する機能があること。
2.2.3.4
書誌・所蔵の修正
(1) NACSIS-CAT 及びローカル DB において、書誌及び所蔵情報の修正、削除ができること。
このとき、書誌のみ、所蔵のみでも修正・削除が可能であること。資料 ID、書誌番号、
NCID、請求記号等でも呼び出し可能であること。
(2) TSV 形式のファイル取り込みにより、任意の書誌フィールド項目の追加・更新・削除
が一括で実行可能なこと。また、指定したフィールド項目内の特定の文字を置換する
ことにも対応していること。また、URI に CNRI ハンドル番号として自動採番した番号
を設定することが可能なこと。
12
2.2.3.5
帳票出力(背ラベル)
2.2.3.5.1 請求記号ラベル(背ラベル)所蔵情報を基に、請求記号ラベル(背ラベル)
を出力できること。
(1) 本学所定フォーマットの請求記号を指定のラベル(B5 5 列×6 行 サイズの専用カッ
トシート紙を使用:図書館固有作成)に出力できること。
(2) 資料 ID 番号の範囲指定で出力できること。
(3) 出力はシートの任意の位置から開始できること。
2.2.3.5.2 リスト出力
(1) 整理済図書リストを作成し、帳票及びファイルで出力できること。
(2) 必要に応じた任意の形式のリストを作成するために、コード等で範囲指定あるいは検
索を行い、帳票及びファイルで出力できること。
2.2.3.6
その他
(1) 資料区分、形態区分、配置区分、分類記号等のテーブルのメンテナンス(追加変更
等)ができること。
(2) 書誌情報及び所蔵情報の入力又は修正ごとに、レコード作成日付、最新のレコード更
新日付を自動付与すること。日付は画面から参照できること。
(3) 書誌レコード及び所蔵レコードを、OPAC で非公開とするか否か指定できること。
(4) 所蔵レコードを公開に変更する事により、非公開であった書誌レコードを連動して公
開に変更する機能を提供すること。
(5) 書誌、典拠、所蔵、雑誌所蔵(一括所蔵)、発注、製本発注、利用者の新規登録、更
新、及び削除時のログを残し、検索・参照・一覧表示ができること。またそれらのロ
グから各データの登録や削除件数が確認できる統計帳票の出力が業務画面からできる
こと。書誌・所蔵についてはローカルでのデータ更新と NACSIS-CAT 上のデータ更新
双方の操作ログを残し、それぞれの処理件数が統計帳票上に出力されること。
2.2.4
雑誌管理業務
NACSIS-CAT を利用し、雑誌に関して、契約発注からローカル目録として取り込むまでの
一連の業務、各種帳票・ファイル出力、統計処理等を行う。
なお、寄贈雑誌の受入においては、支払処理(2.3.4.4 参照)を除いて購入雑誌の場合
と同様の処理を行う。
2.2.4.1
発注・契約処理
契約データの入力及び目録・リスト類を出力して発注作業を行う。
(1) 新規購入雑誌について、NACSIS-CAT から該当書誌データを取り込めること。
(2) 契約データ項目には、必要な項目(契約年度、支払区分(前金、後金)、書店、予算
部署、予算(予算コード)、価格、刊行数、予定巻号、継続区分等)を記録できるこ
と。
(3) 契約データを更新する際、データの種類や状態によってマスクをかけて修正を不可と
するような制御が項目ごとに指定可能であること。例えば、発注状態が発注済以外の
契約データの発注日にはマスクをかけて、誤って修正されないような画面となってい
ること。
(4) 契約データは年度毎に作成されること。
① 複本処理のため同一雑誌について同一年度に複数の契約データを作成できること。
② 継続分について、必要事項をコピーして翌年度の契約データを一括生成し、追加・
修正・削除できること。
13
(5) 見積合わせ、仮発注、発注、契約等に必要な各種帳票及びファイルの出力が行えるこ
と。
① 更新対象リスト
② 見積り依頼リスト(各業者別)
(6) 次の各項目を任意に組み合わせ指定して、購入雑誌リストが作成できること。
購入区分. . . . . 「購読」、「中止予定」
支払区分. . . . . 「前金」、「後金」
和洋区分
(7) 発注契約データを標準ファイル形式(CSV 形式、TSV 形式)で出力でき、及び標準フ
ァイル形式の発注契約データファイルにて契約データの登録・更新ができること。
(8) 自動的に割引率、税率、レート処理ができること。また、発注単位毎にも設定ができ
ること。
(9) 発注番号を年度毎に変更しない管理が可能であること。
2.2.4.2
受入(チェックイン)処理
新着雑誌の受入処理(チェックイン)作業を行う。
(1) 書店が提供する納品データでの一括受入処理が可能であること。
(2) 書店提供の納品データで一括受入を行う場合、誤って二度読み込んだ場合に二重でデ
ータが作成されてしまうことを防ぐため、同一巻号の受入データが既に登録されてい
る場合は登録前に警告を出すことが可能であること。
(3) ISSN、略記号(CODEN 等)、NCID、ローカル書誌 ID、OPAC 用キーワード等で雑誌を検索
し、当該雑誌の契約年度毎の受付画面を呼び出せること。また、製本処理後も呼び出
し可能であること。
(4) 到着誌の巻号(分冊)、発行日、受付等のデータを、各契約データにリンクした形で記
録できること。また、製本処理後も修正可能であること。
(5) 契約データに対して最終号のチェックインデータを作成する際、契約データに紐づく
全てのチェックインデータの検収金額を一括で再計算しなおすことも可能であること。
(6) 特集タイトルを持つ号については巻号の他にその特集タイトルを記録することができ
検索を行うこともできること。
(7) 受入情報を元に、雑誌目録の所蔵項目(以下「一括所蔵」という)を自動的に更新し、
OPAC から参照するデータにも反映されること。また、NACSIS-CAT の雑誌所蔵 DB にも
反映することが可能なこと。
(8) 一括所蔵への巻号や年月次の更新は、受入情報を元にした自動更新の他、受入画面か
らの手動更新にも対応していること。また、一括所蔵を所蔵部署別、または配置場所
別に管理可能とすることで、1 つの書誌に複数の一括所蔵を管理できる仕組みとなっ
ていること。
(9) 受入を行うことで、該当する雑誌目録の所蔵項目を自動で更新し、OPAC へも反映され
ること。また、自動更新以外に受入画面上から手動での編集も可能なこと。
(10) 契約データに年間価格のあるものについては、年間価格と刊行予定冊数から各号
単価を算出し、デフォルト値として埋め込むこと。
(11) 契約データの年間価格に設定がなく、各号単価を自動算出しない場合においては、
直前の号の価格をデフォルト値として埋め込むこと。
(12) 単価 0 円の入力も可能であること。
(13) 受入の途中で消費税率が変更された場合でも、受入データ登録時に消費税率の変
更及び消費税金額のみの再計算を行うことで、変更後の消費税率に対応した金額設定
が可能であること。
(14) 受入時には発注時に指定していた予定冊数、及び購入価格を超えた場合に警告の
ダイアログを表示することが可能なこと。
14
(15) 発注時に指定していた予定冊数に達した場合、発注の種別(発注区分)によって
自動的に完納処理を行うかを指定可能なこと。完納処理を行った発注データは完納状
態となり、完納とした日付も発注データへ設定されること。
(16) 発注データが完納のデータに受入データを追加する場合、警告のポップアップを
表示することが可能なこと。
(17) 精算済のデータに対しても、データの修正が可能であること。本処理については、
権限により許可するか否かの設定が可能であること。
(18) 受入データは 1 件ずつの登録のほか、指定した冊数の受入データをまとめて登録
することも可能であること。まとめて登録を行う際も、登録番号や巻号次・年月次を
自動付与することが可能であること。
(19) 受付日の範囲及び受入区分(購入、寄贈等)、支払区分、予算部署、予算コード等
を指定して、受付雑誌リストの出力が可能であること。
(20) 増刊号、インデックス誌、合併号など予定巻号以外の受付を特別な操作なしに、
自由に行なうことが出来ること。
(21) 雑誌所蔵の巻号は付録などの情報を入力するため、巻号項目として 4 つ以上の項
目を利用することが可能であること。
(22) 雑誌受付レコード単位で資料IDのバーコード・ラベルが出力できること。資料
ID は初期値の設定変更を可能とし、1ずつ加算するものとする。
(23) 巻号単位に資料 ID を登録し、貸出処理が行えること。
(24) 購入及び寄贈雑誌の受入処理が行えること。
(25) 受入データから雑誌目録の所蔵項目を自動編集し、OPAC に反映できること。
(26) セット誌購入に対応できる機能を有すること。
(27) 新規購入および購入中止雑誌のローカル DB 及び所蔵データの登録、修正、削除が
できること。
(28) 受入画面から該当データの発注契約画面及び書誌修正画面を呼び出せること。
(29) 雑誌の誌名変遷の処理が行えること。また、雑誌の誌名変遷があった場合、変更
のあった号から複数選択して一括で書誌付替えを行うことが可能なこと。
(30) すでにチェックイン済みの巻号と同一巻号が読み込まれた場合は重複を知らせる
ポップアップを表示できること。
2.2.4.3
欠号処理
欠号、未着を発見し、請求業務を行う。
(1) 受付処理中に欠号、未着を管理できること。なお、到着したものと同様に価格のデフ
ォルト値を埋め込むこと。
(2) 書店別に年度又は日付を範囲指定して、欠号未着リストが出力できること。欠号未着
リストには、次に該当するものが全て表示されること。
・欠号があるもの。
・初号から全号未着のもの。
2.2.4.4
支払及び精算処理
前金雑誌の支払、後金雑誌(前金雑誌の有料増刊号を含む)の支払、前金雑誌の精算処
理、及びそれらに関わる支払集計作業を行う。
(1) 前金については、一括支払処理ができること。
(2) 受付済みで未払の後金雑誌の受付データについて、受付日の範囲、予算部署、支払区
分、書店等を指定して該当する受付データに支払明細書が出力できること。
(3) 前金雑誌について、受付日範囲、契約年度、予算部署、書店等を指定して、受入状況
リストが帳票及びファイルで出力可能であること。
(4) 年度末に前金雑誌について、精算処理を行い未着がある場合は、戻入明細及び納入明
15
細リストが帳票及びファイルで出力可能であること。
(5) 精算済みの巻号が後から到着した場合は、後払い資料として処理ができること。
2.2.4.5
製本処理
未製本雑誌の合冊製本を行う。
「受入処理」と同様に雑誌を検索し、次項以下の処理を行えること。
(1) 製本対象となる雑誌の各号データを指定して、製本発注データを作成できること。製
本発注データには、予算部署、発注日、業者、製本単位等が入力できること。
(2) 受入データがない場合でも、製本所蔵データの作成が可能であること。
(3) 必要な場合には、製本登録後も製本単位の修正が可能であること。
(4) 業者、発注日、予算部署等を指定して、製本発注番号順又は誌名順で、製本発注明細
書が帳票及びファイル出力できること。
(5) 受入を行った製本所蔵データに対し、一括で登録番号(資料 ID)の付与を行うことが
できること。また、受入が完了した製本所蔵の一覧を帳票で確認することができるこ
と。
(6) 製本が不要な雑誌についても、直接入力又は受付データを参照して、備品登録(資料
ID の付与)及び受入明細と図書原簿の作成が可能であること。
(7) 製本所蔵を作成した場合、製本対象となった受入データが自動的に OPAC から非公開
となること。
(8) 製本中の受入データは OPAC 上では、「製本中」である旨表示されること。
(9) 製本登録が終了した時点で、OPAC 画面には配架場所を表示すること。
(10) 製本所蔵を新規作成する場合、各項目の初期値に製本対象となる受入データが持つ
値を設定できること。また製本対象となる所蔵の巻号から製本後の纏め上げた巻号と
年月次を予測し初期値設定することが可能なこと。
(11) 製本後も各巻号ごとの雑誌所蔵データを参照・修正が可能であること。
(12) 製本発注データ修正する際、データの種類や状態によって、画面上の項目にマスク
をかけて修正を不可とするような制御が項目ごとに指定可能であること。例えば、支
払状態が支払済以降の製本発注データの金額項目はマスクし、誤って修正されないよ
うな画面となっていること。
(13) 判型・納入業者・製本情報入力職員の所属部署ごとに異なる初期値を製本単価に設
定することが可能であること。
(14) 製本所蔵データの評価額については自動計算した値が設定されること。また、計算
方法は運用に応じて以下の方法から選択可能であること。
・受入データの評価額の合計を設定する。
・受入データの評価額に、製本単価を加算した金額を設定する。
・製本単価のみ設定する。
2.2.4.6
目録処理
NACSIS-CAT への雑誌目録所在情報の登録と、ローカル雑誌蔵書目録データベースの作成
作業を行う。
(1) 基本的要件と書誌・所蔵の登録・修正は、目録管理業務(2.3.3 参照)と同様であるこ
と。
(2) 雑誌の書誌で変遷誌名が管理できること。
2.2.4.7
統計処理
以下の項目と区分について、数量集計を行い、ファイル及びリスト出力できること。
所蔵タイトル点数・・・・和洋別、受入区分別
所蔵雑誌点数・・・・・・和洋別、予算部署別、受入区分別(購入、寄贈など)
16
製本登録冊数・・・・・・和洋別、資料区分別、予算部署別
2.2.4.8
その他
(1)発注の新規登録および更新のログを収集できること。また収集データを元に業務画面
上から帳票出力できること。
2.2.5
予算管理
図書管理、雑誌管理の各業務での支払額をもとに、統一的な予算管理を行う。
(1) 予算の入力、修正、削除ができること。また、既存の予算データを流用して新規の予
算データを作成することができること。
(2) 同一部署・同一費目内で複数の予算細目が管理できること。
(3) 予算額、発注累計額、検収累計額、支払累計額、支払済差引残額、支払予定差引残額、
受入済差引残額、発注済差引残額がリアルタイムで照会できること。
(4) 発注、検収において、指定された予算での予算超過が発生した場合に警告メッセージ
が表示されること。
(5) マイナスの予算についても予算として入力が可能であること。
(6) 資料の発注費や製本費以外の図書システム外で行った支出についての予算執行が可能
であること。(切手代等)
(7) 年度途中の予算補正にも対応できること。また予算間での金額の移動(入金・出金)
処理にも対応すること。
2.2.6 蔵書所在管理
(1) 図書及び雑誌(未製本雑誌も含む)の所在変更処理が、オンライン及び一括処理とし
てできること。また、即時に変更後のオンライン照会が可能であること。
2.2.7 ILL 業務
NACSIS-ILL に接続し、図書館単位で、図書館間の文献複写、図書貸借の依頼・受付、各
種資料の作成等の業務を行う。
ILL 業務は、次の条件で利用が可能であること。
(1) 依頼及び受付内容が所定の内容で出力できること。
(2) 任意の期間を指定して、依頼及び受付を集計し、ILL 依頼と ILL 受付を帳票及びファ
イル出力できること。
(3) ILL 受付帳票には、資料の貸出状況、及び任意の利用者データ項目を出力可能であ
ること。
(4) 図書館(参加組織 ID)別に文献複写料金の集計ができること。
(5) NACSIS-ILL のレコードから、全てのフィールドをダウンロードできること。
(6) 複写依頼・貸借依頼・複写受付・貸借受付のそれぞれの業務ごとに、検索画面の背
景を任意の色に変更することで、自分の行っている業務を容易に識別可能であるこ
と。
(7) 国立情報学研究所が提供する ISO-ILL システム間リンク機能に対応し、海外機関と
の間で国際 ILL 業務が行えること。
(8) Web ブラウザから利用者により入力された依頼データを自動的に取り込み、依頼デ
ータとして自動的に登録できること。また、登録したデータをそのまま利用して、
NACSIS-ILL へ依頼登録できること。
(9) NACSIS-ILL 依頼先の候補館を決定する際に NACSIS-ILL で所蔵館検索を行えること。
その際に、利用者により入力された巻号や年月次の情報をそのまま検索条件として
利用できること。
(10) NACSIS-ILL 依頼先の候補館を決定する際は、よく依頼を行う参加組織の所蔵を優
17
先的に表示する設定が可能であること。
(11) Web ブラウザを利用し、利用者自身が自分の依頼データの処理状況を確認できるこ
と。
(12) Local(国立情報学研究所に参加していない組織)/NACSIS(国立情報学研究所に
参加している組織)ILL は1画面上で操作でき、ILL 全体の件数が処理状態毎に容易
に把握できること。
(13) NACSIS-ILL 業務停止時間中も、依頼データの作成および受付データの処理が可能
であること。また、NACSIS-ILL 停止中に依頼・受付を行ったデータについては
NACSIS-ILL 再稼動後、ILL 業務画面を起動したタイミングで自動的に NACSIS-ILL サ
ーバへ転送処理がされること。
(14) NACSIS-ILL を利用しない ILL 業務も処理し、データの登録を行えること。データ
は、NACSIS-ILL によるものと併せてローカル処理できる機能を有すること。
(15) ILL 業務で処理が終わったデータのうち、任意の条件でデータを抽出し、バックフ
ァイルとして管理・参照し、現在進行中のカレントファイルと別に管理することが
できること。
(16) 参加組織データは NACSIS-ILL からダウンロードすることが可能なこと。また、ダ
ウンロードした参加組織データに対し、ローカルで固有の管理項目を追加できるこ
と。
(17) NACSIS-ILL の業務画面から新規にレコードを作成した場合、申込を行った利用者
の ID から利用者氏名・email・TEL などの情報を取得し、ILL データに自動的に設定
すること。なお、この利用者データは閲覧管理と共用できること。
(18) NACSIS-ILL への依頼時に候補館を依頼画面上で変更できること。
(19) 依頼処理は書誌検索時にローカルデータベースと NACSIS-ILL データベースをタブ
切替により容易に相互を検索できること。また、この手順を経ずに、直接、書誌入
力もできること。
(20) 依頼/受付処理を行う際、対象資料の論文タイトルで自動的に他サイトの検索結果
を表示できること。このときワンクリックで検索結果を参照できること。
(21) 受付データをダウンロードする際、受付番号は自動付番し、受付作業票が印刷で
きること。
(22) NACSIS-ILL 受付データの入力時、指定された参加組織の条件別に単価の初期値を
変更することが可能であること。
(23) 受付データをもとに送付先の宛名(送付する用紙のサイズの合わせたサイズで
印刷される事)、明細書が印刷できること。
(24) 依頼先として選択した複数の館について、直近の任意の期間(直近 10 日間、100
日間など)に何件の ILL の依頼あるいは受付を行ったかが、簡便な操作で確認でき
ること。
(25) NACSIS-ILL の相殺/非相殺館の検索が可能であり、依頼時に相殺館を優先的に依
頼館として選択することが可能であること。
(26) ILL 依頼利用者に対し、ILL で取り寄せた資料を受け渡す際には受渡済としてデー
タ管理が可能であること。また、私費での ILL である場合は利用者から費用を受け
取ったことを受領済としてデータ管理できること。受渡処理、受領処理はカウンタ
画面でも ILL 業務画面でも実施できること。カウンタ画面からは利用者向けに渡す
ための領収書および図書館控えを印刷できること。
(27) 貸借時、相手館への返却期限日とは別に、ILL 依頼利用者向けの返却期限日を管理
できること。相手館への返却期限日の何日前を ILL 依頼利用者向け返却期限日とす
るかは予め設定できること。ILL 依頼利用者へのメール送信時に利用者向け返却期
限日を使用してメール送信が可能なこと。
18
2.2.8
閲覧管理業務
資料の返却、予約、利用者管理、資料利用状況等の問い合わせ、督促、統計処理等の作
業を行う。
2.2.8.1
全般的事項
(1) 現行システム上の必要なデータ(利用者、貸出状況等)を移行し、継続して業務が行え
ること。
(2) 貸出・返却画面は、ワンクリックで画面移行できること。画面の切替は、バーコード
リーダを利用し、特定のバーコードを読み取ることで切替も出来ること。
(3) 全ての処理において、資料 ID 及び利用者 ID が、バーコードリーダ及びキーボードの
どちらからでも入力できること。
(4) 業務サーバが停止した場合でも、貸出・返却処理をオフラインでできること。
(5) Web ブラウザ等を利用し、利用者が直接、図書の予約及び利用状況の照会ができる機
能を有すること。
(6) 自動貸出返却装置に対応できる機能を有すること。
2.2.8.2
利用者登録及び管理
(1) 教職員、学生、一般利用者の総数約 15,000 人分以上の利用者データが登録できるこ
と。
(2) 利用者データ管理画面を操作可能なログインユーザ(担当者)を設定できること。設
定されていないユーザ(担当者)は、利用者データ管理画面が表示できないなど制限
を設けられること。
(3) 利用者データには、以下の区分・項目を持つこと。
利用者ID、利用者区分、氏名、氏名ヨミ、所属、所属館区分、有効期限、学籍番号、
学年、貸出禁止フラグ、備考注釈、現住所(電話番号、郵便番号、住所、備考)、帰
省先住所(電話番号、郵便番号、住所、備考)、メールアドレス、生年月日。
(4) 利用者データの一括及び個別登録が行えること。
(5) 利用者 ID をキーとして一括上書が行えること。
(6) 利用者データは、以下の任意の項目の組み合わせで検索できること。
利用者 ID、姓、名、姓ヨミ、名ヨミ、所属
(7) 権限ユーザに限定して利用者一覧を、帳票及びテキストファイルに出力できること。
(8) 有効期限切れの利用者データを利用者区分別に抽出して一括削除ができること。ただ
し、貸出データのある利用者データは削除対象にしない措置がとれること。
(9) パスワードの再発行が可能であること。初期設定方法として、利用者 ID、自由入力等
が随時選択可能であること。
(10) 利用者カード紛失により再発行を行った際、登録済みの利用者データをそのまま
利用し、利用者 ID の再付番処理が可能であること。
(11) 利用者データの修正、削除、追加を行う機能を有すること。
(12) 利用者 ID を再発行する場合に、利用者の旧情報(貸出、予約、複写依頼、購入依
頼などの情報)を引き継ぎ、継続して利用が出来ること。利用者の変更操作は、画面
より簡便に実施ができること。
(13) 個人情報保護の観点から利用者情報の参照については業務権限で制限ができるこ
と。
(14) 一人の利用者が複数の異なる体系の利用者 ID(学生証番号と図書カード番号な
ど)をもっている場合、どの ID を読み込んでもカウンタ画面にて貸出処理ができる
こと。この場合、複数の ID に紐付いている利用者のアカウントは一つとして管理可
能であること。
(15) 資料 ID と利用者 ID の桁数が同じでも閲覧業務の処理が可能であること。(資料
19
ID と利用者 ID とで全く同じ番号が存在している場合を含む)
(16) 利用者 ID に発行回数を含められること。利用者 ID を再発行する際に発行回数を
手修正できること。
(17) 学務システムから出力した利用者テキストデータを一括で登録する機能を有する
こと。
(18) 一般利用者向けの利用者カードが発行できる機能を有すること。
2.2.8.3
貸出、返却処理
(1) 貸出形態として、「通常」、「長期」、「館内」、「夜間」と「研究室貸出」を設定、
選択できること。また、貸出区分の切替はクリック操作以外にもバーコードリーダを
使っての切替が可能であること。
(2) 下記の区分と種類別に、貸出期間等の設定や修正ができること。
貸 出 区 分 ・ ・ ・ ・ ・ 所 蔵 館 区 分 、 配 置 区 分 、 資 料 区 分 ( 図 書 、 雑 誌、 視 聴 覚 資
料)、利用者区分
貸出種類・・・・・・通常(授業期)、長期(休業期)、特別(館内閲覧)、研究室貸出
設定内容・・・・・・貸出冊数、貸出日数、更新貸出日数、更新可能回数、返却期日
(3) 貸出冊数上限は全冊数以外にも資料種別ごとに上限を設けることができること。
(例えば、合計では 6 冊までが上限だが、図書は 5 冊まで、視聴覚資料は 3 冊まで、
など。)
(4) 同一図書館(室)の貸出、返却処理が、複数の業務パソコンで並行してできること。
(5) 返却期日がカレンダーや貸出し条件を元に自動設定されていること。また、手動でも
設定できること。
(6) 返却期日が休館日と重なる場合は、自動的に一番近い次の開館日まで延長すること。
(7) 図書館は開館しているが、返却期限日から除外する日を設定できること。
(8) 未登録資料であっても貸出、返却の処理ができること。
(9) 貸出中の図書毎に返却期限の延長(更新)ができること。貸出更新処理は、OPAC からも
可能であること。また、貸出更新処理を経ずに、図書館側で貸出中の資料について返
却期限日を任意の日に変更することが可能であること。その場合、同一利用者が借り
ている複数の資料の返却日を一括で変更可能であること。
(10) 貸出処理(更新を含む)において利用者 ID を入力した際、当該利用者に関する以下
の情報が表示されること。
・貸出冊数
・貸出中の各図書の ID、請求記号、タイトル、返却期限
・ペナルティの有無(貸出停止)
・利用証の有効期限
・利用者データの備考注釈欄
・貸出可能(取置状態)の予約資料がある。
・受渡可能(到着済み)の相互貸借依頼現物、文献複写依頼複写物がある。
(11) 貸出処理(更新を含む)中に、当該利用者が以下のいずれかに該当する場合には、
警告音並びにメッセージを表示し、貸出を行うかどうか担当職員の判断を求めること。
また、各チェック項目ごとに「サービスを許可する」「担当者判断とする」「サービ
スを許可しない」が設定で選択可能であること。
・当該利用者が貸出中の資料に延滞しているものがある。
・当該利用者に貸出停止ペナルティが課せられている。
・当該利用者の利用証の有効期限を過ぎている。
・(利用者 ID に発行回数を含む運用の場合)読み込んだ ID に含まれる発行回数と
利用者データ上の発行回数が一致しない。
・該当利用者に通知情報がある。
20
(12) 返却処理中に、当該資料が以下のいずれかに該当する場合には、メッセージを
表示し、担当職員の注意を促すこと。
・延滞している。
・別の利用者の予約が入っている。
(13) 貸出レコードに対し貸出時/貸出後にメモを登録できること。メモが存在する資
料の返却時はメッセージを表示し、メモ内容が確認できること。
(14) 返却処理は、資料 ID の読み込み操作のみで可能なこと。
(15) 紛失資料及び除籍資料を貸出及び返却した際には、警告音とともにメッセージを
画面に表示できるようにすること。
(16) 貸出返却時の履歴データは、削除の指示があるまで、無制限に蓄積されること。
(17) 貸出返却時の履歴データの利用者 ID は暗号化を行い格納できること。
(18) ブックポスト返却が直前の開館日もしくは、任意の遡った日付に設定できること。
(19) 貸出中の資料の紛失処理を貸出画面から行えること。
(20) 利用者への通知事項は、利用者データに対して随時書き込みを行うことができる
こと。また、書き込まれた通知事項がある場合には、カウンタで利用者 ID を読み込
んだ際に確認できること。
(21) 貸出処理時に、画面上に氏名とヨミを同時に表示できること。またセキュリティ
の観点から、アルバイト等正規職員以外の利用者が使用する場合は氏名そのものをカ
ウンタ画面に表示しないといった設定も可能であること。
(22) 付録や CD-ROM 付きの資料を貸出する時に、CD-ROM 付きで貸し出したかどうかをチ
ェックできること。これは、返却時に画面に自動表示され、確認が容易にできること。
(23) 返却処理時に、利用者 ID を読み込んだ際に、該当利用者の貸出中一覧が表示され
ること。
(24) 貸出レシートの出力ができること。
2.2.8.4 予約処理
(1) 貸出中資料を利用者 ID で予約する機能を有すること。
(2) 窓口での予約処理に加え利用者自身の操作による OPAC からの予約が可能であること。
(3) 複本がある場合、予約時に一括で貸出可能と判断される複本すべてに対して予約をか
けることができること。また、複本のうち一つの資料が貸出可能となった場合、該当
資料以外のその他の複本については自動で予約が解除されること。
(4) 同一図書に対する複数利用者の予約(順番設定)ができること。また、同時予約人数
の設定(制限)が可能であること。
(5) 予約申込み者の優先順位を変更可能であること。その際、1番目の予約者が既に受取
可能状態となっている場合は1番目の優先順位を変更できないように制御されている
こと。
(6) 利用者 ID または利用者名から予約解除ができること。
(7) 個別に、任意の予約及び保留の強制解除(取消)ができること。
(8) OPAC の検索結果画面から、利用者が貸出中の資料に対して予約ができること。また、
複本がある場合は一括で複本全てに予約がかけられること。また、予約がかっている
資料にも予約がかけられること。その際、予約前に待ち順番を表示すること。利用者
が予約を行う際、認証によるセキュリティチェックを行うこと。
(9) 予約図書が返却された場合は、以下の処理を行うこと。
① 返却処理画面で、予約図書である旨を画面に表示すること。
② 返却された予約図書は、「保留(予約棚)」の状態に置かれる。
③ 万一保留期間中の資料を予約者以外に貸出ししようとした場合は、保留状態であ
る旨を画面に表示すること。
21
(10) 予約資料が返却されたら、予約棚票をプリントアウトすること。
(11) 予約棚となった資料の取り置き期間を自動算出して予約処理画面等に表示するこ
と。
(12) OPAC で利用者が複数の異なる資料に対して予約をする場合、あらかじめ対象資料
をチェックした上で、一括で複数資料に対して予約処理を行えること。
(13) 配架中の場合は予約をさせない運用が可能であること。また、利用者の身分に応
じて配架中予約の可否を設定できること。複数館にまたがる予約・配送処理に対応し
ていること。
(14) 予約されていた資料の貸出・返却を行う際に、他にも予約している人が後に控え
ている場合は、ポップアップでメッセージを表示できること。
(15) 図書館利用の有効期限が過ぎており、かつ予約をかけている利用者を抽出するこ
とができること。
(16) 予約取置メールが自動で送信できること。
2.2.8.5 照会処理
(1) 資料 ID 及び請求記号による貸出、予約、保留等の状況が照会できること。
(2) 利用者 ID、利用者名により、利用者別貸出状況・予約状況が照会できること。
(3) Web ブラウザ等で、利用者自身が認証を行い、貸出状況、予約状況、ならびに登録し
ている個人情報を照会できること。
(4) 上記画面から、予約の解除ができること。
2.2.8.6 督促、ペナルティ処理
(1) 延滞資料について、以下の項目を指定して、督促リスト及び督促状が出力できること。
返却期限、督促回数、利用者区分、所属区分、利用者 ID、有効期限、予約の有無、
配架場所、貸出の種類、住所、電話番号
(2) 督促状のプリンタ出力は A4 用紙を使用し、以下の項目を印字すること。
利用者名、利用者 ID、督促文、延滞資料 ID 一覧
また、督促状は EXCEL 等に連携し、印字項目・督促文を任意に変更して印刷すること
ができること。
(3) 督促者リスト及び督促資料リストは、画面表示が可能であること。
(4) 利用者の区分、延滞した資料の所蔵館及び延滞日数と冊数により、ペナルティ(貸出
停止)が設定できること。
(5) ペナルティの解除が簡便な操作で行えること。
(6) 督促を E メールで自動発信できること。またその際に予約がかかっている資料のみ督
促メールの対象として絞ることもできること。
(7) 督促状の出力時や E メール督促の発信時に自動的に督促回数をカウントアップできる
こと。また、督促回数だけを手動でカウントアップしたり、任意の督促回数に修正す
ることも可能であること。
(8) 延滞金の管理ができ、延滞金請求一覧・延滞金請求書の出力ができること。
(9) 督促メール(7 日前、前日、当日、超過(任意に期限を設定し、4 回まで可能))が
自動で送信できること。
(10) 督促メールが手動で送信できること。
2.2.8.7 利用統計処理
(1) 日別、月別、及び年別の資料利用統計を、利用者区分別、資料区分(図書、雑誌、視
聴覚資料)別、分類別に集計して、帳票出力できること。
(2) 貸出人数・冊数、返却冊数、予約件数について、年度毎、月毎、日毎でそれぞれの利
用者区分毎に帳票出力できること。
22
(3) 下記項目について OPAC の検索ログを収集できること。また収集データを元に業務画
面上から OPAC 利用統計帳票および検索キーワードランキングを出力できること。
・ 利用者 ID、利用者部署、所属館、利用者区分
・ 入力された検索条件(キーワード、タイトル、著者名、出版社、資料種別)
・ IP アドレス
2.2.9
OPAC
Web ブラウザで本学の蔵書情報の提供を行うこと。なお、Web ブラウザは Internet
Explorer,Mozilla Firefox,Google Chrome,Microsoft Edge,Safari の本調達における入
札日時点での最新バージョンに対応すること。
2.2.9.1
基本的要件
(1) 検索画面には複数の検索対象(他大学検索等)をタブとして設定できること。また、
ひとつの検索対象にて検索を行った後は、タブ切替するだけで他の検索対象を再検索
することが出来ること。
(2) 各業務システムでのデータ追加や更新(所蔵、雑誌受付、製本、貸出等)が、遅滞なく
OPAC 情報に反映されること。
(3) 図書館業務用パソコン、及び学内のネットワーク端末から接続と検索ができること。
(4) 検索や表示において、最大アクセス時(教職員、在学生 100 人が同時に利用した場合)
でも体感するほどの遅滞なく利用できること。
(5) 検索画面は日本語版表示のほか英語版表示を有すること。
(6) ヘルプ機能については日本語版表示のほか英語版表示を有すること。
(7) 予約、購入、ILL 等の依頼は認証を行い、権限のある利用者のみがサービスを受けら
れること。
(8) WWW サーバを介し、ブラウザによる利用ができること。
(9) 操作性に優れた GUI による検索ができること。
(10) 画面のカラーを複数のパターンから選択することができること。
(11) 検索サーバ機能を独立させ、利用者がアクセスするサーバを利用者サービス機能に
限定すること。
(12) 図書館の開館カレンダーを表示できること。カレンダー開館時間の色分け表示や、
イベント情報の表示が業務システムのカレンダーと連動して表示されること。また、
利用者が OPAC にログイン済の場合には、カレンダー上に返却期限日や予約受取期
限日が表示されること。
(13) 新着案内や貸出・アクセスランキング、新着レビューの新着情報についてプッシュ
リストとして検索サイトに表示されること。
(14) 利用者が OPAC 上で検索した検索キーワード等のログ、書誌詳細画面へのアクセス状
況についてログ取得および帳票出力ができること。
(15) 指定図書の登録及び OPAC 上へ指定図書の表示ができる機能を有すること。
(16) ディスカバリーサービス(summon、EDS、ExLibris)とのシステム連携ができること。
また稼動実績が 10 件以上あること。
2.2.9.2
検索対象
(1) 検索対象として、本学所蔵の図書、逐次刊行物を選択かつ自由に組合せて指定できる
こと。
(2) 書誌情報及び所蔵情報に公開可否の設定ができ、非公開とするものは OPAC の検索対
象としない機能を有すること。
(3) 除籍資料、不明図書などは OPAC へは非表示として、検索対象から除外されること。
23
2.2.9.3
検索項目
(1) NACSIS-CAT に準拠した検索項目をもつこと。なお、ローカル DB においては、ローカル
書誌ID、ISBN、NCID 等のすべての書誌データ項目で検索が行え、資料 ID、請求記
号、配架場所、資料形態、登録番号の所蔵データ項目での検索もできること。
2.2.9.4
検索インデックス
(1) EUC、S-JIS、UCS のいずれの文字コードで入力されても自動的に本システムで使用す
るコードに変換して検索し、結果を表示する機能を有すること。
(2) ギリシア文字、キリル文字、アラビア文字等の検索に対応すること。
(3) 大文字/小文字(アルファベット、拗音、促音)、全角/半角のそれぞれを区別しないこ
と。
(4) インデックス作成時、NACSIS-CAT に準拠した正規化を行なうこと。また、検索キー入
力時にも、自動で同様の内部変換を行うこと。
(5) 検索キーとインデックスの整合性(とくに区切り記号等)がとられていること。
2.2.9.5
検索機能
(1) 検索機能として、前方一致、部分一致及び完全一致を有すること。
(2) 下記検索項目間での AND、OR、NOT 検索が可能であること。
・ キーワード
・ タイトル
・ 著者名
・ 出版者
・ 件名
・ タグ
(3) 検索キー及び検索結果集合同士における論理演算(AND、OR、NOT)ができること。
(4) ファセットブラウジング機能を有すること。具体的には、書誌検索結果一覧にて、著
者名、出版者、出版年、分類番号、件名、本文言語、所蔵館による複数の項目の絞込
み、絞込み解除ができること。
(5) 検索結果表示後、著者名・タイトル・出版者・出版年による絞込み検索機能を有する
こと。
(6) 簡易検索画面、詳細検索画面を備えていること。
(7) 本書名、副書名、内容細目など書名に関する包括的な検索(項目を指定せず、複数の
項目を同時に検索)する機能を有すること。
(8) フリーキーワードによる検索ができること。
(9) ローマ字による検索ができること。
(10) 利用者が入力する検索条件に対しての入力補完機能を有すること。
(11) 利用者が検索結果から容易に絞込みが出来る様に、ファセット機能を有すること。
(12) 利用者の検索キーワード入力を支援する様に、検索候補を表示するサジェスト
機能を有すること。
2.2.9.6
検索結果表示
検索結果の表示方法は、4 種類とする。なお、検索結果のダウンロードやプリントアウト
ができること。
① 簡略一覧表示
a) 書誌検索結果が複数の場合に、各書名(又は誌名)、著者名、シリーズ名
を簡略に並べて表示し、任意の書誌を選択して書誌詳細表示画面に遷移でき
ること。
b) 書誌検索結果の表示順(書名・著者名・出版年、関連度でのソート)の
24
指定ができること。検索結果が 1,000 件を超えた場合でもソート可能なこと。
c) 書誌検索結果一覧上に書誌情報だけでなく、所蔵情報(所蔵館、配置場
所、請求記号など)や貸出状況、予約ボタンも併せて表示できること。また、
利用者が OPAC にログインしている場合は、利用者の所属館の所蔵情報が優
先的に表示されること。一覧表示が複数ページにわたる場合、任意のページ
が表示できること。
d) 書誌検索結果が 1 件の場合は、直接詳細表示に移行できること。なお、検
索結果を表示した後、検索時に使用した検索キーワードを取り込み、
NACSIS-CAT の検索が行えること。
e) 書誌検索結果一覧上の書誌事項の中で、検索条件に指定された文字列が
出現する位置をハイライト表示できること。
② 詳細表示
a) 書誌情報の他、所蔵情報(所蔵館、配置区分、請求記号、資料 ID 等) を
表示できること。
b) 書誌情報については各部署で独自に入力したローカルフィールド項目に
ついても OPAC 上に書誌情報として表示できること。
c) 図書については、利用(貸出中、返却期限(一般貸出のみ表示)、予約、
禁帯出等)に関する情報が表示できること。
d) 閉架書庫や自動書庫などから該当資料を取り出すための請求票を印刷す
る機能が存在すること。
e) 雑誌については、所蔵年次と巻次を表示し、受入状況を表示できること。
f) 個々の資料について、配架場所(階、本棚の位置等)を館内マップで表
示できること。
③ 受入状況表示(雑誌のみ)
雑誌の場合は、各号(製本済の場合は各冊)について、新着受入状況(受入日
等) 及び製本状況(製本中等)を表示し、一覧できること。また、図書と同様
に、利用に関する情報も表示できること。
④ リンク表示
書誌検索結果の詳細表示の中のシリーズ名、著者名、件名のリンクからそれ
ぞれ同じシリーズ、同じ著者、同じ件名の資料の一覧を表示できること。
2.2.9.7
電子ブック・電子ジャーナル・外部サービス連携
(1) 以下の電子ジャーナルおよび電子ブックの書誌データ(CATP 及びあらかじめ定義され
た CSV 形式や TSV 形式)を目録データとして取りこみ、OPAC 上での検索および電子ジ
ャーナルや電子ブックの一次情報へのリンクを表示すること。また、電子資料と冊子
体の蔵書とで同じ ISBN、ISSN の資料がある場合は、電子媒体と冊子体の書誌に対し
て関連リンクを自動的に設定し、OPAC で検索した際にそれぞれを分けて一覧表示し、
お互いの関連リンクを明示すること。
・ 360LINK (SerialsSolutions)
・ SFX
(ExLibris)
・ Lib.pro (i-Neo)
・ NetLibrary (EBSCO)
・ Ebrary (SerialsSolutions)
(2) 外部電子ジャーナルサイトと OpenURL によるデータ連携ができること。また、本学
OPAC→外部電子ジャーナルサイトおよび、外部電子ジャーナルサイト→本学 OPAC の
双方向での OpenURL 連携が可能であること。
(3) 書誌詳細情報を RefWorks や EndNote へエクスポートできること。
(4) 書誌詳細情報から SFX、360Link、Google ブック、CiNii、Amazon.co.jp、BookWebPro、
25
NDLSearch 等へ書誌情報のデータ連携ができること。
(5) Amazon.co.jp、KnowledgeWorker および BookWebPro から書影を取得し、OPAC の書誌
詳細画面や書誌所蔵一覧・利用者レビュー画面等に表示できること。また、書影をク
リックすると上記オンライン書店内の該当資料ページへ遷移できること。
(6) 学内の蔵書を検索し、ヒット件数がゼロ件の場合、NACSIS 検索、横断検索、新規購入
依頼、NDLSearch 検索のボタンが表示されること。
(7) 電子書籍の貸出統計を出力する機能を有すること。
2.2.9.8 その他
(1) 新規整理済み図書のリストを表示する機能を有すること。また、対象期間の切替や、
所蔵館、部署、配置場所などでの絞込みができること。
(2) よく読まれている本の一覧を表示する事が出来ること。また、よく読まれている本の
一覧は各館、学年、所属などで、絞込み検索が可能であること。
(3) 書誌詳細画面に表示された任意の資料と同一分類でかつ貸出回数が多い資料を関連す
る資料として一覧表示できること。
(4)書誌詳細画面に表示された任意の資料を関連が高い資料を、操作ログから判断し表示
できること。
(5) 利用者が IE9,IE10,IE11 のアクセラレータ機能を使い、任意の Web ページ上の文字列
を選択し、OPAC 検索を自動実行できること。また、ISBN を選択した場合は、ISBN 検
索が可能であること。
(6) OPAC から科目別や教員別の参考図書一覧を表示できる指定図書表示機能を有すること。
(7) 請求記号表示部分にカーソルを合わせると、請求記号ラベル(背ラベル)イメージを
表示できること。ラベルの段組は任意の段数を指定できること。
2.2.9.9
携帯電話、スマートフォン OPAC (mobileOPAC)
(1) 携帯電話、スマートフォンより利用可能な OPAC 機能を提供すること。携帯用 OPAC は
英語版・日本語版の両方の画面を提供すること。
(2)書誌検索、新着情報の表示、貸出ランキングの表示、利用者の図書館利用状況の表示
ができること。
(3) 携帯電話は、少なくとも NTTDocomo,AU,softbank の機種に対応していること。
(4) 携帯電話 OPAC(mobileOPAC)は、携帯電話の画面表示量を考慮し、通常の OPAC より、
表示内容を変更(削減)するなど、見やすい画面に配慮すること。
ただし、検索機能などは OAPC に準拠したものとすること。
(5) mobileOPAC から予約、予約取消を行う機能を有すること。
(6) mobileOPAC から貸出更新を行う機能を有すること。
(7) mobileOPAC から購入依頼の取消を行う機能を有すること。
(8) mobileOPAC から ILL 依頼の取消を行う機能を有すること。
(9) 図書館の開館カレンダーが表示されること。カレンダー開館時間の色分け表示や、イ
ベント情報の表示が業務システムのカレンダーと連動して表示されること。
(10) 利用者の認証の際にはパスワード入力時に入力文字が分らないように設計されてい
ること。
2.2.10 利用者オンラインサービス
任意の Web ブラウザ及び電子メールを利用し、利用者オンラインサービスを提供する。
なお、Web ブラウザは Internet Explorer,Mozilla Firefox,Google Chrome,Microsoft
Edge,Safari の本調達における入札日時点での最新バージョンに対応すること。
26
2.2.10.1 基本要件
(1) 登録内容の変更(利用者情報の変更、パスワードの変更等)について、OPAC へ
ログイン後修正出来ること。
(2) 各サービスの利用にあたっては、利用者認証を行うシステムであること。
(3) サービス画面は日本語版表示のほか英語版表示を有すること。
(4) 購入依頼や ILL 依頼などの利用サービスについては、利用者の区分単位に利用可否を
設定することができること。
2.2.10.2 購入希望図書
(1) OPAC または NACSIS-CAT の書誌を流用し、Web ブラウザから、利用者自身の操作によ
り希望図書の購入を申し込む機能を有すること。
(2) 希望図書の購入依頼時に、過去に依頼した内容を流用して再度依頼が可能なこと。
(3) 購入依頼の申込完了時、審議キャンセル時、発注キャンセル時、購入完了時に依頼者
にメールを送信できること。
(4) 予算が割り当てられている利用者が購入依頼を実施する際には、予算情報(予算残高
など)を申込時に確認し、予算選択ができること。
(5) 購入の可否等について、電子メールで連絡する機能を有すること。
(6) Web ブラウザを利用し、利用者自身の操作により本人の購入希望図書の処理状況を参
照できる機能を有すること。この時、利用者に割り当てられた各予算残高についても
参照できること。
(7) 利用者が自館に存在する書誌情報を流用して購入依頼をした場合は、所蔵の確認を喚
起するダイアログが表示されること。
2.2.10.3 ILL 依頼
(1) OPAC 及び国立情報学研究所の NACSIS-CAT 検索専用サーバへの検索に連動し、Web ブ
ラウザを利用し、利用者自身の操作により文献複写・現物借用の依頼を申し込む機能
を有すること。依頼には学内の文献複写及び図書の貸借を含むこと。
(2) 利用者の有効期限の何日前まで文献複写・現物借用の依頼を有効とするか設定できる
こと。
(3) 文献複写・現物借用の依頼時に、過去に依頼した内容を流用して再度依頼が可能なこ
と。
(4) 予算が割り当てられている利用者が文献複写・現物借用依頼を実施する際には、予算
情報(予算残高など)を申込時に確認し、予算選択ができること。
(5) Web ブラウザを利用し、利用者自身の操作により本人が申し込んだ文献複写・現物借
用の処理状況を参照できる機能を有すること。この時、利用者に割り当てられた各予
算残高についても参照できること。また、利用者自身の操作により、申込中の依頼レ
コードの取消が出来ること。複数の依頼レコードがある場合、一括での取消処理が可
能であること。
(6) 利用者が自館に存在する書誌に対して ILL 複写・貸借依頼をした場合は、所蔵の確認
を喚起するダイアログが表示されること。
(7) ILL 依頼の申込完了時、謝絶時、資料到着時に依頼者にメールを送信できること。
2.2.10.4 予約・貸出状況照会・貸出更新・貸出履歴
(1) OPAC の検索結果の詳細表示に連動し、Web ブラウザを利用し、利用者自身の操作によ
り予約できる機能を有すること。また、利用者の操作により、予約申込中レコードの
取消も可能であること。複数の予約申込中レコードの一括取消処理が可能であること。
(2) 利用者が複数の資料を予約する際には、予約カートに予約資料を複数選択していき、
一括での予約申し込みが可能であること。
27
(3) Web ブラウザを利用し、利用者自身の操作により本人の借用状況を参照できる機能を
有すること。
(4) 返却期限日の近い資料を返却日確認資料として貸出一覧に表示すること。返却期限日
の何日前になった場合に返却日確認資料として表示するか予め設定可能であること。
(5) 上記機能において貸出期間の延長操作が可能であること。複数の資料がある場合は、
一括での貸出延長操作が可能であること。
(6) 利用者の有効期限の何日前まで貸出期間の延長操作を有効とするか設定できること。
(7) 利用者が過去に自身が借りた資料について、貸出履歴として参照できること。貸出履
歴に表示されたレコードを利用者自身の操作にて削除し、非表示とできること。この
場合、データベース上にはレコードは削除されず残っていること。
(8) 貸出履歴については、管理者の操作により、表示/非表示を設定出来ること。
2.2.10.5 マイフォルダ機能
(1) OPAC 書誌詳細の画面を閲覧した履歴から、複数の資料にブックマークを付け自身のア
カウントのマイフォルダ内に保存可能であること。マイフォルダ上のブックマークに
は書誌情報と併せて書影および所蔵情報も表示可能であること。必要なくなったブッ
クマークは削除ができること。
(2) OPAC 上で検索した検索条件について、自身のアカウントのマイフォルダ内に検索結果
件数と併せて保存できること。保存された検索条件をクリックすると、再度その条件
での検索を実行できること。
2.2.11 ポータル機能
2.2.11.1 基本機能
(1) 利用者に提供する全てのページは図書館職員の手でいつでも自由でかつ簡単に作成・
編集が行える事。編集は画面のレイアウト、画面構成要素(掲示板、カウンタ、画像
イメージ、検索窓など)の有無、配置場所などの制御が出来ること。
(2) アカウントに応じて、ページ毎の編集、参照、更新の権限を分ける事が出来ること。
2.2.11.2 レイアウト変更
(1) ヘッダー領域の有無やサイドバーの位置(左、右、左右両方、なしなど)が選択可能
なこと。
(2) ページ毎に異なる画面テーマでの表示が可能なこと。
(3) 画面構成要素毎に自由なレイアウトの表示が可能なこと。
2.2.11.3 情報発信
(1) 図書館からのお知らせ情報の登録が行えること。お知らせの内容はGUIで容易に編
集可能とすること。
(2) サイト内の新着情報は自動で作成されること。また、新着情報はRSSにて配信可能
なこと。
(3) カレンダー形式での情報公開が行えること。カレンダーは週次、月次等での繰返しで
のデータ登録に対応していること。カレンダー開館時間の色分け表示や、イベント情
報の表示が業務システムのカレンダーと連動して表示されること。
2.2.11.4 モバイル対応
(1) ブラウザ版で作成したページをモバイル端末(スマートフォンを含む)向けにも提供
可能なこと。
(2) モバイル向けのページの表示幅が変更可能なこと。
(3) ブラウザ版とは異なる情報の提供が可能なこと。また、提供情報を制限することが可
28
能なこと。
(4) 背景色、文字色、リンク文字色、訪問済みリンク色が定義可能なこと。
2.2.11.5 管理
(1) 利用者データの移行無しにサービス提供を行う事ができること。
(2) ページ毎に、アクセスが行える IP アドレスを定義することが可能なこと。
2.2.11.6 運用
(1) 法定停電等に関わらず、サービスを 24 時間 365 日連続運用可能にすること。
※ システム再起動は例外とする。
2.2.12 蔵書管理業務
2.2.12.1 蔵書点検
(1) 開館状態での蔵書点検が可能であること。
(2) 蔵書点検用ハンディーターミナル、ノートパソコン等で蓄積した資料 ID のリストと
所蔵データを照合する機能を有すること。
(3) 資料 ID のリストについてはファイルが複数に分かれていても、点検可能であること。
(4) 蔵書点検の実行単位に点検条件や点検結果を保存し、参照が可能であること。また、
実行単位ごとに任意の名称を指定可能とし、設定した名称で点検条件及び結果を検索
できること。
(5) 所在不明資料リストを配架場所別及び請求記号順に帳票及びテキストファイルで出力
ができること。また、所在不明資料情報を所蔵データとして記録できること。
(6) 点検を実施する前に、貸出中を除く点検対象冊数を業務画面上に表示できること。
(7) 点検の結果、所在不明となった資料のデータを個別または一括で不明処理できること。
また、その処理日が登録できること。
(8) 不明資料が読みこまれた場合は不明の解除ができること。
(9) 点検時の条件として、以下を指定可能であること。
・所蔵館、配置場所、請求記号、取扱区分、所蔵区分
・登録日、更新日、配架日
また、上記項目の他、以下の条件指定も可能とすること。
・任意の条件を SQL で指定する
・任意の所蔵項目を 2 つ以上指定する
(10) 所蔵館、配置場所、請求記号、取扱区分、所蔵区分は複数の点検範囲を同時に指
定可能であること。
(11) データを業務用端末に転送するためのソフトウェアを備えること。
(12) 未登録資料、返却未処理資料のリストが請求記号順に出力できること。
(13) 紛失処理された目録データは、OPAC では検索不能とする一方、業務用では表示可
能とすること。また紛失を解除すると OPAC に表示されること。
(14) 点検を実施した件数を統計として出力できること。
(15) 点検の結果、エラーとなったデータの履歴を業務画面から参照できること。また、
不要となった実行履歴、エラーデータの履歴の削除ができること。
(16) コンビタグによる点検が行えること。
2.2.12.2 除籍処理
(1) 資料 ID 及び紛失処理日を指定して、除籍の記録(除籍処理日、除籍理由)ができる
こと。また、連続してバーコードの読み込みをおこなった資料の一括除籍が可能なこ
と。
(2) 検収日又は除籍処理日の範囲を指定して、除籍リストが帳票及びファイル出力でき、
29
冊数、価格も集計できること。
(3) 除籍処理したものについて、OPAC で非表示にすること。また、資産統計に計上しない
こと。
(4) 所蔵データごとに除籍の処理が行えること。
(5) 除籍処理された目録データは、OPAC では検索不能とする一方、業務用では表示可能と
すること。また除籍を解除すると OPAC に表示されること。
2.2.12.3 蔵書データメンテナンス
資料運用や組織等の変更に対応し、資料が有効に検索、利用できるために、蔵書データ
の保守や変更等を行う。
(1) 所蔵館区分、配置区分、請求記号、資料 ID、資料区分等により所蔵情報レコードを指
定して、所蔵館区分、請求記号、資料区分等の一括変更ができること。また、一括更
新時にプルーフリストとして対象レコードおよび更新前の値と更新後の値が表示され
た帳票を出力できること。
(2) 連続してバーコードの読み込みをおこなった資料の一括変更処理ができること。
(3) データベース上のすべてのテーブルに格納されている全項目について業務画面上から
検索および CSV 形式での出力が可能であること。また書誌項目については、TR、PUB、
ISBN 等の各要素別の抽出が可能であること。検索条件の指定に関しては、SQL 文での
指定も可能であること。また、検索条件の登録が可能であること。
(4) 所蔵レコード検索画面にて抽出された所蔵レコードと、それにリンクする書誌レコー
ドおよび支払レコードを CATP 形式でのファイルに変換して出力できること。支払情
報については LDF 項目に値が設定され出力されること。
(5) GUI による帳票作成が可能であること。
(6) 上記機能において、テンプレートを利用した帳票作成が可能であること。
(7) 上記機能において、作成中の帳票のプレビューが可能であること。
(8) 上記機能において、以下の拡張子で出力であること。
・doc
・xlsx
2.2.12.4 蔵書統計処理
全蔵書目録データを対象に目録関係の各種統計等の処理と出力を行う。
統計は本学の仕様に合わせて出力可能なこと。稼動後も運用変更が可能なこと。
文部科学省及び日本図書館協会から依頼される実態調査に必要な情報を出力することが
できること。
3
ハードウェアの性能・機能に関する要件
3.1
図書館業務用サーバ装置
3.1.1 図書館業務用サーバ 1 式 (設置場所:国際教養大学 サーバ室)
(1) オペレーティングシステムは、Red Hat Enterprise Linux ES V7 相当以上で日本
語対応可能な機能能力を有すること。
(2) CPU を 2(合計 8 コア)個以上搭載し、Xeon(R)プロセッサーE5-2403 1.8GHz 以上の
性能・機能を有し、主記憶は 12GB 以上、磁気ディスクは実効容量が 600GB 以上と
し、RAID5 構成とすること。ディスク障害発生時に備え、ホットスペアを 1 本以上
構成すること。
使用する磁気ディスクは 24 時間/365 日の稼働に対応したホットプラグ対応の製品
を用いること。
(3) 理論値が 100Mbps 以上でネットワークに接続すること。サーバ本体にオンボード
LAN ポートの転送速度を表示する機能を有すること。
30
(4) 対角 17 インチ以上、解像度 1024×768 ドット以上で、最大 1670 万色を同時表示で
きるカラー液晶ディスプレイを有すること。
(5) OADG キーボード(日本語対応)及びスクロール機能付きマウス、もしくは JIS 配列
の日本語キーボード及び 3 ボタン式マウスを有すること。
(6) DVD-ROM 最大 8 倍速、CD-ROM 最大 24 倍速で読み取りが可能な装置を有すること。
(7) 内蔵データカートリッジドライブを備え、2TB / 1TB / 500 / 320 / 160 / 120 /
80 / 40GB 媒体が使用可能なこと。USB3.0 のインターフェースで接続し、データ転送
速度は最大 100MB/S の性能であること。
(8) 拡張バススロット数が 6 以上であること。
(9) 停電時に本体へ 5 分以上電源が供給可能で、停電時の自動シャットダウン及び電源
切断制御ができる無停電電源装置を有すること。
(10) SSH によるアクセスを可能とし、リモート保守等を行うこと。
(11) 自動運転機能を備え、高速なフルバックアップや定期処理を行う機能を有するこ
と。また、障害時には短時間で復旧が可能なこと。
(12) 100Base-TX に準拠したネットワークインターフェースで学内 LAN に接続できる
こと。
(13) システムボード上にモジュールやコンポーネントの異常・故障を通知する LED が
あること。
(14) 通電されていない状態でも、システムボード上にモジュールやコンポーネントの
異常・故障を LED 通知できること。
(15) 故障個所がサーバ前面のランプの点灯・点滅で特定できること。
(16) データやプログラムに対するアクセス制御ができること。不正アクセスに対する
ポート制御、パスワードによる利用者認証等ができること。
3.1.2 図書館 OPAC 用サーバ 1 式 (設置場所:国際教養大学 サーバ室)
(1) オペレーティングシステムは、Red Hat Enterprise Linux ES V7 相当以上で日本
語対応可能な機能能力を有すること。
(2) CPU を 1 個(2 コア)以上搭載し、Pentium(R)プロセッサーG4400 3.3GHz 以上の性
能・機能を有し、主記憶は 8GB 以上、磁気ディスクは実効容量が 300GB 以上とし、
RAID1 構成とすること。ディスク障害発生時に備え、ホットスペアを 1 本以上構成
すること。
使用する磁気ディスクは 24 時間/365 日の稼働に対応したホットプラグに対応した
製品を用いること。
(3) 理論値 100Mbps 以上でネットワークに接続すること。
サーバ本体にオンボード LAN ポートの転送速度を表示する機能を有すること。
(4) 対角 17 インチ以上、解像度 1024×768 ドット以上で、最大 1670 万色を同時表示で
きるカラー液晶ディスプレイを有すること。
(5) OADG キーボード(日本語対応)及びスクロール機能付きマウス、もしくは JIS 配列
の日本語キーボード及び 3 ボタン式マウスを有すること。
(6) DVD-ROM 最大 8 倍速、CD-ROM 最大 24 倍速で読み取りが可能な装置を有すること。
(7) 拡張バススロット数が 3 以上であること。
(8) 停電時に本体へ 5 分以上電源が供給可能で、停電時の自動シャットダウン及び電源
切断制御ができる無停電電源装置を有すること。
(9) SSH によるアクセスを可能とし、リモート保守等を行うこと。
(10) 自動運転機能を備え、高速なフルバックアップや定期処理を行う機能を有する
こと。また、障害時には短時間で復旧が可能なこと。
(11) 100Base-TX に準拠したネットワークインターフェースで学内 LAN に接続できる
こと。
31
(12) システムボード上にモジュールやコンポーネントの異常・故障を通知する LED が
あること。
(13) 通電されていない状態でも、システムボード上にモジュールやコンポーネントの
異常・故障を LED 通知できること。
(14) 故障個所がサーバ前面のランプの点灯・点滅で特定できること。
(15) データやプログラムに対するアクセス制御ができること。不正アクセスに対する
ポート制御、パスワードによる利用者認証等ができること。
3.1.3 図書館業務サーバ用ソフトウェア
(1) Red Hat Enterprise Linux ES V7 相当以上で日本語対応可能な機能・能力を有する
こと。
(2) 図書館システムパッケージが円滑に利用できるデータベース機能を有し、同時アク
セス数が 10 以上であること。
(3) パターンファイル自動更新機能を有するウィルス対策ソフトを有すること。
3.1.4 図書館 OPAC サーバ用ソフトウェア
(1) Red Hat Enterprise Linux ES V7 相当以上で日本語対応可能な機能・能力を有する
こと。
(2) 図書館システムパッケージが円滑に利用できるデータベース機能を有し、同時アク
セス数が 10 以上であること。
(3) パターンファイル自動更新機能を有するウィルス対策ソフトを有すること。
3.2
その他のサーバ(設置場所:図書館事務室)
業務用サーバや業務用クライアントの運用環境を管理・制御・補助するために上記以
外にサーバが必要な場合はここに提案すること。
3.3
クライアント
3.3.1 デスクトップ業務端末 3 台(設置場所:中嶋記念図書館 3 台)
(1) すべて同一メーカの同一型式製品であり、最新機種であること。
(2) CPU は、Intel Core i3 4170 3.7GHz 又はこれと同等以上の性能・機能を有し、
主記憶は 8GB 以上、ストレージは 128GB 以上(SSD)のデスクトップタイプパソコン
端末で、設置スペースを考慮した大きさであること。
(3) 理論値 100Mbps 以上でネットワークに接続すること。
(4) 対角 17 インチ以上、解像度 1280×1024 ドット以上で、最大 1677 万色を同時表示
できるカラー液晶ディスプレイを有すること。
(5) OADG キーボード(日本語対応)、スクロール機能付きマウスを有すること。
(6) CD-ROM24 倍速以上及び DVD-ROM8 倍速以上で読み書きが可能なスーパーマルチドライ
ブを有すること。
(7) 本体前面に USB3.0 ポートを 2 つ以上有すること。
(8) 本体背面に USB3.0 ポートを 2 つ以上、USB2.0 ポートを 4 つ以上有すること。
(9) Windows10 Professional 64 ビット日本語版と同等以上の機能を有すること。
(10) GUI をベースとした図書館用システムパッケージを提供すること。
(11) Microsoft Office Professional Edition 2016 相当以上のソフトウェアを
有すること。
(12) ウィルス対策ソフトをインストールし、環境設定を行うこと。
(13) 学内及び学外ネットワークを利用したデータベース検索及び電子メールサービスの
利用ができる機能を有すること。
32
(14)
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(19)
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(24)
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(28)
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(30)
(31)
半角カナ文字及び日本語の入力と表示を行う機能を有すること。
各種文字、特に NII の拡張文字がキーボードから入力できること。
バーコードリーダを接続し、貸出、返却、目録管理等の業務ができること。
100Base-TX に準拠したネットワークインターフェースで学内 LAN に接続できること。
ディスプレイ用のサービスコンセント(電源連動)を有すること。
物理的な施錠をほどこし、ストレージを工具だけでは取り外しできないような仕組
みを導入すること。
グリーン購入法に適合していること。
PC グリーンラベル制度を満たしていること。
メーカからのリカバリ CD を添付すること。
省エネルギーに基づく消費効率が Q 区分(0.00045)以下であること。
1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-T に対応したネットワークインターフェース(RJ45)を有すること。
PS/2 接続であり、OADG 準拠のキーボード(109 キー)とマウス(スクロール機能付)を
有すること。
障害時に納入時点(Office 等、本調達に含まれるソフトをインストールした状態)ま
で復元するためのバックアップソフトを有すること。バックアップソフトはドライ
ブ単位で設定できるものとし、OS のイメージバックアップを外付けハードディスク
に保存が可能であること。また、外付けハードディスクのバックアップから OS を
復元可能であること。
上記の状態を外付けハードディスクにイメージバックアップし、障害時にイメージ
バックアップ CD からの起動、復元が可能であること。
上記バックアップソフトのライセンスを添付すること。
C ドライブは NTFS でフォーマット済であり、OS がインストールされていること。
Adobe Acrobat Reader DC 2015.008.20082 相当以上 をインストールすること。
画面ハードコピーソフトウェア INSTANT COPY Ver5.0 をインストールすること。
3.3.2 ノートブック業務端末 2 台(設置場所:中嶋記念図書館 2 台)
(1) すべて同一メーカの同一型式製品であり、最新機種であること。
(2) CPU は、Intel Core i5 6300U 2.4GHz 又はこれと同等以上の性能・機能を有し、
主記憶は 8GB 以上、ストレージは 128GB 以上(SSD)のノートブックタイプパソコン
端末で、設置スペースを考慮した大きさであること。
(3) 理論値 100Mbps 以上でネットワークに接続すること。
(4) 対角 15.6 インチ以上、解像度 1366×768 ドット以上で、最大 1677 万色を同時表示
できる内臓ディスプレイを有すること。
(5) 内蔵型テンキーを搭載していること。
(6) フラットポイントと光学式マウスを有すること。
(7) CD-ROM24 倍速以上及び DVD-ROM8 倍速以上で読み書きが可能なスーパーマルチドライ
ブを有すること。
(8) USB3.0 ポートを 3 つ以上有すること。
(9) Windows10 Professional 64 ビット日本語版と同等以上の機能を有すること。
(10) GUI をベースとした図書館用システムパッケージを提供すること。
(11) Microsoft Office Professional Edition 2016 相当以上のソフトウェアを
有すること。
(12) ウィルス対策ソフトをインストールし、環境設定を行うこと。
(13) 学内及び学外ネットワークを利用したデータベース検索及び電子メールサービスの
利用ができる機能を有すること。
33
(14)
(15)
(16)
(17)
(18)
(19)
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(26)
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(29)
(30)
(31)
半角カナ文字及び日本語の入力と表示を行う機能を有すること。
各種文字、特に NII の拡張文字がキーボードから入力できること。
バーコードリーダを接続し、貸出、返却、目録管理等の業務ができること。
100Base-TX に準拠したネットワークインターフェースで学内 LAN に接続できること。
無線 LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac 準拠)を内蔵していること。
物理的な施錠をほどこし、ストレージを工具だけでは取り外しできないような仕組
みを導入すること。
グリーン購入法に適合していること。
PC グリーンラベル制度を満たしていること。
メーカからのリカバリ CD を添付すること。
省エネルギーに基づく消費効率が Q 区分(0.00045)以下であること。
1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-T に対応したネットワークインターフェース(RJ45)を有すること。
マウス(スクロール機能付)を有すること。
障害時に納入時点(Office 等、本調達に含まれるソフトをインストールした状態)ま
で復元するためのバックアップソフトを有すること。バックアップソフトはドライ
ブ単位で設定できるものとし、OS のイメージバックアップを外付けハードディスク
に保存が可能であること。また、外付けハードディスクのバックアップから OS を
復元可能であること。
上記の状態を外付けハードディスクにイメージバックアップし、障害時にイメージ
バックアップ CD からの起動、復元が可能であること。
上記バックアップソフトのライセンスを添付すること。
C ドライブは NTFS でフォーマット済であり、OS がインストールされていること。
Adobe Acrobat Reader DC 2015.008.20082 相当以上 をインストールすること。
画面ハードコピーソフトウェア INSTANT COPY Ver5.0 をインストールすること。
3.3.3 デスクトップカウンタ 2 台(設置場所:中嶋記念図書館 2 台)
(1) すべて同一メーカの同一型式製品であり、最新機種であること。
(2) CPU は、Intel Core i3 4170 3.7GHz 又はこれと同等以上の性能・機能を有し、
主記憶は 8GB 以上、ストレージは 128GB 以上(SSD)のデスクトップタイプパソコン
端末で、設置スペースを考慮した大きさであること。
(3) 理論値 100Mbps 以上でネットワークに接続すること。
(4) 対角 17 インチ以上、解像度 1280×1024 ドット以上で、最大 1677 万色を同時表示
できるカラー液晶ディスプレイを有すること。
(5) OADG キーボード(日本語対応)、スクロール機能付きマウスを有すること。
(6) CD-ROM24 倍速以上及び DVD-ROM8 倍速以上で読み書きが可能なスーパーマルチドライ
ブを有すること。
(7) 本体前面に USB3.0 ポートを 2 つ以上有すること。
(8) 本体背面に USB3.0 ポートを 2 つ以上、USB2.0 ポートを 4 つ以上有すること。
(9) Windows10 Professional 64 ビット日本語版と同等以上の機能を有すること。
(10) GUI をベースとした図書館用システムパッケージを提供すること。
(11) Microsoft Office Professional Edition 2016 相当以上のソフトウェアを
有すること。
(12) ウィルス対策ソフトをインストールし、環境設定を行うこと。
(13) 学内及び学外ネットワークを利用したデータベース検索及び電子メールサービスの
利用ができる機能を有すること。
(14) 半角カナ文字及び日本語の入力と表示を行う機能を有すること。
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(15)
(16)
(17)
(18)
(19)
(20)
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(30)
(31)
(32)
(33)
各種文字、特に NII の拡張文字がキーボードから入力できること。
バーコードリーダを接続し、貸出、返却、目録管理等の業務ができること。
レシートプリンタを接続し、貸出レシートの印刷ができること。
非接触 IC カードリーダ/ライタを接続し、利用者カードの読み取りができること。
100Base-TX に準拠したネットワークインターフェースで学内 LAN に接続できること。
ディスプレイ用のサービスコンセント(電源連動)を有すること。
物理的な施錠をほどこし、ストレージを工具だけでは取り外しできないような仕組
みを導入すること。
グリーン購入法に適合していること。
PC グリーンラベル制度を満たしていること。
メーカからのリカバリ CD を添付すること。
省エネルギーに基づく消費効率が Q 区分(0.00045)以下であること。
1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-T に対応したネットワークインターフェース(RJ45)を有すること。
PS/2 接続であり、OADG 準拠のキーボード(109 キー)とマウス(スクロール機能付)を
有すること。
障害時に納入時点(Office 等、本調達に含まれるソフトをインストールした状態)ま
で復元するためのバックアップソフトを有すること。バックアップソフトはドライ
ブ単位で設定できるものとし、OS のイメージバックアップを外付けハードディスク
に保存が可能であること。また、外付けハードディスクのバックアップから OS を
復元可能であること。
上記の状態を外付けハードディスクにイメージバックアップし、障害時にイメージ
バックアップ CD からの起動、復元が可能であること。
上記バックアップソフトのライセンスを添付すること。
C ドライブは NTFS でフォーマット済であり、OS がインストールされていること。
Adobe Acrobat Reader DC 2015.008.20082 相当以上 をインストールすること。
画面ハードコピーソフトウェア INSTANT COPY Ver5.0 をインストールすること。
3.3.4 デスクトップ利用者検索端末 4 台(設置場所:中嶋記念図書館
4 台)
(1) すべて同一メーカの同一型式製品であり、最新機種であること。
(2) CPU は、Intel Core i3 4170 3.7GHz 又はこれと同等以上の性能・機能を有し、
主記憶は 8GB 以上、ストレージは 128GB 以上(SSD)のデスクトップタイプパソコン
端末で、設置スペースを考慮した大きさであること。
(3) 理論値が 100Mbps 以上でネットワークに接続すること。
(4) 対角 17 インチ以上、解像度 1280×1024 ドット以上で、最大 1677 万色を同時表示
できるカラー液晶ディスプレイを有すること。
(5) OADG キーボード(日本語対応)、スクロール機能付きマウスを有すること。
(6) CD-ROM24 倍速以上及び DVD-ROM8 倍速以上で読み書きが可能なスーパーマルチドライ
ブを有すること。
(7) 本体前面に USB3.0 ポートを 2 つ以上有すること。
(8) 本体背面に USB3.0 ポートを 2 つ以上、USB2.0 ポートを 4 つ以上有すること。
(9) Windows10 Enterprise 64 ビットと同等以上の機能を有すること。
(10) 学内及び学外ネットワークを利用したデータベース検索及び電子メールサービスの
利用ができる機能を有すること。
(11) 半角カナ文字及び日本語の入力と表示を行う機能を有すること。
(12) 100Base-TX に準拠したネットワークインターフェースで学内 LAN に接続できること。
(13) ディスプレイ用のサービスコンセント(電源連動)を有すること。
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(14) 物理的な施錠をほどこし、ストレージを工具だけでは取り外しできないような仕組
みを導入すること。
(15) グリーン購入法に適合していること。
(16) PC グリーンラベル制度を満たしていること。
(17) メーカからのリカバリ CD を添付すること。
(18) 省エネルギーに基づく消費効率が Q 区分(0.00045)以下であること。
(19) 1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-T に対応したネットワークインターフェース(RJ45)を有すること。
(20) PS/2 接続であり、OADG 準拠のキーボード(109 キー)とマウス(スクロール機能付)を
有すること。
(21) C ドライブは NTFS でフォーマット済であり、OS がインストールされていること。
3.4
周辺機器
3.4.1
バーコードリーダ 6 台
(1) バーコードは、NW7、CODE39、ITF、EAN/JAN-8、EAN/JAN-13、CODE128 に対応している
こと。
(2) USB インターフェースで利用する機能を有すること。
(3) 業務端末及びカウンタ端末に接続できること。
(4) 読み取り桁数は 8 桁以上であること。
3.4.2
レシートプリンタ 2 台(設置場所:図書館カウンタ)
(1) 紙幅:80mm 幅ロール紙を使用できること。
(2) USB インターフェースで利用する機能を有すること。
(3) オートカッター機能を有すること。
3.4.3
非接触型 IC カードリーダ/ライタ 2 台(設置場所:図書館カウンタ)
(1) FeliCa カード・FeliCa 対応デバイスや ISO/IEC14443 Type A / Type B カードをリー
ド/ライトする機能を搭載していること。
(2) ユーザ領域の読み取りが可能であること。
(3) USB インターフェースで利用する機能を有すること。
3.4.4
自動貸出返却装置(既設) 1 台(設置場所:図書館出入口)
(1) 自動貸出返却装置(PALS-RC)とシステム連携し、資料の貸出・返却・延長ができ
ること。
3.4.5
ブックベリファイヤー 1 台(設置場所:図書館カウンタ)
(1) 資料に貼付されたタグの検知信号を入力・消去できること。
3.4.6
ハンディーターミナル 5 台
(1) バーコードが読み取れるバーコードスキャナを装備していること。
(2) バーコードは、NW7、CODE39、JAN、CODE128 に対応していること。
(3) 業務用端末と接続し、データ転送を行う機能を有すること。
(4) 読み取り桁数は 8 桁以上であること。
(5) パソコンとのデータ連携用として光アダプタ及び充電器を台数分用意すること。
3.4.7
無断退出防止装置 1 式(設置場所:図書館出入口)
(1) 資料に貼付されたタグの検知信号を読み取り、無断退出検知をブザーで警告すること
ができること。
36
(2) 入館者カウンタと連動し、入館者数をカウントできること。
3.4.8
防犯カメラ 1 式(設置場所:図書館出入口)
(1) 無断退出防止装置と連動し静止画を撮影する機能を有すること。
3.4.9
プリンタ
(1) プリンタは、既存機器を継続利用する。そのための設定を今回導入の機器に対して実
施すること。
4
調達物品にかかるその他の要件
4.1
システムの搬入、設置、配線、調整
(1) 電源工事に関しては1次電源(分電盤まで)までを本学の負担とする。
(2) 信号線工事に関しては館内 LAN 幹線の指定の HUB までを本学の負担とする。
(3) システム構成機器類の設置、配線、調整を行うこと。また、ネットワークの調整、動
作確認を行うこと。
(4) 新規の電源工事、通信配線工事が必要な場合は、計画書を提出し、本学と協議のうえ、
本学の指示に従うこと。またこれに要する費用は今回の調達に含むこと。
(5) 学内 LAN との接続に際して、ルータ、ハブ等に設定、調整が必要な場合は本学と十分
協議し、本学の指示に従うこと。
(6) データ移行期間中、現行システムと並行接続、稼働させるのに必要な器材は受注者が
用意すること。
(7) 既設の施設内の空間、空調等の物理的環境で対応できること。
(8) ソフトウェアの契約、インストール及び調整は、受注者が行うこと。
(9) テスト運用を含む導入に必要な作業は、日常業務に支障を来さないこと。
(10) 現行の図書館システムの停止が必要な作業は、休館日もしくは閉館時に行うこと。
4.2
データの移行
(1) データの移行にかかる費用は、受注者の責任において全額負担すること。
(2) 現行の図書館システム(富士通製 iLiswave-J V2)で作成されたデータおよびコード表
は全て継承できること。
(3) データの移行は、本学と協議のうえ、受注者の責任において稼働日までに確実に完了
すること。なお、データの移行にあたっては、現行システム導入業者(扶桑電通株式
会社)と協議を行い、確実に移行できること。
(4) 目録データ移行に伴う目録業務の凍結期間は 3 日以内とすること。
(5) 閲覧データ移行に伴う閲覧業務の凍結期間は 1 日以内とすること。
(6) 現システムからのデータの抽出は、受注者の責任において実施すること。なお、作業
スケジュール表において、データ移行期間を明記すること。
(7) データの移行作業は、セキュリティ保持の観点から、本学内からデータを持ち出さず
に実施すること。データの移行作業については、本学の業務及びサービスに支障を与
えないよう、移行スケジュール等について協議の上、実施すること。
4.3
運用保守、ユーザ支援等
4.3.1
運用保守
(1) 導入するシステム及び図書館業務について熟知したシステムエンジニアからなる体制
を構成し、すでに大学図書館等において導入経験を有する者を責任者の一人とするこ
と。
(2) 保守作業においては、現地対応を基本とすること。
37
(3) 保守作業は、特に閲覧業務や OPAC サービスに支障を与えぬよう、実施時間帯等、本
学と協議の上、実施すること。
(4) 年 12 回現地訪問のうえ、運用支援作業(設定変更、パッチ適用、Q&A、運用見直し
等)を実施すること。また年 6 回以上の定例会を実施すること。
(5) システムの運用保守に必要な情報を提供し、質問や問い合わせ等を受け付けるため、
電話、電子メールによる窓口を用意すること。
(6) システムが常に良好な状態で稼働するように、定期的に保守点検を行い、報告書をそ
の都度提出すること。
(7) システムに障害が発生した場合は、次により対応すること。
・平日の執務時間中(9:00~17:40)においては、本学からの連絡等によって障害発
生の事実を知った時点から起算して、2 時間以内に初期対応を行うこと。
・平日の上記以外の時間及び土・日曜日、休日において障害が発生した際の連絡体制
を提示すること。
(8) ハードウェア及びソフトウェアに不備な点が認められた場合には、受注者の責任にお
いて処置を行うこと。
(9) 本仕様の一部あるいは全部を他社の製品で満たしている場合にも、これらの製品のア
フターサービス、定期点検、保守等は受注者が責任を持って行うこと。
(10) 2 年に 1 度、図書館システムのレベルアップパッチの適用を行う事。
(11) 図書館サーバの OS およびシステムにおいて利用しているソフトウェアに重大な脆
弱性が発見された場合、速やかに修正パッチ適用を行い対応すること。
(12) 営業拠点を秋田県内に有しており、その営業拠点における本学図書システムの運
用保守を担当する体制(営業拠点の所在地と、SE,CE の人数)を具体的に示すこと。
4.3.2
セキュリティ
(1) サーバへのアクセス状況を監視するため、運用管理者の権限において毎日のアクセス
ログの閲覧ができること。
(2) ウィルス定義ファイルを最新の状態に維持する等、ウィルス感染防止に万全を期する
こと。
(3) セキュリティ対策にともなうネットワーク環境の変更があった場合、それに対応する
こと。
4.3.3
ユーザ支援
(1) システム導入時に、業務用アプリケーションの使用法等の教育を行うこと。また本稼
動後に教員向け操作説明を英語もしくは通訳付きで行うこと。その他システム運用に
関する教育をシステム管理担当者に行うこと。
(2) 操作・運用に関する日本語・英語(WebOPAC 用教員、学生向け)のマニュアルを 3 部、
受注者の負担において提供すること。
(3) データの移行、システムの調整、運用状況報告及びコンサルテーション等のため、
本学の要望に応じて会議を行うこと。
(4) 利用者向け講習会を実施すること。
4.3.4
その他
(1) 提供システムにバージョンアップがあった場合、本学と協議の上、受注者の負担にお
いて改定されたソフトウェア等を提供すること。また、改定されたマニュアルの提供
と操作方法の教育も速やかに行うこと。
(2) NACSIS-CAT/ILL システムに変更のあった場合、本学と協議の上、受注者の負担におい
て提供システムのソフト変更等適切な処置をとること。
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