13:00~13:40 南2号館2階 S222 講義室 15:00~15:40 南2号館2階

オープンキャンパス2016
13:00~13:40
15:00~15:40
南2号館2階
南2号館2階
S222 講義室
S222 講義室
テーマ:東工大のスパコンTSUBAMEを使った未来の予測
講 師:横田 理央(情報工学系・准教授)
経 歴:2009年慶應義塾大学大学院で博士(工学)の
学位を取得後、ブリストル大学、
ボストン大学、アブドゥラ国王科学技術大学
での研究員を経て2015年に東工大へ着任。
受賞歴:2009年ACM Gordon Bell賞(価格性能部門)
専門分野:高性能科学技術計算
研究室ホームページ:
http://www.rio.gsic.titech.ac.jp
 研究紹介、講義概要
スーパーコンピュータの主な用途はシミュレーションを行うことですが、それにはどのような
意味があるのでしょう?未来を正確に予測できれば危険を予知して未然に防ぐことができます。
自然の驚異に対しても、あらゆる人工物の設計においても、複雑な系の挙動を予測できることは
とても重要です。しかし、世の中の多くの現象は微小な変化が全く異なる結果を生み出してしま
うような非線形性(カオス)を有しています。そのため、いくら偉大な数学者でもこのような問
題を解析的に解くことは困難です。コンピュータはこのような非線形現象をどんどん細かく見て
いったときにあらわれる時空間における区分的線形性を利用します。これにより、非線形の偏微
分方程式(質的な困難)を大規模な線形代数(量的な困難)の問題に変換することができ、単純
な四則演算を膨大に行うことで複雑な系の挙動を正確に予測することができます。スーパーコン
ピュータの1秒当たりの演算回数[Flop/s]がランキングに使われるのはそのためです。この模擬講
義では最先端のスパコンである東工大のTSUBAME2.5を使って行われている研究の事例とその背
後にある原理を分かりやすく解説します。