倫理第594号 課題名: 3T MRI 装置を用いたボランティアの脳 MRI 画像

倫理第594号
課題名:
3T MRI 装置を用いたボランティアの脳 MRI 画像評価に関する研究
研究目的と意義 :
3T MRI を用いたボランティアの評価に関する知見は少なく、さまざまな撮像法で正常脳が
どのように観察されるかの検証は不十分である。本研究では 3T MRI を用いた撮像法にて正
常脳がどのように観察されるかを検証する。本研究の意義として、異常所見の把握におい
て正常でどのように観察されるかが明らかになるものと思われる。
研究の対象:
当院 3T MRI 装置における新しい MR 撮像法(位相差強調画像、定量的磁化率マップなど)
に対する正常 MR 像の把握が必要になった場合、同意が得られたボランティア(当院や本学
の医師、技師、教員、学生、もしくは当院の患者)を対象として撮像する。
方法:
放射線科医師の立会いのもとに、同意が得られたボランティアを 3T-MRI 装置で撮像する。
放射線科の研究者が 3T MRI 装置で得られた MRI 画像情報を定性的、定量的に解析する。
研究への参加と個人情報の保護について:
本研究による研究対象者の不利益は発生しないが、研究対象者の人権擁護には最善を尽く
す。様々な撮像法で正常でどのように観察されるかが明らかになり、患者を含め社会的恩
恵は大きいものと考えられる。このように倫理的妥当な範囲内で研究が行われる。当該医
療に関係する全ての研究者は、
「ヘルシンキ宣言」及び「臨床研究に関する倫理指針」に従
って実施する。
研究機関:
熊本大学大学院生命科学研究部放射線診断学分野
問い合わせなどの連絡先 :
–
熊本大学 画像診断・治療科 准教授
–
平日昼間 熊本大学放射線科医局 内線5261、夜間・土日
治療科病棟 内線7057
平井 俊範
画像診断・