地区連の頁 四 国 ─高松市─ 高松市新病院(仮称)の整備について 1.はじめに 地 化 す る た め に 整 備 地 内 の 発 生 土 を 利 用 し、 約 高松市では、高松市民病院、高松市国民健康保険 塩江病院及び高松市国民健康保険香川病院の3病院 を設置し、運営している。 20,000㎥の盛土を行った。 また、整備地内にあった3本の大きな用水路が病 院本体等の工事に影響があったことから、これらの 近年、医療環境は、少子高齢化の進展、医療技術 代替水路の整備を行い、さらに、関連工事として約 の高度化、市民の意識の変化等により、大きく変化 8,000tの雨水を貯留できる雨水調整池や、新病院 しており、市立病院もこれらの変化に的確に対応し へのアクセス道路となる市道の整備を行い、造成工 て、その役割・医療機能の見直しを図っていくこと 事は平成27年12月に完了した。 が求められている。 新病院整備地内やその周辺では、関連工事が多 市立病院の今後のあり方については、有識者等で かったため(多い時は8件の工事が同時進行)、安 構成された検討懇談会からいただいた提言等を踏ま 全対策協議会を設置し、月に2回の協議会を開催し え、高松市民病院は、香川病院と統合して病院移転 て工事間の調整や安全性の確保を行った。 を図り、塩江病院は附属施設として整備を進めてい くこととなった。 2.高松市新病院整備地造成工事について 3.高松市新病院整備の状況 今後は、高松市新病院の建設工事に着手する。 ぶっ しょう さん 周辺地域の仏 生 山地区は都市再生整備計画を策 新病院の建設に先立ち、平成26年度より、新病 定しており、最寄りの駅とともに、新病院を核とし 院整備地の造成工事に着手した。新病院整備地は、 たまちづくりとして、公共交通の充実など、利便性 旧香川県農業試験場で、農地であったことから、宅 の高い交流基盤の整備を進めていく。 南東方向からの病院建物 造成工事中 4.おわりに 高松市新病院は、平成30年度前半の開院を目指し、 整備を進めている。高松市立病院の基本理念である 「生きる力を応援します。」をモットーにさらなる 飛躍ができる病院となるよう工事を進めていきたい。 受付エントランスホール 46 月刊建設16−04 (高松市 病院局 新病院整備課 建設推進係 松本 浩一)
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