第4号 - 山形市立金井小学校

学校便り
「わ」のある温かい学校
山形市立金井小学校
第4号
文責 丹野宣秀
かしこく
なかよく
いきいきと
平成28年7月20日
教え正す存在、打てば響く自分
先日のことです。本校のY先生が私を見るなり「あっ、校長先生。先ほど中学校の
渋谷校長先生にお会いしたんですけど、小学生のあいさつが格段によくなったってお
っしゃってました。」とうれしそうに教えてくれました。実は少し前に、中学校を通
って登校してくる子どもたちのあいさつがあまりよくないということを、渋谷校長先
生からお聞きしていたのです。中学校を通る子どもたちのあいさつがそうであれば、
他の場所でのあいさつも推して知るべしだろうということで、中心になって全校にあ
いさつについての指導をしてくれたのが、生徒指導を担当しているY先生だったので
す。早速その成果が表れたのですから、Y先生、うれしくないはずはありません。打
てば響くステキな子どもたち。もちろん私もとてもうれしい気持ちになりました。
また、こんなこともありました。校内をまわっていると、O先生、M先生がそれぞ
れに毅然とクラスの子どもたちを指導しているのに出会いました。「何時まで帰って
くる約束でしたか?」偶然にも2人の先生が話していたことは「時間を守る」という
同じことについてでした。どちらのクラスでも子どもたちが、耳だけでなく、目で、
姿勢で、それから心で、真剣に先生の話を聞いているのがよくわかりました。もちろ
んどちらのクラスの子どもたちも、その後、ちゃんと時間を守る子どもたちに変身で
きたのはいうまでもありません。
私たちはともすると、忙しさに任せて礼を失したり、ひとりよがりになったり、ル
ーズになったりしがちなものです。そんなとき、我が身のまずさを指摘し教えてくれ
る存在があることは、とても大切なことだと思います。渋谷校長先生の指摘があって、
子どもたちのあいさつが再び輝き出しました。O先生やM先生の毅然とした教えがあ
って、子どもたちは我に返って時間を守ることの大切さを思い出しました。金井の子
どもたちのステキな姿は、我が身を正してくれるいろいろな人があってこそだし、打
てば響く、そして響き合う子どもたちだからこそだと思います。
そんな子どもたちの姿から、私自身も金井小学校も、教え正す存在を持ち、打てば
響く自分、打てば響く金井小学校でありたいと思います。今週末から夏休みに入りま
す。金井っ子たちは打てば響くかわいい子どもたちです。この夏、地域に帰る子ども
たちを、地域の目で見守り、時に教え正していただければ幸甚です。