テレワーク制度導入に向けて 高野 弘樹 ANA人財戦略室人事部 2016年7月27日 ALL NIPPON AIRWAYS | All Rights Reserved 本日の流れ 会社概況 背景(これまで~課題~今後) テレワーク制度概要 トライアルの趣旨・段取り 今後に向けて 2016年7月27日 2016年7月27日 会社概況(ANAグループ) 連結子会社 : 63社 資本金 : 3,187億円(ANAHD) 総従業員数 : 36,273人 連結売上高 : 17,912億円 就航便数 : 国内線約 800便/日、国際線約 1,290便/週 輸送実績 : 旅客約 5,000万人/年(国内 4,200万人、国際 800万人) 機材数 : 257機 B777 54機 B737 59機 (2016年3月末現在) B787 34機 A320 18機 B767 55機 Q400 21機 2016年7月27日 ANAグループ概要 ◆スタッフ構成比率(ANA) 2016年7月27日 背景(これまでの取り組み) ◆フロントラインスタッフ(シフト制) ・2012年~順次推進・展開 ワークスタイルイノベーション 2016年7月27日 背景(これまでの取り組み) ◆デスクワークスタッフ(フレックスタイム制) ・2012年 ワークスタイルイノベーション <第1弾>IT・設備(仮想デスクトップ、フリーアドレス)展開 2016年7月27日 背景(これまでの取り組み) ◆デスクワークスタッフ ・2012年 ワークスタイルイノベーション <第2弾>フレックス拡大・在宅勤務制度等の導入 ①スーパーフレックスの推奨 ・「コアタイムなし」フレックスの活用事例紹介 ・ほぼ全部署がフレックスタイム制度導入 ②在宅勤務制度導入 ・育児をする社員を主なターゲットに導入 ・育児以外の事由でも活用可 ・在宅時は、9-18時 2016年7月27日 背景(これまでの取り組み) ◆デスクワークスタッフ 制度・しくみ、環境も整ったはず。 一方、「在宅勤務制度」の活用は十分に進まなかった・・・ 世の中の流れで導入した制度でしょ・・・。 周りの部署でもあまり在宅勤務制度を申請している人がいない し、もう少し様子を見ようかな・・・ ○○部長は、在宅勤務に否定的らしいよ そもそも家で仕事ができるの?やらせていいの? 2016年7月27日 背景(これまでの取り組み) ◆デスクワークスタッフ 働き方の固定概念を打ち破る ことができず・・・ ≪長年変わらないワークスタイル≫ ①会社に行かないと仕事ができない face to face?家で仕事ができる? ②社員の意識が受け身に ③硬直的な勤務時間 18時前に帰りづらい… 2016年7月27日 背景(現状の課題) ◆課題(制約のある社員) ①育児をしながら働く社員のワークスタイル ⇒「短時間勤務」「短日数勤務」の取得者は増加。 一方で、時短勤務で無くても働くことはできないか? ⇒現行「在宅勤務制度」に対する職場(上司・同僚)の 理解が不足しており、取りづらい部署もある。 ②介護をしながら働く社員のワークスタイル ⇒実態が把握できないのが現状。疲労がたまり、 仕事に影響も。 2016年7月27日 背景(課題) ◆課題(全体) ①優秀な人財の採用、確保 ②(受け身ではなく)自立・自律した人財の育成 ③生産性向上、無駄の排除 ④管理ではなく、信頼関係をベースとした人間 関係の構築 ⑤ワークライフバランス・健康経営 2016年7月27日 テレワーク制度概要 1.トライアル期間 2016年7~8月 2.トライアル概要 2016年7月27日 トライアルの趣旨・段取り 1.趣旨・目的 ①「多様な働き方の拡大」「個人の力の最大発揮」「自由な発想を創り 出す風土づくり」など、メリットとして掲げている事項の検証、および 課題の抽出を実施する。 ②テレワーク制度適用時でも、適切な労働時間管理と業務進捗管理、 ならびに情報・セキュリティー管理ができることを確認、検証する。 ③働き方改革や意識改革に向け、全組織の所属長・管理職が率先して トライアル実施に参画することで、全社への浸透、適用に向けた 機運醸成を図る。 その他、現行の「在宅勤務制度」を改めた今後の「テレワーク制度」の 在り方全般について検証・分析を行う。 2016年7月27日 トライアルの趣旨・段取り 2.導入に向けた段取り <こだわり> 全部署が参画、実施すること。 理解のある組織長のいる部署や業務的に比較的やりやすい部署を 中心にやっても浸透しない。 2016年7月27日 トライアルの趣旨・段取り 2.導入に向けた段取り 関連部門でテレワーク導入プロジェクトを設置。 あらゆる質問、課題に一体となって対応している。 ・・・は 大丈夫? ・・・は、 どうすれば いい? 2016年7月27日 今後に向けて 1.トライアル検証・分析の徹底 ・アンケート結果の徹底検証 ・活用事例を周知し、組織横断的に展開 ・ネガティブな意見もしっかり共有、対応、周知 ・ANAの文化にあった制度を導入 2.テレワークの価値・影響 ・働く場所が選べることの価値 ・トップダウン/ボトムアップ両輪で進んでいる背景 ・風土への影響(自由と信頼)
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