資 料 提 供 平成 28 年 7 月 1 日 担 当 課 博物館 担 当 者 小橋・額田 電 話 (073)423-0003 内 線 そ とおりひめ 夏季特別展「玉津島―衣 通 姫と三十六歌仙―」の開催について 和歌山市指定文化財への登録を記念して 和歌山市内の和歌浦に建つ玉津島神社は衣通姫(そとおりひめ)などを祀 り、古来より「和歌の神様」として多くの人々の信仰を集めてきました。 そのため、和歌に関する優れた文化財を現代に多く伝えています。2015 年には、宝物のひとつ「狩野興甫(かのうこうほ)画 三十六歌仙額」 (万治 3 年・1660)が、2016 年には天皇御製の和歌短冊を含む奉納和歌や所蔵古 文書群などが和歌山市指定文化財に登録されました。本展覧会ではそれに ちなみ、玉津島神社所蔵の資料を一堂に会して展示します。 1 名 称 特別展 玉津島―衣通姫と三十六歌仙― 2 期 間 平成28年7月16日(土)~8月21日(日)開催日数32日 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館) 開館時間:9時~17時(ただし入館は16時30分まで) 3 会 場 和歌山市立博物館 2階 特別展示室 (市民会館・図書館となり) 4 主 催 和歌山市立博物館 5 協 力 玉津島神社 (和歌山県和歌山市和歌浦中 3-4-26) 6 入 館 料 大学生・一般 400円 小中高生 無料 ※障害者、本市発行老人優待利用券持参の方は無料 ※20 名以上団体2割引 7 展示構成 一 玉津島神社の歴史 二 描かれた和歌の神―衣通姫を中心に 三 玉津島神社への奉納品 四 描かれた三十六歌仙 ※展示点数 約120点、期間中展示替えをします。 8 図 録 『玉津島―衣通姫と三十六歌仙―』(98頁、1,000円) 9 担 当 小橋勇介(当館学芸員) ※詳細は別紙 和歌山市立博物館 平成28年度夏季特別展覧会 そとおりひめ 「玉津島―衣通姫と三十六歌仙―」開催要項 1 展覧会名称 特別展覧会 玉津島―衣通姫と三十六歌仙― 2 会 平成28年7月16日(土)~8月21日(日) 開催日数32日 期 休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館。ただし8月12日(金)は 臨時開館) 開館時間:9時~17時(ただし入館は16時30分まで) 3 会 場 和歌山市立博物館2階 特別展示室 (市民会館・市民図書館の隣、南海電鉄和歌山市駅徒歩5分) 4 主 催 和歌山市立博物館 5 協 力 玉津島神社 (和歌山県和歌山市和歌浦中 3-4-26) 6 入 館 料 大学生・一般 400円 小中高生 無料 ※障害者、本市発行老人優待利用券持参の方は無料 ※20 名以上団体2割引 そとおりひめ 7 開催趣旨 和歌山市内の和歌浦に建つ玉津島神社は、祭神として衣通姫などを祀り、古来 より「和歌の神様」として多くの人々の信仰を集めてきました。そのため、和歌 に関する優れた文化財を現代に多く伝えています。2015 年には宝物のひとつ、 かのうこうほ 「狩野興甫画 三十六歌仙額」(万治 3 年・1660)が、2016 年には天皇御製の 和歌短冊を含む奉納和歌や所蔵古文書群などが和歌山市指定文化財に登録され ました。本展覧会ではそれにちなみ、玉津島神社所蔵の資料を一堂に会して展示 します。 「和歌の神」玉津島に対する信仰の広がりは、紀州だけにとどまりません。世 ありどおし 阿弥作の謡曲「 蟻 通 」など多くの文学作品にその名が出てきたり、絵師の画題 に祭神・衣通姫がしばしば選ばれたりするなど、玉津島神社は貴賎・都鄙を問わ ず多くの人々の崇敬を集めていました。そうした玉津島社に対する信仰の広がり が分かる資料も、展観に供したいと考えています。 これらを通じて、和歌山で育まれてきた歴史の豊かさ、奥深さを感じていただ きたいと思います。 8 展示構成 一 玉津島神社の歴史 二 描かれた和歌の神―衣通姫を中心に 三 玉津島神社への奉納品 四 描かれた三十六歌仙 (展示点数 約120点、期間中展示替えをします。) 裏面へつづく ―1― 9 イベント 特別講演会「奉納和歌と玉津島神社」 講師:元帝塚山学院大学教授 神道宗紀氏 日時:平成28年7月30日(土曜日)14:00~15:30 場所:和歌山市立博物館2階 講義室 講演会「玉津島神社の歴史―古代から近世まで―」 講師:和歌山市立博物館学芸員 小橋 勇介 日時:平成28年8月6日(土曜日)14:00~15:30 場所:和歌山市立博物館2階 講義室 ○展示解説 14:00~15:00 平成28年7月17日(日)・23日(土) 8月13日(土)・20日(土) ○また、展覧会会期中の土・日曜日の13:00から16:00、玉津島神社拝 殿において神輿(和歌山県指定文化財)を公開する。 10 図 録 『玉津島―衣通姫と三十六歌仙―』(98頁、1,000円) 11 担 当 和歌山市立博物館 学芸員 小橋 勇介 〒640-8222 和歌山市湊本町3-2 TEL:073-423-0003 FAX:073-432-9040 http://www.wakayama-city-museum.jp/ E-mail:[email protected] ―2― 【主な展示資料】 一 玉津島神社の歴史 古代から続く玉津島神社の歴史を豊富な資料を元に紹介します。 たまつしまじんじゃもんじょ ◯玉津島神社文書(玉津島神社蔵) 玉津島神社に伝わる古文書群で、最古 の古文書は元和5年(1619)に紀州藩 初代藩主・徳川頼宣が玉津島神社に宛 てて出した神社領の寄進状です(左写 真) 。今年の 5 月、左の古文書など玉津 島神社文書のなかでも重要なものが、 和歌山市指定文化財に登録されました。 二 描かれた和歌の神―衣通姫を中心に 玉津島神社の祭神・衣通姫は和歌の神として信仰を集めていました。衣通姫は美人であるとされ、絵師たちに しばしば描かれました。衣通姫のほかに和歌の神として知られた住吉明神・柿本人麻呂・山部赤人を描いた絵 も展示しています。 ◯狩野探幽筆 藤代・和歌三神・和歌浦図のうち 「和歌三神図」 (個人蔵) ◯岩瀬広隆筆 衣通姫図(個人蔵) 三 玉津島神社への奉納品 玉津島神社は天皇御製の和歌短冊など朝廷から多数の和歌が奉納されました。これらは玉津島神社の貴重な宝物として 現代に伝わっています。 ◯朝廷からの奉納和歌短冊 (玉津島神社蔵) 玉津島神社に伝わる朝廷から奉納され た和歌短冊。これらには、天皇御製の 和歌も含まれる貴重な資料です。今年 の5月に、和歌山市指定文化財に登録 されました。 ◯吹上八景手鑑 (玉津島神社蔵) 和歌の名門として知られる貴族・ 冷泉家の当主為久が和歌浦の情景 を歌に詠み、子息・為村が書写し た手鑑。今年の5月に、和歌山市 指定文化財に登録されました。 四 描かれた三十六歌仙 2015 年に和歌山市指定文化財に登録された、玉津島神社蔵の「三十六歌仙額」を展示します。 三十六歌仙を紀州狩野派の絵師・狩野興甫が描き、和歌は公卿・門跡が記しました。 山部赤人 柿本人麻呂 小野小町
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