夏休みはやってみたいことに挑戦するチャンス! 自分で,家族で,仲間で

発行責任者
知多市立旭東小学校
校長
青木 延己
平成28年7月発行 第4号
<TEL> 0569-43-5715
<HP>www.medias.ne.jp/~kyokutou
<ミニトマト(2年)>
夏休みはやってみたいことに挑戦するチャンス!
自分で,家族で,仲間で挑戦しよう!
夏本番。太陽と雨の恵みにより,5年生が育てている農協からいただいたお米は発芽後,
一雨ごとに大きくなり,緑の濃い立派な稲に育ちました。2年生が生活科で育てている夏野
菜は朝日をあびて,次々と実っています。2年生の子供たちは収穫に大喜びで,実った野菜
を家庭に持ち帰り,家族にプレゼントしています。そして,地域の方からプレゼントされた
カブトムシは,土の中の養分を取り入れ,大きな幼虫となり,さなぎから成虫へと成長。子
供たちは4年生が毎日世話をしている周りに集まり,その成長の様子を見守っています。
旭東小ならではのこの恵まれた環境の中で体験した気付きや考えも言葉に表現しなければ,
体験のみに終わってしまい,子供たちの知識や考えにはなりません。言葉は思考そのもので
あります。自分の考えを表現する言葉を子供たちがもてるように,そして,疑問に思ったこと
を調べ考え,表現できる子供を目指して,本校では様々な方法で言語化をさせています。
それでは,夏休みの間,ご家庭ではどうすればよいのでしょうか。
一番良い方法は,子供の話を聞くことです。子供が話を広げたり深めたりできるように,
相づちをうったり一緒に感動したりしてください。子供たちは聞いてもらえる心地よさと,
感動を共有できる楽しさを感じて,また話をしたくなります。
もう一つの方法は,夏休みに募集される体験活動やコンクールに親子で挑戦してみること
です。なかなか見学できない市内の工場や自然を親子で見学・体験するツアーもあります。
図書館では,親子で図書館で勉強するコンクールもあります。市内のみならず博物館や科学館
等に申し込めば,親子で,または,子供だけで体験的に学ぶことができるところもあります。
知多市では,本年度より知多市立中央図書館主催「図書館を使った調べる学習コンクール」
を知多半島の五市五町に先駆けて始めます。個人で,親子で,仲間と応募することができま
す。この「調べる学習」には4つのステップがあります。疑問に思ったこと,不思議に思っ
たことを探し「1 テーマを決める」,図書館で「2 テーマをもとに調べる」,図書館で
は調べきれないことを実験したり観察したり,博物館や資料館に行って調べたり人から話を
聞くなどして「3 もっと調べる,考えたことをメモする」,最後はテーマをもとに,友達
に自分が調べたことを教えてあげるように「4 書いてまとめる」です。なお,知多市の図
書館には,調べる学習の作成キットやサポートスタッフもみえるとのことです。ぜひ,挑戦
してみてください。詳しくは図書館から配付されたリーフレットを参照にしてください。
保護者の皆様にとって,子供の成長に関われる時間は長いようで短いものです。ぜひ,こ
の夏休みを「子供とともに学び,体験する」思い出深い,有意味な夏休みにしてください。
最後になりましたが,1学期もご支援・ご協力ありがとうございました。保護者の皆様や
地域の皆様の温かいお心に触れることができ,「すばらしい方にお目にかかれた」「地域の方と
子供たちのために一緒に活動できてよかった。」と,職員室で心温まる話が今年もできました。
出会いに感謝です。夏休みも部活の大会,郡大会,水泳訓練,キャンプ,研究発表,灯籠祭
りへの参加等,子供たちのために力を尽くして参ります。ご支援・ご協力をお願いします。
4年下水道出前講座開催
汚水をパックテストで
科学的に検査
県や市の下水道課の協力を得てインフラ整備の大切さを体験!!
4年生は,生活に必要不可欠な水の大切さや,
上水道・下水道の役割や循環について学習してい
ます。平成28年度循環のみち水道環境教育助成金
で,水質浄化実験や調査や下水道科学館や水の館
の見学が可能となりました。また「エコな生活」
にも取り組みます。下水道に興味のある方は8月
25日に開催される,夏休み親子下水道教室(衣浦
浄化センター)にお申し込みください。
浄化されていく汚水の様子を観察
児童文学作家で,特別支援学校にお勤めの山本純士先生をお招きし,教員研修を行いました!
「一人の子を粗末にするとき,教育はその光を失う」と,
本校では考え,子供や保護者一人一人の困り感や願いにそう 「お前ら,自由だろ」
5年 新海 美岬さん
指導・支援をみんなで相談し,方針を決めています。時に,
私は「プレイボール」を読んで,「お前ら,自由
専門家の方やお医者様,教育委員会などのご指導をいただき だろ」と問いかけられる場面が心に残りました。そ
ながら,進めることもあります。
の後に,メンバーは「おれたち自由かな」と自分た
また,学校と保護者の方の共通理解のもと,子供が安心し ちに問いかけをするだけで,「うん。そうだよ」と
て学べるようにと,保護者からご依頼があった場合,保護者 答えられませんでした。どうして答えないのか,答
の方が病院に行かれるときに教師も同行させていただき,医 えられないのかと不思議に思いました。
師の指導のもと,指導や支援が行えるように努めています。
野球チーム「フレンズ」は子供だけでも練習や試
今回の山本先生のご指導の中の「子供が様々な問題行動と 合もしています。試合相手も探して決めています。
思われる行動を示すのは,子供の発達要求の表れである。子 大人は送り迎えだけ。監督も名前だけ。練習内容も
供がどのように成長したいのかを見極めて,その子の成長の 練習方法も自分たちで話し合い,試合のメンバー決
ための指導・支援を心がけたい。」という言葉に感銘を受けま めも,作戦も自分たちで決めます。それなのに,な
した。子供の発達特性への共通理解を深められました。
ぜ答えられなかったのでしょう。
山本純士先生(知多市出身)から贈呈された「プレイボー
私は自由だと思います。自由であるからこそ責任
ル」の本を子供たちに回しています。山本先生の「15メー を果たさなくてはならない。みんなはそれが分かっ
トルの通学路」はドラマ化されています。旭東小学校に来て ているから簡単に答えられなかったと思います。
いただいたご縁を生かし,夏休みに読んでみませんか。
3年
4年
竹灯籠を作ろう 全学年
竹灯籠祭りに参加しよう」
カルビ-出張授業「正しい食習慣」
学校保健委員会
森岡正美先生の心を解放するエクササイズの
あまりの心地よさに寝入る子供たちも!!
学校保健委員会で発表する保健給食委員会の子供たち
5年
キューピー出張授業「マヨネーズ教室」
5年「グリーンスマイル活動」
6年
ユニクロ出張授業「服の力プロジェクト」
「服のチカラプロジェクト 授業感想文」6年 宇藤 蒼馬さん
僕は,「服のチカラプロジェクト」で難民の人が笑顔になれるよう
にがんばります。難民の数は約6000万人(日本の人口の半分)もいる
なんて思いもしませんでした。しかも,その約50%が子供なので,
子供の僕たちのプロジェクトだと思いました。
僕たちも突然避難生活になったら,衣食住が必要になります。特
に,衣服は寒さや暑さをしのぐのに必要です。直射日光を避けるため
に絶対いります。僕は児童会役員として,しっかり企画を立て,たく
さん服が集まるよう工夫して,難民の人たちを笑顔にしたいです。