時計算の基本 No.01 1. アナログ式の時計の長針と短針の動きについて、次の各問に答えなさい。 (1) 長針は1分間に何°右回り(時計回り)にまわりますか。 式 1周360°回るのに60分かかるので、1分間に 360÷60=6 6°1分間に回ることがわかります。 6° (2) 短針は1時間に何°右回り(時計回り)にまわりますか。 式 1周360°回るのに12時間かかるので、1時間に 360÷12=30 30°1時間に回ることがわかります。 30° (3) 短針は1分間に何°右回り(時計回り)にまわりますか。 式 短針は1時間=60分に30°右回りに回るので、1分間では 30÷60=0.5 0.5°1分間に回ることがわかります。 0.5° 2. 12時と1時の間の長針と短針の作る角度について、次の各問に答えなさい。 (1) 長針と短針の作る角度が30°になるときが1回あります。それは12時何分になりますか。 式 12時には長針はと短針は重なっています。ここから30°離れるには長針は1分間に6°、短針は1分間に0.5°進む のでその差で離れるので1分間に 6-0.5=5.5°ずつ離れます。よって 30÷(6-0.5)=5 5 11 分で30°離れることがわかります。 12時5 5 11 分 (2) 長針と短針の作る角度が60°になるときが2回あります。それは12時何分になりますか。それぞれ答えなさい。 1回目 式 12時には長針はと短針は重なっています。ここから60°離れるには長針は1分間に6°、短針は1分間に0.5°進む のでその差で離れるので1分間に 6-0.5=5.5°ずつ離れます。よって 10 60÷(6-0.5)=10 分で60°離れることがわかります。 11 2回目 12時10 10 11 分 式 12時には長針はと短針は重なっています。ここから、2回目に60°まで近づくには1分間に6-0.5=5.5°ずつで追 い付いていき、最初の差の360°を60°まで追い付くには360-60=300°追い付く必要があるので 6 (360-60)÷(6-0.5)=54 分で300°まで追いついて差が60°になります。 11 12時54 -1- 6 11 分 (3) 長針と短針の作る角度が90°になるときが2回あります。それは12時何分になりますか。それぞれ答えなさい。 1回目 式 12時には長針はと短針は重なっています。ここから90°離れるには長針は1分間に6°、短針は1分間に0.5°進む のでその差で離れるので1分間に 6-0.5=5.5°ずつ離れます。よって 4 90÷(6-0.5)=16 分で90°離れることがわかります。 11 2回目 式 12時16 4 11 分 12時には長針はと短針は重なっています。ここから、2回目に90°まで近づくには1分間に6-0.5=5.5°ずつで追 い付いていき、最初の差の360°を90°まで追い付くには360-90=270°追い付く必要があるので 1 (360-90)÷(6-0.5)=49 分で270°までおいついて差が90°になります。 11 12時49 1 11 分 (4) 長針と短針の作る角度が120°になるときが2回あります。それは12時何分になりますか。それぞれ答えなさい。 1回目 式 12時には長針はと短針は重なっています。ここから120°離れるには長針は1分間に6°、短針は1分間に0.5°進む のでその差で離れるので1分間に 6-0.5=5.5°ずつ離れます。よって 9 120÷(6-0.5)=21 分で120°離れることがわかります。 11 2回目 式 12時21 9 11 分 12時には長針はと短針は重なっています。ここから2回目に120°まで近づくには1分間に6-0.5=5.5°ずつで追 い付いていき、最初の差の360°を90°まで追い付くには360-120=240°追い付く必要があるので 7 (360-120)÷(6-0.5)=43 分で240°追い付いて差が120°になります。 11 12時43 7 11 分 (5) 長針と短針の作る角度が180°になるときが1回あります。それは12時何分になりますか。 12時には長針はと短針は重なっています。ここから180°離れるには長針は1分間に6°、短針は1分間に0.5°進む のでその差で離れるので1分間に 6-0.5=5.5°ずつ離れます。よって 8 分で180°離れることがわかります。 180÷(6-0.5)=32 11 12時32 8 11 分 3. 1時と2時の間の長針と短針の作る角度について、次の各問に答えなさい。 (1) 長針と短針の作る角度が30°になるときが1回あります。それは1時何分になりますか。 式 1時には長針はと短針は30°離れています。ここから間が30°になるためには、30°追い付いて、さらに30°追い越 さなければなりません。長針と短針は1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついて追い越すので 10 (30+30)÷(6-0.5)=10 分で、短針と長針の間の角度が30°になります。 11 1時10 -2- 10 11 分 (2) 長針と短針の作る角度が90°になるときが2回あります。それは1時何分になりますか。それぞれ答えなさい。 1回目 式 1時には長針はと短針は30°離れています。ここから間が90°になるためには、30°追い付いて、さらに90°追い越 さなければなりません。長針と短針は1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついて追い越すので (30+90)÷(6-0.5)=21 2回目 9 11 分で短針と長針の間の角度が90°になります。 1時21 9 11 分 式 1時には長針と短針は30°離れています。ここから360°より90°小さい角度だけ追い付けばよいので 6 (30+360-90)÷(6-0.5)=54 分で長針と短針の間の角度が90°になります。 11 1時54 6 11 分 (3) 長針と短針の作る角度が120°になるときが2回あります。それは1時何分になりますか。それぞれ答えなさい。 1回目 式 1時には長針はと短針は30°離れています。ここから間が120°になるためには、30°追い付いて、さらに120°追い 越さなければなりません。長針と短針は1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついて追い越すので (30+120)÷(6-0.5)=27 2回目 3 11 分で短針と長針の間の角度が120°になります。 1時27 3 11 分 式 1時には長針と短針は30°離れています。ここから360°より120°小さい角度だけ追い付けばよいので 7 (30+360-120)÷(6+0.5)=41 分で短針と長針の間の角度が2回目に120度になります。 13 1時41 7 13 分 (4) 長針と短針の作る角度が180°になるときが1回あります。それは1時何分になりますか。 1時には長針はと短針は30°離れています。ここから30°追い付いてさらに180°1分間に 6-0.5=5.5°ずつ 追いついて追い越す必要があります。 (30+180)÷(6-0.5)=38 2 11 1時38 分で短針と長針の間の角度が180°にります。 3 11 分 4. 4時と5時の間の長針と短針の作る角度について、次の各問に答えなさい。 (1) 長針と短針の作る角度が90°になるときが2回あります。それは4時何分になりますか。それぞれ答えなさい。 1回目 式 4時には長針はと短針は120°離れています。ここから間が90°になるためには、120-90=30°追い付く必要があ り、1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついていくので 5 (120-90)÷(6-0.5)=5 分で短針と長針の間の角度が90°になります。 11 2回目 4時5 5 11 分 式 4時には長針はと短針は120°離れています。ここから間が90°になるためには、120+90=210°追い付くいて追 い越す必要があり、1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついていくので (120+90)÷(6-0.5)=38 2 11 4時38 分で短針と長針の間の角度が90°になります。 -3- 2 11 分 (2) 長針と短針の作る角度が120°になるときが1回あります。それは4時何分になりますか。 式 4時には長針はと短針は120°離れています。ここから間が120°になるためには、120+120=240°追い付くいて 追い越す必要があり、1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついていくので (120+120)÷(6-0.5)=43 7 11 分で短針と長針の間の角度が120°になります。 4時43 7 11 分 (3) 長針と短針の作る角度が180°になるときが1回あります。それは4時何分になりますか。 式 4時には長針はと短針は120°離れています。ここから間が180°になるためには、120+180=300°追い付くいて 追い越す必要があり、1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついていくので (120+180)÷(6-0.5)=54 6 11 分で短針と長針の間の角度が120°になります。 4時54 6 11 分 5. 7時と8時の間の長針と短針の作る角度について、次の各問に答えなさい。 (1) 長針と短針の作る角度が30°になるときが2回あります。それは7時何分になりますか。それぞれ答えなさい。 1回目 式 7時には長針はと短針は右回りに210°離れています。ここから間が30°になるためには、210-30=180°追い付 く必要があり、1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついていくので 8 (210-30)÷(6-0.5)=32 分で短針と長針の間の角度が30°になります。 11 2回目 7時32 8 11 分 式 7時には長針はと短針は210°離れています。ここから間が30°になるためには、210+30=240°追い付くいて追 い越す必要があり、1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついていくので (210+30)÷(6-0.5)=43 7 11 7時43 分で短針と長針の間の角度が30°になります。 7 11 分 (2) 長針と短針の作る角度が90°になるときが2回あります。それは7時何分になりますか。それぞれ答えなさい。 1回目 式 7時には長針はと短針は右回りに210°離れています。ここから間が90°になるためには、210-90=120°追い付 く必要があり、1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついていくので 9 分で短針と長針の間の角度が90°になります。 (210-90)÷(6-0.5)=21 11 2回目 7時21 9 11 分 式 7時には長針はと短針は210°離れています。ここから間が90°になるためには、210+90=300°追い付くいて追 い越す必要があり、1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついていくので (210+90)÷(6-0.5)=54 6 11 分で短針と長針の間の角度が90°になります。 7時21 9 11 分 (3) 長針と短針の作る角度が180°になるときが1回あります。それは7時何分になりますか。 7時には長針はと短針は210°離れています。ここから間が180°になるためには、210-180=30°追い付く必要 があり、1分間に 6-0.5=5.5°ずつ追いついていくので (210-180)÷(6-0.5)=5 5 11 分で短針と長針の間の角度が180°になります。 -4- 7時5 5 11 分
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