実施要項をダウンロード - 市立札幌大通高等学校

-公開研究会-
2016札幌ラウンドテーブル
(第1次告知版)
日時: 2016年 8月1日(月)、2日(火)
会場: 市立札幌大通高等学校
札幌市中央区北2条西11丁目
後援: 札幌市教育委員会
2016札幌ラウンドテーブルとは
ひろく教育に関わることに興味関心をお持ちの方が集い、いままでの自身の活動を省察し、同時
に他者の活動を注意深く聞き取る交流の中で、これからの自分の教育活動に資するような認識を
互いに持ち帰る、教育に関するジャンルレスの公開研究会です。
全体パネルディスカッション・シンポジウムでは、今日の教育とこれからの教育を考えていく着眼
の1つになりそうなテーマを取り扱います。
研究会の大きな比重を占めるラウンドテーブルでは、参加者が自身のそれまでの経験や現在の
思いを交流し合い、校種や職業、立場の違いを乗り越えた気づきや学びを、互いに提供し合いもら
い合う時間になります。テーブル毎に実践の「報告者」はたてますが、伝達の講演会ではないため、
報告中にも双方向のやりとりがあちこちで行われています。
こうした形態の研究会であるため、参加にあたっては可能なかぎり、全日程通してご参加いただ
くようお願いしているものです。皆様のご参加を歓迎いたします。
8月1日(月)
8月2日(火)
9:00 受付開始
9:30 オープニング
9:40 A全体パネルディスカッション
B「大喜利」アイスブレイクにかえて
11:50 昼食休憩
9:30 全体確認・連絡
9:40 ラウンドテーブル②
12:00 昼食休憩
※希望者は
ランチトークセッション
12:50 分科会毎シンポジウム
14:00 ラウンドテーブル①
16:30 1日目終了
※希望者は
ランチトークセッション
13:00 ラウンドテーブル③
15:30 終了 ※テーブル毎解散
参加申込方法と分科会詳細は、
裏面をご覧ください。
札幌ラウンドテーブル開催の経緯とその趣旨
本研究会は、福井大学教職大学院が2000年から年2回ずつ開催し続けている「実践し省察するコミュニ
ティ・実践研究福井ラウンドテーブル」に参加した教員たちが、この形態での学びなら、実に様々な研究へと
繋がる可能性を感じ、ならば札幌で実施してみようとの気運が盛り上がって、昨年度にスタートしました。
札幌では初開催となった「2015札幌ラウンドテーブル」での交流協議の到達点は、日常的教育実践を教
科指導に限定せず、部活動、HR、総合的学習の時間、校外活動、図書室の取りくみ、困難を抱えた生徒への
支援、生徒会活動、地域や大学との連携等々、さまざまな学習活動を利用した、意図を持った生徒への働
きかけ全てを教育実践と捉えるべき、との認識でした。
また、福井で行われた高校生と大学生のクロスセッションに参加した札幌市立高校生徒も、この交流を広
げたい、と「札幌市立高校3校合同ラウンドテーブル」を開催し、高校生と大人たちの学びの場を創出しています。
2年目となる今年は、全ての教育実践を組織化して生徒の人生構築に寄与しうるものを追究する点に教
師の専門性があることをうけ、実践のゆくえを遠くまで鳥瞰し、今後の教育現場が進む方向性について深
く省察を加えて各人の糧にすることをねらいます。
日程詳細と分科会
8月1日(月)
オープニング---9:30 1階「DORIスペース」
ホスト校挨拶 大通高校校長 鈴木 恵一
来賓挨拶
大学教授
事務局より趣旨説明と事務連絡
パネルディスカッション--9:40~11:50 1階「DORIスペース」
A「大通高校の外部協力者を知る」
進行役・パネリスト(キャリア形成支援・福祉系支援・交流協働校・研究支援等の分野から人選中)
B「大喜利-アイスブレイクにかえて-」 大通教員の実像をあぶり出す大喜利。
進行(人選中)
パネリスト 大通高校教諭 (数名、人選中)
昼食・休憩---11:50 2階「食堂」
昼食時の食堂は、食事をとりながらでも、あるいは食事のあとでも、誰が誰に話しかけてもいいランチトーク
セッションの場とします。恐縮ですが食堂では名札を外さぬようご協力ください。
シンポジウム(Zone毎に実施) 12:50~13:50
※Zone(分科会)は、参加申込時にA~Cのいずれかを選択
※以下には各分科会の問題意識のみ記載している。シンポジウム概要は、現在計画中。
Zone A 教育と地域の共同構築を考える
様々な学校、または各個人が、その置かれた条件の中で地域と生徒を結んでいく実践を重ねて
いる。大通高校もまたしかりである。実践の展望と課題点を披露し合い、省察を深める。
Zone B 能力評価の多様性
教育分野でも実社会でも、評価の問題は抜きにはできない根幹事項となる。過去の成長社会
の感覚が残り、いまだ「淘汰」基調の評価体系をしく現場も見られるが、人口減の時期、明日の
人材育成に活用できる「ひとの見方」「評価の角度」を、異分野の交流の中から模索していく。
Zone C 次世代教員の解放区
常勤・期限付き教諭を問わず若手(自称若手を含む)教職員の運営による、若手教職員のための
交流ステージ(非教員の参加は年齢不問で歓迎)。日頃、否定されそうで言い出しにくいようなこ
との中に、もしかしたら明日の教育の重大なヒントが隠れているかも。
ラウンドテーブル①--- 14:00~16;30
ひとテーブル原則6人、ファシリテータ(進行役)1、報告者2、きき手3で構成され、全員が省察を深められるよう
な双方向のやりとりを展開する(2日に行うラウンドテーブルテーブル②③も、役割構成は同じ)。
※ テーブルごと解散。
8月2日(火)
全体確認・連絡 ---9:30 1階「DORIスペース」
事務連絡
ラウンドテーブル②--- 9:40~12:00
ラウンドテーブル②と③は、分科会のワクを外して、全参加者からテーブルメンバーを組み直します。参加者は
3通りのメンバーと熟議していただくことになります。
昼食・休憩---12:00~13:00 2階「食堂」
ランチトークセッション有り。
ラウンドテーブル③----13:00~15:30
※ テーブルごと解散。
参加希望の方へ
研究会の性質上、できるだけ研究会全日程通した参加をお願いします。とくに、各回の
ラウンドテーブル途中での退席は、同テーブルの他の方へ影響が出てしまうのでお避け
下さるようご協力をお願いいたします。
研究会参加費は無料ですが、参加者の交通費食費宿泊費等はご自身でご準備願います。
また本校から約5分のところにコンビニ等もありますが、昼食時間が短いので仕出しを手配します。
昼食(弁当)ご希望の方は、申込フォームに記入して事前予約(当日精算)も可能です。
参加申込はWEBから
基本的には、申込フォームを電子メールにてお送り下さい。
申込フォームは、大通高校公式WEBサイト
http://www.odori-h.sapporo-c.ed.jpにアップされます。 ※サイトの中のこんなマークが目印です。
ダウンロードし、必要事項記入したものを、
↓
申込用アドレス[email protected]
まで、メール添付してお申し込みください。
「報告者」歓迎です!
実践してきたこと、していることをテーブルで報告(約40分)して下さる「報告者」募集中です。
希望者は申込フォームにその旨ご記入下さい。報告にあたって資料の形式は自由です。
テーブルメンバーがわかりやすく、話に参加できるような資料があれば、当日6部ご持参下さい。
(内容によっては、資料ナシの場合も、タブレット等を利用される方もいます)
初めてご参加の方に
本研究会はこのチラシに説明されているような学びを求める人に、公開されたものとして実施されます。校種や教科
や職業をこえた参加者とテーブルを同じくし、ききとり、自らの道のりを語ることで今後に役立てようとする営みです。
本研究会に「最後の全体成果共有」はありません。 「まとめ」を行って大勢の合意点を抽出し細部を捨象するアプ
ローチとは、すこし異なった学びの拡がりをめざしています。
札幌ラウンドテーブルは、「実践と省察のコミュニティ」を志向して作られてきたものです。伝達講習や成果発表の場で
はなく、なにかを競う場でもありません。
他者(所属も立場も異なるのが普通ですし、参加者に学生や生徒がいても問題ありません)の実践をじっくりとききと
り、明日からの自身のしごとに役立てることのできそうな視点を受け取り、自らのしごとを省察してみるのが目的です。
そのため、研究会の論議を全体で1つの結論にまとめていくスタイルはとっていません。熟議の中の、細部にこそ重要
なポイントが現れることも多々あります。それらをも含めて、参加者個々の学びとしたいからです。