平成28年度 - 国立国際医療センター国府台病院

国府台病院 初期臨床研修医 <平成28年度>
レジデント(当院初期研修医経験者)からのひとこと
こんにちは、私は当院で初期研修を行い、26 年度より統合内科のレジデントとして引
き続き勉強させて頂いています。
私が当院を初期研修先に選んだ一番の理由は、見学の際に感じた雰囲気の良さで
す。実際に働き始めて、先生方はもちろんの事、コメディカルの皆様がとても優しく未
熟な私にも色々な事を教えて下さいました。研修医の始めは、新しい環境に慣れる、
という事だけでも中々大変なだと思います。そういった部分で、仕事以外のストレスを
感じることはほぼなく、研修に集中出来たのは、とても有難い事でした。
統合内科
レジデント
実際の研修内容は、忙しい時は忙しいですが、じっくり考えながら出来る時間もあり、
メリハリをつけやすいのではないかと思います。また、各科の先生方が、研修プログ
ラムを少しでも良くしようと研修医の声をたくさん取り入れてくださいます。昨年度終
わりより、研修医を中心とした勉強会も先生方のご指導の下始まりました。
川口 明子
(平成26年4月採用)
見学にくる学生さんからは、国府台の雰囲気は良いけれど、救急などの経験値が足
りなくなるのではないか心配との声を多く聞きます。当院での救急体制は二次救急ま
でですが、1 ヶ月半新宿の戸山病院で三次救急研修を行う事が出来ます。当院とは
また違った雰囲気を感じられ、とても勉強になります。
また、現在のスーパーローテート制では、全ての研修を当院のみで行う事は出来ま
せん。ですが、その分色々な病院で研修を行う事ができ、新しい出会いもあり、良い
点の一つだと思います。
長々と書いてしまいましたが、直接お会いして、国府台病院の良さをお伝えさせて頂
ければと思います。綺麗な寮も完備です。是非一度見学にいらして下さい。お待ちし
ています。
精神科
レジデント
小林 絵里子
(平成27 年4月採用)
当院で 2 年間の初期臨床研修を終えたのち現在精神科に勤務しております、小林絵
里子と申します。私は、総合内科があり幅広い疾患を科の垣根なく経験できること、
内科を長い期間まわれてかつ自由度の高いプログラムであること、救急が二次救急
であるため主体的に当直業務にあたれること、といった理由で当院での初期研修を
選びました。学生時代は内科志望だったのですが、初期研修期間に精神科の患者
様と多く接していくうちに精神科に強い魅力を感じ、結局精神科医になる選択をしま
した。内科、外科にすすまれた先生方のお話は別途あると思いますので、精神科の
立場から当院の初期研修を紹介させていただきたいと思います。
当院は数年前まで国立精神神経センターであった名残で精神科医数がとても多く、
また身体科入院中の患者様の中にも精神疾患合併の方が多いので、2 年間の初期
研修中常に精神科を身近に感じることができます。そして、例えば精神症状で発症し
精神科入院した患者さんが、腫瘍に起因する脳炎であることが判明して外科に転科
して手術を受けたとか、リウマチ科に入院した患者さんが激しいステロイド精神病を
呈して精神科に転科したとか、精神科・身体科両方に力を入れている当院だからこそ
(続き)
小林 絵里子
麻酔科
レジデント
西岡 慧
(平成27 年4月採用)
経験できた症例がたくさんありました。こうした経験は、精神科と身体科をそれぞれ別
の病院で研修するタイプの初期研修プログラムではできなかったことでしょう。また当
院精神科の先生はとにかく熱心な先生が多く、初期研修中からたくさんの素敵な精
神科医とお話できたことは将来を考えるうえで非常にプラスになりました。初期研修
の同期や先輩、後輩にも精神科志望が多くいましたので、そういった仲間たちと気に
なる症例や教科書を共有したり、将来のことを相談しあえたこともかけがえのないこ
とだったと思います。
精神科の話ばかりになってしまいましたが、身体科の先生方も本当に熱心で優し
く、人間的にも尊敬できる先生方ばかりで、身体科の研修も非常に充実したものでし
た。いまでも、神経内科、内分泌科といった直接精神症状と関連する科の先生はもち
ろん、内科系外科系問わず様々な科の先生方に毎日のように治療の相談をさせて
いただいていますが、嫌な顔ひとつせず指導してくださる先生方ばかりで、とても楽し
く仕事をすることができています。
将来の進路を精神科に決めている方も、当時の私がそうだったように心の片隅で
精神科が少しだけ気になっている方も、ぜひ一度見学にいらしてください。お会いで
きるのを、そして一緒に働けるのを心から楽しみにしています。
当院での初期臨床研修を経て、このたび麻酔科レジデントとして入職いたしまし
た、西岡と申します。
私が思う当院のよさを全て伝えようとすればかなりの大作になりますので、あえて
一言でご紹介するなら、“善い”病院であります。
環境がよい、待遇がよい、雰囲気がよい、いわゆるホワイト病院であることは明白
で、これは他の紹介文からも容易に理解していただけることと思います。
しかし、医師人生の入り口であり、同時におおきな分岐点でもあるこの2年間を過
ごす場を選ぶにあたっては、そこが善なる病院であるかどうかよりも、みなさんにとっ
て“好い”病院であるかどうかが、より大事かもしれません。
たとえば将来、移植手術のスペシャリストになるという明確な目標のある方にとっ
て、残念ながら当院は決して好ましい病院ではないでしょう。ですが一方で、進むべ
き道にまだ迷っている方にとって、当院での研修は比類ない価値を持つことでしょう。
少なくとも私には、どの科でも診療上のエッセンスをしっかりと学びながら、腰を据え
て自分の進路を思い悩むことのできる、ちょうどよい時間をくれました。
当初は内科志望で、「できることならもうope室に入りたくない」と思っていた私が、
当院では全例のなかった麻酔科のレジデントとして残ることを決めたのには、大層に
深い理由があるのですが、端的にいえばメリットとデメリットを総合して考えた結果で
す。当院では経験できない症例があるなど、もちろんデメリットはありますが、関連施
設でのバックアップを容易に受けられる環境にあり、問題ないと判断しました。何より
私にとっては、院長や当科診療科長をはじめとした当院の尊敬すべき先生方とのご
縁が、多少のデメリットを塗りつぶしても余りあるものに思え、当院での後期研修を決
めました。皆さんも病院選びの機会に、自分の中で大事にしたいものが何であるの
かを整理し、それにマッチする病院を探し出すことができれば、それがどこであれ最
良の研修生活を送ることができるでしょう。
当院については、心にゆとりが持てることや、病院が建て替わって研修医の寮が
安くてキレイだということ以外にも、ここに書ききれない強みをまだいくつもご紹介でき
ますし、個々のニーズに照らしてデメリットとなりうる病院の特徴も包み隠さずお教え
しますので、当院へぜひ一度足を運んでみてください。初期研修医・レジデント共々
“良い”研修生活を送りつつ、皆さんとご一緒できる日を楽しみにしております。
消化器科
レジデント
池上 友梨佳
(平成27 年4月採用)
現在消化器・肝臓内科で後期研修をさせていただいている池上友梨佳です。私は
初期研修 2 年間を国府台病院でお世話になり、その後も引き続き後期研修医として
消化器科で勉強しています。
初期研修のカリキュラムは各病院が工夫し作成しており、どの病院でも自分次第
で満足な研修が受けられるかと思います。もちろん、当院でも各科で素晴らしいカリ
キュラムが組まれています。しかし、当院の研修ならではの素晴らしい点があるので
ぜひ紹介させてください。一つには、上級医の先生方はもちろんのこと、コメディカル
の方々と非常に距離が近い点です。看護師さん、栄養士さん、リハビリの方々、その
他沢山の方と密に連絡を取り合い仕事を行える環境にあります。お互いの仕事を理
解し尊重し合いながら一人の患者さんを診る医療は国府台病院ならではのことだと
思います。二つ目に、院長先生をはじめとして、上級医の先生方が初期研修を常に
より良いものにしようと考えてくださっている点です。初期研修は自分次第でより良い
ものになる…と前述いたしましたが、当院では知りたい、学びたい、と思うことは先生
方のご協力のもとでかなり実現させていただけます。
以上二つのことは、私が心から国府台病院が素晴らしいと思えた点です。そして、
その他にもまだまだ沢山の良い点があります。私の未熟な文章を読んでも伝わらな
いことが多いかと思います。国府台病院の良さを知っていただくためには、ぜひ一度
見学にいらしていただけたらと思います。駅から少し距離があることが難点ではあり
ますが、足を運んでいただけたら嬉しいです。お待ちしております。