<糖尿病と野菜> 野菜には多くのビタミン・ミネラル・食物繊維が含まれており、健康な方はもちろん 糖尿病や高血圧などの生活習慣病やメタボの方には、積極的に取ってもらいたいものです。 ビタミン が豊富 身体の代謝に欠かせない栄養素です。全部で13種類あり、体内での働きは 種類によって異なります。いろんな種類の野菜を組み合わせて取ることで バランスよくビタミンを摂取できます。 不足なく摂取したいビタミン ビタミン B 群 B1,B2,B6,B12,ナイアシン ビタミン C ビタミン E 抗 酸 化 作 用 エネルギー代謝 に関与 (各種類によって効果が微妙に異なる) カリウム が豊富 食物繊維 が豊富 動脈硬化・血行障害の予防 体内の余分な塩分を排出する役割があり、高血圧予防に効果的です。 糖尿病の治療では、血圧を正常に保つことがたいへん重要です。 (ただし、腎機能が低下し血中のカリウムが高値になると、制限する必要があります) 食物繊維は、糖や脂肪の吸収を抑える働きがあります。食物繊維の豊富な 野菜・海藻・きのこを先に食べることで、急激な血糖値の上昇を防ぐこと ができます。 ダイエットの 強い味方! ビタミンやミネラルは豊富ですが、低カロリーでとっても ヘルシー♪ 煮物や炒め物など、いろいろな料理に加える ことで、ボリュームがアップし満腹感が得られます。 『野菜1日分 350g』 というキャッチフレーズをよく耳にしますが、実はまだまだこれでは 足りません。生活習慣病の予防や改善を目的とした場合『 野菜類・果物類を合わせて 600g 以上は摂らないと効果が期待できない 』という研究結果もあるほど。1日350gというのは、 最低でもこれだけは摂りましょう という目安であり、必ずしも十分な量とはいえません。 1日分の目標量 ◆野菜・きのこ・海藻類 ・・・ 合計 400g以上 (毎食100~150g程度) できるだけ多くの品目を摂るようにしましょう! いろんな種類の栄養素を効率よく摂取できます。 ※デンプン質の多い野菜(いも類・カボチャ・トウモロコシなど)を食べる場合は、主食量を減らしましょう ◆果物 ・・・ 100g~200gまで!(糖度の高いものは控えめに) 食べすぎると血糖値や中性脂肪が高くなるので要注意!なるべく日中のうちに食べるのがオススメ★ 岡部内科クリニック 栄養相談室 ★緑黄色野菜と淡色野菜をバランスよく食べよう! 野菜には、色の濃い緑黄色野菜と、色の薄い淡色野菜があります。見分けるポイントは、 半分に切った時に中まで色が濃いものが緑黄色野菜、色の薄いものが淡色野菜です。 また、これらの野菜と一緒に きのこ や 海藻類 もしっかり食べる必要があります。 きのこや海藻類も野菜と同じく、低カロリーでビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富です。 1日の摂取目標 淡色野菜ときのこ・海藻類 合わせて250g 以上 1日の摂取目標 100~150g 野菜400gの目安 緑 ほうれん草 黄 にんじん 色 野 ピーマン 菜 ミニトマト 70g たまねぎ 淡 もやし 色 レタス 野 菜 きゅうり だいこん 60g 30g 1日分の野菜が入ったジュース を飲んでいるから大丈夫!? 20g 30g 40g 40g 30g 80g 岡部内科クリニック 栄養相談室 (A)製造過程において加熱殺菌や ろ過処理されているため、ほとんど の製品が、栄養成分1日分を満たし ていないという分析結果がありま す。 (名古屋市消費生活センター) 野菜1日分というよりは、小皿1~ 2品分と考えておいたほうが良いか もしれません。
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