信用金庫のしくみ・特質 金庫のあゆみ

信用金庫のしくみ・特質
金庫のあゆみ
大 正
会員制度
1925(14年) 6月 ● 有限責任富岡信用組合創立地域産業・経済の振興および相互扶助の精神を基本に世話人韮塚次郎氏ほか18名の有志により設立
信用金庫は、会員制度に基づく協同組織金融機関です。
したがって株式会社である銀行とは、おのずと仕組みが異なります。特に一定地域内の居
住者もしくは中小の事業者が会員を構成することから、金庫と会員の結びつきや広がりは、
コミュニティに近い性格を持つともいえるでしょう。
信用金庫の融資対象は会員を原則としますが、一定の制限のもとで非会員の皆さまとの取引きが認められており、
その割合は少しずつ高まりつつあ
ります。
そうしたことからも、私たちは経済的な側面にとどまらず、長期的な地域の連帯という観点から
「会員制度」
メンバーシップの意義を考えてい
昭 和
1937(12年) 4月 ● 保証責任富岡信用組合に改組
1964(39年) 5月 ● 本店新築竣工(現本店)
1945(20年) 4月 ● 市街地信用組合法に基づき
「富岡信用組合」
に改組
1972(47年) 2月 ● 県央の拠点として高崎支店を開設
1948(23年) 6月 ● 営業地域を甘楽郡全域に拡張
1973(48年) 2月 ● 日本銀行との取引を開始
1950(25年) 7月 ● 富岡町指定金融機関として出納業務取り扱い開始
12月 ● 預金量1,000億円を達成
1985(60年) 12月 ● 渡辺文二、理事長に就任(第七代)
9月 ● 初めての支店となる下仁田支店開設
きたいと思います。
1951(26年) 10月 ● 信用金庫法に基づき
「甘楽郡信用金庫」
に組織変更
1988(63年) 5月 ● 第3次オンラインシステム稼働
会員資格
1958(33年) 11月 ● 吉野三郎、理事長に就任(第六代)
私たち
〈しののめ信用金庫〉
の営業地区にお住まいかお勤めの皆さま、事業所をお持ちの皆さま、
もしくは地区内に事業所を有する法人の役員の
1993(5年)
7月 ● 新企業理念・2001年ビジョンを発表
1994(6年)
4月 ● 「かんら信用金庫」
に名称変更、新しいシンボルマークを発表
2月 ● 「大雪災害対策相談窓口」
を設置
5月 ● 横山昇一、理事長に就任(第八代)
6月 ● 世界遺産の保護活動支援等に、
群馬県と富岡製糸場と絹産業
平 成
皆さまであれば、
ほとんどの方が会員資格を有することになります。
ただし一定規模を超える事業所の皆さまは、残念ながら会員としてお迎えすることができません。
これは、中小企業へ適切かつ安定した資金を供
給し、
その健全な育成をうながす
「信用金庫法」
の趣旨によるものです。
会員となる場合は、
1口500円、10口以上の出資を必要とします。
この会員こそが信用金庫を支える最大の基盤であり、地域に大きな輪を広げ
る源となっております。
1995(7年)
4月 ● 新人事制度スタート
1996(8年) 11月 ● CDの祝日稼働実施
1999(11年) 3月 ● 「早期是正措置」制度実施により資産の自己査定を本格実施
2000(12年) 1月 ● 年末年始コンピュータ西暦2000年問題無事クリア
12月 ● かんら信用金庫75年史発行
2001(13年) 4月 ● コンプライアンス新体制実施
営業地区
62
2003(15年) 3月 ● 当金庫創立75周年記念事業の一環として歌人・吉野秀雄の
私たち信用金庫の営業地区は一定に限られています。
これもまた、みだりに規模や営利へと走り中小企業金融機関としての基本を見失うことが
ないよう配慮された
「信用金庫法」
の基本といえます。
それだけに地元の皆さまからお預かりした資金は、同じく地元に融資として還元する。
この、
いわば「資本の自治」
に関する責務の一端を私たち信
私たちが、
あくまでヒューマン・スケール、人間らしい物差しにこだわって金融事業を展開するのには、
このような理由があります。
8月 ● リレーションシップバンキングの機能強化計画を策定
2004(16年) 1月 ● インターネットバンキング取り扱い開始
4月 ● 新人事制度施行
6月 ● 中小企業金融公庫と業務提携
8月 ● 事業者向けインターネットバンキング開始
2005(17年) 2月 ● 中小企業金融公庫と業務提携
6月 ● かんら信用金庫創立80周年を迎える
監督機関など
2006(18年) 8月 ● 住宅金融公庫との連携住宅ローン
「フラット35」取り扱い開始
信用金庫は、信用金庫法に基づいて、地域のなかで、地域の皆さまが会員を構成する会員制度により運営され(注)、地域の皆さまのために広く
金融の機会を広げ、真に価値のある金融サービスを提供することを使命とした金融機関です。
そこで使命を達成するため信用金庫の原点を見失う
ことなく経営が行われ、
より一層健全な経営基盤の維持発展を図っているかについて、金融庁ならびに財務省の監督や指導助言を受けています。
また、
日本銀行取引金融機関として、営業活動や収益・資産が健全な内容をもって、秩序正しい経営が行われているかについて、
日本銀行の実況調
査と経営指導も受けています。
(注)信用金庫の最高の決議機関は、会員の中から選任された総代が構成する総代会です。各地区から会員の皆さまの代表として選任された総代によって、総代会が構成されてい
ます。
(総代会については12、13ページに記載しております。)
9月 ● 「信用金庫保証つき私募債」取り扱い開始
11月 ● 信金財務力格付最上位の
「★★★」
(三ツ星)
を取得
2007(19年) 3月 ● 地域活性化応援資金「赤れんがローン」取り扱い開始
11月 ● 合併により
「しののめ信用金庫」発足
12月 ● 合併記念式典を開催
2008(20年) 2月 ● 地域活性化特別融資「TOP30」取り扱い開始
8月 ● 全営業店にAED(自動体外式除細動器)
を設置
2009(21年) 3月 ● 高崎東支店を新築移転オープン。
「ローンプラザ高崎」
を併設
12月 ● 地域活性化特別融資「TOP50」取り扱い開始
2010(22年) 4月 ● 優先出資30億円を発行
● 各種規定及び融資関係書類に暴力団排除条項を導入
関連会社
7月 ● リフォームローン
「みらい」
の取り扱い開始
8月 ● 会長に横山昇一、第九代理事長に瀬下信が就任
該当ありません。
2011(23年) 1月 ● しののめしんきん
「成長基盤強化応援融資」
の取り扱い開始
信用金庫代理業者
当金庫を所属信用金庫とする信用金庫代理業者は該当ありません。
4月 ● 「震災復興応援資金」
の取り扱い開始
● 緊急特別調査「東日本大震災が及ぼす経営への影響について」を公表
11月 ● 独立行政法人中小企業基盤整備機構関東支部と業務連携・
協力に関する覚書締結
2012(24年) 4月 ● 株式会社損害保険ジャパンと海外進出企業支援業務の連携・
協力に関する覚書を締結
「交通
7月 ● しののめしんきん経営者懇談会の各部会において
インフラとビジネスモデル革新事例研究活動報告」
を公表
業界団体等
9月 ● 「しののめしんきん東日本大震災こども応援定期積金」取り扱い
11月 ● しののめ信用金庫合併5周年
名称
主な業務内容
全国信用金庫協会(全信協)
信用金庫業界の中核組織。業界全体の水準向上へ向けて研究・調査・指導を進めるほか、関係官庁・他業界との調整・連絡など
にも当たります。
2013(25年) 7月 ● 「しののめしんきん東日本大震災こども応援定期積金2013」
信金中央金庫(信金中金)
全国の信用金庫を会員とする金融機関。会員の預金・融資・為替を取り扱いながら①支払準備金の保全と運用②会員間の資金
調達③業界全体の信用力向上④業界の機能拡充を進めています。
「農業の課題と可能性」
9月 ● 当金庫地場産業研究委員会において
しんきん情報システムセンター
高度情報化社会を展望して、業界独自の情報システムや他業態・他業種とのネットワークを開発・運営する専門機関です。
しんきん信託銀行
信金中金の子会社として、平成6年2月より営業スタート。公益信託や土地信託などの業務を通じて、資金運用と同時に業務範
囲の拡大に備えています。
しんきん共同センター
共同加盟の信用金庫の金融オンライン・システムを運営。
当金庫の事務も、
ここで処理されます。
※紙面の都合上、主な団体のみ紹介させていただきました。
「経営革新等支援機関」
● 中小企業経営力強化支援法に基づく
に認定される
取り扱い
研究成果レポートを公表
へ
10月 ● 東日本大震災に伴う被災地(宮城県気仙沼市)
ボランティア派遣(11名)
(富岡地区、高崎・藤岡地区)
● ひまわり会合同イベント
「杉良太郎・伍代夏子コンサート」
を開催
「シルクカントリープラットフォーム」
を設立
● 地域プラットフォーム※
※地域プラットフォーム…経済産業省が主管となり、認定支援機関の連携・活用により、
高度な経営分析等を行う専門家の派遣を実施し、
中小企業等の新たなビジネス創造や
経営改革等をサポートする仕組み
を開催
11月 ● 「しののめ信用金庫第1回フードビジネス個別商談会」
遺産群が所在する、富岡市、
伊勢崎市、
藤岡市、
下仁田町に
合計1,500万円を寄付
(富岡製糸場)
に参加
● 世界遺産登録記念イベントの祝賀パレード
7月 ● 地場産業応援ファンド絹の里の取り扱い開始
富岡市に1,000万円を寄付
● 富岡製糸場の保護活動支援に、
9月 ● 創業セミナーを開催
(11月まで5回開催)
● 創業スクール赤れんが塾を開講
(前橋西地区)
● ひまわり会合同イベント
「杉良太郎・伍代夏子コンサート」
を開催
63
10月 ● 東日本大震災に伴う被災地(宮城県気仙沼市、
本吉郡南三陸町)
へボランティア派遣
(20名)
(前橋東地区)
● ひまわり会合同イベント
「杉良太郎・伍代夏子コンサート」
を開催
● 第2回しののめ信用金庫フードビジネス個別商談会を開催
(東京ドームにて開催)
に参加
11月 ● 信金発!地域発見フェア
2015(27年) 2月 ● 海外展開支援セミナーを開催
● ものづくり技術展示商談会inぐんま2015に出展
3月 ● ものづくり補助金申請書作成個別相談会を開催
を開催
4月 ● 「まち・ひと・しごと創生総合戦略に関するセミナー」
(献血運動・募金活動を実施)
6月 ● 信用金庫の日
受賞
● 信用金庫社会貢献賞「地域活性化しんきん運動・優秀賞」
● しののめ信用金庫 創立90周年
「業務連携・協力に関する覚書」
を締結
● 日本政策金融公庫と
8月 ● 「赤れんが塾」創業スクール無料体験講座を開催
(9月∼12月まで全7回開催)
9月 ● 「赤れんが塾」創業スクールを開講
● 国領出張所の店舗統廃合を実施
を開催
10月 ● 「第3回しののめ信用金庫フードビジネス個別商談会」
(富岡・高崎・藤岡地区)
● ひまわり会合同イベント
「細川たかし・長山洋子ジョイントコンサート」
を開催
11月 ● 第32回上電うごくギャラリー児童絵画展 後援
ベイシア前橋おおごモール
● 新屋支店、東前橋支店、表町支店、
出張所の店舗統廃合を実施
「包括的連携に関する協定書」
を締結
12月 ● 高崎商科大学と
に登録
2016(28年) 1月 ● 「上野三碑世界記憶遺産登録推進サポーター」
2月 ● 「平成27年度補正予算主要補助金セミナー並びに
海外展開セミナー」
を開催
3月 ● 藤岡営業部を新築移転オープン
● 藤岡北支店の店舗統廃合を実施
金 庫のあゆみ
信 用 金 庫のしくみ・特 質
用金庫は担っているといえるでしょう。
遺墨を富岡市に寄贈
2014(26年) 1月 ● 「シルクカントリー定期積金」
を取り扱い