体験入学 - 島根大学

総合理工学部では,これから大学への進学を目指されるみな
さまに,大学・学部の実際の姿をできるだけ知っていただくた
めにオープンキャンパスを企画しました。このパンフレットで,
各プログラムのスケジュール,内容をご覧いただき,興味ある
プログラムへ参加してみてください。
物質科学科(物理分野)
体験 不思議な物理の世界
物理は物質が示す多様で神秘的な現象の解明を目指し,その成果は今日の IT
技術や高機能材料の開発などの最先端技術を支えています。ここでは様々な講義
・ 実演を通して不思議な物理の世界・機能性材料の世界を体験していただきます。
学
部
説 明 会
施設・設備
見 学 会
総合理工学部の教育・研究内容,学生生活,卒業後
の進路,入試方法などについて説明します。
時 間:9:30 ~ 10:00
場 所:大学ホール
総合理工学部の主な施設・設備を案内します。
時 間:10:00 ~ 11:30
(所要時間は見学先によって異なります。
)
集合場所:大学ホール
見 学 先:研究室・文献室(数理分野)
地球講義室,
X 線マイクロアナライザー室,
地盤工学実験室(地球資源環境学科)
デバイス試作・評価解析室
(機械・電気電子工学科)
電気自動車(機械・電気電子工学科)
音響実験室(建築・生産設計工学科)
学習・課題研究室(理工特別コース)
※上記施設より 1 カ所を見学していただきます。
◇【模擬授業】
(13:00 ~ 14:00)
題 目:
「相対性理論の不思議な世界」武藤 哲也
場 所:総合理工学部 1 号館 1 階 11 講義室(104 室)
アインシュタインの相対性理論……言葉だけでは難しそうに感じるかも
しれません。ここでは,簡単な例を用いて,特殊相対性理論の描く日常生
活とはかけ離れた不思議な世界をご紹介します。
◇【体験入学】
(14:30 ~ 16:00)
「結晶の物理的性質」森戸 茂一
場 所:総合理工学部 1 号館 4 階 物理学生実験室(1)
(409 室)
身の周りにある物質の多くは結晶で出来ています。この結晶には様々な
種類があり,それぞれ特有の特性を持っています。ここでは結晶の構造に
ついて考えると共にその特性について体験してもらいます。
「低温における特異な物理現象~超伝導~」舩木 修平
場 所:総合理工学部 1 号館 1 階 11 講義室(104 室)
物質は低温下で様々な面白い現象を示します。ここでは,特異な物理現
象である“超伝導”の性質を,高温超伝導体と液体窒素を用いた浮き磁石
の実演により体験してもらいます。
理工特別コース
学習・課題研究室 見学会について
理工特別コースは,理工系分野の学習・研究に強い興
味と意欲を持つ総合理工学部生からなる特別教育コース
です。本コースでは総合理工学部 5 学科 7 分野の協力を
得て,学生自らが立てた明確な研究テーマをもとに早期
から自由度の高い研究活動を行うことができます。
本コースにおける活動内容とその成果を知ってもらう
ため,理工特別コースのカリキュラムを中心に,実際に
行った課題研究活動の例を紹介し,理工特別コースのメ
リット,卒業後の進路等についてもお話します。
※本企画では,理工特別コースの学生が様々な紹介を行
います。教職員や保護者の参加も歓迎します。
物質科学科(化学分野)
化学への招待 ― 化学と遊ぼう―
大学の雰囲気を感じ取っていただくとともに,実験を通して化学の楽しさ,
奥深さを体験していただきます。
◇【体験入学】
「金属イオンの性質をみてみよう」清家 泰,管原 庄吾,江川 美千子
金属イオンには固有の性質があることを知っていますか?金属イオンの
性質(沈殿反応や呈色反応)を利用して,水溶液中に溶けている金属イオ
ンの分離と確認反応(定性分析)を体験してみましょう。
「プラスチックを作ってみよう~ 6,10- ナイロンの合成~」飯田 拡基
学部・学科
紹介コーナー
入試・進学
相談コーナー
体験入学・
模擬授業
午前・午後ともに 1 つの学科(分野)のみの参加と
なりますので,他の学科(分野)について聞いてみた
いと思われる方はぜひこのコーナーをご利用ください。
このコーナーでは,学部・学科の教育・研究内容(大
学で何を学ぶか)
,学生生活,入試方法,卒業後の進路
などについて,どのような質問でも受け付けます。気
軽にご質問いただき,進路決定などに役立てていただ
ければと考えています。
時 間:10 : 45 ~ 12 : 30
場 所:大学ホール
学科(分野)単位で実施します。各学科の専門領
域に触れ,雰囲気を感じとっていただくために,ぜ
ひ参加してみてください。午後から参加される方は,
12:45 までに大学ホールに集合してください。
ナイロンは,人の手で作り出され,衣類や釣り糸などに広く使われてい
る身近なプラスチックです。化学反応によるナイロンの合成に挑戦し,役
に立つ物質を自在につくることができる有機・高分子化学の世界を体験し
てみましょう。
「鉄の微粒子を作ってみよう」田中 秀和
鉄は安価で,堅く,加工しやすいため,自動車や橋など,私たちの身近
なところで多く使われています。一方,鉄はその大きさが小さくなると,
反応性が高くなるという特徴があります。今回は,鉄微粒子を作って,そ
の反応性を体験してみましょう。
定 員:高校生 40 名(事前に申し込まれた方を優先します。
)
時 間:13:00 ~ 16:00
場 所:総合理工学部 3 号館 4 階 41 講義室,化学第 2 学生実験室(403 室)
※人数に余裕がある場合は,当日参加も受け付けます。
※申し込み人数の関係で,実験スケジュールを変更する場合があります。
地球資源環境学科
体感!地球の科学
地球資源環境学科では「地球」の過去・現在を調べ,得られた知識を今の社
会と未来に役立てるために教育・研究をしています。オープンキャンパスで,
その一部を体験してみましょう。
◇【体験入学】(13:00〜 16:00)
題 目:
「身近な地球科学をもっと知ってみませんか?」
場 所:総合理工学部 3 号館 3 階地球実験講義室(305 室)
岩石学実験室(335 号室)
1.「地すべりについて知ろう」小暮 哲也
日本全国で発生する地すべり。その発生条件を考えるために必要な「土の
強度」に関わる実験と,空中写真を見て地すべりの存在を判断する「実体視」
のコーナーを設けます。これらを通して,私たちの身近に潜む災害について
考えましょう。
2.「岩石のプレパラートを偏光顕微鏡で観察」大平 寛人
偏光板や鉱物を用いて簡単な実験を行い,偏光板の性質と偏光顕微鏡のし
くみを理解します。岩石を 0.03mm の厚さまで薄くしたプレパラート(岩
石薄片)を顕微鏡で観察すると鉱物ごとに特徴のある色鮮やかな見え方をし
ます。カラフルな偏光顕微鏡の世界を体験してみましょう。
3.「化石を観察し,研究法を学ぼう」入月 俊明
化石は過去の生物の遺骸や生活の痕跡です。化石を研究することによって
生物進化や地球環境の変遷を復元することができます。島根県からも化石が
多産しています。ここでは顕微鏡サイズの小さな化石から鯨のような大きな
化石まで観察し,化石のクリーニング,レプリカ作成など化石の研究法につ
いて実際に体験してもらいます。
数理・情報システム学科(数理分野)
広くて深い数学の世界
数学と聞いてどんな印象をお持ちですか? 問題を解く,そのために必要な
知識をひたすら覚える。そのような無味乾燥な印象を数学に対して持っていま
せんか? 数学は最も古くから研究されてきた学問の 1 つであり,個々の内容
は奥深く,また広く綿密に体系化されており,数百年,数千年の時を越えてな
お色あせずに鮮やかな色彩を放っています。広くて深い数学の世界。そんな数
学の本当の姿を覗いてみましょう!
◇【入試問題解説会】(13:00〜 14:00)
「入試問題解説会~高校数学と大学数学の橋渡しとして」渡邉 忠之
場 所:総合理工学部大学院棟 6 階数学第 2 講義室(601 室)
高校数学と大学数学の橋渡しという視点から,近年の大学入試問題を解説
します。高校数学だけでは見えてこない入試問題の奥に隠された大学数学の
世界を覗いてみませんか。問題の見方が変われば,受験勉強への取り組み方
も変わること請け合いです。高校の先生方も是非ご参加ください。
◇【模擬授業・体験入学・Tea Time】
(14:00〜 16:00)
場 所:総合理工学部大学院棟 6 階数学第 2 講義室(601 室)
模擬授業「非線形の数理科学」中田 行彦
2 の冪乗が急に増加することに驚いたことはありませんか。社会や自然
には,比例関係で表せない現象が多く , それが予測の困難さや複雑性,面
白みを生み出しています。身の回りの数学の驚きや面白さについて紹介し
ます。
体験入学・Tea Time
模擬授業で学んだ内容をより深く知るために,大学生,大学院生と一緒
に問題を解いてみましょう。そして,解けた問題を発表しあって,解答を
共有しましょう。発表会後は Tea Time を設けます。大学生活や勉強の
ことなどについても,いろいろお話ししましょう!
数理・情報システム学科(情報分野)
情報科学の世界へようこそ
◇【模擬授業】(13:00〜 14:00)
題 目:
「ウェブ検索を実現する技術」神谷 年洋
場 所:総合理工学部情報科学棟 5 階 AV 実習室
みなさんが「インターネットで検索する」ときに使っている検索エンジ
ンは 1990 年代に Google が登場して以後急速に普及し,いまや不可欠の
ツールになっています。この検索エンジンは現代の情報技術のカタマリと
もいえるもので,ネットワーク技術,並列分散処理,自然言語処理,機械
学習などの種々の技術が使われています。この模擬授業では,検索エンジ
ンを例題とし,これらの技術のいくつかのトピックについてかいつまんで
説明するとともに,実際に PC 上で動作するごく簡単な検索エンジン・ア
プリを作成していく様子をお見せします。一緒に情報技術に触れてみま
しょう。
◇【体験入学】(14:15 〜 16:00)
題 目:「Java によるプログラミング演習」 岩見 宗弘
場 所:総合理工学部情報科学棟 5 階 AV 実習室
図形を描くプログラミングは,プログラムの動きを視覚的に確認しなが
らプログラムの仕組みを理解することができます。特にプログラミング初
心者には分かりやすいと思います。この体験入学では,Java というプロ
グラミング言語を用いて簡単な図形を描くプログラムを作ることからはじ
めて,徐々に複雑な図形を描くプログラムを作ります。この過程で,プロ
グラミングの基礎的事項の解説も行います。コンピュータグラフィックス
の基本を体験しましょう。
機械・電気電子工学科
身の回りの面白い工学を体験しよう
私たちの身の回りには工業製品があふれていますが,これらの製品はシンプ
ルで面白い工学の原理や現象がたくさん使われています。ここでは,その一部
について実験やシミュレーションなど見えるような形で体験し,その原理や現
象を一緒に考えてみましょう。
◇【体験入学】
1.「光が波であるために起こる不思議な現象の話」神宮寺 要
場 所:総合理工学部 3 号館 9 階 セミナー室(901 室)
私たちの身の回りには光があふれています。ここでは,なぜ夕日は赤く,
空は青いのか?というような身近な疑問から,光のもつ性質を考えてみます。
また,光をもう一つの光で消すという現象を,数値シミュレーション実験を
用いて観測しましょう。最先端のフォトニック結晶という人工的な光学結晶
のもつ不思議な性質も併せてご紹介します。
場 所:総合理工学部 3 号館 11 階 制御工学研究室(1106 室)
ビルや橋梁などの高層建築物は地震や横風が起こったとき自身が揺れてし
まわないよう様々な対策がとられています。その中でも,この講座では制御
工学の観点からビルの振動を抑制する装置とその制御方法について考えま
す。また,実用例の 1 つである AMD 制振装置を使った高層建築物のミニチュ
アモデルを使って,その制振効果を体験してもらいます。
5.「立体視機能から立体画像表示を探る」矢野 澄男
場 所:総合理工学部 3 号館 9 階 セミナー室(901B 室)
日常生活では,多くの画像や映像があふれています。中でも,画面から「飛
び出す」画像は,立体画像として知られています。立体画像の歴史は,写真
技術よりも古く,その多くは,ヒトが「奥行きが見える」ことを理解し,そ
のうえで,「奥行きのある実際世界」を画像で再現することを夢見て,試行
錯誤が続いているものです。これらの技術を振り返り,また,簡単な実験を
通じて,立体画像の表示を考えてみます。
6.「福祉工学による重度障害者のコミュニケーション支援」伊藤 史人
場 所:総合理工学部 3 号館 1 階磁化測定室(104 室)
コンピュータ技術は人間の日々の生活を支援しています。たとえばカーナ
ビは運転を,スマホは情報交換を支援しています。そして,身体の自由が極
度に制限されている重度障害に対しては,「生きる」ことを支援します。人
間にとってコミュニケーションは生死を左右するほどに重要です。この体験
入学では,実際に現場で使われている視線入力装置やセンサースイッチ,脳
波センサを体験し,重度障害者のコミュニケーション支援の一端に触れてみ
ます。
3.「歯車を設計してみよう」李 樹庭
場 所:総合理工学部 3 号館 11 階 機械力学研究室(1101 室)
私たちの身の回りには自動車等の機械がたくさんあり,私たちの便利な生
活を支えています。機械にとって,歯車は無くてはならない重要な部品であ
り,歯車の性能・寿命によって機械の性能・寿命が決まるといっても過言で
はありません。そこで,まず歯車について,産業ロボット等に使われている
特殊な歯車装置の話も交えながら説明します。次にコンピューターを用いた
歯車装置の設計・3D 製図及び解析技術を体験してもらいます。
オープンキャンパス
平成 28 年 8 月 8 日 (月)
受
付
学 部 説 明 会 施設・設備見学会
学部・学科紹介コーナー
入試・進学相談コーナー
建築・材料・ものづくりの世界
建築・生産設計工学科では,建築から材料及び機械加工までの幅広い分野で,
豊かな暮らし,環境保全といったテーマで,人材育成のための教育・研究を行っ
ています。
今回の模擬授業と体験入学では,建築に関するデザインと自動加工まで多岐
に渡る学問に触れていただき,感性を磨きましょう。
体験入学・模擬授業
◇【体験入学】
(14:30〜 16:00)
「機械の歴史と自動加工のデモンストレーション」 臼杵 年,坂本 和博
総合理工学部
物質科学科
物理分野
化学分野
地球資源環境学科
数理・情報システム学科
数理分野
情報分野
機械・電気電子工学科
建築・生産設計工学科
理工特別コース
9:00 ~ 9:30
9:30 ~ 10:00
10:00 ~ 11:30
10:45 ~ 12:30
13:00 ~ 16:00
物質科学科(物理分野)
物質科学科(化学分野)
地球資源環境学科
数理・情報システム学科(数理分野)
数理・情報システム学科(情報分野)
機械・電気電子工学科
建築・生産設計工学科
場 所:総合理工学部 3 号館 2 階 209 室
学科の演習授業「建築設計製図」で先輩たちが実際につくった模型や図
面をもとに,設計・デザインを体感してみよう。建築は,机に向かうだけで
なく,感性を磨くことが大切です。これを機に建築の扉を開いてみよう‼
総合理工学部の各学科(分野)でホームページを公開していますので,こちらも
参考にしてください。URL は,次のとおりです。
昼 食 休 憩
◇【模擬授業】
(13:00〜 14:30)
題 目:「建築のデザイン」 安高 尚毅
場 所:総合理工学部 3 号館 2 階 209 室
日曜日が休みになったのはいつかご存知ですか? 実は機械の加工技術
が深く関わっているんです。そんな機械の歴史に触れ,3D プリンターに
よる自動加工を覗いてみませんか?
島 根 大 学
総合理工学部
建築・生産設計工学科
2.「身の回りの『偏光』を観察しよう」伊藤 文彦
場 所:総合理工学部 3 号館 10 階 1005 室
光は「偏光」という面白い性質を持っています。光は横波なので,水平・
垂直どちらの方向にも振動することができ,その方向によって挙動が違うの
です。「偏光板」という光の振動の方向を検知する道具を使うと,今見てい
る光がどの方向に振動しているのかが分かります。身の回りの多くの光が偏
光していて,どちらか一方の方向に強く振動している,ということを確かめ,
それがなぜかを学びます。
君
も
体 験し よう
申込方法
参加希望のみなさんは,島根大学のホームページの申込フォームから見学を希望
する施設・設備,参加を希望する学科(分野)など必要事項を記入し,お申し込
みください。(学校などでまとめる必要はありません。
)
※事前に申し込まれた方を優先します。
※人数に余裕がある場合は,当日参加も可能です。
問合せ先
http://shimane-riko.jp/
◦申込方法,オープンキャンパス全体についてのお問合せ
島根大学 教育・学生支援機構 入学センター
http://www.phys.shimane-u.ac.jp/
http://www.chem.shimane-u.ac.jp/
http://www.geo.shimane-u.ac.jp/
(Tel)0852-32-6625
◦総合理工学部についてのお問合せ
島根大学 学務課
http://www.math.shimane-u.ac.jp/
http://www.cis.shimane-u.ac.jp/
http://www.ecs.shimane-u.ac.jp/
http://kenchiku-seisan.jp/
http://www.riko.shimane-u.ac.jp/advanced/
!
情報科学は,インターネット,携帯電話,ゲーム機,銀行の ATM,自動車
等で利用され,みなさんの生活と深く関わっています。情報分野では,そのよ
うな情報科学の理論と実践に関する教育・研究を行っています。
4.「高層ビルの制振制御について学ぼう」吉田 和信
〒 690-8504 島根県松江市西川津町 1060
〒 690-8504 島根県松江市西川津町 1060 (Tel)0852-32-6835 (Fax)0852-32-6059
(e-mail) [email protected]
当日受付
大学ホールに総合理工学部の「受付」を設けます。最初に「受付」で,
当日の案内,
学部紹介パンフレット等を受け取り,企画に参加してください。途中から参加す
る場合も同様です。