平尾井踊り 神苑に響き渡る くどき

神苑に響き渡る 「くどき 」
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日 の 夜、 平
平尾井踊りでは、録音されたも
のは一切使わず、全て「くどき」
と呼ばれる生唄に合わせて踊る。
こんりゅう
ご こ う
奉 祀 さ れ、 境 内 は 威 勢 の よ い 掛 け 声 と 太
ほ う し
尾 井 踊 り の ひ と つ で あ る「 薬 師 踊 り 」 が
尾 井 薬 師 で は、 毎 年 8 月
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しゅ
はそのうち
り
本 堂 横 で 踊 ら れ て い る 平 尾 井 踊 り は、 昔 は 種 類
の 踊 り か ら 成 っ て い ま し た が、 現 在 踊 ら れ て い る の
ています。
世に残すようにいわれたのがはじまりだといわれ
平 尾 井 踊 り は、 白 河 法 皇 の 御 前 で 村 人 た ち が 踊
り を 披 露 し た と こ ろ、 白 河 法 皇 は こ れ を 喜 び、 後
瓦 葺 き 朱 塗 り 木 造 の 本 堂 が 華 や か に 建 っ て い ま す。
かわらぶ
余 り の 石 段 を 登 り つ め る と、 巨 岩 を 背 に、 瑠 璃 色 の
る
師。 樹 齢 幾 百 年 の 杉 檜 や 樫 の 巨 木 が 立 ち 並 ぶ 3 0 0
幸された
平 安 時 代 後 期、 白 河 法 皇 が 熊 野 三 山 に 御
際に勅願して建立されたといわれている平尾井薬
ちょくがん
鼓 の 音 色 に 包 ま れ ま す。
平
種 類。( 平 尾 井 甚 句、 三 つ 拍 子 踊 り、
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平 尾 井 踊 り は、 平
成 年 6 月 1 日、 紀
楽しんでいます。
り、 夏 の ひ と と き を
が、 笑 顔 で 踊 り ま く
あちゃんまでみんな
らおじいちゃんおば
も、 小 さ な 子 ど も か
おそろいの浴衣は汗でびしょびしょになりながら
「 我 先 踊 り 」 で は、 踊 り の 輪 が さ ら に 大 き く な り、
な が ら 踊 り は 続 い て い き ま す。 締 め く く り で あ る
踊 り で は 威 勢 よ く、 元 気 の よ い 掛 け 声 も 飛 び 交 い
た り と し た 調 子 の 踊 り で は 優 雅 に、 テ ン ポ の よ い
「平尾井甚句」のくどきと共に静かに始まり、人々
は ゆ っ く り と 踊 り の 輪 に 加 わ っ て い き ま す。 ゆ っ
雅 に 舞 い 踊 り ま す。
特 徴。 踊 り 子 た ち は、 器 用 に 扇 子 を 回 し な が ら、 優
れ る 唄 に 合 わ せ た そ の 踊 り は、 特 に 日 の 丸 の 扇 子 が
江 州 音 頭、 我 先 踊 り) 独 特 の 太 鼓 と、 く ど き と 呼 ば
われさき
玉 川 踊 り、 木 曽 節 踊 り、 平 和 踊 り、 ひ と と こ 踊 り、
御浜踊り、伊那踊り、扇踊り、島根踊り、薬師踊り、
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【参 考 文 献】 紀 宝 町 誌
と で し ょ う。
守り続けてくれるこ
こ れ か ら も 大 切 に、
だ と い う 人 た ち が、
この伝統の踊り
を、 夏 1 番 の 楽 し み
録 さ れ て い ま す。
宝町指定文化財に登
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01. 平尾井薬師の本堂と巨岩を背に
踊られる平尾井踊りは、独特で神聖
な 空 気 に 包 ま れ て い る。02. テ ン
ポの早い踊りには、威勢よく乱舞。
03. 扇子を器用に回しながら、優雅
に 踊 る 女 性。04. 踊 り の 最 後 を 締
めくくる「我先踊り」。扇子を回し、
元気のよい掛け声が飛び交う。
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Kiho
2013 - 9
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