第14回文化講演会

京都薬科大学「京薬論集刊行会」主催
◇◆第14回文化講演会◆◇
「京薬論集刊行会」は、京都薬科大学の基礎科学系教員を中心とする研究・教育団体です。今年で14回目の講演会となります。予約不要・聴講
無料です。京薬祭も開催中ですので、あわせてお楽しみください。
う わ の
上野 嘉夫氏
(京都薬科大学 基礎科学系数学分野 教授)
初等「理数連携」事始めから事納めまで
かなり高度な科学トピックに,小中高段階の早い時期から,触れるようなプログラムやイベントは今や百花繚乱
の感がある.百の花あれば百の目的・切り口があるはずである.講演者が前任地・函館において携わった,大学生
の小学校訪問活動を軸にした事業は,児童へ興味発見にとどまらず,大学生自身の学び,自治体・大学間連携,教
員間の交流を生み出した.その回想を通じて,学びに繋がるヒントがご一緒に見つかればと思っている.少し実利
的な話題として,連携活動から生まれた「学習項目間関連のネットワーク解析」にも触れる.
吉田 武氏
(京都大学工学博士)
医工連携・創薬時代の初等教育
力の総合学習:輪ゴムから遠隔手術まで
医学と工学が根源的な連係をはじめ、創薬においても、生命科学と計算機工学との関連が益々密接になってい
る現在、小・中学生に対する科学・技術教育は如何にあるべきか。旧来の科目別の手法では、彼等に 進むべき道
を指し示せないことは明らかである。中でも、あらゆる科学の基礎としての力学、及び微積分を如何にして導入
するかは、教育に携わる者にとって最重要の課題である。
本講演では、力を軸にした科目横断型の教授法を提案する。輪ゴムの弾性力から論を興し、最新の工学的実現
である遠隔手術までを扱う。そこで、力が果たす役割について簡単に示していく。これは早期教育でも英才教育
の勧めでもない。如何にして実験に裏付けられた 科学・技術の全貌 を、より親しみやすく提供するか、という
一つの試みである。
日時:11月5日(土) 14:00∼16:00
会 場:京都薬科大学 本校地 Q31講義室
京都市山科区御陵中内町5番地、 JR・地下鉄東西線・京阪京津線の各「山科駅」から(新)三条通を西へ約10分。
躬行館
JR山科駅
京都薬科大学本校地 三条通
正門 問い合せ先:京薬論集刊行会
〒607-8414 京都市山科区御陵中内町5番地
京都薬科大学 今井千壽教室内 Tel:075(595)4708