開通区間概要 ●新名神高速道路は、新東名高速道路と一体となって東京・名古屋・大阪の三大都市圏を相互に 結び、人の交流と物流を支える大動脈として日本経済をけん引するとともに、東名・名神高速道 路の代替機能を果たす上で不可欠な路線です。延長約174kmのうち、現在までに約60kmが開 通しています。 ●東海環状自動車道は、愛知・岐阜・三重3県の各都市を環状に連結し、新東名・新名神高速道路 や東名・名神高速道路等と一体となって、広域的なネットワークを形成する延長約160kmの高規 格幹線道路です。現在までに約82kmが開通しています。 ●今回開通区間の概要 路 線 名 近畿自動車道名古屋神戸線(新名神高速道路) よっかいちし いさかちょう あぶみだに よっかいちし きたやまちょう なかのやま 開 通 区 間 四日市JCT(三重県四日市市伊坂町字鐙谷) ∼ 新四日市JCT(三重県四日市市北山町字中ノ山) 延長/車線数 4.4km / 4車線 路 一般国道475号 東海環状自動車道 線 名 よっかいちし きたやまちょう なかのやま いなべぐん とういんちょう ながふけ ぬくい 開 通 区 間 新四日市JCT(三重県四日市市北山町字中ノ山) ∼東員IC(三重県員弁郡東員町大字長深字抜井) 延長/車線数 1.4km / 2車線 ■今回開通区間の位置図・状況 全体図 東海環状自動車道 延長約160km 西回り 延長約77km 東回り 延長約76km 関広見IC 平成28年8月11日(木:祝)開通 美濃関JCT 岐阜県 156 延長5.8km 大垣西IC 21 土岐JCT 41 22 養老JCT 19 愛知県 詳細図 258 名古屋 第二環状 自動車道 三重県 155 1 東員IC 新四日市JCT (大安) 豊田東JCT 四日市JCT 306 153 23 伊勢湾岸自動車道 477 新名神高速道路 東員IC 東員IC 421 (菰野) 東名阪自動車道 1 新四日市JCT 新四日市JCT 四日市JCT 23 365 伊勢湾岸自動車道 名古屋西JCT ストック効果① 港湾への所要時間短縮 いなべ市内には多くの企業が立地する工業用地が集積しています。 伊勢湾岸道のH17.3開通により、いなべ市内の産業集積地から名古屋港及び四日市 港までの所要時間が60分以内に改善しています。 今回の開通により、最寄りICが東員ICになり、いなべ市内の産業集積地から名古屋港 及び四日市港までの所要時間が約20分短縮されるなど物流効率化が期待されます。 ■産業集積地の分布と名古屋港・四日市港までのアクセス経路の変化 産業集積地 北名古屋市 北名古屋市 豊山町 豊山町 稲沢市 稲沢市 昭和電線 ケーブルシステム㈱ 海津市 海津市 三井住友金属 鉱山伸銅㈱ トヨタ車体㈱ 清須市 清須市 あま市 あま市 産業集積地 いなべ市 愛西市 愛西市 大治町 大治町 津島市 津島市 名古屋市 ㈱デンソー 蟹江町 蟹江町 桑名市 桑名市 三重精機㈱ 弥富市 弥富市 東員町 東員町 ㈱神戸製鋼所 飛島村 飛島村 木曽岬町 木曽岬町 朝日町 朝日町 菰野町 菰野町 凡 例 工業用地 現在の経路 高速道路 伊勢湾岸道 開通前経路 今回開通区間 四日市市 四日市市 国道 知多市 知多市 ○いなべ市∼四日市港の所要時間 ○いなべ市∼名古屋港の所要時間 80 80分 40 17分短縮 58分 60 一般道 利用 20 桑名東IC 東名阪 伊勢湾岸 利用 0 伊勢湾岸道 開通前 東海市 東海市 川越町 川越町 今回開通後 の経路 現在 41分 東員IC 東海環状 伊勢湾岸 利用 今回 開通後 80 60 40 20 61分 一般道 利用 17分短縮 51分 桑名東IC 東名阪 伊勢湾岸 利用 0 伊勢湾岸道 開通前 現在 34分 東員IC 東海環状 伊勢湾岸 利用 今回 今回 開通後 開通後 データ:民間プローブデータによる混雑時所要時間 ストック効果② 立地企業の輸送における生産性向上 大安IC周辺に立地するA社では、岐阜方面、名古屋・三河方面に毎日多くの物流車両 で完成車や部品を輸送しています。 今回の開通により三河方面の輸送の所要時間が短縮され、輸送における生産性向上 への寄与・物流コストの削減が期待されます。 東海北陸自動車道 ■A社の完成車・部品の物流状況 岐阜県 養老JCT 凡 例 :今回開通区間 :事業区間 :高速道路 :国道 41 22 ( )書きのIC名称は仮称 (養老IC) 19 愛知県 名古屋 第二環状 自動車道 258 (北勢IC) 155 153 (大安IC) 三重県 東員IC 新四日市JCT 四日市JCT 伊勢湾岸自動車道 (菰野IC) 1 23 1 ■今回の開通により期待される効果 【現状:開通前】 いなべ工場 【開通後】 往復 約226分 往復 約260分 1週間の往復回数 18往復 (16時間稼働の場合) いなべ工場 三河方面 1週間の往復回数 21往復 (16時間稼働の場合) 所要時間短縮による運行効率の向上 ●4,000便/週に必要な車両台数(国土交通省試算) 【現状:開通前】 4,000便÷18往復 ⇒ 必要台数:223台 【開通後】 4,000便÷21往復 ⇒ 必要台数:191台 三河方面 沿線地域の開発支援 ストック効果③ 新名神高速道路・東海環状沿線地域(いなべ市)では、高速道路ICからの利便性が向 上することから、平成9年の工事着手から現在までに、新たな工業団地の立地による 開発拡充が確認できます。(企業立地件数は、平成9年から約4倍) 今回の開通により、さらなる沿線地域の開発拡充により、地域経済活性化が期待され ます。 ■新名神高速道路・東海環状自動車道沿線地域の工業団地の立地状況 北名古屋市 北名古屋市 稲沢市 稲沢市 清須市 清須市 海津市 海津市 あま市 あま市 愛西市 愛西市 大治町 大治町 津島市 津島市 (北勢IC) いなべ市 いなべ市 蟹江町 蟹江町 桑名市 桑名市 (大安IC) 弥富市 弥富市 東員町 東員町 飛島村 飛島村 東員IC 木曽岬町 木曽岬町 菰野町 菰野町 朝日町 朝日町 新四日市 JCT (菰野IC) 川越町 川越町 四日市港 四日市市 四日市市 凡 例 :今回開通区間 :事業区間 :高速道路 :国道 :工業団地(完売) :工業団地(分譲中) :工業団地(造成中) 知多市 知多市 ( )書きのIC名称は仮称 20 東員IC∼新四日市JCT H9工事着手 ○いなべ市の工業製造品出荷額等の推移 15,000 約4倍 10 5 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 0 2.5 伊勢湾岸道 H17.3全線開通 12,000 2.0 9,000 1.5 製造品出荷額等の伸び率 (対平成 年比) 15 製造品出荷額等(億円) 立地企業数 累[計 ] 伊勢湾岸道 H17.3全線開通 東員IC∼新四日市JCT H9工事着手 9 6,000 1.0 約2倍 3,000 0.5 0 0.0 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 ○いなべ市の立地企業数の推移 製造品出荷額等 伸び率(対平成9年比) 出典:工業統計調査 今後も広がるネットワーク 新名神高速道路及び東海環状自動車道では、今回の開通に引き続き、今後も開通を 予定しています。 更なる高速道路ネットワークの広がりにより、中部圏のものづくり産業を支援します。 岐阜県 H31年度 美濃関JCT (高富IC) 関広見IC (岐阜IC) (糸貫IC) (大野 神戸IC) H31年度 大垣西IC 土岐JCT 養老JCT H29年度 (養老IC) 名2環 (北勢IC) H30年度 草津JCT (大津JCT) (菰野IC) H30年度 (亀山西JCT) (大安IC) 東員IC 平成28年8月11日(木:祝)開通 新四日市 四日市JCT 伊勢湾岸道 JCT 豊田東JCT 愛知県 凡 例 :今回開通区間 :事業区間 :高速道路 :国道 亀山JCT 三重県 ( )書きのIC名称は仮称 【沿線に進む企業立地】 【東名阪道の渋滞状況】 至 養老JCT 至名古屋 (大安IC) 東海環状自動車道 至 新四日市JCT 大安工業団地 至津 ■新名神に並行する東名阪道では、 渋滞の緩和が期待されます ■東海環状自動車道の西回り区間では、企業立地が 進展しています 今回開通区間の料金 ■東員ICと主要IC間の料金表 ○通常料金 道路名 東名阪自動車道 (距離:km、料金:円) IC名 距離 軽自動車等 普通車 中型車 大型車 特大車 名古屋西 29.1 790 950 1,110 1,460 2,330 四日市 14.7 480 570 650 830 1,270 亀山 35.7 930 1,120 1,320 1,750 2,810 松阪 70.4 1,670 2,050 2,420 3,270 5,340 伊勢 104.1 2,370 2,920 3,470 4,710 7,760 伊勢自動車道 ※ 上記は主要IC間の通常料金のみを表示しています。上記以外のIC間の料金や割引後の料金については、 NEXCO中日本公式Webサイトで改めてお知らせいたします。 ■ETC割引の適用について 割引名称 主な内容 深夜割引 0時∼4時までの間に対象となる道路を走行。30%割引。 平日朝夕割引 (後日還元型) ETCマイレージサービスに事前登録したETCクレジットカード又はETCパーソナルカードを利用 し、6時∼9時までの間、または、17時∼20時までの間に入口または出口料金所を通過。朝、 夕それぞれ最初の1回に限り適用。最大100km走行分まで最大50%を後日還元。 ※月毎の割引対象となる利用回数に応じ還元率を設定。無料走行分として後日還元。 休日割引 土日祝日の0∼24時の間に対象となる道路を走行。軽自動車等または普通車のみ対象。 地方部区間のみ30%割引。 ※割引後の料金は四捨五入により10円単位の端数処理を行いますので、割引率が異なる場合があります。 ※各割引の適用条件やその他の割引等の詳細については、NEXCO中日本公式Webサイトをご確認ください。
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