専攻医登録評価システムの概要

専攻医登録評価システムの概要
2016年7月30日
一般社団法人 日本内科学会
目次
1. システム構築の必要性
・・・ 4
2. システムの概要
・・・ 6
3. システム利⽤フロー
・・・ 8
4. 画面イメージ
・・・ 15
5. システム名
・・・ 27
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1. システム構築の必要性
1) はじめに
国⺠目線に⽴った安全かつ安⼼な医療の質を担保する新制度へ寄与するため、
⼗分に練られた研修プログラムの下、内科を専攻する医師が利便性⾼く、
研修履歴及び実績を登録し、審査を受ける仕組みが求められています。
日本内科学会では、これらを実現すべく、専攻医登録評価システム(研修手帳、
技術・技能評価手帳を実装)を構築しております。
2) 新しい研修制度の全体像
施設側
専攻医
1.指導体制の構築
1.後期研修開始(プログラムへの参加)
2.プログラム申請
2.プログラムにおける研修
3.プログラム認定
3.筆記試験受験
4.プログラム更新
4.新・内科専門医資格取得
5.新・内科指導医資格取得
6.資格更新
新制度下の研修開始に向けて、まずは研修実績を管理する仕組みの整備が必要。
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1. システム構築の必要性
3) 新しい研修の仕組み
症例登録
・専攻医による逐次登録
・指導医による確認、評価
プログラム評価




・専攻医による研修環境
の評価
病歴要約
研修の運用フロー標準化
研修実績の⼀元管理、⻑期的な保管 ・専攻医による登録
・指導医、査読委員による
研修実績の状況や達成度を可視化
形成的評価
研修実績を分析し、
専攻医のさらなる育成、プログラムの改善
専攻医評価
技術・技能
・指導医やメディカルスタッフ
による360度評価
・専攻医による逐次登録
・指導医による確認、評価
4) 新しい研修の関係者数
種別
人数
初年度
5年後
専攻医
3,500
17,500
指導医
21,500
27,500
5,000
5,000
480
800
査読委員
1,600
4,000
評価委員
60
60
32,140
54,860
研修委員会委員⻑
プログラム統括責任者
合計
研修実績として管理すべき項目の多様性と研修に携わる人数の多さを鑑み、
仕組みの実現には、システム構築が不可⽋。
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2. システムの概要
1) 利用イメージ
 全ての利⽤者がインターネットを介してシステムを利⽤する。
 権限設定により、利⽤者がそれぞれの⽴場で情報の登録や参照を可能とする。
Aプログラム
プログラム統括責任者
a 施設
研修委員会委員⻑
指導医
専攻医
Internet
b 施設
研修委員会委員⻑
専攻医
登録評価
システム
指導医
専攻医
Bプログラム
プログラム統括責任者
研修委員会委員⻑
指導医
専攻医
査読委員
評価委員
事務局
2) システム利用料
 専攻医を対象とし、システム利⽤開始時に利⽤料を徴収する。
 ⾦額は、日本内科学会の会員/非会員の区別なく、¥10,000〜¥15,000 程度の想定。
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2. システムの概要
3) システム利用者の役割
システム利用者
利用機能
ボリュームの目安
経験した症例の登録
200件〜/3年
病歴要約の作成
29件〜/3年
経験した技術技能の登録
500件/3年
自己評価
年2回
指導医評価
年2回
プログラム評価
年1回
症例の評価
受持ち専攻医数×200件〜/3年
病歴要約の一次評価
受持ち専攻医数×29件〜/3年
技術技能の評価
受持ち専攻医数×年2回
専攻医評価
受持ち専攻医数×年2回
360度評価(メディカルスタッフ)
受持ち専攻医数×年2回
修了認定
受持ちの専攻医(3年次)
症例の評価
指導した症例数
担当指導医選択承認
自施設の専攻医数(1年次)
病歴要約の二次評価提出承認
自施設の専攻医数(3年次)
技術技能の評価確認
自施設の専攻医数×年2回
専攻医による自己評価確認
自施設の専攻医数×年2回
専攻医による指導医評価確認
自施設の専攻医数×年2回
指導医による専攻医評価確認
自施設の専攻医数×年2回
メディカルスタッフによる360度評価確認
自施設の専攻医数×年2回
指導医の異動承認
随時
専攻医のプログラム参加承認
自プログラムの専攻医数(1年次)
専攻医のプログラム評価確認
自プログラムの専攻医数×年1回
修了認定(最終判定)
自プログラムの専攻医数(3年次)
査読委員
病歴要約の二次評価
2名〜3名(年間)
評価委員
病歴要約の最終評価
数名(年間)
事務局
全体管理
-
専攻医
指導医
担当指導医
プログラム内
症例指導医
研修委員会委員⻑
プログラム統括責任者
プ
ロ
グ
ラ
ム
外
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3. システム利⽤フロー
1) 専攻医登録
② システム利⽤料
⼊⾦
① 参加申請
専攻医
担当指導医
研修委員会委員⻑
プログラム
参加申請
プログラム統括責任者
プログラム
参加承認
⼊⾦
③ 担当指導医選択
⼊⾦確認後
研修委員会の決定に基づき、システム上で担当指導医を選択する。
担当指導医
選択承認
担当指導医
選択
選択承認
通知
担当指導医を変更す
る場合も、研修委員
会委員⻑の承認要
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3. システム利⽤フロー
2) 症例登録
症例指導医が指導した場合
担当指導医が指導した場合
専攻医
症例登録
担当指導医
評価依頼
症例指導医
評価
内容に不備のある場合は差し戻し
症例登録
評価依頼
評価
内容に不備のある場合は差し戻し
《初期研修や他領域における経験症例について》
 システム上に登録可能とする。
 評価フローは通常時と同じ。
 専攻医が登録する際に実際の指導医情報等を⼊⼒し、通常の症例登録とは
区別がつくようにする。
 初期研修の経験症例については、修了要件となる160症例の3割(53件)を
MAXとする。
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3. システム利⽤フロー
3) 病歴要約
① 病歴要約作成〜一次評価
専攻医
病歴要約
作成
担当指導医
評価依頼
一次評価
研修委員会委員⻑
担当指導医が研修
途中で交代した場合、
現在の担当指導医が
評価
内容に不備のある場合は差し戻し
OK
通知
※1年次からでも作成可、作成した病歴要約分繰り返す
② 一次評価の完了
29編選定
評価依頼
通知
一次評価完
了承認依頼
一次評価
完了
条件
・29症例そろっていること
・120症例を登録済みであ
ること
・研修期間が18ヶ月以上
であること
OK
決済依頼
決裁
OK
通知
※二次評価への提出が可能となる
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3. システム利⽤フロー
3) 病歴要約(つづき)
担当指導医
/研修委員会委員⻑
専攻医
二次評価
提出
評価依頼
(システム上で評価委員のマッチング)
査読委員
二次評価
③ 二次評価
内容に不備のある場合は差し戻し
通知
OK
通知
OK / NG 問わず
《初期研修や他領域における経験症例について》
 事前に登録した症例に基づき、病歴要約の作成も可能とする。
 修了要件となる29症例の3割(9件)をMAXとする。
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資料1. システムフロー
4) 技術・技能登録
①専攻医の登録
専攻医
担当指導医
研修委員会委員⻑
技術・技能の習得都度
登録
年2回
②指導医の評価
評価依頼
評価
自己評価と同じタイミングで回付
通知
通知
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3. システム利⽤フロー
5) 研修評価
① 自己評価
専攻医
評価⼊⼒
担当指導医
研修委員会委員⻑
通知
評価シート
出⼒
評価依頼
② 360度評価
(システム外)
評価回収
(システム外)
評価登録
フィードバック
③ 専攻医評価
(システム外)
フィードバック
(システム外)
自己評価・360度評
価の完了後、評価⼊
⼒を可能とする。
評価登録
通知
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3. システム利⽤フロー
5) 研修評価(つづき)
⑤ プログラム評価
④ 指導医評価
専攻医
研修委員会委員⻑
評価⼊⼒
通知
評価⼊⼒
通知
プログラム責任者
通知
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4. 画面イメージ
1) 症例登録(専攻医用)
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4. 画面イメージ
2) 症例評価(指導医用)
専攻医が登録した内容が
表示される
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4. 画面イメージ
3) 病歴要約作成(専攻医用)
症例登録の内容を引き継ぐ
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4. 画面イメージ
3) 病歴要約作成(専攻医用)つづき
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4. 画面イメージ
3) 病歴要約作成(専攻医用)つづき
項目ごとにタブ切替で⼊⼒する
画像添付が可能
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4. 画面イメージ
4) 病歴要約評価(指導医用)
評価する病歴要約に対し全体的なコメントを⼊⼒する
専攻医が作成した
病歴要約を参照できる
タブ単位でのコメントを⼊⼒する
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4. 画面イメージ
5) 技術・技能評価(専攻医用)
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4. 画面イメージ
6) 技術・技能評価(指導医用)
技術・技能の全体的なコメントを⼊⼒する
領域単位でのコメントを⼊⼒する
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4. 画面イメージ
7) 自己評価(専攻医用)
8) 専攻医評価(指導医用)
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4. 画面イメージ
9) 指導医評価(専攻医用)
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4. 画面イメージ
10) プログラム評価(専攻医用)
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4. 画面イメージ
11) 360度評価(指導医用)
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5. システム名
システム名
J-OSLER(ジェイ・オスラー)
Online system for Standardized Log
of Evaluation and Registration
of specialty training system
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