伊勢市滞納管理システム導入業務委託に係るプロポーザル参加仕様書

資料1
伊勢市滞納管理システム導入業務委託に係るプロポーザル参加仕様書
1
委託業務の概要
1.1
委託業務名
伊勢市滞納管理システム導入業務委託
1.2
目的
伊勢市(以下「本市」という。
)では税債権など、公債権の滞納整理業務を行うにあた
り、債務者との折衝や催告、実態調査、滞納処分等について伊勢市総合住民情報システ
ム(以下、「基幹システム」という。)を活用してきているが、新たに滞納管理システム
(以下、
「本システム」という。
)を導入し、滞納者情報の管理体制を充実させることで、
事務の効率化を図り、更なる徴収率の向上を図ることを目的とする。
1.3
契約期間
契約の日(平成28年10月上旬を想定)~ 平成29年3月31日
1.4
試行運用開始予定日
平成29年3月15日
1.5
運用開始予定日
平成29年4月1日
1.6
運用期間
平成29年4月1日~平成34年3月31日
1.7
業務履行場所
伊勢市役所本庁舎
(以下プリンタのみ使用)
二見総合支所、小俣総合支所、御薗総合支所
神社支所、大湊支所、浜郷支所、宮本支所、豊浜支所
北浜支所、城田支所、四郷支所、沼木支所
なお、記載以外の受託者の作業場所は、受託者の負担と責任において確保するこ
ととし、受託者の申請により本市が認めた場所とする。
1.8
委託業務の内容
伊勢市滞納管理システム導入業務委託(以下「本業務委託」という。)の内容は次のと
おりであり、詳細については本書の各章を参照すること。
(1) システム構築
1
本システムは、委託仕様書の「3.業務システム概要」に記載する業務システムを基本
に構築することとし、設計、開発、本番稼動までのテストや導入作業を含むすべての工
程管理およびドキュメント整備を行うこと。
(2) 付帯作業
本書に示す各種用件に従い、次の各種付帯作業を行うこと。
① 基幹システムからの、本システムの稼動に必要な全てのデータの移行
② 移行データに関しては、分析及びテスト作業を必ず行い、不足分については作成す
ることとする。なお、受託者が全ての作業及び費用負担を行うものとする。
③ 基幹システムとのデータ連携
④ システムの利用に関するシステム管理者、市職員を対象とした稼動前研修
(3) ハードウェア等納入
本書に示す各種要件に従い、本システムの稼動に必要となる次のハードウェア・ソ
フトウェア製品等を調達し設置調整を行うこと。
①サーバ関連機器等一式(ハードウェア及びソフトウェア製品を含む)
② クライアント一式(20 台。ハードウェア及びソフトウェア製品を含む)
③ その他業務に必要な機器については、現状の作業環境を考慮し必要台数を納入
すること。
なお、本件のハードウェア・ソフトウェア製品及び本システムの稼動に必要なク
ライアントについては買い取りとする。
(4) 成果物及び納入物件
①
本業務委託作業実施報告書
・・・・・・・・・・ 3部
a システム設計書(基本設計、詳細設計、システム機能仕様及び基盤設計等の
内容が記述されていること)
b システム構成図(ハード・ソフト・ネットワーク・基幹システム連携につい
ての内容が記述されていること)
c システム操作マニュアル及び管理マニュアル
d クライアント設定マニュアル及び設定用プログラム
e 停電用対応マニュアル
f データ移行結果報告書
g システムテスト結果報告書
h 打ち合わせ記録簿類
ⅰ システム運用規定(体制・分担・ルール等)
②
ハードウェア等(上記参照)
③
稼動システム(実行プログラム等)・・・・・・・・・・
④
研修テキスト類
⑤
その他、本業務委託の実施に関する資料
一式
・・・・・・・・・・ 必要部数(別途定める)
・・・・・・・・・・
3部
・ 全ての資料の様式は、A4とすること(図面等は除く)
。
2
・ なお、提出する書類については、併せて電子データの入った媒体を2部納品
するものとする。
1.9
契約上限額
提案見積書においては、本システムの導入経費のほか、本システムの運用保守業
務に係る費用についても記載するが、システムの導入経費において、契約可能な上
限額を次のとおりとする。
24,586,000 円(税抜額)
2
システム構築の基本方針
2.1 基本方針
① 他自治体において稼動実績のあるベースシステムを本市の業務運用に支障をきたさ
ないようシステムの機能強化を行い、利便性・操作性の向上、安定稼動を確保し、業務
処理工程の改善を図り市民サービスの向上に繋げるものとする。
② 本市が本システムを利用し業務を遂行する上で関係する法令及び伊勢市の条例等が、
システム内に反映されており、租税債権の徴収業務が滞りなく運営できるシステムと
する。
③ 本システムについては、運用開始から5年間以上の使用に耐え得る構成とし、その間
の維持保守を保証できるものとする。
④ 住民サービスに支障をきたすことのないよう、安全かつ確実なシステム構築を最優先
事項とし、安定稼動を確保し、システムの利便性・操作性の向上、職員負担の軽減につ
いても充分に配慮した導入業務を行う。
⑤ 本システムについては、既存の他システムのサーバ機器やクライアント端末への共存
を認めない。
⑥ 本システムにおいては、本市との協議により定めるデータレイアウトでのデータ抽出
が可能なものとする。また、基幹システムとの連携を容易に行えるようにする。
⑦ 本システムにおいては、市職員がデータ入出力作業等を容易に行えるようにすること。
⑧ 本システムの構築にあたっては、原則として本システムの稼動に必要なデータは漏れ
なく基幹システムから移行するものとする。なお、移行データについては、十分な精査・
検証を行うものとし、基幹システムが保持していないデータを追加する等の本システム
への格納に必要な加工作業を実施するものとする。
⑨ 本システムの安定稼働確認のための試行運用及びシステムを利用するシステム管理
者及び市職員を対象とした稼働前研修を実施すること。
⑩ 本業務を履行するにあたっては、伊勢市個人情報保護条例及び同条例施行規則ならび
に伊勢市特定個人情報の安全管理に関する基本方針及び伊勢市個人情報の適切な管理
のための措置に関する指針を遵守し、これらの規定等に基づく守秘義務及び個人情報の
適正な維持管理を行う義務を負うものとする。
⑪ 守秘義務
3
(1) 受託者は、この契約の履行により知り得た情報を、一切第三者に漏らしてはなら
ないものとし、契約期間終了後又は、従事者の職を退いた後も同様とする。
また、そのために必要な措置を受託者にて講じなければならない。
(2) 本市が提供する資料は、原則として閲覧によることとし、日時については事前に
本市と調整のうえ行うものとする。
2.2 その他事項
① 本システムの使用については、買取方式により5年間以上利用するものとする。
② 本委託業務完了後の、システムの保守については、伊勢市滞納管理システム導入業務
委託仕様書 12.2 の保守内容のとおりとし、別途システム保守契約を長期継続締結する
ものとする。
③ 本システムは、保守性を重視することからWeb方式のアプリケーション導入を前提
とし、端末依存度の高いクライアントサーバ方式は不可とする。
④ 滞納の発生から処分の着手、換価、配当までを一元管理し、
「滞納管理システム機能要件」
及び「委託仕様書_別紙 3(帳票一覧)」に示す機能を有するシステムであること。
(管理対象科目)
市県民税(普通徴収、特別徴収)
、軽自動車税、固定資産税・都市計画税、法人市民税
⑤ 市県民税(普通徴収、特別徴収)、軽自動車税、固定資産税・都市計画税、法人市民税の
ほか、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料、保育料、下水道使用料、下水
道事業受益者負担金など、他の市債権についても管理できる仕組みを有していること。
⑥ 将来の人口増にも対応したシステム設計になっていること。
⑦ プロポーザルの参加者は、人口規模 10 万人以上の自治体に対し、本システムの導入実績
があること。
⑧ 操作が容易であり、各担当者、管理者が滞納整理状況を把握し易く、計画の履行を支援で
きるシステムであること。
⑨ バージョンアップにて最新機能を提供できること。
⑩ クライアント端末については、システム運用開始予定日現在において、一般的な流通
ルートで入手可能なOS及びブラウザを採用していること。
⑪ システム運用開始予定日までに、施行及び適用されている関係法令等について対応し
ていること。
⑫ 既存の庁内ネットワークにて利用が可能であること。
⑬ システムを構成するハードウェア・ソフトウェア・ミドルウェアは、可能な限り業界
標準とし、日本語によるサポートが可能なものであること。
⑭ システム構築、データ移行及びシステムテストにかかる環境は受託者が整備すること。
⑮ システム構築は受託者が行い、かつ本市の指定する仕様(機能要件、スケジュール、
サービス基準等)に準拠するとともに、本市と随時協議して構築すること。
⑯ システムを構築する上で疑義が生じた場合は、直ちに本市と協議すること。
3
業務委託の基本事項
4
(1) 本業務委託の選定はプロポーザル方式を採用する。
(2) 本業務委託に係るプロポーザル(以下「本プロポーザル」という。
)での選定の方法
は、以下の要件に基づいて評価を行うこととする。
① システム機能評価
② 企画提案評価
③ 提案見積評価
(3) 選定結果の通知
① 選定結果は、本プロポーザル参加者全員に文書にて通知する。
② 選定に対する一切の問い合わせ及び異議申し立ては受け付けない。
(4) 選定スケジュール
① 本プロポーザル参加申込期限
平成 28 年 7 月 19 日
② 本プロポーザル参加決定通知
平成 28 年 7 月 20 日迄
③ 質疑受付期限
平成 28 年 8 月 1 日
④ 質疑に対する回答期限
平成 28 年 8 月 12 日
⑤ 企画提案書、提案見積書及び付属資料の提出期限
平成 28 年 8 月 26 日
⑥ プレゼンテーションの日程通知
平成 28 年 8 月 30 日頃
⑦ プレゼンテーション
平成 28 年 9 月 7 日、8 日、9 日のいずれか
⑧ 決定 ~ 選定結果通知
4
平成 28 年 9 月中旬
選定方法
提案見積価格のうち導入経費が予定価格の制限範囲内にある者を対象に選定を行う
ものとする。
本市にとって最適なシステムを選定するため、下記の評価を行い、評価結果を数値
化する採点方式を採用し、各評価点を加算した総合点数が最も高い得点のシステム提
案を選定し、その提案者を契約候補者とする。
総合点数 = 機能評価点 + 提案評価点 + 価格評価点
順位点 : 1 位-5 点、2 位-3 点、3 位-1 点、4 位以下-0 点
(1) システム機能評価
システム機能評価については、本市が求める機能要件に対する提案システムの適合
度合いを別紙「システム機能調査票」に基づき評価し、
「機能評価点」を与える。
要求項目毎に「標準装備」
、「オプションで対応(調達),
(作成)」
、「カスタマイ
ズで対応(レベル1),
(レベル2)
」、
「代替案にて対応(レベル1),
(レベル2)
」、
「対
応不可」の8区分で回答を求める。
(2)企画提案評価
企画提案評価については、
「プロポーザル選定基準」に示す評価基準に基づき、企画
5
提案書による提案内容を評価し、
「提案評価点」を与える。
(3) 提案見積評価
提案見積評価については、
「プロポーザル選定基準」に示す計算式に基づき提案見積
価格を評価し、
「価格評価点」を与える。
提案見積価格は、本業務委託における導入経費と、システム運用保守業務委託の契
約予定期間である平成 29 年 4 月 1 日から 60 ヶ月の維持管理経費及び次期システムへ
の移行に伴うデータ移行や業務引継ぎ費用の合計とする。
(4) 契約候補者の選定方法
各選定委員ごとに、上記の(1)~(3)の評価により与えた評価点を加算した総合点
数により「順位点」を付け、その順位点の合計点が最も高い得点の提案者を契約候補
者とする。
ただし、次に該当する場合は、契約候補者とはしないものとする。
企画提案評価のうち、
「提出資料記載要領」の別紙「企画提案書等記載依頼事項」にお
いて、重要項目に指定している小項目について、各選定委員の採点を平均した点数(各
委員採点合計/委員人数)が基準点(5点)に満たない場合
(5) 順位点の最も高い者が2以上あるとき(同点のとき)の対応
以下の順で契約候補者とする。
① 「提案評価点」及び「機能評価点」の合計点が高い者
② 「提案評価点」の合計点が高い者
③ 「提案見積価格」の低い者
④「以上においても同点の場合は、くじ引きにより契約候補者を決定する。
5
プレゼンテーション
企画提案書等の提出後、プレゼンテーションを実施する。
(1) プレゼンテーションの日時
平成 28 年 9 月 7 日、8 日、9 日のいずれかで予定しているが、日時、場所、要領等
の詳細については、平成 28 年 8 月 30 日頃に通知する。
(2) プレゼンテーションにおける留意事項
・プレゼンテーションの説明は、受託した際に予定している本委託業務全体のプロジ
ェクトリーダーが行うこと。
・プレゼンテーションの時間は30分以内とし、質疑応答も含め80分以内とする。
・プレゼンテーションに必要となる機器・備品類は提案者が準備するものとする。
・上記80分とは別に各社、準備20分以内、片付けは10分以内とする。
・プレゼンテーションの日程については、市が抽選により決定し、追って通知する。
6
・プレゼンテーションは、非公開とする。
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提出を求める資料について
(1) 提出資料の種類
① 伊勢市滞納管理システム導入業務委託に係るシステム機能調査票
② 伊勢市滞納管理システム導入業務委託に係る企画提案書
③ 伊勢市滞納管理システム導入業務委託に係る提案見積書
(以下「提案見積書」という。
)
④ 上記①②③を補足する付属資料
(2) 提出資料の作成数量
作成数量については、別紙「提出資料記載要領」を参照すること。
(3) 提出資料の記載内容等
記載方法及び作成要領については、別紙「提出資料記載要領」を参照すること。
(4) 提出資料に関する留意事項
次のいずれかに該当するときは、その者の提案は無効とする。
① 本プロポーザルに参加する資格の無い者が提案したとき。
② 同一事項の企画提案に対して2以上の企画提案を提出したとき。
③ 提案者が他人の提案の代理をしたとき。
④ 企画提案に際して談合等の不正行為があったとき。
⑤ 提案見積書の金額、住所、氏名、印章、もしくは重要な文字の誤脱、又は判読し
がたい提案見積書及び金額を訂正した提案見積書を提出したとき。
⑥ その他、本市があらかじめ指示した事項に違反したとき及び提案者に求められ
る義務を履行しなかったとき。
(5) 資料の提出期限等
○ 提出期限
平成 28 年 8 月 26 日(金)15 時まで(必着)
※必ず持参により提出すること(郵送等不可)
。
○ 提出先
伊勢市総務部収納推進課
納税推進係
(伊勢市役所本庁舎 1F)
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質疑応答
質疑事項の取り扱いについては、下記のとおりとする。
(1) 質疑受付期限
平成 28 年 8 月 1 日(月)正午まで
(2) 質疑の方法
伊勢市総務部収納推進課
納税推進係あてに、様式1「質疑用紙」を電子メールに
添付して行うこと。質疑に必要な資料等がある場合は、あわせて添付すること。
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○ 電子メールアドレス:[email protected]
○ 電子メール件名
:【質疑】伊勢市滞納管理システム-提案者名
○ 質疑用紙ファイル名:【質疑】伊勢市滞納管理システム-提案者名.doc
※質疑メールの本市への到着確認を「10 担当課」まで電話にて行うこと。
※2件目以降の質疑については、その2、その3のように件名、ファイル名を変更す
ること。
(3) 質疑に対する回答
平成 28 年 8 月 12 日(金)までに、提案者全員に対し、全ての質疑の回答を順次電
子メールにて通知する。なお、質疑者に対する個別の回答は行わない。
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委託契約
契約候補者となった業者と、予定価格内において委託契約を締結する。契約内容の
詳細については、契約候補者と提案内容も含め、十分な協議のうえ決定する。
ただし、当該業者に対し、指名停止等の欠落事項が生じた場合は契約しない場合が
ある。
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その他
(1) この提案に必要な経費は、すべて提案者の負担とする。
(2) 提出書類等の受付後の内容変更は認めない。
(3) 提出された提案書類等は、原則として返却しない。
(4) 参加表明後に提案を辞退する場合は、その旨を記載した書面(様式自由)を提出す
ること。なお、参加の辞退により何らの不利益は伴わない。
(5) 期限までに提案書類等の提出がない場合は失格とする。
(6) 提出書類の著作権等の取り扱いについては、提案者に帰属する。ただし、本市は選
定等この事業に関し必要と認められる用途について、提案書類の一部または全部を無
償で使用できるものとする。
(7) 提出された提案書類等については、
「伊勢市情報公開条例」に基づき情報公開の対象と
なる。従って、提出される書類において、法人に関する情報(いわゆる企業秘密等に
該当するもの)にはその旨を明記すること。
(8) 本市から提示する各種資料については、本プロポーザル以外に使用することを禁止
する。
10
担当課
伊勢市総務部収納推進課
〒516-8601
納税推進係
担当者:奥山
三重県伊勢市岩渕 1 丁目 7 番 29 号
TEL:0596-21-5536
FAX:0596-21-5535
E-mail:[email protected]
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