講座名 パワー半導体モジュールと設計例 予定講師名 (3日目1限) 高橋 良和 講義の概要 アブストラク パワー半導体モジュールの構造について実物を用いながら説明し、パワーエレクトロニクス機器 に適用するために必要な電気回路設計、熱設計および信頼性設計に関し学ぶ。 項目 1.イントロ パワー半導体モジュールの特徴と最新応用製品に関する説明をする。 2.パワー半導体モジュールの構造と電気的特性 一般的に産業用のインバータやハイブリッドカー用のインバータの構成にはパワー半導体モ ジュールを採用している。Si-IGBTやSiC-MOSなどのパワー半導体モジュールとはSi-IGBTチッ プやダイオードチップもしくは最新のSiC-MOSFETやSiCショットキーダイオードを複数個パッ ケージに実装しているものであり、①大電流化、高耐圧化が容易 ②高放熱化が容易などの特 長がある。 本講義では、実際のパワー半導体モジュールを観察しながら、構造、電気的配線技術につい て詳細に説明する。 3.パワー半導体モジュールを用いたパワーエレクトロニクス製品の設計例 最新のパワー半導体モジュールである、IGBTモジュールやSiC-MOSモジュールをパワー エレクトロニクス製品に適用する場合の電気的な注意点や熱的、構造的、信頼性的な注意点を 説明する。また、最新のパワーエレクトロニクス製品の実物の解体を通して上記の注意点がどの ように設計に落とし込まれているかを学ぶ。 講師が最も訴えたいこと/期待したいこと 本講義では低損失化が期待される次世代のIGBTや高温化、高周波化が可能なSiCを実装した パワー半導体モジュール技術について実デバイスを用いながら説明する。 次にこれらの次世代パワー半導体モジュールを適用するための電気的、構造的、熱的な注意 点を示し、実際のパワーエレクトロニクス製品への適用例を実インバータを観察することにより学 ぶ。 これらの学習が今後、受講者の皆さんが革新的で高効率なパワーエレクトロニクス機器を実現 するために役立てば幸いである。 講師の自己紹介(プロフィール) 経歴等 1982年 早稲田大学理工学部卒業と同時に富士電機株式会社入社 1998年工学博士 2012年から技術開発本部電子デバイス研究所次世代モジュール開発センター長 2016年から電子デバイス事業本部技師長、次世代パワー半導体モジュール研究・開発 2009年から早稲田大学総合機械工学科非常勤講師、2013年から山梨大学客員教授 電気学会、応用物理学会、日本デザイン学会の会員、エレクトロニクス実装学会理事 趣味・信条等 常にCreative, Innovativeであれ スポーツ観戦(学生スポーツ)、ゴルフ、読書
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