農業経営体の育成 1 考え方 集落の農地を守り、効率的な農業経営を持続的に行うことが可能な経営体として、集 落営農法人の設立を推進します。 重点推進集落を選定し、集落営農法人設立に向けた話し合い活動を支援するとともに、 設立された法人の経営安定を図るため、農地集積支援、新たな品目の導入支援等の活動 を展開します。 2 平成 27 年度の取組 (1) 各地区での法人設立支援 営農の組織化に積極的に取り組む意向のある7集落(三隅地域2集落、長門地域2集 落、日置地域2集落、油谷地域1集落)を重点推進地区に選定し、対象ごとに合意形成 の進度に応じた話し合いの支援を行いました。 各集落で引き続き協議を重ねた結果、平成 27 年3月に、長門市渋木地区に農事組合 法人「花尾伝農舎」が、日置地区で農事組合法人「きずな」(黄波戸口集落)が相次 いで設立総会を開催し、その他の地区でも法人化に向け積極的な検討が進んでいます。 (2) 効率的な営農に向けた農地集積の推進支援 一市一農場推進室と連携した農地中間管理機構事業のPR、農地に関するアンケー ト調査を踏まえ集積を働きかけた結果、法人など担い手への農地集積面積は 886ha と なり順調に増加しています。 (3) 法人設立後の新たな品目の導入支援 設立後の法人に対し、労力の分散・活用と経営安定の促進を図るため、飼料用米及 び加工用キャベツを中心とした新たな品目の導入を支援しました。 実需者である地元の深川養鶏農業協同組合と連携して飼料用米の拡大を支援した結 果、平成 27 年は 186ha うち法人分 69ha(平成 26 年度は 82.2ha、32ha)で栽培され、 大幅に面積が拡大しました。また、水稲などと作業の分散が可能な加工用キャベツは、 管内の3法人で取り組み、契約出荷量の 22tを確保しました。 (農)きずな 設立総会 (3 月 29 日 黄波戸口転作センター) 加工用キャベツ出荷先での視察研修 (12 月9日 (株)サラダクラブ現地)
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