スミカフレックス 480HQ

スミカフレックス
タイプ:
480HQ
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン
特 色:
スミカフレックス 480HQ は、特殊官能基変性されたエマルジョン
です。特殊官能基の反応により優れた耐熱水性が得られます。また官能
基は、種々化合物との反応性に優れるため、各種添加剤によるエマルジ
ョン粒子表面の修飾が可能です。
主用途:
接着剤全般
代表物性:
外観
乳白色
不揮発分
(%)
54±1
粘度
(mPa・s)
2000∼5000
PH
2∼5
平均粒子径
(μm)
1.0
密度
(g/cm3)
1.07
MFT
(℃)
0
粒子荷電
ノニオン
機械安定性
良好
Tg
(℃)
0
引張強度
(MPa)
13.8
引張伸び
(%)
560
<技術資料:スミカフレックス
480HQ>
1.グレードの位置付け
スミカフレックス
(粘度
400HQ
スミカフレックス
1100∼1600mPa・s)
(粘度
汎用VAEエマルジョン
480HQ
2000∼5000mPa・s)
特殊官能基変性
VAEエマルジョン
2.エマルジョン物性
エマルジョン物性
外観
乳白色
不揮発分
(%)
54±1
粘度
(mPa・s)
2000∼5000
PH
2∼5
平均粒子径
(μm)
1.0
密度
(g/cm3)
1.07
MFT
(℃)
0
粒子荷電
ノニオン
機械安定性
良好
Tg
(℃)
0
2.フィルム物性
(1)フィルム強伸度(代表値)
常態
S-480HQ
S-400HQ
560
550
13.8
12.7
伸度(%)
700
600
抗張力(MPa)
2.3
3.3
伸度(%)
抗張力(MPa)
耐水
測定条件
フィルム厚み:約0.15mm(23℃×65%RH、7日間乾燥し成膜)
フィルム形状:ダンベル3号
常
態
:23℃×65%RH×7日間乾燥後そのまま測定
耐
水
:水浸漬 24 時間(23℃)、濡れたまま測定
引張強度
:500mm/min
3.応用例
(1)カルプ合板接着性
S-480HQ
S-400HQ
常態強度
(N/25mm)
カルプ材破
カルプ材破
耐水強度
(N/25mm)
カルプ材破
カルプ材破
JASⅡ類浸漬はく離
良好
良好
JASⅠ類浸漬はく離
良好
はく離(90%)
試験条件
カルプシート
:
ライオンボード
合
:
ラワン合板 JAS1類1等3mm 厚
板
接着剤配合
: エマルジョン/DBE/炭酸カルシウム
=100/5/10wt 部
130g/m2
塗布量
:
Wet
圧
締
:
50kg/30cm×30cm、20時間(23℃×65%RH)
養
生
:
解圧後 6 日間(23℃×65%RH)
常態強度
: 25mm 幅カット後、そのままで速度 100mm/min、180°剥離
耐水強度
:
水浸漬 20 時間後、濡れたまま速度 100mm/min、180°剥離
JASⅡ類浸漬はく離
: 試験片を75mm角にカットし、カルプ部分に十字の切れ込み
を入れる。この試験片を70℃の温水に2時間浸漬した後、
60℃の温度で3時間乾燥する。試験片のはく離状態を観察。
JASⅠ類浸漬はく離
: 試験片を75mm角にカットし、カルプ部分に十字の切れ込み
を入れる。この試験片を沸騰水中に4時間浸漬した後、60℃
の温度で20時間乾燥し、これを沸騰水中に4時間浸漬し、更
に60℃の温度で3時間乾燥する。試験片のはく離状態を観察。
S-400HQ
S-480HQ
耐煮沸性能
<試験条件>
:JAS Ⅱ類
約 90% はく離
はく離5%以下