自然体験ゲーム

自然体験ゲーム
活動時間
1、5 ∼3時間
自然体験ゲーム は、五感を使って自然を直接体験するプログラム(
野外活動)です。四季折々
に、森でも、海辺でも、ちょっとした広場でも、子どもと大人が一緒に自然とふれあうことができ
ます。
[活動プログラム例]
①体を動かしながら楽しく遊ぶ活動的なゲーム
<コウモリとガ>
ねらい
食う食われるの関係を実際に体験し
ながら自然界の約束を学びます。
エ)コウモリは超音波のかわりに「バット
(英語 ・コウモリ)」と言い、ガは超音波
を反射させるかわりに「モズ(ガ)」
と大きく応えます。
オ)コウモリは、声の聞こえてくる方向を
頼りにガを捕まえます。ガは、声を出
しながら円内を自由に逃げ回ります。
カ)コウモリに捕まったガは壁になります。
キ)感想を話し合いながら、自然界の「食
う、食われる」の関係について話ます。
②五感をとぎすませて、自然への感覚を広げる
<フィールドビンゴ>
必要なもの/バンダナ
場
所/平らな広場
人
数/6∼30人
対 象 年 齢/5歳以上
実 施 時 間/20∼40分
ねらい
五感を使って自然からの発見
や感動を得ます。
ゲームの方法
ア)全員で円になります。
イ)コウモリとガについて話します。
「コウモリは、昼間は家のすき間や洞窟に
隠れています。夜になると空を飛びなが
ら、虫を捕らえて食べます。特にガは大
好物です。コウモリは目があまりよく見
えませんが、超音波という高い声を出し
てガを捕らえます。
ウ)コウモリ役の人(1人)とガの役(数名)
が円の中に入り、コウモリは目隠しを
します。
必要なもの/カード、筆記用具
場
所/どこでも
人
数/制限なし
対 象 年 齢/親子であれば4才以上
実 施 時 間 /30∼60分
ゲームの方法
ア)フィールドビンゴカードと筆記用具を配り
ビンゴゲームのルールを説明します。
a.見つけたものに○をつける。
b.タテ、ヨコ、ナナメに○が一列に並んだ
ら「ビンゴ!」
イ)フィールドビンゴカードに書かれている宝
物を一つ一つ確認し、最後に「本日のスペ
シャル」を発表します 。「本日のスペシャ
ル」はそのフィールドや季節にあったもの
を選びます。
エ)数枚の写真をとったら、カメラマンとカ
メラは交代して、写真を撮ります。
オ)お互いに撮り終わったら、自分がカメラ
の時に心に焼き付けた中で、一番印象深
いものを一枚、カードに描いてカメラマ
ンにみてもらいます。感想などを話し合
います。
④みんなの素敵な自然体験をわかちあうゲーム
<サイレントウォーク>
ねらい
ウ)探す範囲と集合時間(合図 )、場所を決め
てからスタートします。
言葉を使わずに、自然のさま
ざまな姿に気づき、その感動
をわかちあいます。
エ)集合時間がきたら、再び集合して、どんな
ものを見つけたか、何本のビンゴができた
かなどを話し合います。
鳥や虫など生き物たちを驚かせた
り、傷つけたりしないよう 静かに
探しましょう。
③自然の中に静かに浸り、自然への共感や一体
感を得るようなゲーム
〈カメラゲーム〉
ねらい
自然を瞬間的にみることで、普段は
気づかない自然の美しさに気づき、
分かち合います。
必要なもの/カード、筆記用具
場
所/目をつむって歩ける場所
人
数/二人ペアで何人でも
(小学校低学年は大人とペアで)
対 象 年 齢/5才以上
実 施 時 間/20∼40分
ゲームの方法
ア)二人組になり、一人が「カメラ役」、もう
一人が「カメラマン役」になります。カメ
ラ役になった人は目を閉じます。
イ)カメラマンは、カメラの手をとって、自分
が撮りたいと思うものの前に連れていきま
す 。「カシャッ」と言いながらカメラ役の
肩をたたくのが、シャッターの合図です。
ウ)カメラは、シャッターの合図とともに大き
く目を開き、目の前のものをしっかりと心
に焼き付けます。そして、3秒後に、再び
「カシャッ」という声で肩をたたかれたら、
カメラは目を閉じます。
必要なもの/特になし
場
所/公園や雑木林で
散策路があるところで
人
数/50人以内
対 象 年 齢/4才以上
実 施 時 間 /30∼50分
ゲームの方法
ア)みんなで共通のサインを決めます 。(例
えば、虫に関係したものは親指、花に関
係したものは人差し指、おもしろいもの
は小指というサイン)
イ)スタートとゴールの場所を決めます。
ウ)2人1組(グループでもよい)でスター
トし、ゴールするまでの間は、サインや
ジェスチャーだけでお互いの意思を伝え
あいます。声を出しての会話は一切しま
せん。
エ)ゴールに着いたら、どんなものを見つけ
たかなどについてみんなで話し合います
リーダーがおもしろいもの 、美しい
ものなどを参加者にサインとジェス
チャーで伝えながらコースを歩いて
もよいでしょう。