取扱説明書 - AgIC

一液式導電性接着剤
4. 接着剤をシリンジに入れる
小袋の角から接着剤を移動させ、接着剤の入った部分の角を1mm程度切り
取ります。切り取った角をピストンを外したシリンジの後部に5mm程度押し
込んで、0.3ml注入してください。
取扱説明書
製品仕様
粘度
密度
100 Pa・s (23℃)
2.37 g/cm 3
体積抵抗率
タックフリータイム
硬化条件
シア強度
80℃ 60分、または23℃ 24時間
1.2 MPa (Cu x 3216 Sn)
切り取る
切り口1mm
3.5 × 10 -3 Ω・cm
5分 (23℃, 50% RH)
1. 内容物の確認
1.0mlの表示
シリンジ 2本
シリンジ用ニードル 4本
ピストン
接着剤パック0.6ml 1袋
(シリンジ2本分の容量です)
保管用シリコンゴム 1個
注入の目安
後部から見て1.0mlのところ
まで注入してください。
5. 接着剤を針先まで押し込む
接着剤が針先まで充填されるよう、ピストンを後ろから押し込んでください。
2. ニードルをシリンジにはめる
シリンジに針先をねじ込みながら力いっぱい押し込んでください。
※押し込みが弱いと接着剤を出すときに針先が外れて危険です。
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ピストン
注意
針 先 がしっかりはまって
いないとニードルが 外れ
てしまいます。必ず片手で
ニードルをおさえて 押し
込んでください。
6. 接着剤パックを保管する
3. 接着剤パックを揉む
接着剤パックを20回程度揉んでよく混ぜてください。
袋内に残った接着剤を劣化させないために、口部分をぬぐって折り返し、
テープ等で止め、プラスチックパック等に入れすみやかに冷凍庫に保管して
ください。※開封した接着剤パックは一ヶ月をめどに使い切ってください。
7. 接着剤が出るかを確認する
接着剤で回路が意図せず繋がってしまった場合
接着剤が充填されているシリンジのピストンを押し、接着剤を先端から少し
出してください。※一度強く手で押し込むと、しばらく接着剤が出続けます。
誤って接着剤が他の部品やパターンにつ
くと回路が正常に作動しなくなる可能性
があります。ティッシュや綿棒で押し付
けるように接着剤を拭き取って、接着剤
が繋がらないようにしてください。
接着剤
9. 使用中のシリンジを保管する
接着が終わり、接着剤が余っていた場合、導電性接着剤の針先をシリコン
ゴムに刺して冷凍庫に保管してください。※シリンジに詰め替えた接着剤
は一週間をめどに使い切ってください。
!
注意
ニードルが外れることがあるの
で必ず片手をニードルに添えて
作業してください。
シリコンゴム
8. 接着剤で電子部品を実装する
方法Ⅰ
①接着したいパターンに接着剤をつけてください。
接着剤
10. 接着剤を硬化させる
常温の場合、平らな状態で24時間以上静置すると、接着剤が硬化し、導電
性が発現します。※ヒーター等を用い、底面を80℃で加温しながら静置す
ると、1時間程度で硬化が完了します。
②部品をずれないように載せ、軽く垂直方向に押し当て、接着します。
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注意
硬化時間は目安です。
塗布量が多い場合は、2倍程度の
時間で処理してください。
11. 冷凍保存した接着剤を再度使用する
方法Ⅱ
①粘着力が弱いテープで仮止めしたあと、部品の足部分と接着したい
パターンを覆うように接着します。
再利用する際、袋の口やニードルの先端部分が硬化している場合は、袋の別
の部分を切ったり、予備のニードルに取り換える等してご使用ください。
※使い終わったシリンジ本体、消耗部品を廃棄するときは、各自治体の指示
に従って廃棄してください。
取り換え
②接着剤が硬化したのを確認して、指やピンセット等で抑えながら部品が
取れないようにゆっくりテープを剥がします。※硬化 方法は項目10を
参照してください。
切り取る
会社情報
販売:AgIC株式会社
〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-18ハイテク本郷ビル1F
問い合わせ先:[email protected]
https://agic.cc