平成 28 年 8 月 9 日 各 位 会 社 名 ダブル・スコープ株式会社 代表者名 代表取締役社長 崔 元 根 (コ ー ド 番 号 6619 東 証 第 一 部 ) 問合せ先 取 締 役 CFO 兼 経 営 企 画 本 部 長 竹 ( T E L 0 3 - 居 5 4 3 6 - 邦 彦 7 1 5 5 ) 中期経営計画『Vision 2018』策定に関するお知らせ ダブル・スコープ株式会社(以下、WS)では、2015 年 8 月公表の中期経営計画を更新し、2018 年 12 月 期までの中期経営計画『Vision 2018』を策定いたしましたので、概要を以下のとおりお知らせいたします。 当社は現在の生産規模を倍増する設備投資計画に取り組んでおります。当社グループがメンブレンフ ィルム専業メーカーとして更に加速してリーディングカンパニーを目指すにあたり、中期経営計画 『Vision 2018』を策定いたし、これからの 10 年に向けて、当社グループの持続的な成長と企業価値の最 大化を図ってまいります。 当中期経営計画では、既存のセパレータ事業の拡張および新規事業への取り組みをベースとした成長 戦略を実行することにより、目標としての計数計画を掲げております。 記 1. ビジョン メンブレンフィルム専業メーカーとして、リーディングカンパニーを目指します。 2. 成長への基本戦略 ① リチウムイオン電池用セパレータ事業 リチウムイオン電池は、民生用途においては容量拡大およびアプリケーション多様化による需要の増加、 車載用途においては世界的な電気自動車・プラグインハイブリッドカーなどの市場拡大による急速な市場 拡大が見込まれております。これらを受け WS が生産するリチウムイオン電池用セパレータ市場において も顕著な成長が予想されます。これらを前提に以下の基本戦略により成長を指向していきます。 ・湿式セパレータの特徴を活かし技術動向にあった製品に注力 ・生産性向上・量産効果による価格競争力向上と利益率の両立 ・顧客への供給責任を果たす為に持続的かつ積極的なライン投資を実施 ・リチウムイオン電池メーカーグローバルトップ 10 社顧客との取引拡大 ② 新規事業への取り組み 現時点で事業はリチウムイオン電池用セパレータに留まっていますが、メンブレンフィルムの新用途への 参入を目指し、新規事業に取り組んでおります。具体的には、リチウムイオンキャパシタ、レドックスフ ロー用電池、燃料電池など産業用途、淡水化用イオン交換フィルターやメディカル用途への展開を検討し ております。 これらを前提に以下の基本戦略により成長を指向していきます。 ・セパレータで培った生産技術を最大限に活用 ・独自技術確立のため、公的助成金を活用し研究開発を実施 ・潜在顧客との協業により用途開発を効率的に進行 3. 設備投資計画 WS では既存敷地(第一区画・第二区画合計で約 110,000 ㎡)に加え第三区画(約 200,000 ㎡)を確保し ております。 これらによりWS のセパレータ用生産ラインでは16 本程度の拡張余地を確保しております。 2016 年 7 月末現在 6 本のラインが稼働中であり、今後 3 年間で 5 本のメインラインの増設、コーティン グラインへの投資により、顧客への供給責任と顧客ニーズへの対応を果たしていきます。 具体的な設備投資計画は以下を想定しています。 ・WS 第三世代のメインラインを積極展開し、生産性向上と供給能力拡大を実現 ・2018 年末の生産能力は 250%以上(2015 年末比)を目標 ・3 年間における設備投資総額は 185 億円以上、研究開発費予算は 15 億円以上を想定 4. 計数目標(連結ベース) 2015 年 12 月期(実績) 2016 年 12 月期(予想) 2017 年 12 月期(計画) 2018 年 12 月期(計画) 売上高 7,488 百万円 10,000 百万円 13,000 百万円 17,000 百万円以上 営業利益率 25.6% 26.0% 20.0%以上 20.0%以上 ROE 15.6% 14.0% 12.0%以上 12.0%以上 115.0 105.0 110.0 100.0 1,050.0 1,050.0 11.0% 20.0%以下 前提条件 円対 1 米ドル 121.1 円対1,000 ウォン 107.0 ウォン対1米ドル 1,131.5 税負担率 10.9% 上期 111.6 下期 105.0 上期 94.4 下期 100.0 上期 1,182.2 下期 1,050.0 20.0%以下 ※2017 年 12 月期(計画)は、2015 年 8 月公表値から営業利益率、ROE を変更しております。 本資料に記載されている将来の業績に関する予想、計画等は現時点で入手可能な情報に基づいて 作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる可能性があります。 以 上
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