区民環境委員会資料 平成28年5月18日 区民文化部文化・国際交流課 公益財団法人板橋区文化・国際交流財団経営計画 2018 について(概要) 1 計画策定の背景 板橋区は、持続的な発展を担保する健全な財政基盤を確立し、経営の質の向上を図 るため経営革新計画を策定し、その後も区政経営の最適化を目指した「いたばし未来 創造プラン経営革新編」により、改革に取り組んできた。今般、これらの基本的な考 え方、方向性を継承した「いたばし№1 実現プラン 2018(行財政経営計画編) 」を策 定し、さらなる改革を推進しているところであり、その中で、区が関係する公益法人 に対する要請として、経営計画の策定及びその着実な実行を求めている。 これを受け、公益財団法人板橋区文化・国際交流財団は経営計画 2018 を策定し、 区民のための文化芸術の振興や国際交流の推進を図りつつ、取り巻く経営環境の変化 や時代の要請に的確に対応するため、今後の経営の方向性と経営戦略を示し、持続的 な事業展開の展望と課題を区に示した。 2 公益財団法人板橋区文化・国際交流財団経営計画 2018 の概要 (1) 計画期間 平成 28 年度から平成 30 年度までの 3 か年 (2) 財務状況の推移 年度 (単位:千円) 収入 支出 収支差 期末残高 23 132,763 142,938 △10,175 28,890 24 130,358 114,515 15,843 44,733 25 111,648 107,934 3,714 48,448 26 110,257 118,908 △8,601 39,847 27 見込 115,213 137,647 △22,434 17,413 (3) 経営戦略 ① 協働と連携の推進 これまでの取り組みの実効性を高めるとともに、区民ニーズに合わせ、関係団体 や民間企業との協働により実施する事業を増やしていく。 ② 事業の再構築 費用対効果の高い事業を「選択と集中」により、バランス良く実施していく。 ③ 財務状況の改善 公益財務基準を遵守しながら、区民に負担をかけずに収入を増やすための方策の 実現とコストの削減により、自主性を高めていく。 ④ 組織体制の強化 区と協議を重ね、派遣職員減らし、その人件費分の補助金化等により、専門職の 雇用が実現できるよう検討を進めていく。 (4) 計画プログラム ① 文化事業 ・区、指定管理者との連携調整 ・公益法人等との共催事業の拡大 ・文化事業の見直し ・広告宣伝活動の強化 ・事業収支の改善 ② 国際交流事業 ・国際交流事業の見直し ・東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組 ・区民文化祭への参加 ③ 管理費 事務諸経費の削減 ④ 組織体制 専門職の登用 ⑤ 財務運営 民間企業等から寄与・協賛等の拡大 (5) 収支状況の見直し(平成 28 年度~平成 30 年度) 事業の再構築などにより実施事業を見直していくため、収支ともに 29 年度にかけ て減少するが、収入の増加と支出の減少に努め自主財源比率、収益率アップを図る。 (単位:千円) 項 収 目 28年度 29年度 30年度 入(A) 108,258 95,400 96,400 内 区補助金 57,382 57,400 57,400 40,376 38,000 39,000 訳 特定資産取崩 10,500 0 0 自主財源比率(B/A) 37.3% 39.8% 40.5% 116,973 100,000 99,000 34.5% 38.0% 39.4% △8,715 △4,600 △2,600 8,698 4,098 1,498 自主財源(B) 支出(C) 収益率(B/C) 収支差額 流動資産期末残高 (6) 長期的な展望 区民のための文化芸術振興や国際交流の推進を図りつつ、長期的に経営を継続し ていくためには、絶えず諸課題を解決していく必要がある。また、事業計画を踏ま えた効率的な運営体制については、本計画の進行状況を確認・精査したうえで区と の協議を重ね、組織改正や財団のあり方を含め、次期計画の策定に向け検討を進め ていく。
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