~ 「本物を知る」 ということ

柳
学 校 だ よ り
風
≪蘇州日本人学校教育目標≫
未来に向かい
明るく
元気で
~
心豊かな子どもの育成
第131号
平成28年 7月16日
【 発行者 】
蘇州日本人学校
校長 杉田康之
「本物を知る」 ということ ~
先日、蘇州日本人会における一大イベントである、蘇州夏祭りが盛
大に行われました。子どもも大人もみんな一つになって、素晴らしい
盛り上がりでした。この祭りの陰には、夏祭り実行委員はもちろんの
こと、スポーツサークルなどの、沢山のバックアップがありました。
また、我が、PTA 本部、盆踊り指導、着付けボランティアの皆様は学
校に何度も足を運んでいただきました。心から感謝申し上げます。
さて、いよいよ明日から子どもたちが楽しみにしている長い休みに
入り、学校生活を離れて生活することになります。せっかくの機会で
すからこの夏休みに、保護者の方々から子どもたちに「本物」を伝えて
いただけたらと思います。そのためには、お父さん、お母さん方が、
中国での仕事や生活をするうえで培われてきた、企画力と行動力が鍵
を握ることになります。
たとえば、建設ラッシュが続いている中国蘇州を一緒に散歩しなが
ら、クレーンがどうやって建材を持ち上げるのか、建物の柱はどうや
って組むのかなど、立ち止まって話題にしてみると面白いでしょう。
地下鉄をどうやって通すのか、お客を呼ぶためのお店の立地やサービ
スのあり方。いっそのこと、ご自分の工場(会社)訪問など…。これ
は、どちらかというとお父さんの得意分野かもしれません。また、食
べ物も同じです。イカのリング揚げは子どもの大好物ですが、驚いた
ことに何故リングの形になっているのかを知らない子がいます。イカ
のもとの形を見たことがない子も多いのです。それならば、丸ごとイカを買ってきて、はらわたを取り
出し、輪切りにして、子どもと一緒に料理するのも本物体験です。私たちが生き物から命をもらいなが
ら、生きることを実感させる食育にもつながるはずです。これは、お母さんに分があるでしょうか。
本校では、「本物」に会わせようと、宇宙飛行士やプロ野球選手、紙飛行機ギネスチャンピオンなどを
お招きしてきました。世界(宇宙)の第一線で活躍する方々の、生の声を子どもたちに聞いてもらいた
かったからです。しかし実は、子どもたちにとってもっと身近に、「本物」は存在するのです。しかも、
世界中で一番、子どもたちの成長を願っている方々…。それは、お父さん、お母さん方なのです。
自分の身は自分で守り、有意義な夏休みを!】
①
②
③
④
⑤
⑥
交通事故(中国の交通ルール、無音の電動バイク)
水の事故(中国や旅行先での、プール、川、海等)
火の事故(中国での花火の見物、自分で行う花火)
人の事故(知らない人についていかない)
問題行動(子どもだけで遠出や外泊等をしない)
金銭関係(計画的なお小遣いの使用)
小
四
《夏祭りデザイン》
小五 小菅亜門 君
大
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