資料1 妊娠の届出、乳幼児健診について 内閣官房IT総合戦略室 平成28年8月3日 妊娠の届出について 1 ワンストップ化の検討【妊娠の届出】 【現状の把握】 ■大半の市町村において、妊娠の届出時に、母子健康手帳、母子健康手帳副読本、妊婦健診の受診券 その他各種制度のお知らせを渡しているほか、アンケートを実施する等して妊婦の身体的・精神的・社会的 状況について把握し、必要に応じて保健師等の専門職が面談を行うこととしている。 ■既に電子申請での届出を可能としている市町村も存在するが、届出の提出を電子申請にて行えるのみで、 母子健康手帳受け取りのために来庁が必要な運用としている市町村や、 電子申請について「平日時間が ない住民のための手段」と位置づけ、あくまで窓口での申請を優先するよう勧奨している市町村もある。 子育てワンストップサービスにおける検討 ■既存の電子申請と同様に、来庁を基本としつつも、オンラインで妊娠の届出が行えるよう検討する。 ⇒ケースによっては、母子健康手帳等の郵送による交付も可とする方向で検討する。 ■妊娠の届出の機会に保健師等が妊婦の状況を把握し、可能な限り早期に必要な支援につなげている現在の 市町村での運用状況を踏まえ、オンラインでアンケートを行える仕組みや、面談のための既存の来庁予約 システム等との連携におけるプッシュ通知機能の活用を検討。 ■予めオンラインでアンケートを行っておくことで、保健師等が面談に向けた準備を行うことも可能。 ⇒より妊婦の状況に寄り添ったきめ細やかなケアが可能になる。 2 乳幼児健診について 3 ワンストップ化の検討【乳幼児健康診査】 【現状の把握】 ■ 1歳6か月健診及び3歳健診は、母子保健法第12条に基づき市町村の法定義務として、すべての市町村に おいて実施されているが、その他の時期の健診については、市町村によって実施状況が異なっている。 ■健診の実施方法は市町村によって異なり、医療機関で個別に健診を実施する場合(個別健診)と市町村保健 センター等で集団で健診を実施する場合(集団健診)とがある。 ■乳幼児健診のお知らせは、受診券とともに、郵送で行っている市町村が大半。 ■平成26年度の受診率は、1歳6か月健診95.5%、3歳児健診94.1%となっている。 子育てワンストップサービスにおける検討 ■プッシュ通知及び返信機能の活用 ⇒子どもの年齢に応じて必要となる健診をお知らせし、受診漏れをできるだけ防ぐとともに、受診できなか った場合の状況確認や再調整等における連絡手段としても活用が可能。 4 (再掲)母子保健 妊娠の届出・母子健康手帳の交付 ・妊娠をした者は、速やかに妊娠の届出を行うこととされており、妊娠の届出をし た者に対し、保健師等による面談を行った上で、母子健康手帳の交付をしてい る。 ・妊娠の届出時に妊婦健診の受診票が交付されるため、その後の妊婦健診の ための個別の手続は不要。 ・また、届出時の面談等の情報をもとに訪問指導を行うため、妊産婦訪問指導 のための個別の手続も不要。 手続き例 妊娠の届出 必要書類例 予防接種 ワクチンごとに適切な接種年齢(月齢)や接種回数などが 定められており、乳幼児のうちに約20回程度の接種があ る。 妊娠届出書 出生届・出生連絡票・低体重児の届出 ・出生連絡票とは、自治体独自の取組として、出生届とは別に、出生の情報を 母子保健担当部署が早期に把握するために提出を求めているもの・ ・2500グラム未満の乳児が出生した場合に届け出ることとされている低体重児 の届出は、この出生連絡票と併せて届け出ることとしている場合が多い。 乳幼児健康診査 ・子どもの病気の予防と病気の早期発見、そして健康保持と増進を目的として 健診を実施。1歳6か月児、3歳児の健診は法定義務。その他の乳幼児に対して は必要に応じて、自治体ごとに実施。 ・出生届等をもとに乳幼児健診の案内を個別にしており、乳幼児健診にあたって の手続は不要。 必要書類例 不要 対象者に個別 手続き例 にお知らせ 5
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